就活の履歴書の研究課題の例は?まだ未定・ゼミに未加入の場合の書き方も

履歴書や面接において、よく聞かれるのが「研究課題」。就活生のなかには「なぜ企業は研究課題について聞くのか?」という疑問を持つ人も多いことでしょう。今回は、企業が研究課題について聞く理由を解説します!履歴書で研究内容やテーマを記入する時の例文、まだ研究課題がないという人の対処方法も解説しています。

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企業側が研究課題・卒業研究を聞く理由は?

企業側が研究課題・卒業研究を聞く理由①就活生の姿勢・何を学んだかを知る

資料を通して就活生の人間性を知る

就活において、履歴書や面接等で「大学等で行った研究課題・卒業研究」について聞かれることは少なくありません。しかし、自分の専攻とは全く関係のないジャンルの企業を受ける就活生も多いなか「なぜ企業は研究課題について聞くのか?」という疑問を持つ就活性も多いことでしょう。

企業が就活生に対して研究課題について聞く理由は、就活生の研究内容・テーマについて聞きたいというより、研究課題を通して就活生がどのようなことを学んだのか、どのような姿勢で取り組んだのかなど、就活生の行動力・社会性について知るために聞いている場合があります。

企業側が研究課題・卒業研究を聞く理由②就活生のプレゼン能力を調べている

プレゼン能力は社会人にとって大切

また、就活生の意欲に関することだけでなく、企業側が研究課題や卒業研究を聞くもう1つの理由に「就活生のプレゼン能力」を知りたいというものがあります。就活生自身や研究課題について知っている人にとっては題材を話しただけで理解してくれますが、ほとんどの人は題材を聞いただけでは内容がわかりません。

そのため、研究課題についての会話では「できるだけ手短に且つ相手に分かりやすく伝わるように、簡潔にまとめて話せるプレゼン能力」やが相手にまるわかりになるのです。

履歴書の研究課題・卒業研究の書き方・コツは?

履歴書の研究課題・卒業研究の書き方・コツ①何を学んだのかを具体的に書く

これまでの努力を形にしよう!

履歴書の研究課題・卒業研究の書き方・コツ1つ目は「何を学んだのかを具体的に書くこと」です。多くの就活生が履歴書に研究課題について書きますが、その多くが「研究内容の説明」で終わっている場合があります。これでは、せっかくの学生時代の就活生の努力が面接官や人事担当者へ明確に伝わりにくくなってしまいます。

ゼミでの研究や研究課題を提出するまでには、かなりの努力と忍耐を必要としてきたはずなので「大学時代に打ち込んだもの」の1つとしてもアピールすることができます。そのため、簡潔な研究内容の説明だけでなく、研究過程で何を学び、どのように成長できたのかを具体的に書き込むことが大切になります。


履歴書の研究課題・卒業研究の書き方・コツ②専門的内容や用語は多用しない

専門的な内容は伝わりにくい

履歴書の研究課題・卒業研究の書き方・コツ2つ目は「専門的内容や用語の多用は避けること」です。文系・理系問わず、大学等で行う研究課題テーマの多くが専門的な内容に基づいたものであることが多いです。そのため、研究課題について説明する時に専門用語・専門知識が必要となる場合もあります。

しかし、あまりにも専門用語を多用してしまうと、面接官や人事担当者には研究内容が理解できず、知識や努力のアピールに繋がりにくくなってしまうことがあります。履歴書・面接等で研究課題を説明する時には「誰が読んでも理解できる文章」であることを念頭に置きながら書くようにしましょう。

履歴書の研究課題・卒業研究の書き方・コツ③自己PR要素も含めること

研究課題も立派なアピール要素

履歴書の研究課題・卒業研究の書き方・コツ3つ目は「自己PR要素も含めること」です。大学生活の総括ともいえる研究課題・卒業研究は、完成までには調査・分析・レポートなどといった様々な過程があります。なかには実際に現場に赴いて研究課題に関する知識を持つ専門家にインタビューをした就活生もいることでしょう。

これらの活動は「社会性」や「行動力」をアピールするのに実に効果的です。そのため、履歴書や面接でしっかりアピールしないと大変勿体ない内容なのです。研究課程の行動と実際の仕事でのイメージを紐付けるような文章を書くことができれば、よりあなたの人間性や自己PRが面接官や人事担当者に伝わりやすくなりますよ。

【文理別】履歴書の研究課題の例文は?

