メールを送るの敬語は?送ってもらうや届くの丁寧語や謙譲語の送信例も

「メールを送る」「メール(手紙)を送ってもらう」「送ってください」の敬語表現を正確に知っていますか?「お送りいたします」は代表的な敬語表現ですが、それ以外にも謙譲語や丁寧語で表す表現方法もあります。メール以外にも荷物や送迎をする場合で同じ表現を使うことができるのでぜひ参考にしてください。

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メールを送るの敬語表現は?

メールを送るの敬語表現①メールをお送りいたします

3人の会社員

メールを送るの敬語表現の1つ目は「メールをお送りいたします」という表現です。「メールをお送りいたします」という表現は謙譲語表現です。謙譲語とは、相手に対して自分がへりくだって敬意を表す種類の敬語です。そのため謙譲語は、ビジネスにおけるさまざまなシーンで活用できる敬語の種類に該当します。

メールを送ることを相手に伝える場合には、相手が目上や取引先だという状況が少なくありません。またメールを送信する相手方が複数の場合は一番目上で立場が上の人に合わせて言葉を選ぶことになります。そのため「メールをお送りいたします」という表現はビジネスでは進んで使っていきたい表現です。

メールを送るの敬語表現②メールを送信いたします

2人でミーティング

メールを送るの敬語表現の2つ目は「メールを送信いたします」という表現です。「メールをお送りいたします」という表現と同じ意味合いで使いますが、「メールを送信いたします」という表現の方がよりフォーマルな響きがある表現です。微妙なニュアンスの違いではありますが使い分けたい表現になります。

メールを送るの敬語表現③~の件でご連絡でございます

ハートとキーボード

メールを送るの敬語表現の3つ目は「~の件でご連絡でございます」という表現です。「~の件でメールをお送りいたします」という言い回しと同じ意味合いで使われる表現になります。もちろん「連絡」という言葉はメールだけではなく手紙や電話等、様々な手段に使われる表現なので同義にならない場合もあります。

「~の件でご連絡でございます」という表現は、連絡する内容がまとまっていて明確な場合には「~の件でメールをお送りいたします」という表現よりも多く使われます。しかし未来日にメールを送る意味合いの場合には「~の件でメールをお送りいたします」を使うので使い分けに注意しましょう。

メールを送るの敬語を使う際のポイント


メールを送るの敬語を使う際のポイント①丁寧語と謙譲語を使い分ける

ミーティング中の風景

メールを送るの敬語を使う際のポイントの1つ目は、丁寧語と謙譲語を使い分けることです。メールに限らず手紙やビジネス文章、あるいは会話のシーンにおいても丁寧語と謙譲語を使い分けることは大切です。何故なら謙譲語の方が丁寧ですが、謙譲語だと過度な敬語表現になるので丁寧語が適切な場面も少なくないからです。

メールを送るのは自分自身なので相手方を高めて敬意を示す尊敬語の表現は基本的にこのようなシーンでは使いません。そのため、その状況に応じて謙譲語表現がいいのか、尊敬語表現がいいのかはしっかり判断して使い分けるようにしましょう。ただし迷ったら謙譲語を使った方が相手に対して失礼はないので覚えておきましょう。

メールを送るの敬語を使う際のポイント②手紙や文書と同様丁寧な表現を使う

手紙と便せん

メールを送るの敬語を使う際のポイントの2つ目は、手紙や文書と同様丁寧な表現を使うことです。現在ではTwitterやLine等のSNSが盛り上がってきているのでメールを使うシーンはビジネスに限定されることが少なくありません。

だからこそメールを送るの敬語や、メールを送る際の敬語や手紙や文章同様の丁寧さが求められます。例えば手紙を書く際には書き直しが効かないので、より丁寧で失礼のない言い回しを選ぶことになります。また、字も丁寧に書いて最大限相手が読みやすいように気を配ります。

今はメールがあるので手紙を書かなくなりましたがメールも気をつけるポイントは同じです。手紙を書く時とおなじような心構えで、丁寧な文章と相手に対して心地よく伝わる表現を選ぶべきです。メールを書く際には手紙やビジネス文書を書く時と同じ丁寧さを意識し、またメールは文面が後々に残ることも十分に認識しましょう。

メールを送るの敬語を使う際のポイント③相手に失礼にならないかを考える

3人で作業中

メールを送るの敬語を使う際のポイントの3つ目は、相手に失礼にならないかを考えることです。メールを送るの敬語の使い方には様々な種類があり、一歩間違えれば相手に対して失礼な表現になる可能性もあります。最も気をつけたいのが、相手に強制感を与える表現です。


「メールを送りますので確認してください」「メールをお送りいたしますのでご確認ください」という2つの表現はいずれも丁寧ですが強制感があります。「メールをお送りいたしますので、お手すきの際にご確認いただけましたら幸いでございます」という表現が相手に対して心象良く、また失礼なく伝わります。

メールを送るの敬語の使い方・例も

メールを送るの敬語の使い方や例①メールをお送りいたします

2人で握手

メールを送るの敬語の使い方や例の1つ目として「メールをお送りいたします」という表現を紹介します。例えば「いつもお世話になっております。資料を添付の上メールをお送りいたしますので、ご査収のほどお願いいたします」といった形で使われます。

例文のような形で「メールをお送りいたします」で読点を打って止めるような使い方ではなく、「いたしますので」といった形で他の文章に続けて使う方が相手に対して印象良く伝わる表現になります。例文のような使い方を意識して使うようにしましょう。

