ご厚誼の読み方・意味とは?ご交誼・ご厚情との違いや使い方・例文も
ご厚誼という言葉の使い方を知っていますか?ご厚誼は、集会の挨拶やスピーチで使われる言葉の一つで、「親しい間柄であること」を表します。今回は、このご厚誼の読み方やご交誼やご厚情との違い、使い方について詳しくまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
ご厚誼の読み方・意味とは?
ご厚誼の読み方とは「ごこうぎ」
ご厚誼の読み方とは、「ごこうぎ」です。ご厚誼は、「御厚誼」と漢字で書かれることもあります。「ご厚誼」と言う言葉は、文章やスピーチなどで使用されることが多く、日常生活だけでなくビジネスシーンでの使用も多いです。また、年賀状の文章などでもよく使われています。
ご厚誼の意味とは深い親しみの気持ちや情の厚い交際
ご厚誼の意味とは、深い親しみの気持ちや情の厚い交際です。「ご」は尊敬を表す接頭語で、「誼」は「よしみ」とも読み、親しいつきあいを意味します。ご厚誼は、目上の方から厚意を受ける様子なども意味する言葉です。また、「ご好誼」・「ご高誼」とも同じ意味ですが、「ご厚誼」が一般的に多く使われています。
ご厚誼とご交誼・ご厚情との違いは?
ご厚誼とご交誼との違いは目上の人に使うかどうか
ご厚誼とご交誼との違いは、目上の人に使うかどうかです。「ご厚誼」と「ご交誼」はどちらも接頭語の「ご」がついた敬語ですが、「ご厚誼」は目上の方に使います。「ご交誼」は自分と対等な立場にある友人や同僚などに使う敬語で、友人としての親しい交際やつきあいを意味する言葉です。
ご交誼の読み方は「ごこうぎ」
ご交誼の読み方は、「ごこうぎ」です。ご交誼はご厚誼と同じ読み方ですが、文章で使う際には注意しましょう。目上の方への文章で使う際には「ご厚誼」を使います。「ご交誼」は、友人への年賀状などの文章でも使われることが多い言葉です。
ご厚誼とご厚情との違いは親しみの気持ちと情け・思いやりの気持ち
ご厚誼とご厚情との違いは、親しみの気持ちと情け・思いやりの気持ちの違いです。「ご厚誼」は目上の方との交際から生まれる親しみの気持ちなどを意味しますが、「ご厚情」は目上の方からの厚い情けや思いやりの心や親切な気持ちなどを意味します。
ご厚情の読み方は「こうじょう」
ご厚情の読み方は、「こうじょう」です。接頭語の「ご」に、厚いなさけや思いやりのある心などを意味する「厚情」を組み合わせています。同じ読み方の「交情」は交誼と同じ意味を持ち、交際から生まれる親しみを意味する言葉です。
ご厚誼の使い方・例文は?
