やぶさかではないの意味・語源!ビジネスシーンでの使い方・例文や類語も

皆さんは、「やぶさかではない」の正しい日本語の意味をご存知でしょうか。現在使用されている日本語には、誤用が含まれている可能性があります。類語や正しい使い方の例文、ビジネスシーンでの使用方法など、詳しい使い方をご紹介いたします。

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やぶさかではないの意味・語源とは?

やぶさかではないの意味・語源①◯◯する努力は惜しまない

仕事

やぶさかではないの意味・語源1つ目は、~する努力は惜しまないという意味があります。ビジネスシーンにおいて、「やぶさかではない」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。現在の若い人は使わない言葉ではありますが、社会において使用される場合もあります。

やぶさかではないという言葉は、肯定の意味を持ちます。例えば、何かを提案したときに、「やぶさかではない」という言葉が出た場合、ポジティブに考えても良いという事になります。否定の誤用もありますが、肯定の意味がありますので良い方向に考えましょう。

やぶさかではないの意味・語源②やぶさかだけであると否定の意味

駄目

やぶさかではないの意味・語源2つ目は、「やぶさか」だけであると否定の意味も含まれています。「やぶさか」というのは、「気が進まない」「あまりやりたくない」という意味があります。しかし、やぶさかではないという表現をすることで、逆の意味になっているのです。

やぶさかではないの意味・語源③もともとは「やふさがる」

勉強

やぶさかではないの意味・語源3つ目は、もともとは「やふさがる」という言葉が語源となっています。やぶさかではないという言葉は古く、平安時代から使われていた言葉だと言われております。もともとは物惜しみする「やふさがる」という言葉から来ております。

鎌倉時代になると、「やふさ」という言葉に対して、「か」が付き、「やふさか」という言葉として使用されていました。その言葉が、時代と共に変化していき、現在の「やぶさか」という言葉になったともいわれています。大変古くからの言葉が、語源となっていることを頭に入れておきましょう。

やぶさかではないの使い方・例文は?

やぶさかではないの使い方・例文①漢字に表記すると「吝か」

辞書

やぶさかではないの使い方・例文1つ目は、漢字に表記すると「吝か」となります。社会に出ると、学んだことのない漢字を目にすることがあります。「吝か」もまた、あまり目にしたことのない漢字ではないでしょうか。多くの場合、「吝か」という言葉を文にすることはあまりありません。


読書が好きで、たくさん本を読むという方なら目にしたことのある漢字かもしれませんが、大抵の人は知りません。この記事で、「吝か」という漢字があるということを、覚えていただければ幸いです。

やぶさかではないの使い方・例文②歪んだ表現である為普段は使わないように

仕事

やぶさかではないの使い方・例文2つ目は、やぶさかではないという言葉自体が、歪んだ表現である為、普段の会話ではあまり使わない方が良いでしょう。上記でご紹介した通り、やぶさかという言葉自体には、否定的な意味が含まれています。

「あまり気乗りはしないが、やりたくないわけではない」という意味に捉えられてしまう可能性もあります。もし使うのであれば、使い方としては、何か頼み事をされた時などに使いましょう。ですが、仕事においてであれば、素直に返事をした方が好印象と言えます。

やぶさかではないの使い方・例文③ビジネスシーンでの例文

仕事

    やぶさかではないの使い方・例文

  • 協力させていただくことに、やぶさかではありません。

やぶさかではないの使い方・例文3つ目は、ビジネスシーンでの例文です。上記の例文は、「協力させていただくことに、気乗りはしないがやってもいいですよ」という意味の文章になります。肯定ともとれますが、あまり気持ちの良い表現ではありません。

意味としては「気乗りはしないけど、仕方ないやるよ」のような意味になってしまうので、やぶさかではないという言葉はあまり使用しないようにしましょう。ビジネスシーンで使用するのであれば、「協力させていただきます」で良いのです。

やぶさかではないの使い方・例文④参加の場合の例文

仕事

    やぶさかではないの使い方・例文

  • 参加させていただくのはやぶさかではありませんが、午後からしか伺えません。

やぶさかではないの使い方・例文4つ目は、参加したいのだけど、予定がある場合の例文です。例えば、上司などに何かに誘われたけれど、午前中はどうしても外せない予定がある場合があります。上司でなくても、同僚や部下でも外せない用事を安易には外せないはずです。

そういった時に、「参加する意思はある」という事を示すために使う使い方もあるのです。これはあくまで例文ですが、相手が上司であったり、仕事関係の何かであった場合はどうしても以外の場合、なるべく参加したほうが良いと言えるでしょう。


やぶさかではないの使い方・例文⑤ビジネスで使う評価の場合の例文

仕事

    やぶさかではないの使い方・例文

  • 彼の長年の功績を評価するのにやぶさかではない。

やぶさかではないの使い方・例文5つ目は、ビジネスで使う評価の際に使用する場合の例文です。この例文の意味としては、「彼の長年の功績を評価するのに努力は惜しまない」という意味でとれます。「やぶさか」という言葉は、少し皮肉めいた肯定という意味にとれてしまう場合もありますが、そうじゃない場合もあります。

仕事を長年勤めあげ、評価する段階で、その努力が認められ、何かしらの昇進があるかもしれないという場合も「やぶさかではない」という言葉は使われます。何かしらの功績が残っており、努力が上司に見えているのであれば、良い評価をもらえるかもしれないと考えても良いでしょう。

