お悔やみメールの文例13選!友人・同僚等からの訃報連絡への返信方法は?
日本では、訃報を知らされた際に故人を偲び遺族に掛けるお悔やみの言葉があります。その中でも今回は、お悔やみメールについてご紹介します。マナーや気を付けたいこと、友人・同僚・上司などの送る相手別の文例など、今まで知らなかったお悔やみメールのマナーに触れながら、ひとつ上の礼儀作法を身に着けてくださいね。
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目次
お悔やみメールを送っても良い状況とは?
お悔やみメールを送っても良い状況①メールで受けた訃報に返信する場合
お悔やみメールを送っても良い状況の1つ目は、先方から訃報の連絡をメールでもらった場合です。この場合は、頂いたメールへの返信となるため、故人を偲ぶ気持ち・残された家族を気遣う言葉をメールにて伝えても失礼にはあたらないでしょう。
ただし、メールでのお悔やみはあくまでも略式であるということを必ず念頭に置いておかなくてはなりません。ですから、お通夜やお葬式に参列できる場合や、後日顔を合わす機会がある場合は、哀悼の気持ちを言葉で直接伝えることが正式なお悔みとなることを覚えておきましょう。
お悔やみメールを送っても良い状況②取り急ぎ追悼の気持ちを伝えたい場合
お悔やみメールを送っても良い状況の2つ目は、取り急ぎ追悼の気持ちを伝えたい場合です。お悔やみメールのメリットは、どこにいてもすぐに気持ちを伝えられるというところにあります。遠方に住まれている方や、会社の取引先の方などすぐに顔を合すことのできない方へのお悔みの場合は、メールで返信という方法もあります。
また、大切な人を失うという悲しい出来事のさなか、さまざまな手続きなどに追われている遺族の状況を考えると、メールでもらった訃報の連絡にはメールでお悔みを伝えても差し支えないと言えるでしょう。
しかし、この場合も追悼の言葉をメールで伝えるということは略式となるので、お通夜やお葬式に参列できない場合は弔電を送るなどし、正式なお悔みをするのがマナーとなります。
お悔やみメールのマナーは?
お悔やみメールのマナー①送る相手は親しい人にとどめる
お悔やみメールのマナー1つ目は、送る相手を親しい人に限定するという点です。先述にもあるように、お悔やみをメールで送るというのは正式な方法ではなく略式です。そのため、親交のある間柄以外の方へのお悔みメールは、「簡単に済ませている」などの良くない印象をあたえてしまうことがあります。
ですから、友人・同僚・取引先の方などから頂いた訃報の連絡であっても、特に日頃から親しくしている間柄の方にとどめておくことが大切なポイントです。
お悔やみメールのマナー②件名に名前とお悔やみ申し上げますの言葉を入れる
お悔やみメールのマナー2つ目は、ひと目でお悔みメールだと分かる件名で送るという点です。おや悔みをお伝えする時期は、残された家族はとても深い悲しみの中にいます。また、葬儀の準備や手続きなどで非常に疲れがたまる時期でもあります。
ですから、追悼の気持ちをメールで送る際は、送り主とお悔やみメールであるということがすぐに分かるようにしておく配慮が必要です。例として「(名前)です。お悔やみ申し上げます。」というようにタイトルを簡潔にし、時間を取らせない気遣いがあるといいでしょう。
お悔やみメールのマナー③訃報メールへの返信は長々とした文章にしない
お悔やみメールのマナー3つ目は、長々とした文章は避けるという点です。理由は、先ほどのタイトルの部分と同じで、心身共に辛い遺族の負担が少しでも少なくなるようにという気遣いです。
まず時候の挨拶などははぶき、お悔やみの言葉を述べます。そして、相手を気遣う気持ちを丁寧な文章で簡潔に伝えましょう。最後は、遺族の負担を考え返信は不要だという言葉を付け加えておくと、より配慮のできたお悔みメールになります。
