読解力を鍛える方法とは?国語力・文章の読解力がない原因についても

読解力という言葉を聞いたことはありますか。読解力とは言葉を読み解く力を意味していますが、近年読解力がない人が増えていると話題になっています。この記事ではその原因や読解力と国語力を鍛える方法、文章を読む力を向上させるための要約練習のやり方などを紹介します。是非読解力をつけるために参考にしてください。

読解力の意味とは?

読解力の意味とは文章などを読む力

読解力

読解力の意味とは文章などを読む力のことを指しています。現在、日本の子どもたちをはじめ、多くの人々の読解力の低下が叫ばれています。読解力を鍛えるためにどのような取り組みをしたらよいのかということを悩んでいる人が多くなっています。読解力がないことによるデメリットも最近では明らかになってきています。

読解力は書類や本を理解するためには必要な力です。また、相手の気持ちを理解するということや相手の言わんとしていることを思い量るという力もこうした読解力がない状態だと難しいと考えられます。文章を読むことができないことによっておこる弊害はとても大きく、生活に差し障るとも言われています。

読解力と国語力の意味は少し違う

論理的思考

読解力という言葉の他に国語力という言葉があります。これは論理的思考力ともいわれていて、文章や物事を自分なりに噛み砕いて解釈するという力のことを意味しています。順序立てて話をすすめたりする力のことを意味していて、作文や小論文を書くときにも必要な力です。

国語力の低下は仕事や生活にも影響します。原因は様々考えられていますが、国語力を鍛えるといっても一筋縄では向上しないという現状もあります。文章を闇雲に読み漁ったからとってすぐに向上するわけでもありません。論理的思考力は読み解く力に加え、考える力も必要になります。

今、目の前で起こっていることや文章を読むということにおいて理解できない人が増えてきているというのも、こうした国語力の低下が原因です。以下ではそうした国語力や読解力の向上のために何ができるのかということを紹介していきます。国語力をはじめ、文章力もつけたいという方は以下のリンクも参考にしください。

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読解力がないことのデメリットは?

読解力がないことのデメリット①文章が読めない

文章

読解力がないことのデメリットの1つ目として挙げられるのは文章が読めないということです。これは、トートロジーのように聴こえるかもしれませんが、読解力がないということは、ただ単に言葉がわからないということではなく、その文章を理解するということができないということを指しているのです。

例えば、書類を渡された時に、その書類に書かれてる文章の内容を理解することができなかったり、なにかマニュアルを渡されてもそのマニュアルに書いてあることが理解できないことによって仕事ができない、または理解するのに、人を介さないと理解できないなど多くの問題が発生してしまうのです。

また、子どものうちに読解力を向上させることができなかった場合、テストに書いてある文章や、教科書の意味を適切に読むことができない、本を読む気になれないなど、読解力がないことによって様々な弊害が出てきてしまいます。

読解力がないことのデメリット②行間を読めない

文章

読解力がないことのデメリット2つ目は行間を読めないということです。行間という言葉を知っていますか。これは文章と文章との間にある、間のことを指しています。物語などは特に、そういった行間を読むということが大変重要になってきます。しかし、読解力がないことにより、そうした行間を読むことができなくなります。

例えば小説なら行間にある景色の動きや、登場人物の感情など相手がどのように感じているのか、場面がどのように推移しているのかということを理解することができないのです。従って、小説を面白いと思えなくなったり、本に興味がなくなったりします。また、漫画のように絵がついていないと文章を読めないようにもなります。

情景を理解することができないことは小説以外にも起こり得ることです。一般の新書などの文章でも行間を読むということはよくあることです。文章の中に含まれた「ニュアンス」や「意味」を汲み取ることができず、適切に文章を理解することができないこともあります。

読解力がないことのデメリット③相手が伝えたいことを理解できない

文章

読解力がないことのデメリット3つ目は相手が伝えたいということを理解できないということです。これは相手の言葉を理解できないということによって、諍いが簡単に起こってしまうようになります。読解力は文章を理解するという力ですが、その力によって想像力や、創造力が身についていくのです。

従って、読解力がないということは、相手の気持ちを察するということが苦手になりやすくなります。先程も挙げたように行間を読むということができなくなるので、例えばLINEやメールなどのやりとりでも行間を理解することができず、勝手に「裏切られた」「無視された」と感じてしまい、諍いのきっかけにもなります。

相手が伝えたいということを理解できないということは人間関係にも影響してきます。これは国語力の問題もあります。国語力は論理的思考を必要とします。例えば自分がどのように相手に物事を伝えたらいいのかということもわからないという人もいます。これは読解力のみならず、国語力の低下であるとも言えるのです。

読解力がないことのデメリット④国語力の低下も重なり想像力がなくなる

文章

読解力がないことのデメリットの4つ目は想像力がなくなるということです。これは、先程の行間の話にも挙げたように相手の気持ちを考えることができないことによって起こり得る弊害です。読解力がないことにより、様々なことを考えて理解するということができなくなります。

今自分や相手がどのような環境下に置かれていて、自分たちはどのように生きていけばいいのかということすらもわからなくなってしまうということもあります。これは大げさな話ではありません。実際、いじめや自殺の問題はこうした読解力や国語力のなさによる想像力の低下で起こっている可能性もあると言われています。

自分のことを伝えるためにも考えを「文章化」する必要がありますが、自分の主張をどのように表現したらいいのかということがわからず、意見が言えなくなってしまう、伝えられなくなってしまう、など、多くの問題が起こっているのです。

読解力がない原因は?