ご厚誼の使い方・例文①賜り
ご厚誼の使い方・例文1つ目は、賜りです。「賜る」は、目上の人からもらう・いただくことや目上の人が目下の人に与えることを意味します。「ご厚誼」と「賜り」を組み合わせた使い方は、目上の方から厚意をもらう場合や親しいつき合いをしていただく場合などに使用します。
例文は、「変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます」です。この例文は、今まで通り変わらない親しいつきあいを今後も続けてもらうことをお願いしますと言うニュアンスを含んでいます。
ご厚誼の使い方・例文②格別
ご厚誼の使い方・例文2つ目は、格別です。格別は、普通の程度や事柄とは違うこと・様子などを意味します。「各段」と「ご厚誼」を組み合わせた使い方は、段違いな親しいつきあいや特別な厚意などを表現したい際に使います。
例文は、「格別のご厚誼を賜りましたことを心より感謝いたしております」です。この例文は、特別な親しいつきあい・各段な厚意をいただいたことを、本心から感謝していますと言う意味を表現しています。
ご厚誼の使い方・例文③ご厚情を深謝いたします
ご厚誼の使い方・例文3つ目は、ご厚情を深謝いたしますです。「ご厚情」は厚いなさけを意味し、深謝は「しんしゃ」と読み、心から感謝すること・心から詫びることを意味します。
「ご厚情を深謝いたします」と「ご厚誼」を組み合わせた使い方では、これまでの厚いなさけを心から感謝し、これからも親しいつきあいをお願いする際などに使います。例文は、「本年中は一方ならぬご厚情を賜り厚くお礼申し上げます。明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます」です。
例文の意味は、本年中の特別な厚い情けや心からの思いやりをいただきありがとうございました。明年も本年と変わらない親しいつきあいをよろしくお願いしますと言う意味です。
ご厚誼の使い方・例文④厚く御礼申し上げます
ご厚誼の使い方・例文4つ目は、厚く御礼申し上げますです。「厚く御礼申し上げます」は、心よりお礼を言わせてもらいますと言う意味を表現しています。「ご厚誼」と「厚く御礼申し上げます」を組み合わせた使い方は、深い親しみの気持ちや情の厚い交際に対する深い感謝を伝えられます。
例文は、「在職中は格別なご厚誼を賜り、厚く御礼申し上げます」です。この例文では、在職中の特別に情の厚い交際をしていただいたことを、心よりありがたく思っていますと言うニュアンスを伝えられます。
ご厚誼の使い方・例文でも紹介した「厚く御礼申し上げます」は、ビジネスシーンなどでも広く使われています。そこで、「厚く御礼申し上げます」の使い方や「感謝いたします」などお礼を表す敬語などを下記記事で紹介しています。目上の方へ感謝の気持ちを敬語で表現したい方なども、ぜひ下記記事をチェックしてください。
ご厚誼の使い方・例文⑤お願い申し上げます
ご厚誼の使い方・例文5つ目は、お願い申し上げますです。「お願い申し上げます」は、相手に頼む事柄を言いますと言う意味で、「お願いごとを言います」を丁寧にしています。「ご厚誼」と「お願い申し上げます」は、親しいつきあいや情の厚い交際をお願いする際に使います。
例文は、「今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます」です。この例文では、今までと同じ様にこれからも親しいつきあいをしていただくことをお願いしますと言うニュアンスを表現しています。
ご厚誼の使い方・例文⑥○○様のご厚誼
ご厚誼の使い方・例文6つ目は、○○様のご厚誼です。「○○様のご厚誼」と言う使い方は、相手が誰かを指定して、相手との親しいつきあいや相手との情の厚い交際、相手から厚意を受けた様子などを表現する際に使います。「○○氏のご厚誼」に言い換えが可能です。
例文は、「○○様のご厚誼を深謝する」です。この例文では、○○さんからいただいた思いやりのある心を、心から感謝していますと言うニュアンスを表現しています。
ご厚誼の英語は?
ご厚誼の英語①encouragement
ご厚誼の英語1つ目は、encouragementです。encouragementは、激励・奨励・励みとなるものなどを意味し、親しいつきあいをしている目上の方から励ましや元気づけを受けた場合などにも使えます。
例文は、「I will greatly appreciate our continuous encouragement」で、今後も変わらないご厚誼をよろしくお願いしますと言う意味を表現できます。
ご厚誼の英語②kindness
ご厚誼の英語2つ目は、kindnessです。kindnessは、親切・優しさ・いたわり・親切な行為を意味し、情の厚い交際を持つ目上の方からいたわりや親切な行為を受けた際にも使えます。
例文は、「I appreciate your kindness」で、あなたのご厚誼を感謝していますと言うニュアンスを伝えられます。
「ご厚誼」の類語でもある「ご高配」の英語表現や意味について、下記記事でくわしく紹介しています。また、下記記事では「格別のご高配を賜り」の使い方なども紹介していますので、「ご高配」と言う敬語についてよりくわしく知りたい方などもぜひチェックしてください。
ご厚誼の類語は?