お悔やみメールのマナー④忌み言葉に気を付ける
お悔やみメールのマナー4つ目は、忌み言葉を使わないという点です。メールに限らず、お悔やみの言葉を伝える際は、遺族の心情に配慮し、死を思わせる直接的な表現や不吉なこと・不幸なことが続くことを連想させる表現は使わなようにしましょう。
また、そのような言葉はやわらかく心に届く表現に置き換えて伝えるよう配慮する必要があります。下記では使ってはいけない言葉の例や置き換えた表現、信仰している宗教別の忌み言葉などをご紹介します。
- ・重ね重ね
- ・くれぐれも
- ・たびたび
- ・ますます
不幸が続くことを連想させる重ね言葉の例
- ・再三
- ・再び
- ・繰り返し
- ・続いて
- ・死を連想させる四(し)
- ・苦を連想させる九(く)
- ・消える
- ・落ちる
不吉なことが起きること・続くことを連想させる言葉の例
- ・「死・死去」などは「ご逝去・ご他界」などに言い換える
- ・「生きているとき・ご存命中」などは「お元気なころ」などに言い換える
生死を連想させる直接的な表現と置き換え表現の例
- ・迷う
- ・浮かばれない
仏教
- ・冥福
- ・供養
- ・冥途
- ・往生
キリスト教・神道・浄土真宗での忌み言葉の例
仏教では49日の間、冥途を旅しながら死後の世界に行くと考えられているため、その旅を無事に終えてあの世に到着することを祈り「ご冥福をお祈りします」といった使い方をします。 それと比べ、キリスト教は天に召されるという考え方をし、礼拝は神様に向けて行います。 神道も、故人は家の守護神になると考えるため、先祖の神様と一緒に祀ります。 また仏教のなかでも浄土真宗は、冥途をさまようことなく死後すぐに極楽往生するという教えです。そのためこれらの宗派では、仏教で使う言葉は忌み言葉となってしまうのです。
お悔やみメールのマナー⑤文字化けに気を付ける
お悔やみメールのマナー5つ目は、機種依存の文字や記号など文字化けをしてしまうものを使わないという点です。相手を思いやる気持ちを伝える際に、文字化けをしてしまうとお悔やみが伝わらないばかりか、遺族に不快な思いをさせてしまいかねません。
ですから、お悔やみメールを送るときはどのような機種でも読める文字を使うことや、余計な記号などは使わないということが大前提となります。
お悔やみメールの文例【友人編】5選
お悔やみメールの文例①友人の親が亡くなった時
お悔やみメールの文例1つ目は、友人の親が亡くなった時です。友人からの訃報の連絡には、驚きと心配といった気持ちがまず浮かぶのではないでしょうか。そのような連絡があった場合は、お悔やみの言葉と一緒に、友人の体調や心情に寄り添う言葉や、手助けしたい気持ちを伝えるといいでしょう。
辛い中連絡をくれてありがとう。お父様(お母様)のご逝去を知り大変驚いています。お父様(お母様)のご冥福を心よりお祈りしています。今はすごく辛いと思うけれど、体には気を付けてね。私(僕)に何かできることがあれば遠慮なく言ってください。
お悔やみメールの文例②友人のきょうだいが亡くなった時
お悔やみメールの文例2つ目は、友人のきょうだいが亡くなった時です。きょうだいは、家族の中でも親や祖父母などと違い気の置けない仲間・味方・のような存在です。そんな同志のような存在を亡くし、さみしいと感じる心情を汲み取った文面にすると良いでしょう。
突然の訃報に驚いています。心からお悔やみ申し上げます。あなたの辛くさみしい気持ちを思うと、胸が痛みます。何か私にできることがあれば言ってください。いつでも駆けつけます。
お悔やみメールの文例③友人の夫や妻が亡くなった時
お悔やみメールの文例3つ目は、友人の夫や妻が亡くなった時です。伴侶を亡くされた方は、喪失感やこれからの人生への不安など、さまざまな思いの中におられます。そんな気持ちに寄り添う言葉を掛けましょう。
