していきますの意味・使い方は?して参りますなどの敬語表現の紹介も
していきますという言葉はしていきたいという意思を表す、様々なシーンで頻繁に使われる言葉になります。「していきますので」「進めて参りますので」「して参りますので」「してきたいと存じます」といった派生表現も含めて紹介していきます。ビジネスパーソン必見です!
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していきますの意味とは?
していきますの意味①何かをしていきたい意思を表す敬語表現
していきますの意味の1つ目は「何かをしていきたい意思を表す敬語表現」です。何かを継続的に進めていきたい場合に「していきたい」「していきます」という表現を使うことで、その希望を表す表現となります。「~をします」「~をやっています」という「する」の派生表現とは違った意味を表しています。
例えば「観察します」という表現はそのタイミングから観察をすることを意味し、「観察しています」という表現は現在進行形で観察していることを示しています。それに対して「観察していきます」という表現になると、ここから継続的に観察を続けていくことを表すため、現在形や現在進行形の表現とは違った表現になるのです。
ちなみに下記関連記事には「されている」という表現について紹介されていますが、「されている」という表現についても、どのような状態を表すのか、またどのようなシチュエーションにおいて使える表現なのか、その判断が簡単ではない表現の一つです。ここで紹介されていることも吸収するとさらに表現力が向上するでしょう。
していきますの意味②未来への意思表示を表す敬語表現
していきますの意味の2つ目は「未来への意思表示を表す敬語表現」です。「していきます」という表現は継続的に続けていく意思はなくとも、何らかのアクションをここから将来的に起こしていくことを示しています。つまり、「していきます」は未来への意思表示だけを単純に示す場合があります。
例えば先ほども紹介した「観察していきます」という言葉には「観察をここから将来的に続けていく」という意思表示も含まれますが「観察を始める」という意思表示を意味する場合もあります。どちらの意味になるのか、特に継続性がその意味合いに含まれているかどうかはその都度文脈から判断していくことになります。
していきますの敬語表現は?
していきますの敬語表現①して参ります
していきますの敬語表現の1つ目として「して参ります」という表現が挙げられます。この表現に関しては「していきます」の敬語表現の中でも一般的な表現です。「する」という動詞に「参る」という謙譲語がくっついた言葉です。この表現は「していきます」と同じ表現ですが、敬語要素が強い表現になります。
「観察して参ります」「精進して参ります」「獲得して参ります」というような形で様々な動詞と複合させることが可能な表現であり「していきます」を丁寧に伝える必要がある場面では重宝される表現になります。ごく一般的なビジネス敬語に数えられる表現ですので、しっかり使い方を押さえておくようにしましょう。
していきますの敬語表現②進めて参ります
していきますの敬語表現の2つ目として「進めて参ります」という表現が挙げられます。「進めて参ります」という表現には、その行為の継続性も含まれた表現になります。そのため、この表現を使う時にはただ単に「何かを始める」ということだけではなく、それを続けていく意思も示している表現であると言えます。
「観察を進めて参ります」という表現は「観察して参ります」よりも「観察をすること」について時間を要するニュアンスを含んでいます。
何故なら「観察して参ります」は継続性を含んでいる場合もあるのですが、含んでいない場合は一度の観察で約束は果たされるわけで「観察を進めて参ります」という表現は約束を果たすまでに、観察を続けていく時間を要するからです。
していきますの敬語表現③所存でございます
していきますの敬語表現の3つ目として「所存でございます」という表現が挙げられます。この表現については「していきます」の敬語的要素が「して参ります」よりも強いだけでなく、覚悟のような強い意志も含まれる表現になります。そのため、毎回使うような敬語表現ではなく使うシーンを選ぶ表現であると言えます。
この表現を効果的に使っていくことで、その行為に対する強い意志も併せて示すことができますし、しかもこの表現については非常に丁寧な表現でもありますので、相手方の心象は非常に良くなることでしょう。ビジネスのシーンにおいて、相手方へのアピールが必要な場面では進んで使用したい表現になります。
していきますの使い方・例文は?