読解力がない原因①教育者の能力の低下

教師

読解力がない原因の1つ目は教育者の能力の低下が挙げられます。子どもや若者たちの読解力の問題は子どもたちは若者たち自身の問題ではないのです。これは本当に大きな問題です。学校の先生や周りの大人たちが幼い頃からどういった文章に触れさせてきたのかということがまずキーになってきます。

学校という場で「国語」をどのように教わってきたのかということもとても大きく関係しています。一つ一つの物語に対しての感想を述べさせるだけの国語の授業をしてきた場合、深く文章を読み取るということをしてこないことになります。

それは辞書や辞典を使って言葉の意味を理解したり、その文脈、行間を読むということをしてきたかということでもあります。文章をただ読んで理解したようなつもりになってしまうような授業をうけてきたという場合や、周りの大人もそうした解釈の仕方を子どもに教えてきたことが原因になり読解力が低下すると考えられます。

読解力がない原因②「読解」することをしていない

文章

読解力がない原因の2つ目は「読解」することをしていないということです。読解というのは読み解く力という意味ですが、ただ文章を眺めてしまうだけでは読解力は付きません。読解するというのは深く解釈し、想像し、理解するということです。

例えば、挿絵や漫画といったように絵が多い作品に触れていると情景を自分の頭の中で想像しなくとも、目の前の絵が代わりに頭の中で想像されるようになります。自分で考えて想像する、状況を判断するという「読解」にはならないのです。

読解をしていないことによって文章を読み解く力や国語力が下がり、読解力がなくなります。ただ、文字に触れていればいいという問題でもなく、そこからどのように文章を読み解くのかということを考える必要があるのです。

読解力がない原因③文字慣れしていない

文章

読解力がない原因3つ目は文字慣れしていないということです。これは文章慣れしていないということでもあります。一文が短いものに触れていたり、一つの作品を読み切るということが少なくなってくると、読解力が低下します。小説など、何巻も続いているような作品を読むという場合にはこうした読解力がないと苦痛です。

情景を理解するということができない上に、話が理解できず、面白くなくなってしまいます。また、読解力がない場合、自分で文章を書くということも容易にはできません。ある程度文章を読み慣れていて、言葉を繋ぐ、紡ぐということができなければなりません。

紙の本にふれる機会が少なくなり、SNSや横文字の液晶で映し出される文章を読むことのほうが多くなったという人も少なくないでしょう。IT化という社会的現象が読解力の低下を更に加速させているともいえるでしょう。

読解力がない原因④わかったつもりになって進んでしまう

文章

読解力がない原因4つ目はわかったつもりになって進んでしまうということです。IT化が進む前は紙の辞書や辞典で言葉を調べながら本を読むということは一般的でした。しかし、今はふと手を伸ばせば携帯やパソコンがあり、わからない言葉も調べるということも用意になりました。

また、IT化が進む前よりも「言葉を調べる」という事自体が少なくなり、ボキャブラリーも少なくなってきたという人も少なくないでしょう。情報がなんでも手に入り、なんでも手軽に文章にふれられるようになりなんとなく理解して先に進むということが増えました。

便利になったともいますが、安易に物事を進めら得るようになったという解釈もできます。なんでもすぐ手軽にできるということが何かを深く理解するという想像力を奪い、読解力も失われていったのではないかと考えられます。

読解力を鍛える方法は?

読解力を鍛える方法①文章の要約練習をする

文章

読解力を鍛える方法1つ目は文章の要約の練習をするということです。これは読解力を向上させ、鍛えるのにはとてもいい方法です。例えば、新聞や一般のネットに載っているような文章でも構いません。1000文字ある文章なら、それを200文字にまとめてみるという練習をしてみましょう。

要約というのは、要点をまとめる力が必要になります。これは読解力と国語力の両方の力が試されます。どのようなことをこの文章では伝えたいのかということをキャッチできないと文章をまとめるということはできません。是非要約練習に取り組んでください。

読解力を鍛える方法②文章の行間を読む力を向上させる

文章

読解力を鍛える方法2つ目は文章の行間を読む練習をするということです。これは小説などが適切です。小説の文章と文章との間にある心情の動きや、情景の動きに注目します。文字としてなにか情景描写が無くとも、行間を読むことができると物語を深く理解することに繋がります。

コツは想像力を使って読むということです。このとき、登場人物は他にどのようなことを思っていただろうか、このとき、どんな情景、どんな表情でこの言葉を言ったのだろうかなど、自分なりに考察してみるのです。そうすることにより、読解力を向上させ鍛えることができます。

読解力を鍛える方法③一つの作品を時間をかけて読む

読書

読解力を鍛える方法3つ目は一つの文章を時間を書けて読むということです。これは時間がないとできないという人も多いかもしれませんが、一つの作品を読破するということは読解力と国語力がなければできないことです。読解力と国語力を鍛えるために、少しずつ短い文章から、長い文章を読むように自分で調整します。

例えば、短編小説から初めて読み終わったら中編ほどの長さのものを読む、というように、長さを少しずつ長くしていきます。そうすることで読解力と国語力を使う時間を増やしていきます。訓練すれば伸びる力なので是非継続するようにしてください。

読解力と国語力の向上のためにできることをしよう

文章

読解力と国語力の向上は一筋縄ではいきません。鍛えるためにも大変な時間がかかります。しかし、継続すれば必ず付く力です。是非少しの時間でも良いので読書をしたり、長めの文章を読むという時間を増やしてみてください。

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