金持ち喧嘩せずの意味とは？お金持ちの社長/余裕のある生活環境

金持ち喧嘩せずの意味とは？

金持ち喧嘩せずの意味①お金持ちは何の得もない喧嘩をしない

金持ち喧嘩せずの意味、1つ目は「お金持ちは何の得もない喧嘩をしない」という意味です。もう少し詳しくいえば「お金持ちは喧嘩には何の得もないということを知っているため、できるだけ喧嘩を避けて生きている」ということになります。

ではなぜ、お金持ちが「喧嘩で得することはない」ということを知っているのかという話になりますが、その理由は、本当のお金持ちはそこに至るまでに様々なお金にまつわるトラブルをくぐり抜けてきており、さらに「お金の問題は長引けば長引くほど損をする」ということを身を以て体験しているという背景にあります。

お金持ちはこういった経験のもと「喧嘩は損、だからしない」という生き方に行き着いたと考えられます。ちなみに、訴訟大国であるアメリカにも「訴訟より和解」ということわざがあることから「喧嘩=損」というものは世界的な概念であることが窺えます。

金持ち喧嘩せずの意味②ケンカっぱやい人を揶揄する意味も

金持ち喧嘩せずの意味、2つ目として「ケンカっぱやい人を揶揄している」という意味もあります。これは本来の意味の逆説的な使い方で、たとえば、レジでお釣りを1円間違えられただけで烈火のごとく激怒する人を見て「金持ちケンカせずだよな」という形で使われます。

また、お金にまつわるシーン以外で使われることも多々あります。たとえば、社内メールで相手の宛名を間違えて送信してしまったとき、「どうしよう、物凄く失礼なことをしてしまった」「大丈夫だよ、○○さんはそんなことでは怒らない。金持ちケンカせずって言うでしょ」といった形で使います。

そして、このときの「お金持ち」は「気持ちに余裕のある豊かな人間性」を象徴し、逆にケンカっぱやい人は「人間性の低い人」という見方がなされます。つまり「金持ち喧嘩せず」ということわざは、必ずしもお金が絡んだ状況だけで使われるものではないのですね。

金持ち喧嘩せずの意味③自らに対する戒めとして使われることも

金持ち喧嘩せずの意味、3つ目として「自らに対する戒め」という意味もあります。これも先ほどの話と同様に、お金絡みのシーン以外でよく使われます。たとえば、ちょっとしたことに腹が立ち「許せない！一言物申してやる！」となったとき、その衝動を抑えるために「金持ち喧嘩せず」と自分に言い聞かせる形で使います。

実際に自分がお金持ちであるかどうかは、ここでは関係ありません。あくまでも「お金持ち=気持ちに余裕のある豊かな人格者」として考え、そこに自分を当てはめることで気持ちをクールダウンさせようとする、いわば一種の感情コントロールとしての使い方になります。

「金持ち喧嘩せず」は基本的に「お金持ちは、喧嘩には何の得もないということを知っている、だから喧嘩をしない」という意味ですが、その一方で、ケンカっぱやい人を揶揄するときや自分を戒めるときにも使われるのですね。さて続いては、このことわざの意味をさらに深く探るため、お金持ちの性格や特徴を見ていきましょう。

金持ち喧嘩せずは本当？お金持ちの性格や特徴6つ

お金持ちの性格や特徴①余裕のある生活環境である

お金持ちの性格や特徴、1つ目は「余裕のある生活環境である」という点です。これはお金があるから当たり前のことですね。お金があれば生活環境に余裕が出てきます。そうすると今度は、心にも余裕が出てきます。そして、この「物理的・精神的余裕」こそが「金持ち喧嘩せず」と言われる最も大きな所以であるわけなのですね。

お金持ちの性格や特徴②些細なことでは動揺しない

お金持ちの性格や特徴、2つ目は「些細なことでは動揺しない」という点です。周りが騒がしいときでも常に落ち着いている、そんなところがあります。商いの神様でもある大黒天も、七福神の中ではビジュアル的に断トツの安定感がありますよね。どっしり構えています。

お金持ちには、そんな神様のような少し普通の人とは違った特殊な雰囲気を持ってる人も多くいます。お金があることでの余裕、経験値から生まれる自信、そして言葉では上手く説明のできない何か、彼らはこういったもので守られているため、ちょっとしたことで慌てたり騒いだりすることがありません。

お金持ちの性格や特徴③人に尽くすことが好き

お金持ちの性格や特徴、3つ目は「人に尽くすことが好き」という点です。お金持ちは、懐に入ってくるお金も大きいのですが、実は常日頃、お金を使って人に施しをしている人が多いというのも事実です。ちょっとした差し入れ、誕生日や季節の贈り物、寄付など、とにかく「人に何かをしてあげることが好き」という人です。

お金には不思議な法則性があるというのは有名な話ですが、こういった「お金を使って誰かや何かの役に立てば立つほど、その分が自分にも返ってくる」というケースは本当によく見られます。普段から他人によくしている人が、宝くじや福引きに当たりやすいというのも、この原理と同じですね。