やぶさかではないの使い方・例文⑥協力はしますの例文

仕事

    やぶさかではないの使い方・例文

  • 協力させていただくことに、やぶさかではありません。

やぶさかではないの使い方・例文6つ目は、協力はしますの例文です。上記の文章であると、少し「嫌々」というニュアンスを感じるのではないのでしょうか。こちらの例文ですと、「一応協力はします」という意味になります。

少し、文章を変えるだけでも意味が変わってきてしまいます。相手の捉え方次第ではありますが、こちらの文章を「協力させていただくことに」にすると、また印象が変わります。どちらを使うかは、自分次第ですが、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

やぶさかではないの使い方・例文⑦ちょっと勿体付けたい時に使うと良い

仕事

やぶさかではないの使い方・例文7つ目は、ちょっと勿体付けたい時に使用すると良いでしょう。上記の例文のように、少しニュアンスが変わってしまうと、印象も変わってしまう場合もあります。あまり張り切っているように感じられたくないという時に使うと、好印象かもしれません。

現在の、若い世代があまり使用しないという言葉でもある為、使いにくい印象があるかもしれません。ビジネスでの初対面の人や、あまり関りのない人に対して使ってしまうと、回りくどいと感じさせてしまうかもしれません。ちゃんと伝えたい時や、本当の気持ちを相手に示したい時は、ストレートに言葉を伝えましょう。

やぶさかではないの類語は?


やぶさかではないの類語①喜んでする

仕事

やぶさかではないの類語1つ目は、喜んでするです。やぶさかではないの意味もある類語ですが、やぶさかではないと言われるよりも、「喜んでする」と言われた側の方が気分が良いです。やぶさかではないという言葉は、少し濁してしまっている状態である為、正直に伝えたい時は喜んでするという表現が良いでしょう。

日本語と言うものは、奥深い物があります。意味を深く調べれば調べる程、様々な意味が隠れていたりするのです。例えば、何卒という言葉は、普段使用する言葉ではありますが、深い意味は分かりません。是非、下記の記事をご覧ください。

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やぶさかではないの類語②賛成する

仕事

やぶさかではないの類語2つ目は、賛成するです。喜んですると賛成するの意味は、少し違うものがありますが、やぶさかではないの類語ではあります。賛成するという意味で、やぶさかではないという意味として使用する場合もあります。ビジネスで使う場合は、賛成しますなどと使用すると良いでしょう。

やぶさかではないの類語③快諾する

仕事

やぶさかではないの類語3つ目は、快諾するです。快諾の意味として、物事を快く承諾することという意味があります。やぶさかでも、~する努力は惜しまないという意味がある事から、快諾と捉えても良いでしょう。しかし、やぶさかではないよりも、ストレートに伝えたいのであれば、快諾を使用すると良いでしょう。

やぶさかではないの英語は?

やぶさかではないの英語①I’mwillingto

英語

やぶさかではないの英語1つ目は、I’m willing to…です。やぶさかではないという意味の英語はありません。しかし、近い意味での英語での使い方ならあります。例えば、I’m willing to…ですと、「やってもいいよ」という意味の英語になります。

やぶさかではないの英語②Imightwantto

英語

やぶさかではないの英語2つ目は、I might want to…です。こちらも、やぶさかではないという意味の英語ではありません。類語である「どちらかと言うとやりたい」の意味がある英語ですので、日本語訳にすると「やぶさかではない」にしても良いかもしれません。

誤用されやすい言葉の例は?

誤用されやすい言葉の例①まんざらでもない

仕事

誤用されやすい言葉の例1つ目は、まんざらでもないです。まんざらでもないの言葉の意味としては、「ひたすら」や「完全に」という意味があります。使い方としては、やぶさかではないと対して変わらないのですが、意味が変わってきてしまうので気を付けましょう。

漢字で示すと、「満更でもない」と書き、満足しているわけではないが、悪くはないという意味にもなります。その為、「結果的にはまんざらでもない」という使用方法によって、「結果的には悪くはない」という意味になり、やぶさかではないという言葉の意味とは少し違う意味ともなるのです。

誤用されやすい言葉の例②否定的な意味では使用しない

駄目

誤用されやすい言葉の例2つ目は、否定的な意味での使用はしなようにしましょう。どうしても、意味を間違えて捉えている方が多くいます。それだけ、日本語という言葉は難しい為、間違った認識をしやすい言葉でもあるのです。「やぶさかではない」を否定的な意味で誤用している人も、少なからずいるのです。

間違った言葉の意味を認識していると、誤用してしまい、相手に不快感を与えてしまう場合もあります。また、上記の「まんざらでもない」という意味と間違えて使用している場合もありますので、それを正していきましょう。1つでも、多くの日本語を正しい意味で使用することによって、話題も多くなるはずです。

「やぶさかではない」を正しい意味で使用しよう!

仕事

世の中には、たくさんの言葉で溢れています。時代が進化するとともに、新しい言葉も増え、新しい意味も増えていきます。また、誤用も多くあるのも現実です。しかし、日本には古くから使われている多くの言葉があります。それらを理解し、使用することで、次の世代へと引き継がれていくのです。

「やぶさかではない」も例外ではなく、難しい日本語と言う認識をしている方も多いでしょう。しかし、意味が分かれば、使用しやすい日本語でもあります。難しく考えずに、まずはなんとなく意味を知りましょう。意味を知ることで、他人が使っていても、首をかしげる事がなくなるかもしれません。


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