「ご相談」のビジネスメールの使い方や英語|あります/させてください
ビジネスにおいて何か相談ごとがあれば「ご相談があります」「ご相談させてください」と切り出して何かを打ち明けることになるでしょう。ここでは敬語表現における使い方やメールでの例文、そして英語表現も含めて「ご相談」を使った表現について紹介していきます。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
「ご相談」の使い方5選!ビジネスメール例文は?
「ご相談」の使い方とビジネスメールでの例文①ご相談させてください
「ご相談」の使い方とビジネスメールでの例文の1つ目は「ご相談させてください」です。「ご相談させてください」という言い回しは、相手方に相談させて欲しい状況を伝える場合におけるスタンダードな言い回しの一つです。例文のような形で、何の件について相談したいのかを明確に伝えると相手方に対して親切です。
また、例文においては相手から「YES」が来る前から相談内容について触れています。相談を持ち掛ける場合には内容と相手との関係性によってこのようなことができるかできないかが決まってきます。例文のように、急に内容に入ることがNGになる場合もありますので注意が必要です。
先日の商談の件についてご相談させてください。先方の言い値だと利益が出ないと思うのですが、あの価格で引き受けていいものなのでしょうか。
「ご相談」の使い方とビジネスメールでの例文②ご相談があります
「ご相談」の使い方とビジネスメールでの例文の2つ目は「ご相談があります」という表現です。例文では「高浜君の件でご相談があります」と切り出していますが、何について相談をしたいのかを伏せて、相談を相手方に依頼することもできる表現です。
例えば「ご相談があります。お時間よろしいでしょうか」と切り出していくことで相手に相談内容から丁寧に説明をすることができます。端的に伝えることで、相手から相談の主旨について誤解されることもありますので、「ご相談があります。お時間よろしいでしょうか」といった伝え方の方がベターであるシーンも想定されます。
高浜君の件でご相談があります。彼は今年いっぱいで退職して実家を継ぎたいと言っています。彼は戦力なので抜けられると困るのですがどうすれば引き留められるでしょうか。
「ご相談」の使い方とビジネスメールでの例文③ご相談いたします
「ご相談」の使い方とビジネスメールでの例文の3つ目は「ご相談いたします」という表現です。「ご相談いたします」という表現は謙譲語にあたる表現であり、相手に対して遜ることで、相手への敬意を表現する言い回しになります。自分が「相談する」ことを表現する言い回しとして、スタンダードな表現になります。
いつもお世話になっております。ご連絡いただきましてありがとうございます。いただいた件につきましては承知しております。何かありましたらご相談いたします。よろしくお願いいたします。
「ご相談」の使い方とビジネスメールでの例文④相談がございます
「ご相談」の使い方とビジネスメールでの例文の4つ目は「相談がございます」という表現です。この表現については「相談があります」よりも改まったシーンで使われる言い回しであり、「相談があります」と状況や相手によって使い分けたい表現になります。例文は上司に対してのメールになります。
お疲れ様です。昨日起案されたプロジェクトについて相談がございます。本日どこかでお時間を頂戴したく存じます。ご都合はいかがでしょうか。
「ご相談」の使い方とビジネスメールでの例文⑤ご相談ください
「ご相談」の使い方とビジネスメールでの例文の5つ目は「ご相談ください」という表現です。「ご相談ください」という表現は、相手方から気軽に何か言って欲しいというニュアンスを表す時に使う表現です。例文のように「遠慮なく」といった言葉と共に使われます。
いつもお世話になっております。データにつきまして拝受しました。追ってご連絡いたします。また、何かありましたら遠慮なくご相談ください。何卒よろしくお願いいたします。
「ご相談」の類語の例文と敬語の使い方は?
「ご相談」の類語の例文と敬語の使い方①ご検討ください
「ご相談」の類語の例文と敬語の使い方の1つ目は「ご検討ください」という表現です。「卸値の10%値下げについてご検討ください」というような形で使われます。何かを考えて、結論を出して欲しいという意図を相手方に伝える際に使う表現です。
「ご相談」の類語の例文と敬語の使い方②ご連絡させてください
「ご相談」の類語の例文と敬語の使い方の2つ目は「ご連絡させてください」という表現です。「明日にご連絡させてください」といった形で使われます。丁寧語表現の場合は「連絡させてください」という言い回しでも問題ありません。より丁寧さを出したい時に「ご連絡させてください」という言い回しを使います。
「ご相談」の類語の例文と敬語の使い方③ご報告があります
「ご相談」の類語の例文と敬語の使い方の3つ目は「ご報告があります」という表現です。「ダム建設の件でご報告があります」というような形でビジネスにおいて非常によく使われる言い回しです。「連絡」と意味合いが似た表現ですが、内容について詳細な連絡事項を「報告」という言葉に置き換えて相手に伝えます。
「ご相談」の類語の例文と敬語の使い方④ご要望がございましたら
「ご相談」の類語の例文と敬語の使い方の4つ目は「ご要望がございましたら」です。「ご意見ご要望がございましたら遠慮なくお申し付けください」というような形で接客業において非常に頻繁に使われる言い回しになります。
「ご相談」の英語の使い方例文は?