していきますの使い方と例文①継続の意思を表す
していきますの使い方と例文の1つ目は「継続の意思を表す」例文です。「していきます」という表現は何かをしていきたい意図に加えて継続の意思を表す状況も含まれています。文脈で継続の意思が含まれているのか、そうでないのかを判断していく必要があります。
例文は非常に短い文章ですが継続性がはっきりと感じられる文章になっています。何故なら「毎日」という言葉が入っているからです。「毎日」という言葉がなければこの例文はかなり意思の薄い発言だと感じることでしょう。どのくらい勉強するのか、いつから始めるのかがあればもっと強い意思が感じられる文章になります。
すごく短い例文ではあるものの、これだけでも色々な情報が分かりますし、逆に付け足した方がいい情報も明確なので、相手方に質問がぶつけやすい表現になっています。有言実行が良しとされている表現なので、できる限り強い意思が感じられるように工夫をして文章を組み立てていきたいところです。
試験に合格するように毎日勉強していきます。
していきますの使い方と例文②未来の意思を表す
していきますの使い方と例文の2つ目は「未来の意思を表す」例文です。この表現では継続性よりも、これからアクションをはじめていきたいという意思を表すことになります。例文では何故それをしていきたいのかが明確に書かれています。しかしながら何をどのように強化をしてミスを防ぐのかは盛り込まれていません。
ただし色々と盛り込み過ぎると何を伝えたいのかが分かりづらくなってしまうため、このくらいの表現でも十分であるとも言えます。状況によっては例文よりも情報が必要になる場合もありますので、ケースバイケースで相手に情報と、こちらの意気込みが伝わるように文章作成を心がけていきましょう。
文章にミスが多かったのでここからは確認を強化していきます。
していきますの使い方と例文③強い願望を表す
していきますの使い方と例文の3つ目は「強い願望を表す」例文です。「していきたい」という表現を使うことで「そうなりたい」という強い願望を表す表現になります。「合格していきたい」という表現は強く「合格したい」という気持ちを表しています。
「合格していきます」という言い方の方が意思が強く感じられる場合もあります。何故なら「合格していきます」という表現の方が合格を前提に話をしているニュアンスが含まれているからです。それに対して「合格していきたい」という表現には合格できるかわからないといったニュアンスが含まれることになります。
しかしながら例文には計画的に合格をしていくプランが入っています。文章から税理士試験が何科目か合格しなければならない試験だということが読み取れ、その中でも今年ダメだった分も含めて翌年は2科目以上と言っているので、文章全体から悔しさと、翌年の強い合格への努力の意思が感じられる文章になっています。
税理士の試験は今年全滅だったので、来年は最低でも2科目以上は合格していきたいです。
していきますの使い方と例文④していくための方法を伝える表現
していきますの使い方と例文の4つ目は「していくための方法を伝える表現」の例文です。この例文に関しては何かを成し遂げるための、アクションの開始を伝える例文になっています。1つ目の例文と似ていますが、1つ目の例文よりも強い意思が感じられる例文になっています。
試験に合格していきたいので毎日勉強をしていきます。
していきますの使い方と例文⑤非常に丁寧な敬語表現
していきますの使い方と例文の5つ目は「非常に丁寧な敬語表現」の例文です。例文は非常にフォーマルな要素が強い表現であり、かつ強い意思が感じられる表現です。所信表明等、ビジネスにおいてもここぞという場面ではこのくらい丁寧な文章で相手に自分の意思を伝えていきたいものです。
ご期待に添えますように毎日勉強して次の試験には必ず合格して参ります。会社を背負っていく人材になれますよう日々気を抜かずに精進して参る所存でございます。
していきますを使う際の注意点は?
していきますを使う際の注意点①有言実行を心がける
していきますを使う際の注意点の1つ目は「有言実行を心がける」です。この表現に関しては、「~していきます」「~して参ります」というような、ただしていきたい意思だけを示して行動に移さなければ自分の信用を下げることになりかねません。たしかにその場を収めることができる表現ですが、その後の行動も必要です。
逆に有言実行で、相手に「していきます」「して参ります」と伝えたことをしっかりと実行していくことで、相手方の信用を勝ち取ることにもなりますので、そういった部分も意識して使っていきたい表現です。「していきます」という言葉は、言い回しだけではなく行動も重要になることを認識しておきましょう。
していきますを使う際の注意点②していく方法や理由の表現は「ので」を使う
していきますを使う際の注意点の2つ目は、条件や何かをしていく理由を伝える場合は「ので」を使うことです。例えば「観察をしていきますので顕微鏡が必要です」「中長期でのコストを算出する必要がありますので観察が必要です」というような形で使います。前者は条件(顕微鏡の必要性)を表し、後者は理由を伝えています。
「していきます」という表現を使って何かをする意思を表す際には、その根拠や条件を一緒に提示する必要性が出てくる場面が少なくありません。
そのため「ので」という表現を使うことで、「していきます」を使った表現がさらに信憑性を持つことになるのです。「ので」を使った構文も意識すると説得力が増すので覚えおきましょう。
していきますを使う際の注意点③敬語表現を使いすぎない
していきますを使う際の注意点の3つ目として、敬語表現を使いすぎないことが挙げられます。「していきます」は丁寧語表現であり「して参ります」は謙譲語表現になります。「していきます」でもビジネスにおいて十分なシーンは少なくないですし「して参ります」「所存でございます」という表現が行き過ぎることもあります。
「進めて参ります」「所存でございます」が行き過ぎた敬語に感じるようなシーンでは、せっかく相手の信頼を得られるような内容を伝えたとしても、行き過ぎた敬語表現のせいで相手に対してわざとらしく伝わってしまうようなこともありますので注意が必要です。その状況に合った適切な表現を心がけましょう。
していきますを使いこなそう!
していきますという表現を使いこなすことで、ビジネスのシーンにおいて周囲からの信頼を集めることができるでしょう。ただしこの言葉を使う際には、常に有言実行を意識する必要があります。言葉と行動の両方が伴って、はじめて周囲の信頼を集めることができることを忘れずに行動すれば結果は自然と付いてくるでしょう。
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