メールを送るの敬語の使い方や例②メールを送信いたします

笑顔の女性重役

メールを送るの敬語の使い方や例の2つ目として「メールを送信いたします」という表現を紹介します。この表現は「いつもお世話になっております。追って研修資料を添付したメールを送信いたしますので今しばらくお待ちくださいませ」といった形で使います。

「メールをお送りいたします」という表現同様、他の文章に続けて使った方がいい表現です。そのため、例文のような使い方を意識すると相手に失礼なく使うことができます。また、確認等の依頼の文章につなげる場合には依頼の文章は「お願いしたく存じます」などといった強制感の出ない表現を意識しましょう。

メールを送るの敬語の使い方や例③~の件でご連絡でございます

笑顔の会社員

メールを送るの敬語の使い方や例の3つ目として「~の件でご連絡でございます」という表現を紹介します。例えば「来週開催の研修会における送迎の件でのご連絡でございます」といった形で使われます。

例文のように何か連絡したい件があって「ございます」という形で止めたい場合には「メールをお送りいたします」といった表現よりも多用したい言い回しになります。メールに「ご連絡でございます」と記せば「連絡」はメールであることがほとんどの場合、当然に推測されます。

メールを送るの敬語の使い方や例④送迎の申し出

笑顔の男性

メールを送るの敬語の使い方や例の4つ目として、送迎の申し出の場合を紹介します。例えば「来週の社内研修会における送迎のご提案でメールいたしました」といった形で使われます。

送迎のような、具体的に何かをメールで送る場合には「ご連絡いたしました」という表現が使いやすいと先述していますが、例文のように「送迎のご提案でメールいたしました」といった言い回しを使うことも可能です。また「送迎の件でメールをお送りいたしました」といった形で過去形にすると同じような意味合いになります。

ただしここで注意したいのが「メールさせていただきました」という言い回しです。この表現は状況によっては適している敬語表現なのですが、多くの場合は相手に失礼なニュアンスを与える可能性のある敬語表現です。また「メール差し上げました」という表現も同じなので、十分に注意して使い分けるようにしましょう。

メールを送ってもらう時や届く際の敬語表現は

メールを送ってもらう時や届く際の敬語表現①送ってください

笑顔の男性会社員

メールを送ってもらう時や届く際の敬語表現の1つ目は「送ってください」です。「先日の研修会の報告についてメールを送ってください」といった使い方ができます。送ってくださいという表現は丁寧語表現にあたるので謙譲語表現での依頼に比べると丁寧さが足りないと思われることもありますが決してそんなことはありません。

謙譲語だと相手に対してへりくだり過ぎる場合があり、状況に合わない場合もあります。そのため丁寧語の表現と謙譲語の表現は状況によって使い分ける必要があります。手紙や文書の中では尊敬語や丁寧語をよく使いますが、普段社内においてメールの送信を依頼する場合には「送ってください」で十分でしょう。

ちなみに「メールを送ってください」と依頼される場合にはその宛先が重要視される場合も少なくありません。そんな時にはBCCというメールの機能が有効であり、下記の関連記事ではその機能について詳しく紹介されています。ビジネスパーソンにおすすめの内容ですので、こちらも是非チェックしてみてください!

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メールを送ってもらう時や届く際の敬語表現②お送りください

眼鏡の会社員

メールを送ってもらう時や届く際の敬語表現の2つ目は「お送りください」です。「来週開催の会議の出欠に関してメールをお送りください」といった形で使われます。しかし「お送りください」という表現については使う相手は基本的に目上であり、相手方に対して強制感を与える失礼な言い回しだと感じる可能性があります。

そのため「お送りください」という表現は相手に失礼にならないかどうかを考えて使うべきでしょう。また、より丁寧な表現を使いたいのであれば「お送りいただきたく存じます」「お送りいただけましたら幸いです」といった表現を使うと強制感なく相手に丁寧な印象になります。ただし丁寧過ぎる場合もあり注意が必要です。

メールを送ってもらう時や届く際の敬語表現③ご連絡をお待ちしております

立ち尽くす会社員

メールを送ってもらう時や届く際の敬語表現の3つ目は「ご連絡をお待ちしております」です。この表現は直接的にメールの送信を依頼していないのですが、メールを送ってもらう場合にその意味合いを込めてよく使う表現になります。何故ならメールを待っているということは、メールを送って欲しいことを表すからです。

「メールをお送りください」という表現のように、直接的に伝えると角が立つ場合も少なくありません。そのためこのような婉曲的な敬語表現も覚えておくと表現の幅が広がります。状況に応じて丁寧過ぎず、また相手方が心地よく感じる敬語表現を意識して使っていくようにしましょう。

メールを送る際に使う敬語には細心の注意を払おう!

メールを送る際の敬語表現として謙譲語である「メールをお送りいたします」や丁寧語の「メールを送ってください」といった表現をはじめとして、送迎等の状況別で例文もまじえてその使い方を紹介してきました。また手紙や文書を送るのと同様、そういった表現を使う場合には非常に丁寧さが求められることも説明してきました。

ここで紹介したことを今後ビジネスにおいてメールを送る場合に役立ててもらえたらうれしいです。敬語表現に不足があるとビジネスでのコミュニケーションに齟齬が出る場合もあり、それは手紙や会話でも同じです。ここで紹介したことを実践すれば敬語のバリエーションを増やすことにもなります。実践を意識してみてください!


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