時給制正社員のメリット3選!平均手取り額と月給制と給料などの違いは?

時給制正社員という形態が増えてきています。コストコが取り入れたことで、この働き方を知った方もいるのではないでしょうか。日本ではこれまで正社員の給料は月給制が一般的でした。時給制正社員の場合はどのようなメリットがあるのでしょうか。平均手取り額や計算方法、ボーナスは出るのかなど、気になる点を解説します。

時給制正社員のメリット3選!

時給制正社員のメリット①働いた時間が給料として明確に還元される

時給制正社員のメリット①働いた時間が給料として明確に還元される

時給制正社員のメリット1つ目は、働いた時間が給料として明確に還元されることです。完全月給制ですと、残業代が込みの会社もありますね。時給制正社員では、勤務時間に対して給料が支払われる契約ですから、残業したら、その時間分が給料として還元されます。

給料は、働く上では大きなモチベーションですね。いくらやりがいがあっても無給の残業が多いと、士気が下がります。時給制正社員の場合は、自分が取り組んだ作業時間がしっかりと給与という形になります。能力によって時給が上がる制度の場合、作業スキルを上げようという原動力になりますね。

時給制正社員のメリット②残業が少なくワークライフバランスが整う

時給制正社員のメリット②残業が少なくワークライフバランスが整う

時給制正社員のメリット2つ目は、残業が少なく、ワークライフバランスが整うことです。時給制ですから、労働時間に対して給料が発生します。会社側にとっても、無駄な残業はしないで効率よくさっさと帰ってもらった方が有難いのです。仕事を手際よく終えて帰ることが評価されます。

育児や介護などの事情で、長時間働けないという方にとっても魅力的です。フルタイムでの勤務が厳しくても正社員という立場で働くことができます。また、休日についても同様で、仕事がない時はしっかり休んだ方が会社側も人件費を抑えられます。休みがとりやすいとプライベートの時間を確保できますね。

長時間労働を減らすことや人材の確保が、働き方改革の大きなポイントになっています。時給制正社員制度をとり入れた企業で成功例が多くなると、時給制正社員制度の会社が増えてくることでしょう。

時給制正社員のメリット③バイトと違い福利厚生が充実!ボーナスも

時給制正社員のメリット③バイトと違い福利厚生が充実!賞与がある場合も

時給制正社員のメリット3つ目は、バイトと違って、福利厚生が充実していることです。賞与がある場合も多いです。時給制であっても正社員です。6か月以上勤務して、8割以上出勤しという条件を満たせば、有休が付与されます。また、2019年から10日以上の有休付与者に5日以上有休をとらせることが義務化されます。

日本では有休がとり辛い風潮でしたが、一部とはいえ必ず取得できることになるのは、ありがたいですね。会社の規定によりますが、時給制であってもボーナスを支給するところも多いです。条件が満たされていれば、社会保険への加入もできます。

高齢化、人手不足が深刻です。一方で育児のために離職した女性へのアンケートでは、本当は働きたいという意見が多いそうです。働きやすい環境を提供することで人材が確保できると気づいた企業が、積極的に時給制正社員を提案しています。このような視点で時給制を提案している企業は、福利厚生面をしっかり整えています。

時給制正社員のデメリット3選!

時給制正社員のデメリット①平均手取り年収が月給制より低いことが多い

時給制正社員のデメリット①平均手取り年収が月給制より低いことが多い

時給制正社員のデメリット1つ目は、平均手取り年収が月給制より低いことが多いことです。ボーナスや正社員としての手当を加味しても、現在の時給制正社員の平均手取り年収は、月給制正社員より低い水準になりがちです。

現在は、労働者への時給アップが推奨されている流れです。今後、全体の時給相場が上昇していけば、月給制正社員との平均手取り年収の格差が解消していくかもしれません。

時給制正社員を提案する企業は、人材確保の視点で労働者目線に立っていることが多いです。しかし、中にはそうでない企業もあります。正社員を時給制にすることで賃金を減らそうとしている場合です。何年働いても時給が上がらない規定の場合もあるので、応募前にクチコミなどで確認しましょう。

