ITパスポートの難易度は?合格率や受験料・独学の勉強時間や勉強法も
ITパスポートという試験をご存知ですか?今回はITパスポートの難易度や合格率、受験料、独学での勉強時間などについてご紹介します。独学だけでは合格が難しいのかについても説明しているので、これから受けようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
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目次
ITパスポートとは?取得のメリットも
ITパスポートはITの基礎知識を習得していることを証明する国家資格
ITパスポートは通称アイパスとも呼ばれていて、毎年多くの人が受検しているメジャーな国家資格です。このITパスポートは、ITを利活用する全ての人が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できるので、IT系の仕事をしていない方でも取得しておいて損は無い資格です。
しかし、国家資格とはいっても「業務独占」や「名称独占」が出来る資格ではないので、あくまで基礎知識を証明するための資格と考えておくのが良さそうです。試験は全国47都道府県で受験可能で、東京ではほぼ毎日試験日に指定されているので忙しい方も受検しやすいと思います。
さらに、試験時間も朝・昼・夜の3つで実施されているので、都合のいい時間帯を選びましょう。ただし、試験会場によって実施される時間帯が異なる可能性があるので、よく確認してから応募してください。試験時間は120分で、パソコンを使って回答する形式となっています。
ITパスポート取得のメリット|仕事で役に立つことも
最近ではエンジニア以外の職種でもITに触れる機会が多くなってきていますよね。仕事でパソコンやネットワークを使うときに、情報リテラシーやセキュリティなどのITを正しく活用できる知識があると役立てることが出来ます。特に事務職などのパソコンを多く使う職種の方は活かせる機会も多いですよ。
ITパスポート取得のメリット|より難しい上位試験への足がかりになる
ITパスポートの上位試験に基本情報技術者試験やITコーディネーター試験など、いくつかの試験があります。それらの試験にはITパスポートの知識を活かせる問題も多いため、ITパスポートを取得すれば上位試験への足がかりになります。
いきなり上位試験を受けることも出来ますが、上位試験は難易度も高く難しいため、まずはITパスポートの試験を受けてから段階を踏んで上位試験に挑戦する方も多いです。ITパスポートの知識があることで、難しい上位試験の勉強も理解しやすくなり、合格率も上げることが出来ます。
ITパスポート取得のメリット|就職で有利になる可能性も
ITパスポートは国家資格なので、資格欄に記載すると就職のときに有利になる可能性もあります。「ITパスポートを持っている=ITに関する基礎知識がある」と評価してもらえるので、パソコンを使う仕事の場合は少し有利になるかもしれません。
さらに、なぜITパスポートを取ったのか?どう活かしていきたいのか?なども説明できるようにしておくと好印象ですよ。しかし、ITパスポートは難易度が易しめの試験なので、持っていてもあまり評価につながらない可能性があります。
確実に就職で有利にしたいのであれば、上位資格のITコーディネーター試験や基本情報技術者試験、応用情報技術者試験などを取得すると評価してくれる可能性が高まります。ITパスポートと合わせて上位資格への挑戦も検討してみてください。
ITパスポート試験の難易度や合格率・受験料も
ITパスポートの合格率は40~50%
ITパスポートの合格率は、毎年40~50%くらいです。ITパスポートに合格するためには「総合得点が1000点満点中600点以上、テクノロジ系・ストラテジ系・マネジメント系の各分野の得点が3割以上」という2つの条件が設定されていて、この条件をクリアすると合格となります。
つまり、総合得点が600点を超えていても、各分野の得点が300点に満たない場合は不合格となります。また、試験で出てくる用語はIT用語やビジネス用語が多いため、専門用語に慣れていない学生よりも社会人の方が合格率が高い傾向にあります。
ITパスポートの難易度は易しめ
ITパスポートの難易度は、国家試験である情報技術者試験の試験区分の中では「初級レベル」に位置付けられていて、合格率も2~3人に1人は合格できる確率なので、比較的易しい難易度といえるでしょう。過去に、小学生や中学生が合格した例もあるので、しっかり勉強すれば合格できる試験です。
ITパスポートの受験料は税込み5700円
ITパスポートの受験料は、税込み5700円(平成28年4月1日改定)です。クレジットカード払い、バウチャー、コンビニ払いの3種類の支払い方法があります。受験申し込み、申し込み内容の変更は、郵便・電話は不可となっていて、Webからのみの受付です。
万が一キャンセルしても、受験料は返金されないので注意してください。また、合格証明書を発行してもらうときに別途700円の手数料がかかります。
ITパスポート試験の難易度に合う必要な勉強時間
ITパスポート試験の難易度に合う必要な勉強時間|目安は100時間
ITパスポート試験の難易度に合う必要な勉強時間は「100時間が目安」と言われています。難易度は高くないとはいえ、IT用語など覚えることも多いので、IT系の知識がない方が勉強するにはある程度の時間が必要です。特に、独学はわからないときに教えてくれる人がいない場合が多いので、多くの時間を必要とします。
ですが、100時間未満で合格する方もいれば、100時間以上かけて合格する方もいます。100時間勉強したら絶対に合格できる、100時間勉強しなかったら合格できない、というわけではありませんので、あくまで目安として考えておいてください。