ご主人様(奥様)の悲報を知り、胸がはりさける思いです。謹んでご冥福をお祈りいたします。今は、悲しみや不安で何も手に付かないかもしれないけれど、体を壊さないようにしてね。
お悔やみメールの文例④友人の子どもが亡くなった時
お悔やみメールの文例4つ目は、友人の子どもが亡くなった時です。親にとって子どもを亡くすことは、耐え難い悲しみです。そのようなときに、不必要な言葉をかけるとかえって悲しみを増幅させてしまいます。ですから言葉選びは慎重に、いつでも支えになるという気持ちを伝えてください。
また親しい友人が子どもを亡くした場合は、堅苦しく形式ばった言葉ではなく、短くても友人に寄り添った内容のお悔やみメールを送るといいでしょう。
どれほどの悲しみか想像することしかできなくて、言葉をかけることもできないけれど、私にできることがあればいつでも話してください。
お悔やみメールの文例⑤友人の恋人が亡くなった時
お悔やみメールの文例5つ目は、友人の恋人が亡くなった時です。大好きな恋人を亡くし友人の心には穴が開いてしまっています。また、結婚を考えていた相手なら思い描いていた将来の幸せがなくなり大変辛い状況です。そんな気持ちを理解した言葉を伝えましょう。
大変な時に連絡をありがとう。言葉が見つからないけれど…辛かったよね。私の前では無理をしないで。できることがあれば、言ってね。駆けつけます。(恋人)さんのご冥福を心からお祈りしています。
お悔やみメールの文例【ビジネス編】8選
お悔やみメールの文例【上司】①上司の親が亡くなった時
お悔やみメールの文例ビジネス編1つ目は、上司の親が亡くなった時です。上司に宛てたお悔みの場合も丁寧な言葉遣いはもちろんですが、お父様・お母様の部分もより敬った表現のご尊父様・ご母堂様を使います。また、メールでのお悔やみになったことをお詫びする一文も入れておきましょう。
この度は、ご尊父様(ご母堂様)の逝去に接し、心からお悔やみ申し上げます。悲しみは深いことと存じますが、どうかご無理をなさいませんようご自愛ください。メールでのお悔やみになりましたこと、お許しください。なお、こちらのメールには返信は不要でございます。
お悔やみメールの文例【上司】②上司の夫や妻が亡くなった時
お悔やみメールの文例ビジネス編2つ目は、上司の夫や妻が亡くなった時です。伴侶を亡くされ肩を落とされています。しかし、上司という立場上懸命に悲しみを押し隠されているはずです。できることがあればしますという気持ちを伝えるといいでしょう。
ご主人様(ご令室様)のご逝去の報に接し、大変驚いております。心からお悔やみ申し上げます。お力落としのことと思いますが、私にできることがありましたら、何なりとお申し付けください。
お悔やみメールの文例【上司】③上司の子どもが亡くなった時
お悔やみメールの文例ビジネス編3つ目は、上司の子どもが亡くなった時です。どのような立場の方も、子どもを亡くすことは最大の悲しみです。そんな気持ちを察する言葉を、丁寧になおかつ簡潔に伝えることが大切です。
この度のご不幸に胸がつぶれる思いです。どのようなお慰めの言葉も見つかりませんが、どうか体調を崩されませんように。私でお力になれることがあれば、お申し付けください。
お悔やみメールの文例【同僚】④同僚の親が亡くなった時
お悔やみメールの文例ビジネス編4つ目は、同僚の親が亡くなった時です。親を亡くされた悲しみはもちろんのこと、同僚が喪主や喪主の妻などの立場に置かれることもあるでしょう。葬儀などで忙しいということを察して、仕事のことは心配いらないということや体調を気遣う一文を添えるといいですね。
お父様(お母様)逝去の報に接し、大変驚いています。心からお悔やみ申し上げます。気を落とされていることと思いますが、体調崩されませんように。忙しいと思いますので仕事の事心配せず任せて下さいね。
お悔やみメールの文例【同僚】⑤同僚の夫や妻が亡くなった時
