基本給の平均は?手取りとの違いや大卒や30歳サラリーマンの相場も
今回は、基本給についてご紹介します!基本給の平均や手取りとの違い。また、大卒や30歳サラリーマンの手取りや、年収の相場など、年齢別にもご紹介します。気になるけどなかなか聞けない給料についてご紹介するので良かったら今後の転職や職探しの参考にしてみてください。
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基本給とは?給料や手取りとの違いも
基本給とは手当などを除いた基本賃金のこと
基本給とは、給料として渡されるものの中から住宅手当や残業手当などのさまざまな手当を除いた基本賃金のことです。基本給の中には、会社に勤続した年数や年齢などによって決められる「属人給」、仕事上の役割や能力によって決められる「仕事給」があります。それぞれの金額は、会社や企業ごとにはっきり決められています。
基本賃金なので、昇給などがない限りは一定額のままですが、手当などとは異なり、毎月必ず決められた金額が支給されます。また、基本給に似た言葉で「月給」という言葉がありますが、月給は「基本給+変動しない手当」のことです。会社や企業によっては基本給を月給として扱っていることもあるので注意が必要です。
基本給は変動することがなく、確実に支給される金額です。就職活動や転職を考えている場合に「月給」や「年収」ではなく、基本給を参考にして考えてみるのも良いかもしれません。ちなみに、この基本給ですが、国家公務員の場合は呼び名が変わり「俸給(ほうきゅう)」と言います。基本給と一緒に覚えておきましょう。
基本給と給料の違い
基本給と給料には、明確な違いがあります。基本給は「手当を除いた基本賃金」とされており、給料は「手当を含んで支払われる賃金」のことを言います。給料の中に含まれている手当には、通勤にかかる費用を支給する「通勤手当」や社内での役職に応じて支給される「役職手当」などがあります。
給料の中にはさまざまな手当がありますが、手当の種類は「基準内給与」と「基準外給与」に分けることができます。基準内給与とは、決められた時間を働いたときに、一定の金額を支払うもので月々の変動のない給与を指します。反対に、残業や休日出勤、時間外労働などの毎月変動する給与を基準外給与と呼びます。
給料とは「毎月必ず支払われる基本給」と「変動しない手当の基準内給与」と「変動の多い基準外給与」の3つが合わさったもののことだと覚えておきましょう。また、職を決めるときには、その3つをどのように扱う会社なのかをしっかりと見極めることも大切です。どれか1つでも適当に扱うようであれば、注意が必要です。
基本給と手取りの違い
基本給と手取りの違いは簡単です。会社から支払われる給料(基本給+基準内給与+基準外給与)のことを「総支給額」と言います。その総支給額から、健康保険料や厚生年金などの税金を引いて、手元に残った金額のことを「手取り」と言います。実際に自分自身の手元に来る給料はこの手取りの金額になります。
総支給額から保険料や税金を惹かれることを「天引き(てんびき)」と言います。ほとんどの会社で天引きされるものが「健康保険料」「介護保険料」「年金」「雇用保険」「住民税」「所得税」です。1年間毎月決まった金額が天引きされています。ただし、所得税は「収入」に応じて金額が変わるので気を付けましょう。
上記で上げたもの以外にも、会社ごととに独自の天引きがされる場合があるので、自身の会社がどのようなものを天引きしているのかをしっかりと知っておくことが大切です。天引きされるものを知ることで、自分の手取りにだいたいの検討を付けることができるでしょう。
基本給の平均
基本給の平均│30歳男性サラリーマンの場合
30歳男性サラリーマンの基本給の平均は「27万円前後」と言われています。20代から仕事を始めた人達が、30代に入り昇給することで基本給が上がり始めます。30歳でだいたい27万円前後の基本給を貰っているサラリーマンが多いでしょう。同じサラリーマン同士でも、職種や会社の規模によって金額が異なります。
30歳になると、サラリーマンはある程度社内での立ち位置などが明確になってきて、それぞれに評価を受けて任せられる仕事も増えてきます。そのため、昇給で基本給があがるのと同じように役職や職務内容についての手当が増えてきます。そのため手取りの金額も増えますが、同期との明暗を分ける大切な時期でもあります。
基本給の平均│25歳女性アパレル店員の場合
25歳女性アパレル店員の基本給の平は「20万円前後」と言われています。同年齢の男性と比べると多いところで3万円以上の開きがあります。とても残念なことですが、女性が多く働く職場では、基本給の水準が低いことが多々あります。しかし、女性の社会進出が増えてきて、基本給の見直しを始めている会社もあるそうです。
アパレル店員の場合は、売り上げに応じて手当が付く場合が多く、月によっては同年代の男性よりも多くの給料を貰えることもあるそうです。売り上げに応じた評価をしっかりとしてもらえる会社であると、基本給に対してもしっかりとした評価ののち、昇給が期待できると言えるでしょう。
平均基本給が高い職業は?サラリーマンの平均も
一般的なサラリーマンの平均基本給
一般的なサラリーマンの平均基本給はおよそ「28~30万円前後」です。同じサラリーマンでも、会社によって「基本給は低く・ボーナスが多い」会社や「基本給が多くボーナスはやや少なめ」の会社などさまざまです。そのため「28~30万円」というふり幅が出ています。
毎年、一般的なサラリーマンの平均基本給の見直しが行われていますが、そこまで大きな変化はありません。その代わりに、各会社ごとにさまざまな手当や補助などが増え、平均月収自体は少しずつ増加しているそうです。また、人員不足などを解消するために会社全体の給与や手取り自体を上げようという動きも増えてきています。