【文系】履歴書における研究課題テーマ例文①研究内容と学んだ事を先に書く

内容は簡潔にまとめよう!

履歴書における研究課題テーマの例文文系編1つ目は「研究内容と学んだことを先に提示してから進める」例文です。面接時の参考資料になる履歴書ですが、こちらの例文の場合では基本的に最初の1文が全体の総括といっても良いでしょう。

例えば「私は学生時代に経済について研究を行い、現代社会が抱える問題が何かを学びました。」という文章で始めると、面接官が履歴書を見た時に、その後の内容が結論と結び付けやすくなるため、より理解しやすくなります。書き手の就活生も文章をふくらませやすいため「どうしても書けない!」という時におすすめです。


【文系】履歴書におけるゼミ研究課題テーマの例文②研究課程をアピール

研究課程でどんなことをしたのか?

履歴書における研究課題テーマの例文文系編2つ目は「研究課程などをアピール」する内容の例文です。先ほどの例文よりも研究課程の行動力を前面に出した例文で、自己PRの要素を入れたい時におすすめです。例えば「研究では仲間達と一緒にディベートを行い、私はその場面で纏め役として努力しました。」などです。

「仲間や外部の人達とのコミュニケーションができる」点や「知識をつめ込むだけでなく、実践に基づいた応用・活用ができる」点は企業で勤めた時には重要視されるポイントになるうえ、面接官や人事担当者が履歴書を見ただけで学生が努力するイメージがしやすいのも魅力的な例文です。

【理系】履歴書におけるゼミ研究課題テーマの例文①志望先で活かせる知識

活かせる知識はどんどんアピール!

履歴書における研究課題テーマの例文理系編1つ目は「志望先で活かせる知識」の例文です。こちらの例文のような文章を書く時は、就活中に必ず行われる「企業研究」が鍵になります。例えば「私は学生時代にバイオ分野の研究を行っており、御社が近年力を入れている食品部門で力を発揮したいと考えています」などが例文です。

企業の採用サイトやホームページの情報や新聞などを通して、自分のこれまでの知識や技術を活かせる領域を関連付けるように書き上げます。面接官や人事担当者が一目見て「この学生はしっかり調べてきてる!」と思わせられるように過去の事業はもちろん、現在進行中の事業や企業方針などもしっかり確認するようにしましょう。

【理系】履歴書におけるゼミ研究課題テーマの例文②専攻外の企業を受ける時

専門外でもくじけるな!

履歴書における研究課題テーマの例文理系編2つ目は「専攻から離れた企業を受ける時」の例文です。就活生のなかには、各企業や業界に対して「固定化したイメージ」を持っている場合も少なくありません。しかし、一見離れているように見える業界と研究内容であっても、業務に活かせるスキルはたくさんあるのです。

例として、自動車や生活用品をはじめとしたメーカー企業の場合、商品開発だけでなく広報・生産管理といった職種などもあります。そのため「学生時代にはパソコンを用いてオープンキャンパスや部活の宣伝・広告作りをしました」など、自分が持つスキルが活かせる職種も着目しながら研究課題を通してアピールしてみましょう。

履歴書に研究課題を書けない場合の対処法は?


履歴書に研究課題を書けない・まだない場合の対処法①得意な科目でアピール

あなたの得意科目は?