時給制正社員のデメリット②月によって給料額が不安定

時給制正社員のデメリット②月によって給料額が不安定

時給制正社員のデメリット2つ目は、月によって給料額が不安定なことです。繁忙期と閑散期の波がある業種では、仕事がなくなれば働けず、収入が変動します。土日祝日休みの業種の場合、2月のように日数の短い月や、5月のように休みの多い月で収入がダウンしますね。

月給制正社員では、残業時間などで多少の増減はあるものの、最低月額は保障されています。時給制正社員が、有休付与前に風邪などで欠勤すると、月の給料額に大きく響きます。時給制正社員では、給料額が月によって不安定になるのは避けられません。

月々のローンがあるなど、固定出費が大きい場合は、収入が安定しないことはデメリットになります。月の出費を管理するのが苦手な方は、事前に月の勤務日数から収入予測を計算する習慣をつけるとよいかもしれません。

時給制正社員のデメリット③解雇のリスクが高くて先行きが不明瞭

時給制正社員のデメリット③解雇のリスクが高くて先行きが不明瞭

時給制正社員のデメリット3つ目は、解雇のリスクが高く、先行きが不明瞭であることです。雇用者の目線で見ると、終身雇用を前提に新人研修に何か月も時間をかけて育てた人材は、手放すのをためらいますね。これに対し、時給制正社員制度を取り入れる企業の多くは、即戦力となる労働者として雇用を行っています。

育成のために投資してきた人材に比べて、リストラなどで解雇の対象になりやすい面があります。スキルを上げ、必要な人材と見なされるように努力が必要です。

何はともあれ正社員になりたい、と思ってこの記事にたどり着いた方には、こちらの記事もおすすめです。どんな点に気をつければ正社員になれるか、ヒントが見つかるかもしれません。

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時給制正社員の給料|計算方法や平均手取り額は?

時給制正社員の給料|月額の計算方法は時給×時間×勤務日数

時給制正社員の給料|月額の計算方法は時給×時間×勤務日数

時給制正社員の給料の月額の計算方法は、アルバイトの場合と同様に「時給×時間×勤務日数」で計算することができます。家族手当や住宅手当などがある場合は、それを加えます。税金と社会保険料を差し引くと、手取り金額になります。

概算の手取り年収が知りたい場合は、計算した手取り月額に12か月をかけて、ボーナスの金額を加えると、計算することができます。

時給制正社員の給料|コストコの場合の実例で平均手取り月額を計算

時給制正社員の給料|コストコの場合の実例で平均手取り月額を計算

時給制正社員の給料の参考に、コストコの新入社員の場合の実例で平均手取り月額を計算してみます。現時点では、対象を「時給制正社員」のみに限定した大規模な時給の調査データが存在しません。時給制正社員の全職種の平均的な値は不明ですが、月額に換算する場合の目安として参考にしてみて下さい。

まず、スタート時点の最低時給が1250円です。目安となる1日の労働時間が実働7.5時間です。繁忙期に30分から1時間の残業有りということを踏まえ、仮に平均的な実働時間を8時間としましょう。月の出勤日が20日の場合、1250×8×20となり、20万円となります。ここから社会保険料と税金が引かれます。

この他、祝日勤務の場合の加算などもあり、新入社員時点でしたら、月給制にひけをとりません。ただ、時給アップ条件が年齢ではなく1000時間勤務ごとの上昇です。30代、40代の再就職で家族を養う場合、居住地域によっては、厳しく感じるかもしれません。時給制社員の場合、時給アップ条件もよく確認しましょう。

正社員に時給制を採用している業種・職種は?

