アンケートのお願い等で使うご協力の例文13選!ご支援等の類語や英語も

アンケートのお願いやビジネスシーンでも耳にする「ご協力いただきありがとうございます」という言葉ですが、「ご協力」という言葉を正しく使えていますか?「ご協力のほど」の「ほど」の意味や、同じような意味の「ご支援」との違いは何なのか等を勉強して、相手に失礼のない対応をしましょう!

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ご協力の使い方・例文13選

例文①アンケートのご協力をお願いいたします

ご協力お願いします

ご協力の例文1つ目は、「アンケートのご協力をお願いいたします」です。「協力」とは相手に力を貸してもらうことです。丁寧の接頭辞「ご」や「お」をつけた用語を「美化語」といい、「ご協力」とすることで、上品に言い表すことができます。

「お願いする」を「お願いいたす」と謙譲語にし、「ます」と丁寧語をつけることで、自分側がへりくだって相手にお願いする丁寧な表現として使えます。アンケートの他では、募金など相手の善意や好意で成り立つものを依頼するときに使いやすいですね。

例文②お静かにご利用いただきますようご協力お願いいたします

図書館

ご協力の例文2つ目は、「お静かにご利用いただきますよう、ご協力お願いいたします」です。図書館や博物館などで騒がないようにしてくださいという「命令」なのですが、「ご協力」を使うことでとても優しい表現になりますね。また、「もらう」を謙譲語の「いただき」とすることで自分側をへりくだり、相手を敬っています。

そうすることで、相手に要望や協力を「要請」するというよりは、「願う」というニュアンスにすることができます。要望を聞く相手も、命令されるよりはお願いされた方が気持ちが良いですよね。

例文③トイレの美化にご協力いただきありがとうございます

トイレ

ご協力の例文3つ目は、「トイレの美化にご協力いただき、ありがとうございます」です。共同で使うものや場所でこういう文言の張り紙を見たことはありませんか?きれいに使ってくださいと命令されるよりも優しい表現になりますよね。更に「ありがとう」と加わることで、相手の善意に訴える表現になります。

例文④アンケートへのご協力ありがとうございました

ありがとう

ご協力の例文4つ目は、「アンケートへのご協力、ありがとうございました」です。これは既に相手からしてもらったことに関して、丁寧にお礼を述べる表現です。アンケートの回答には少なからず時間が掛かります。アンケートの回収箱などに貼っておくと、そのお礼を述べる他にもアンケートを投函する場所の目印にもなります。

例文⑤ご協力頂けますようよろしくお願いいたします


お願いします

ご協力の例文5つ目は、「ご協力頂けますよう、よろしくお願いいたします」です。ここでの「頂く」は動作をしてもらうという意味です。つまり「協力してもらう」というニュアンスになるのです。「よろしく」とは、「便宜」や「適宜」という意味があり、人に好意を示したり、お願い事をする際に添える言葉として使われます。

「よろしく」と「宜しく」の違い

「よろしく」も「宜しく」も、ビジネスではよく使います。しかし、本来は「宜しく」を「よろしく」と読むのは、正しい日本語とは言えません。それは「よろしく」が、「相手に便宜をはかってもらう」という意味があることから「宜」の字をとって「宜しく」と表現されるようになったからです。現在では慣例的な習慣として両方使いますが、ビジネス敬語の基礎知識として知っておきましょう。

例文⑥今後ともご指導・ご協力のほどお願いいたします

指導

ご協力の例文6つ目は、「今後ともご指導・ご協力のほどお願いいたします」です。これは上司や目上の人から何かを教えて貰ったことに対してお礼を述べる際に使う表現です。取引先で間違いを指摘された案件が完了した場合にも、お礼の言葉として使える他、メールでの結びの挨拶としても使えます。

例文⑦ご協力賜り心より感謝申し上げます

感謝します

ご協力の例文7つ目は、「ご協力賜り、心より感謝申し上げます」です。「賜る」とは、目上の人からものを貰うことを意味しますので、ここでは協力してもらったことに対して敬意を払った表現になります。「ご」を付けることでより丁寧であらたまった感じがします。

例文⑧ご支援・ご協力に感謝いたします

支援に感謝

ご協力の例文8つ目は、「ご支援・ご協力に感謝いたします」です。「ご支援」は主に金銭的に相手を助ける場合に使われることが多いですが、それ以外にも使われるビジネスの常套句です。金銭的な援助がない場合に使用する「ご支援」とは、「ご愛顧」や「ご贔屓」という意味になります。

例文⑨ご支援とご協力賜りますようお願い申し上げます

協力賜る

ご協力の例文9つ目は、「ご支援とご協力賜りますよう、お願い申し上げます」です。目上の人から物を貰う「賜る」に、「言う」の謙譲語である「申し上げる」を使うことで、支援や協力に対して相手に敬意を払い、それを要請する自分側をへりくだった丁寧な表現方法として使えます。


「ご協力お願いいたします」も正しい敬語ではありますが、関係によっては丁寧さに欠けると思われる場合もあります。取引先やあまり親しくない上司など、丁寧に協力を願いたい場合に使います。

例文⑩どうかご協力賜りますよう伏してお願い申し上げます

お願い申し上げます

ご協力の例文10個目は、「どうかご協力賜りますよう、伏してお願い申し上げます」です。これは相手へ協力をお願いするときの丁寧な表現です。「伏して」というのは、低い姿勢でいる状態を表す「伏す」から、頭を大きく下げて何かを切実にお願いしたいという気持ちが込められています。

類義語としては「切に」・「謹んで」という言葉が該当します。つまり、ビジネスシーンでは「どうぞ、くれぐれもよろしくお願いいたします」という意味と捉えることができます。協力のお願いの他にも、お詫びする場面で使うことができ、「伏してお詫び申し上げます」という風に使います。