「ご相談」の英語の使い方例文①adviceを使った表現
「ご相談」の英語の使い方例文の1つ目は「advice」を使った表現です。「advice」という英単語は「助言」という意味を持ちます。そのため例文のような形で使うと「私はあなたの助言が必要です」という直訳になり、それを日本語として適当な表現に直すと「ご相談があります」になるのです。
I need your advice.(ご相談があります)
「ご相談」の英語の使い方例文②speakを使った表現
「ご相談」の英語の使い方例文の2つ目は「speak」を使った表現です。「speak」には「話す」という意味合いがあり、下記の英語表現は「私はあなたと今何か話をしましょうか」という直訳になり、これを日本語表現として適当な言い回しに直すと「今少し相談してもよろしいでしょうか?」という文章になります。
May I speak with you about something now?(今少し相談してもよろしいでしょうか?)
「ご相談」の英語の使い方例文③talkを使った表現
「ご相談」の英語の使い方例文の3つ目は「talk」を使った表現です。「talk」にも「話す」という意味がありますが、こちらは「会話する」というニュアンスの強い表現になります。「Could」を相手方に使うと「していただけませんか」という敬語表現になります。
下記の例文を直訳すると「プライベートな件で話していただけませんか?」という言い回しになり「相談をするお時間をいただけませんか」という日本語訳になるのです。下記のような丁寧な言い回しが使えると、英語を使うシーンにおいても相手からの印象がよくなることでしょう。
Could you talk to me in private?(相談のお時間をいただけませんか?)
「ご相談」の間違った敬語の使い方や注意点は?
「ご相談」の使い方における注意点①敬語の使い方に気を付ける
「ご相談」の使い方における注意点の1つ目は「敬語の使い方に気を付ける」ことです。「ご相談」という表現を使う場合、目上の人もしくは取引先に対してのコミュニケーションであるシチュエーションがほとんどでしょう。そのようなシーンにおいては正しい敬語でのコミュニケーションが求められます。
「ご相談」という言葉の言い回しに気を配っていても、他の部分で敬語の使い方を間違えると相手方があなたに対してもつ印象値はマイナスになることでしょう。そのような事態を避けるためにも正しい敬語表現を使うことを常に意識していく必要があります。
よく使われる敬語表現には一つ一つ違った注意点があります。下記の関連記事では「その通りでございます」という表現について紹介されています。この表現やその関連表現についてはビジネスにおいて様々なシーンで聞かれる表現です。こういった記事を見かけたら、興味を持って勉強するようにすると良いでしょう。
「ご相談」の使い方における注意点②ご相談にはお礼を添える
「ご相談」の使い方における注意点の2つ目は「ご相談にはお礼を添える」ことです。何に対しても、ビジネスにおいては相手方から何か恩恵を受けた際には感謝の気持ちを伝える必要があります。相談に応じてもらった時にはその相談内容が有益無益に関係なく、「ありがとうございます」といったお礼を添えると好印象です。
たかが「ありがとう」の一言ですが、効果は絶大です。こういうシーンで毎回「ありがとう」と言えるか、時々言い漏らすか、あるいはまったくお礼を言わないかでビジネスにおけるコミュニケーションが大きく変わってくることでしょう。相手にお礼を伝えることは強く意識するようにしましょう。
「ご相談」の間違った敬語の使い方①ご相談いたしてください
「ご相談」の間違った敬語の使い方の1つ目は「ご相談いたしてください」です。この表現は聞いただけで違和感がある人も多いかと思いますが、間違っているのは「いたしてください」という表現になります。「いたす」という言葉は「する」という動詞の謙譲語表現になります。そのため相手方の行為には使えない表現です。
「ご相談いたしてください」を正しい敬語に言い換えると「ご相談ください」になります。すっきりとして、なおかつ丁寧な印象のある表現になります。間違った敬語表現は相手に失礼なだけではなく、ビジネスパーソンとしての力不足を印象付けてしまうこともありますので、こういった表現は絶対に使わないようにしましょう。
「ご相談」の間違った敬語の使い方②ご相談させていただく
「ご相談」の間違った敬語の使い方の2つ目は「ご相談させていただく」です。「ご相談させていただく」という表現は正しい敬語に当てはまる場合があるのですが、多くの場合間違った敬語表現になります。「させていただく」という表現は基本的に相手から許可を得た場合に使う表現です。
そのため、許可を得ていない状態で「ご相談させていただく」という表現を使うと相手から失礼な言動と判断されることもあります。
「相談する」と同義の敬語表現としては、「ご相談したく存じます」「ご相談いたします」という謙譲語表現が正しい敬語表現です。「ご相談させていただく」は誤用にあたる場合が多いので使用は控えた方がいいでしょう。
「ご相談」という表現をビジネスで使いこなそう!
「ご相談」という表現をビジネスの中で使いこなせるようになると、いつもと同じことを言っているつもりでも相手方が丁寧に感じたり、印象良く感じたりするようになることでしょう。そういった状況になれば、いつもと同じようにしていても自然とビジネスにおいて立ち回りやすくなっていくことでしょう。
ここで紹介した「ご相談」という表現についての知識が、早速あなたのビジネスの中で役に立つことがあればうれしいです。また、ここで「ご相談」という表現について学ぶことが、敬語表現や正しいビジネスマナーを真剣に学ぶきっかけになれば、幸いです!
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。