正社員に時給制を採用している業種・職種①販売業やサービス業

正社員に時給制を採用している業種・職種①販売業やサービス業

正社員に時給制を採用している業種・職種1つ目のジャンルは、販売業やサービス業です。販売業では、例に挙げたコストコの他、アパレル関係の企業や、スーパーなどが多いですね。サービス業では、キャンペーンスタッフ、マッサージ店や美容分野の店舗などで正社員に時給制を採用しています。

正社員に時給制を採用している業種・職種②物流や流通関係の業種

正社員に時給制を採用している業種・職種②物流や流通関係業種

正社員に時給制を採用している業種・職種2つ目のジャンルは、物流や流通関係の業種です。トラックの運送業や、倉庫作業などで正社員に時給制を採用している企業があります。

正社員に時給制を採用している業種・職種③IT関連やクリエティブ職

正社員に時給制を採用している業種・職種③IT関連やクリエティブ職種

正社員に時給制を採用している業種・職種3つ目のジャンルはIT関連やクリエティブ職です。時代の流れにのる業界ですから、新しい働き方の採用に積極的なのも頷けますね。専門性が高い業務では、高時給になります。

正社員に時給制を採用している業種・職種④医療系や介護系の職種

正社員に時給制を採用している業種・職種④医療系や介護職種

正社員に時給制を採用している業種・職種4つ目のジャンルは、医療系や介護系の職種です。女性が多い職場では、家庭との両立がしやすい求人が人気です。病院や歯科、介護施設では、女性のスタッフが多いですね。人材確保のため、正社員にも時給制を採用して働きやすさをPRしている職場が多数見られます。

正社員に時給制を採用している業種・職種⑤教育関係職種

正社員に時給制を採用している業種・職種⑤教育関係職種

正社員に時給制を採用している業種・職種5つ目のジャンルは、教育関係職種です。保育士や幼稚園教諭などでは、女性が多くなります。シフト制、時給制にして育児などでの離職人材が戻りやすい環境を提案しているところがあります。

正社員に時給制を採用している業種・職種として、現在時給制正社員での募集が目立つ業界をいくつか挙げました。この他のジャンルでも、様々な企業で時給制を採用しているところがあります。

月給制のメリットとデメリットは?時給制正社員と違いは?

月給制のメリットは給与と雇用の安定

月給制のメリットは給与と雇用の安定

月給制のメリットは、給与と雇用が安定することです。月々の基本給が固定されていますから、毎月のやりくりがしやすいですね。また、長く働いてほしい人材として採用されているため、雇用が安定します。

月給制のデメリットは拘束時間が長め

月給制のデメリットは拘束時間が長め

月給制のデメリットは拘束時間が長めであることです。日本の月給制正社員雇用者は全体的に労働間が長めです。残業代が月額給与に含まれている会社などでは、実は時給換算するとバイト並み、ということもあります。社風にもよりますが、定時を過ぎても暗黙の了解で一定時間まで残業する例も多いのではないでしょうか。

また、出勤日が固定されていることが多く、繁忙期と閑散期の差がある業種では「本当は人手が余っているけど帰れない。」という状態になる場合があります。月給制正社員の場合、ワークライフバランスの調整に理解があるか、は業種や企業、管理者によって差が大きくなります。

月給制と時給制正社員の違い!長く定着してきた形態で制度と先行きが安定

月給制と時給制正社員の違い

月給制と時給制正社員の大きな違いは、月給制が日本で長く定着してきた形態であり、制度と先行きが安定していることです。これまで正社員は月給制が大半を占めていたため、制度もこれに合わせて制定されてきました。時給制正社員も近年増えてきてはいるものの、会社側の制度が整っていないこともあります。

人生では様々なことが起きます。病気や怪我をした時、家族の介護が必要な時など、勤務できない場合も出てきますね。産休については差がなくても、育休については企業により差が見られます。このような場合の制度や退職金制度なども、現時点では月給制正社員の方が充実していることが多いです。

同じ職種で月給制と時給制の選択肢がある場合は、このような現実を踏まえて、目先の月額給与の比較だけでなく、制度についても検討しておくとよいでしょう。

時給制正社員と月給制正社員のメリットの違いを知って自分に合った働き方を

時給制正社員と月給制正社員ではメリットがそれぞれ異なっています。ワークライフバランスも、給与の安定も人生の大切な要素です。メリットとデメリットを把握した上で、自分に合った働き方を選びましょう。

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