新卒・大卒・院卒の平均基本給は最高24万円
新卒・大卒の平均基本給は以下の通りです。同じ新卒であっても、高卒・短大卒・大卒・院卒で基本給には大きな開きがあるようです。また、就職率にも同じように差が出るようです。自身がしたいことを明確にして行って、どのタイミングで就職するのが最も良いのかを考える必要があります。
- ・高卒入社:15~16万円
- ・短大卒入社:17~19万円
- ・大卒入社:20万円前後
- ・院卒入社:22~24万円
新卒の平均基本給
平均基本給でも高卒と院卒では最大8万円の差がありました。しかし、専門的な職種である場合はこの限りではありません。特殊な職種であるほど、基本給も多くなる傾向があります。また、中途採用・転職をした場合には何か特別な資格やスキルがないとこの基本給よりも少なくなってしまうこともあります。気を付けましょう。
平均基本給が最も高い職業は「SE」
平均基本給が最も高い職業は「SE(システムエンジニア)」です。SEは、依頼を受けて、システムの設計・構築などを行う職業です。任される部門や仕事、個人の仕事に対する責任感によって年齢の上がる将来的な基本給の伸びも期待できる職業です。金融・保険関係のSEならばさらに良い基本給を貰うことができるでしょう。
SEは20代前半で基本給23万円、そこから徐々に増えていき、30歳になると平均36万円、40歳を超えると平均46万円の基本給を得ることができます。そこに、自身のスキルや仕事内容によってさまざまな手当がついてきます。努力をして、レベルアップしていくことで高収入を目指すことができる夢の職業でもあります。
年齢による平均基本給の違いは
年齢│20代の平均基本給と年収の相場
20代の平均基本給は「20万円」年収相場は「210万円」です。20代で働いている人の多くは、高校卒業と同時に働き始めた人や2年生の専門学校、短大を卒業して働始めた人です。特殊な資格を持っている場合は、手当として別途支給されているでしょう。20代後半から30代に入るころに大卒の人たちが就職し始めます。
20代大卒の人達を合わせた20代後半の平均基本給は「23万円」です。20代前半に比べて3万円の差が出ていますが、大卒の人たちが就職したことで、大企業の基本給の水準が合わさったからでしょう。また20代前半から働いてきた人達の能力が認められはじめ、30歳を前に少しずつ昇給をし始める人たちも現れてきます。
年齢│30代の平均基本給と年収の相場
30代の平均基本給は「28万円」年収相場は「310万円」です。30歳になると社内での立場も確立されてきます。早い人だと出世をして何かしら役職を得ていることでしょう。基本給が30万円を超えている場合には、十分な給料をもらっています。しかし、30万円を下回っていても、なにもおかしくありません。
30代前半であれば、基本給だけで25万円を上回っていれば十分なお給料をもらえる待遇の良い会社であると言えます。基本給の昇給に、社内検定などを定めている会社もあるようです。30歳はこれからの努力次第で、基本給・年収を上げられるチャンスの多い時期です。しっかりと先を見据えて行動しましょう。
年齢│40代の平均基本給と年収の相場
40代の平均基本給は「34万円」年収相場は「390万円」です。このころから、大体20代の倍近い基本給を貰えるようになる人が多くなります。また、役職につく人も増えはじめ、役職手当などさまざまな手当が付くことでお給料も増えて、生活もだいぶ安定してくることでしょう。
会社内でも安定した立場になり、仕事にある程度の余裕も出てくるころです。人によっては、それが物足りなく感じ、転職や独立を考える人もいるでしょう。チャレンジをするのに年齢は関係ありません。本当にやりたいことであるなら、きちんと計画を立てて可能かどうか、現実的に考えても良い年齢かもしれません。
年齢│50代の平均基本給と年収の相場
50代の平均基本給は「38万円」年収相場は「428万円」です。このころが基本給のピークになります。社内でもしっかりとした地位や仕事を任される人が多くみられるころです。基本給以外にも手当などでしっかりとした給料をもらえる頃です。今までの努力次第で、このころの基本給は差がついています。
50代後半にはいると、基本給は下がることが多くなります。それは、年齢があがり仕事上の第一線から離れた立場での仕事に変化していくからです。厳しい現場で仕事をし続けなくても、安定した生活を送れる給料をもらえる人が増えてきます。基本給は多少下がっても、年収としては十分にもらうことができるでしょう。
基本給と平均基本給をしっかりと理解しよう!
就職などで、仕事を選ぶときに気になるのが、一体いくら給料としてもらえることができるかですよね。給料には基本給・基準内給与・基準外給与があります。基本給とは、手当などを除いた基礎賃金のことで、多くの場合が年齢に応じて変化します。新卒での平均基本給の最高額は大学院卒業の基本給24万円です。
基準内給与とは毎月変動しない手当のことで、基準外給与とは毎月変動のある手当のことです。実際に自分の手元に給料が来るときには、総支給額から保険料などが天引きされて手取り金額になります。自分の会社の基本給や天引きについてしっかりと理解しておくことが大切です。転職などの時にも1つの目安になるでしょう。
みなさんは、最近増えてきている時給制正社員という働き方をご存知ですか?今までの基本給が固定で支払われる働き方ではなく、自分が働いた分だけがお給料になるという働き方です。コストコが取り入れ始めたこの働き方ですが、具体的にどのようなものなのでしょう。下記の記事で詳しく紹介しています。是非ご覧ください!
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