ITパスポート試験の難易度に合う必要な勉強時間|短時間で合格する人も
ITパスポート試験の難易度に合う必要な勉強時間は100時間と言われていますが、中には20~30時間と短時間の勉強で合格する方もいます。つまり、合格するために大事なのは勉強時間ではなく勉強方法ということです。そうはいっても、どうせやるなら短時間の勉強で合格したいですよね。
短時間の効率良い勉強で合格した方の勉強方法などはネットでもいくつか紹介されているので、ぜひ参考にしてみてください。自分に合った勉強方法で勉強すると、効率良く学習できますし、挫折のリスクも少なくなります。
独学が不安な方はスクールも選択肢に入れてみる
ITパスポートは難易度が比較的易しめなため、独学のみで合格する方も多いです。しかし、一人で勉強するのが苦手だったり、勉強時間の確保が難しい方にはスクールもおすすめします。独学よりは費用がかかってしまいますが、合格者を多数出しているスクールも豊富にあるため、選択肢の1つとして検討してみてもいいですね。
ITパスポート試験の難易度に合わせた勉強法
ITパスポート試験の難易度に合わせた勉強法|参考書を通読する
1つ目にご紹介する、ITパスポート試験の難易度に合わせた勉強法は「参考書の通読」です。独学で勉強する方は、まず本屋さんの参考書売り場に行って自分に合いそうな、理解しやすそうな参考書を買いましょう。
イラストが多いものや全ページカラーのものなど、初心者でもとっかかりやすい参考書が増えているので実際に手に取ってどれか1冊選んでみてください。通信教育やスクールに通ってる方は、そこで扱われている勉強法に従って勉強してみてください。
インプットとして参考書はサラッと1回通読します。1回通読したらもう1度最初から通読してみます。今度は1回目よりも少しじっくり読んでみましょう。1つ1つ全てを理解しようとしなくて大丈夫です。2回通読したら、次は実際の過去問を解いてアウトプットしてみましょう。
ITパスポート試験の難易度に合わせた勉強法|過去問をたくさん解く
2つ目にご紹介する、ITパスポート試験の難易度に合わせた勉強法は「過去問をたくさん解く」です。参考書を通読してインプットができたら、実際の過去問を解いてアウトプットをしましょう。過去問を何年分か解いてみて似たような問題が出てきたら、それは頻出問題なので重点的に勉強して解けるようにしておきましょう。
もちろん、最初は難しいと思うので全然解けなくても大丈夫です。わからなかったら参考書を見返して、インプットし直してみてください。つまり、勉強のメインは過去問を解くことで、参考書を読むことではありません。
参考書は最初のインプットと、過去問でつまづいたときに見返して参考にするようなサブ的な使い方にして、参考書を読むことばかりに勉強時間をかけないように工夫してみましょう。
ITパスポート試験の難易度に合わせた勉強法|通信教育の教材でもOK
3つ目にご紹介する、ITパスポート試験の難易度に合わせた勉強法は「通信教育」です。効率良く勉強したい方や、参考書や問題集を買ったり勉強方法を考えたりすることが少し面倒に感じる方は、通信教育を利用することもおすすめします。
通信教育であれば合格に必要な内容が全て揃っているので、通信教育の教材で勉強すれば効率よく合格までたどり着くことが出来ます。
また、通信教育の良いところは、紙テキストだけでなくDVDなどの映像や音声も使って勉強できるので、より理解しやすくなるような工夫がされているところです。もし通信教育を利用するのであれば、そういった利用者が理解しやすい工夫がされている教材を扱っている通信教育を選びましょう。
ITパスポート試験の難易度に合わせた勉強法|スキマ時間はアプリで勉強
4つ目にご紹介する、ITパスポート試験の難易度に合わせた勉強法は「スキマ時間にアプリで勉強する」です。最近はスマホの普及によって、アプリでも気軽に資格勉強ができる時代になり、ITパスポートの過去問を解くことが出来るアプリもリリースされています。
移動時間やスキマ時間はアプリでサクッと過去問演習をしましょう。スキマ時間をうまく活用することも合格への近道です。また、アプリ以外にも試験対策や過去問演習が出来るウェブサイトも多数あるので、アプリとウェブサイトの両方を活用するとより質の高い試験対策が出来ると思いますよ。
ITパスポート試験の難易度に合わせた勉強法|苦手分野は切り捨てる
ITパスポート試験の難易度に合わせた勉強法は「苦手分野は切り捨てる」です。ITパスポートの勉強をしていると、どうしても難しいと感じたり、苦手に感じる部分が出てきてしまうと思います。その場合、頑張って理解しようとすることも大事ですが、諦めて得意分野で得点を稼ぐ方法もあります。
苦手分野ばかりに勉強時間をかけていては効率のいい勉強ができないので、苦手分野は30%くらい得点できるレベルで諦めてOKです。
その代わり、他の得意分野で高得点を取れるように勉強をしましょう。合格ラインは60%なので、インプットとアウトプットを繰り返して、過去問で全体の70~80%くらい得点できるようになれば合格の可能性は高いですよ。
ITパスポートの難易度に合わせて勉強しましょう!
いかがでしたか?ITパスポートは難易度も易しめで合格率も低くない試験なので、IT系の職種でない方も取得しておくと今後活かせるときが来るかもしれませんね。しっかり勉強時間を確保し、効率良く勉強すればそこまで難しいと感じることも無いと思います。独学でも合格できるので、ぜひ挑戦してみてください。
また、ITパスポートの他にもMOSというパソコンスキルを測るIT系の資格があります。下記の記事でMOSの合格率や難易度、独学での勉強法について詳しく紹介しているので、気になる方は参考にしてみてください。
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