お金持ちの性格や特徴④世情に敏感だが惑わされない

お金持ちの性格や特徴、4つ目は「世情に敏感だが惑わされない」という点です。お金持ちは、常に世の中の動きを見ています。ただし、むやみにそれに流されることはありません。市場の法則性や世界情勢の裏を読み、必要であれば人に相談することもありますが、最後は自分との対話で物事を決断します。

さらに、現状だけにとらわれることなく常に先を見据えており、その「先」には、自らが「失脚する」「無一文になる」といった可能性さえ含まれています。そのため、景気のよさに便乗して不用意に散財するといったことも少なく、徹底したリスクヘッジを心がけているのが特徴です。

お金持ちの性格や特徴⑤実は貧乏育ちである

お金持ちの性格や特徴、5つ目は「実は貧乏育ちである」という点です。世間で成功している社長の中には、子供の頃の貧しい生活環境、苦労する親の背中、こういったものを見て育ち、それを心のバネにして成り上がった人も少なくありません。歴史で言うところの、豊臣秀吉のような人ですね。

「成功物語」としては聞こえがよいですが、貧乏育ちのお金持ちには2種類のタイプがいるのも事実です。1つは「貧しさを知っているがゆえ、大金があっても大切に使う」という堅実なタイプ、そしてもう1つは「貧乏育ちの反動で、入ってきたお金は入ってきただけ使ってしまう」というタイプです。

お金持ちの性格や特徴⑥社長でなくとも社長のような風格がある

お金持ちの性格や特徴、6つ目は「社長でなくとも社長のような風格がある」という点です。お金持ちというと、どうしても大企業の社長をイメージしがちですが、社長以外でもお金持ちの人はたくさんいます。そして、そんな彼らの多くに共通しているのが、この「社長っぽい雰囲気」です。

具体的には、黙って座っているだけで妙に様になる、発言に重みがある、年齢にそぐわぬ威圧感といった特徴があり、陰でこっそり「社長」というあだ名で呼ばれていることもあります。また、普段は飄々とした掴みどころのないキャラなのに、ふとした瞬間に半端ではない「圧」を発することがある、そんなタイプの人もいます。

さてここまでは、お金持ちの性格や特徴をご紹介してきましたが、本当のお金持ちはさらに「お金の使い方が上手である」という特徴もあります。以下の記事では、そんなお金持ちも実践する「上手なお金の使い方」をご紹介していますので、こちらもぜひチェックしてみて下さいね。

上手なお金の使い方とは？おかしい使い方をしないための心がけ

金持ち喧嘩せず以外のお金にまつわることわざは？

お金にまつわることわざ①金は天下の回り物

金持ち喧嘩せず以外のお金にまつわることわざ、1つ目は「金は天下の回り物」です。有名なことわざですが、本当の意味をご存知でしょうか？このことわざを直訳すると「お金は一つのところにずっと固まっているわけではなく、常に動いている」という意味になります。

そして、「天下」と聞くとつい「幕府」といったようなイメージが浮かんでしまいますが、ここでいう天下は「世の中」を意味しています。つまり、このことわざは「お金はこの世の中をグルグル回っているから、いずれはあなたの元にもやってきますよ、心配しないでいいよ」ということを意味しています。

お金にまつわることわざ②一押し二金三男

金持ち喧嘩せず以外のお金にまつわることわざ、2つ目は「一押し二金三男（いちおしにかねさんおとこ）」です。普段あまり聞き慣れないことわざですが、これは「女性に想いを伝えるときに大切なものベスト3」を意味しています。

まず「一押し」は押しの強さ、「二金」はお金、「三男」はイケメンであることを意味し「貯金も少なくて見た目が微妙でも、とりあえず押しの強さがあれば大丈夫！」ということを表しています。既婚女性が「タイプじゃないけど押しの強さに負けて結婚しました」と話すケースがまさにこの「一押し二金三男」のパターンですね。

お金にまつわることわざ③悪銭身に付かず

金持ち喧嘩せず以外のお金にまつわることわざ、3つ目は「悪銭身に付かず」です。「悪事やギャンブルなどで手に入れたお金はあっという間に流れていってしまう」という意味のおなじみのことわざですが、これもまた心に留めておきたい名言の一つです。

毎日必死に働いていると、つい「もっと楽して稼ぎたい、宝くじでも当たらないかな」などと思ってしまいがちですが、結局は自分で努力して稼いだお金こそが、自分の身となり助けとなってくれます。楽して稼いだお金も、苦労して稼いだお金も、どちらも嬉しいものですが「嬉しさの質」はまったく異なってきます。

金持ち喧嘩せずの精神でピースフルに生きよう

さて今回は「金持ち喧嘩せず」ということわざの意味、そしてお金持ちの性格や特徴などをご紹介してきました。日常の中では、ケンカしてでも主張しないといけない場面ももちろんあるのですが、できれば心穏やかに、たとえお金持ちではなかったとしても「金持ち喧嘩せず」の精神で生きていきたいものですね。