例文⑪ご迷惑をおかけしますがご理解とご協力の程宜しくお願いいたします

迷惑をおかけします

ご協力の例文11個目は、「ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします」です。これは何か不手際があった際や不便な想いをさせてしまっている際に使用する表現です。迷惑をかけていることについて、相手に「理解」を求めた上で「協力」も要請しています。

そのため、できるだけ丁寧な表現を使った方が良いでしょう。道路工事や製品の不備など、現段階では完了していない事柄について、相手に対して「申し訳ない」という気持ちと「完了するまで堪えて欲しい」というニュアンスを含ませることができますね。

例文⑫多大なるご協力を心より感謝申し上げます

感謝

ご協力の例文12個目は、「多大なるご協力を心より感謝申し上げます」です。「多大なる」とは、きわめて大きい様を意味します。つまり「多大なるご協力」は「たくさんの協力」を丁寧に言い表したものです。更に「心より」と添えることで、そのことに関して本当に感謝しているという意味を込めることができます。

例文⑬多大なるご支援・ご協力を頂きまして心より感謝いたします

ご支援に感謝

ご協力の例文13個目は、「多大なるご支援・ご協力を頂きまして心より感謝いたします」です。「あなたからしてもらった、たくさんの支援と協力に本当に感謝しています」ということを、丁寧に言い変えた表現方法です。相手にしてもらったことで、本当に助かった場合に、最大級の感謝の意を込めて使うと良いでしょう。


ビジネスにおいて、相手の親切や心遣いに感謝することはとても大切なことです。「ご支援ご協力に~」と感謝を述べた後、「お陰様で」という慣用句で締めるのはビジネスシーンではよくあることです。こちらの記事ではおかげさまでの例文や英語の使い方などを紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!

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ご協力の英語は?

ご協力の英語①ご協力をお願いします

ご協力をお願いします

「ご協力をお願いします」の英語表現は、「We kindly ask for your cooperation.」です。「協力」は英語で「cooperation」です。英語では主語が必要なので団体としてアンケートなどお願いする場合は「We」、個人で依頼するなら「I」に直しましょう。

また、同様に日本語では略されることが多いのですが、英語では「誰の」協力について話しているかも必要です。そのため「あなたのご協力に」という意味で「your cooperation」という風に表します。ここで言う「あなた」というのは、「アンケートに協力する人」全体に向けられています。

ご協力の英語②ご協力に感謝いたします

感謝いたします

「ご協力に感謝いたします」の英語表現は「We appreciate your cooperation」です。何か協力をしてもらって、それに対して感謝の意を表したい場合に使います。「appreciate」は「感謝する」という動詞ですが、感謝する対象が「人」ではなく「物事」に対して使います。

「We appreciate you」と人に対しては使えませんので、注意してくださいね。「人」に対して述べる感謝は「Thank」です。「Thank you」で、「あなたに感謝している=ありがとう」ですね。英語には敬語がありませんので、「いたします」・「いただき」などに該当する表現はありません。

ご協力の類語は?

ご協力の類語①ご尽力

尽力

ご協力の類語1つ目は、「ご尽力」です。「協力」との相違点は「努力」したことが含まれるということです。相手に力を尽くしてもらった・努力をしてもらったという場合に使います。そのため、「ご尽力」を使ってお願いするのは相手に努力を強いるニュアンスが含まれるので、特に目上の人に使う場合に注意が必要です。

すでに協力してもらったことに関して「ご尽力賜り、ありがとうございました」・「ご尽力いただき、感謝申し上げます」などとお礼を述べるのは、目上の人の好意に深く感謝しているニュアンスになるので失礼にはあたりません。

ご協力の類語②お力添え

お力添え

ご協力の類語2つ目は、「お力添え」です。これは「力を添える」という意味で「協力」とよく似ていますが、より丁寧に相手の力を貸してもらったことを表現するときに使います。目上の人に協力して欲しいとき、「あなたの力を貸してください」というニュアンスが伝わるでしょう。

お願いしたいとき・お礼を述べるときに使うことが多く、「(名前)様のお力添えをお願いしたく、ご連絡いたしました。」・「先日は、お力添えいただき心より感謝申し上げます」などという風に使います。

ご協力のほどのほどの意味・使い方は?

ご協力のほどの「ほど」の意味①「~してもらうよう」

ほどの意味

ご協力のほどの「ほど」の意味1つ目は、「~してもらうよう」です。「相手が自分に協力してもらうように」という意味になるので、尊敬語の「ご」を「協力」の頭に付けます。

ご協力のほどの「ほど」の使い方②内容の限定を避ける

ほどの使い方

ご協力のほどの「ほど」の使い方2つ目は、内容の限定を避けるためのものです。依頼する内容の断定を避けることで表現を和らげるために用います。例えば「ご検討のほどお願い申し上げます」では、相手に対して「検討してほしい」と依頼・命令する形になりますが、「~のほど」を入れることで強制が和らいだ表現にできます。

「ご協力」を適切に使って快適なビジネスライフを送ろう!

ビジネスは1人でするものではなく、様々な人が関わってくるものです。円滑に仕事を進めるためには、他人の協力も必要になるときがあります。「ご協力」の例文を読んで、様々な場面で使えるようになればお願い上手なビジネスパーソンになれますよ。また、同じ言葉の繰り返しを避けたい場合には類義語に直しましょう。

類義語には「ご協力」ときわめて似た意味のものと、微妙にニュアンスが異なるものがあります。相手の立場によっては失礼にあたることになりますので、使い分けられるようにしておきましょう。依頼したり要請したりする時には気配りが必要です。優しい表現になるように適切な慣用句を添え、敬意のある対応をしましょうね!


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