お悔やみメールの文例ビジネス編5つ目は、同僚の夫や妻が亡くなった時です。パートナーを亡くした悲しみに暮れながらも、葬儀のことやこれからのことを思いながら不安な気持ちになっていることと思います。ですからこちらでも、体調を気遣い仕事のことは心配いらないという言葉をかけましょう。
この度はご主人様(奥様)の訃報を知り、心からお悔やみ申し上げます。なんと言っていいか言葉も見つかりませんが、力になれることがあれば言ってくださいね。体調崩さないように気を付けてください。仕事のことは気にせずに任せてください。
お悔やみメールの文例【同僚】⑥同僚の子どもが亡くなった時
お悔やみメールの文例ビジネス編6つ目は、同僚の子どもが亡くなった時です。子どもを亡くすという最大の悲しみの中にいる方へは、どんな言葉も慰めにはなりません。ですから、同僚へも同様に、簡潔に気持ちを伝えることを意識します。
この度のご不幸に、胸がはりさける思いです。謹んでご冥福をお祈りいたします。どうか悲しみから体調を崩されませんように。仕事のことは気にせず、私にできることがあれば遠慮なく言ってください。
お悔やみメールの文例【取引先】⑦取引先の方の親が亡くなった時
お悔やみメールの文例ビジネス編7つ目は、取引先の方の親が亡くなった時です。取引先の方から訃報の知らせを受けた場合は、丁寧な言葉で返信することはもちろん、件名に会社名や部署名も入れるようにしましょう。また、メールでのお悔やみになったことについてもひとこと添えるようにします。
この度はご尊父様(ご母堂様)の逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます。お辛いなかご連絡をいただきありがとうございます。本来であれば、駆けつけ直接お悔やみを申し上げたいところではありますが、略儀ながらメールにて失礼いたします。どうか、体調を崩されませんように。
お悔やみメールの文例【取引先】⑧取引先の方の社長が亡くなった時
お悔やみメールの文例ビジネス編8つ目は、取引先の方の社長が亡くなった時です。訃報を受けメールを返信する場合は、敬意を持ってお悔やみの言葉を述べるようにしましょう。こちらでも同じく、メールでのお悔やみになったことについて、一文入れておきます。
貴社社長様の逝去の報に接し、社員一同驚いております。社長様のご生前の功績に敬意を表しますとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。略儀ながらメールにて失礼いたします。なお、返信はご無用にございます。
親しい相手に自分の言葉でお悔やみを伝える時は?
親しい相手に伝えるお悔やみ①堅くなりすぎず相手に寄り添った内容にする
親しい相手に伝えるお悔やみ1つ目は、堅い文章になりすぎないように相手に寄り添った内容にするということです。丁寧な言葉ということには変わりありませんが、自分の言葉で伝える場合は冒頭のお悔やみの言葉のあと、「無理をしないように」や「仕事のことは気にしないで」などの言葉を添えるといいでしょう。
親しい相手に伝えるお悔やみ②ご冥福をお祈りしますとの思いが伝わればいい
親しい相手に伝えるお悔み2つ目は、親しくなればなるほど多くの言葉を必要としないということです。親しい相手に送るお悔やみメールは、「ご冥福をお祈りします」「いつでも支えるよ」という気持ちが伝わる文面にすれば充分です。
遺族の気持ちを汲み取った言葉がけがポイント!
お悔やみメールのマナーや文例についてご紹介しました。メールはすぐにお悔やみの気持ちを伝えられるツールですが略式であることを忘れず、遺族の辛く悲しい心情に思いを寄せて送るということを心に留めながら利用したいものですね。こちらを参考にぜひ自分なりのお悔やみメールを考えてみてください。
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