休職中に退職する時の伝え方!退職金・雇用保険やメールの例文についても
仕事を休職中に退職をしようか考えている人も少なからずいらっしゃいます。会社に行けない程の状態で、診断書を病院からもらう事もあるでしょう。雇用保険などから出るお金について、退職するにあたっての自然な伝え方や、メールなどで連絡しても良いのかなどを調べていきましょう。
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目次
退職前に休職するメリット・デメリットは?
退職前に休職するメリット
退職前に休職すると、休職中に次の職業や職場について、考える時間をしっかりと取る事ができます。毎日仕事をしながら、休みの日に次の仕事を探しに行く方は多いです。ほとんどの方が、その様なハードな職探しをしています。しかし、少ない休日をつぶして次の仕事を探すのは骨が折れますね。
次の仕事をの探している期間が長くなると、職探しに疲れてきしまうので、妥協する事柄が増えていってしまいます。休職してから職探しをする事で、妥協する要素が増えるのを防ぐ事ができます。1つ1つしっかり考えてから行動できるので、自分の希望に沿った場所をじっくり探せます。
体が限界で耐えられないから退職したいと考えている場合、退職前に休職する事で、心身のリフレッシュをする事ができます。もし今の仕事が好きで続けたいのであれば、まとまった休みを取る事で疲労をキレイに取ってしまいましょう。ある程度の期間しっかり休めば、万全な状態で仕事に復帰する事ができます。
退職前に休職するデメリット
退職前に休職するデメリットとして1番負担になるのは、休職中は給与が支払われない事です。休職は自分の都合で会社を休む為、給与としての賃金が発生しないのです。有給休暇が残っている方は、上手く活用しながら休職をすると良いですね。休業中にもらえる金銭としては、傷病手当というものがあります。
これは、会社とは関係のない怪我や病気が原因で、会社を休むと支払われます。給与がない時に、健康保険から支払われる物なので、怪我などが原因ならば収入が一切なくなる事はありません。もしも会社が原因で長期的に休んでしまうのなら、休業補償給付という、労災保険の給付金を受け取る事になります。
スキルアップの為の留学や、ボランティアで休む場合は収入がなくなってしまうので、計画を立てて貯蓄しておきましょう。逆に、普段はあまり意識していない、社会保険料の支払いを言い渡される事もあります。給与は貰えなくとも、保険料の支払いが残る事もあるので注意が必要です。
休職中に退職する時の注意点は?
休職中に退職する時期に注意
休職中に退職しようと思ったなら、早い内から会社に報告をします。その理由としては、退職を受理される時期によって、退職の種類が変わってしまう可能性があるからです。席をおいている会社の就業規則によりますが、大抵の就業規則にはこの様な物があります。
「休職期間後に職場復帰できない時は、雇用契約の打ち切りができる」という物です。休職期間後の退職は、自然退職と呼ばれ、仕事を辞めても失業保険が受け取れない事があります。普段の給料の6~8割程度が受け取れるので、休職期間中に退職を決意したならメールでも良いので、できるだけ早く会社に報告しましょう。
体調不良のときは診断書を準備しておく
休職中に退職を決意したという事は、会社に行けない位に体調に支障をきたしているのでしょう。もしそうならば、病院に行った時に診断書を書いてもらっておきましょう。会社に退職を申し出る時に、診断書の提出を言い渡される事もあります。必ず会社に渡さなくてはならない物ではないですが、診断書は準備しておきましょう。
もし会社から言われなくても、診断書を渡す事で退職理由が分かりやすくなり、退職時の書類に理由を記載する時にスムーズです。大きい会社だと、人事に1人1人の個人情報が細かく伝わっている事は少なく、同じ事を何度も説明しなくてはならない事もありますね。
退職するのに必要な書類と一緒に、病院からの診断書を提出しておけば、一目で退職理由を分かってもらえます。自分の勤めている会社が大きかったり、部署が細かく分かれている時には、診断書を前もって準備しておきます。
退職金や雇用保険からの給付金を受け取る時の注意
休職中に滞りなく退職の手続き等をしていても、雇用保険からの失業給付金が受け取れない場合もあります。それは「ケガや病気を患っており、今なお就業する事ができない場合」です。失業給付金とは、体に支障がなく、仕事がしたいけど見つからない状態の時に受け取る事ができる物です。
「働きたいけれど、まだケガが治っていなくて働けない。」という状態であれば、給付金を受け取る事はできません。しかし、その間の失業給付金が受け取れないのは辛いですね。離職して30日以上病気などで働けない場合、その日数分の受給期間の延長をする事ができます。その間受け取る事ができるのは退職金のみになります。
ハローワークで延長手続きをした後に失業給付金を受け取る事で、自分の予定通りの額を貰う事ができる様になります。退職後も暫く休まないといけない時は、受給期間の延長手続きが可能かどうかを、きちんと調べておきましょう。
休職中に退職する時の伝え方は?