ご厚誼の類語①ご厚意
ご厚誼の類語1つ目は、ご厚意です。「ご」は丁寧な接頭語で、「厚意」は相手の親切心や思いやりのある気持ちを意味します。例文は「平素は格別のご厚意とご指導を賜り、深く感謝申し上げます」で、普段から特別な親切心や指導をいただいていることを心から感謝していますと言う意味を表現可能です。
ご厚誼の類語②ご高配
ご厚誼の類語2つ目は、ご高配です。「ご高配」の読み方は「ごこうはい」で、「ご高配」を使うと目上の方から受けた心くばりや配慮を敬って表現できます。例文は、「平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。」で、いつも特別な心配りをいただき、心から感謝していますと言う気持ちを表現可能です。
ご厚誼の類語③ご懇情
ご厚誼の類語3つ目は、ご懇情です。ご懇情は「ごこんじょう」と読み、真心のこもった心遣いや親切な心を意味します。例文は「平素より一方ならぬご懇情を賜り厚くお礼申し上げます」で、普段から普通ではない真心のこもった心遣いをいただいていることを、本心からありがたいと思っていますと言う意味を伝えられます。
ご厚誼の類語④ご厚情
ご厚誼の類語4つ目は、ご厚情です。ご厚情は、目上の方からの思いやりの心や親切心、厚い情けなどを意味します。例文は、「格別のご厚情とご支援を賜り、厚くお礼申し上げます」です。この例文では、特別な親切心や助けをいただいたことを心から感謝していますと言う思いを伝えられます。
ご厚誼の類語⑤ご温情
ご厚誼の類語5つ目は、ご温情です。「ご温情」は、目上の方の優しい思いやりの心や情け深い心などを意味します。例文は「本年中は並々ならぬご温情を賜り有難うございます」です。この例文では、本年中は普通とは違う特別な思いやりのある優しい心をいただき、ありがとうございましたと言うニュアンスを伝えられます。
ご厚誼の類語⑥ご配慮
ご厚誼の類語6つ目は、ご配慮です。「はいりょ」と読む「配慮」は、心くばりや心遣いを意味し、他の人や他のことのために気をつかうことを意味します。例文は「ご配慮いただきありがとうございます」で、自分のために気をつかっていただいたことを感謝していますと言う意味を表現可能です。
ご厚誼の類語でも紹介した「ご配慮」の意味をさらにくわしく知りたい方は、ぜひ下記記事をご覧ください。下記記事では、「ご配慮」の使い方や「ご配慮いただきありがとうございます」の類語なども紹介しています。
ご厚誼を使う際の注意点は?
ご厚誼を使う際の注意点①同等・目下の人へ使わない
ご厚誼を使う際の注意点1つ目は、同等・目下の人へ使わないことです。ご厚情は、目上の方との親しいつきあいや目上の方から厚意を受ける様子などを意味します。そのため、自分と同等の人や目下の人への使用は避け、ご交誼や配慮などの言葉を使いましょう。
ご厚誼を使う際の注意点②冒頭の挨拶や締めの言葉として使う
ご厚誼を使う際の注意点2つ目は、冒頭の挨拶や締めの言葉として使うことです。ご交誼は、文章の冒頭に書く挨拶の中やスピーチの締めの言葉として使いましょう。例えば、冒頭では「平素は格別のご厚誼にあずかり、厚く御礼申し上げます」、締めでは「今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます」などです。
目上の方に使う「ご厚誼」と言う言葉を上手に使おう
「ご厚誼」と言う言葉は、親しくつきあっている目上の方へ使う敬語です。「ご厚誼」の意味を正しく知ると、「ご交誼」との使い分けも簡単にできます。「ご厚誼」は年賀状などの文章にも使用可能なので、ぜひ「ご厚誼」と言う言葉を様々なシーンで上手に使っていきましょう。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。