大学・企業や履歴書の形式によっては、研究課題について書く欄がない場合や、まだ研究課題・卒業研究がないという場合もあります。履歴書に研究課題を書けない・まだない場合の対処法1つ目に「得意な科目でアピールする」方法があります。

履歴書で得意な科目でアピールする時には、研究課題の書き方・コツで述べたように、内容よりも「どんな風に学んだか・疑問対してどう解決したか」が重要になります。そのため、後の面接で質問されても動じないように、得意な科目について「これまで何に関心を持ち、どのような活動をしてきたか」などの準備をしましょう。

履歴書に研究課題を書けない・まだない場合の対処法②ゼミの活動でアピール

これまでの活動内容をまとめよう

履歴書に研究課題を書けない・まだない場合の対処法の2つ目に「ゼミでの活動でアピール」する方法があります。同じ専攻・研究をする学生達が集まるゼミでは、ディベートや研究発表などといった、コミュニケーション能力や協調性などといった企業で活かせるスキルを培うことができる環境といえます。

そのため、ゼミでの活動内容やそこで自分はどんなことをしたのかという内容は立派な自己PRに繋がる要素です。まだゼミに所属していない・ゼミがなかったという学生は、ボランティアやアルバイトなどといった外部での活動・努力についてアピールすると良いでしょう。

また、面接官や人事担当者は、就活生の実績よりも「どんな思考・態度でどのように行動したか」をチェックしていますので、まだゼミでの研究課題をしていない時でも、ゼミ・外部の活動をアピールする時には「○○を頑張りました」という形に終わらないように注意しましょう。

面接で研究課題について聞かれた時の対処法は?

面接で研究課題について聞かれた時の対処法①易しい言葉で簡潔にまとめる

簡単だけど難しいもの!

面接で研究課題について聞かれた時の対処法の1つ目に「易しい言葉で簡潔にまとめる」ことが挙げられます。こちらは履歴書での書き方・コツでまとめたように専門用語を使わずに説明できるように、あらかじめまとめておくことが大切になります。

数十分~1時間程度の面接のなかでは、各質問事項にかけられる時間は大変短いため、要点をおさえながら簡潔に話せるようにしましょう。「難しいことをわかりやすく話せる」スキルはつまり「高い知性がある」という自己PRにもつながります。

面接で研究課題について聞かれた時の対処法②質問ポイントを取り入れる

質問ポイントをおさえた内容に!

面接で研究課題について聞かれた時の対処法2つ目に「質問ポイントを取り入れる」ことです。「質問ポイント」とは、面接官や人事担当者が「質問したくなるポイント」のことであり、専門分野だからこそ話せるポイントといえます。

上手く取り入れて、面接官から「これってどういうこと?」という質問を引き出せれば、就活生の自己アピール時間が増えるうえ、面接官の印象にも残りやすくなりますので、おすすめです。もちろん、ポイント以外の点について質問される場合もありますので、万遍なく答えられるように準備しておくことが大切です。

面接で研究課題について聞かれた時の対処法③実際の仕事と関連づける

仕事でのイメージができれば満点!

面接で研究課題について聞かれた時の対処法3つ目は「実際の仕事と関連づける」ことです。履歴書と同様、面接で質問された時は研究内容の説明に留まらず、研究中の行動や学びをどのように仕事に活かせるかを伝えましょう。「知識がある」というだけでは、せっかくのスキル・知識も活用イメージがしにくくなってしまいます。

研究課題を履歴書や面接での自己PRに繋げよう!

いかがでしたか?学生時代に頑張った研究課題や卒業研究は、会社員・社会人になった後の成長にも繋がる大切な「経験・スキル」の1つといえます。今回紹介した以外にもまだアピール方法がたくさんありますので、自分が頑張ってきた努力の成果を、しっかり自己アピールにつなげられるように頑張りましょう!

研究課題と同様に、面接中に質問されやすい事柄の1つに「今の自分を一言で表現してください。」というものがあります。一見簡単そうに見える質問事項ですが、答え方によってはその後の質問への回答が難しくなったり「考え方の軸がぶれている」という悪い印象を与えてしまうこともあるのです。

関連記事では、そんな「自分を一言で表すと?」という質問に対する回答例についてまとめていますので、是非こちらのチェックしてみてくださいね!

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