会社へ報告する時の伝え方
休職中に退職の手続きをする場合、誰に連絡をするべきでしょうか。絶対に伝えておかないといけないのが、会社の人事を受け持っている人です。電話はもちろんの事、人事権のある人にメールなど形に残る物で伝えておく事で、伝達ミスで退職依頼が伝わっていないという事が防げます。
直接会えるのであれば、1度会って自分の状況を説明し、退職の旨を伝えます。会社によって必要な物が多少変わるので、どうしても会社に行けない場合は、電話やメールで確認をしておきましょう。
自分から会社に行けない時は、会社と良好な関係であれば、人事の人が来てくれる場合もあります。その時は遠慮せずに来て貰いましょう。顔を合わせた時に、来て貰ったお礼と、迷惑を掛けてしまった謝罪をします。その上で退職の準備を進めていきましょう。
会社に行けない時は電話やメールで退職の旨を伝える
退職する時は、休職中でも1度会社に出向いて直接伝えるのが、理想的な伝え方です。しかし中には、どうしても会社に行けない状態の人もいます。ケガなどで物理的に動けないという人もいれば、就業中に精神的に追い詰められて、会社に対して拒否反応を起こしてしまう人もいます。
そういう人であれば、無理に会社に行かなくとも良いのです。退職する意思の伝え方は電話やメールでも良いので、早く伝える事を心がけましょう。電話・メールで退職の連絡をしたら、その後は退職届を会社に郵送しなくてはいけません。
退職届を郵送する時は、添え状を一緒に送ります。その上で、きちんと相手に届いた事が分かる様に、配達証明郵便として送りましょう。郵便物の重さで切手の金額が変わるので、窓口で金額を聞いて切手を貼ると間違いがなくて良いですね。
休職中に退職する場合は退職届を提出する
休職中にどうしても退職をしたい、会社に戻る事が困難だと申し出た場合、提出しなければならない物がありますね。それは「退職届」です。ここで覚えておきたいのが、「退職願」ではなく「退職届」を提出するという事です。この2つには大きな違いがあるのですが、ご存知でしょうか?
この2つの決定的な違いは、「自分で仕事を辞めると決めているかどうか」にあります。学生時代にアルバイトをやっていたなら、辞める時に「退職願」を提出していたはずです。一般の企業においても、辞める時は退職願を出します。退職願とは、相手にお願いをしている事になるので、最終決定は会社が行っている事になります。
一方で退職届とは、自分で辞めると決めていて、会社には辞めるという報告をしている事になります。角が立たない様に退職願を出すのが一般的ですが、あくまでそれは健康な人の場合です。どうしても会社に行けない事情があるのなら、人事部の人に相談をして、提出するのは退職届にします。
自然な形での退職を意識する
退職するのであれば、たとえ今休職中であっても禍根を残さない様に退職の手続きをしましょう。「もう会う事はないから」と思って、退職時に雑な辞め方をしてしまうと大変です。接点が一切なくなると思っていても、それはあくまで現時点での話です。もしかしたら今後、全然違う場所でばったり会うかもしれません。
その時に、お互いギクシャクしてしまう様な関係になっていたら、心が疲れてしまいますね。仕事を辞める時の、大変だったという気持ちを思い出してしまうかもしれません。退職をする時は、周りの人の気持ちにも気を遣いつつ、自然に去っていけるように心がけましょう。
それは分かっていても、どうしてもすぐに辞めたい時だってありますよね。今後の事なんて考えてもいられない程、今すぐに退職したい事もあるはずです。そこまで思い詰めている時は、思い切って即日退職をしてみるのも良いでしょう。できれば避けたい事ですが、自分を大切にする為にも一考する価値のある行動です。
退職届の書き方・テンプレートは?
退職届を書く準備
休職して時間がある内に、退職届の準備をしておきましょう。ギリギリになってしまうと、何か不備があった時にやり直す事ができなくなってしまいます。最後の最後に慌てない為にも、早い内から準備をしていきます。
- ・B5の白の便箋(なければA4でも可)
- ・白の封筒
- ・ボールペン(文字が消えない物)
退職届を書くのに必要な物
使用する便箋は、罫線があってもなくてもかまいません。しかし手紙を書く事に慣れていなければ、罫線の入っている物の方が書きやすいです。封筒は無地で、できれば袋が2重になっている物を選びます。
筆記具は、消えないボールペンを使用します。鉛筆や消せるボールペンを使って書くと、書き直さなくてはならない場合もあります。また、誰でも消せてしまう為、日付や文章の改ざんが簡単にできてしまいます。そんな事はされないでしょうけれど、気を付けるに越したことはありませんね。
退職届の内容
休職中に書く退職届の内容とは、どの様な物でしょうか。書面の構成や、文章のほとんどは退職願と同じです。しかし所々違う所があるので、気を付けて書いていきましょう。
- ・タイトル(退職届)
- ・書き出し(私儀)
- ・退職理由
- ・退職の日付
- ・提出日
- ・自分の氏名・所属している部署名
- ・宛名
退職届に書く事
- 11番右の行の真ん中に「退職届」と書きます。
- 2行を変え、下の方に「私儀(わたくしぎ)」と書きます。
- 3自己都合退職であれば、退職理由は「一身上の都合」としておきます。
- 4退職の日付は、前もって会社の人と決めた日付を書きます。
- 5宛名は、会社の中で一番上の人、社長などの名前を書きます。
退職届の書き方
私儀とは、「私の事ですが」という意味で、渡す相手に対してへりくだった表現として使います。そして退職理由は、自分の都合で退職する場合は、一貫して「一身上の都合」としておきましょう。もしも会社の都合であったり、会社都合退職として退職をするのであれば、きちんと理由を書かなくてはいけません。
最後に宛名を書きますが、この時に書くのは会社の最高責任者の名前です。退職するにあたって、対応をしてくれたのは人事部の人や人事権を持つ人でしょう。しかし退職届は、会社に対して提出する物なので、会社の一番上に立つ人の名前を書きます。代表責任者とは中々会う機会がなくても、間違えないでくださいね。
休職中にしっかり考えてから退職しよう
休職中に周りをしっかり見つめ直して、退職した方が良いかどうかを選びましょう。一度退職してしまえば、同じ様には元の会社に行けないですよね。辞めてしまってから後悔をしない様に、ゆっくりじっくり考えてから、メールをしたり直接会社に足を運んだりして下さい。
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