退職届の日付の書き方は?退職日はいつなのか・縦書きの数字や印鑑も

この記事では、退職届の書き方についてご紹介しています。退職日はいつにすればよいのか?印鑑はどうすればいいの?提出日の日付の数字の書き方は?など、実際に書くとなると分からないことがたくさんあるでしょう。また、退職願との違いについてもご紹介していますので、退職届を書く予定のある人はぜひご覧ください。

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退職届に記入する日付はいつなのか・退職願との違いも

日付は「最終出勤日」と「退職届を出す日」になる

文書

退職届に記入する日付はいつなのか?と悩む前に、ちょっと待ってください。退職届には、2種類の日付が出てくるのです。そしてそれぞれの日付には、違った意味があるのです。この2つの日付を同じものとして捉えてしまったままでは大変なことになってしまいますので、まずは「日付は2種類ある」と覚えましょう。

そしていよいよ本題ですが、その日付というのは、それぞれ「最終出勤日」と「退職届を出す日」になるのです。「最終出勤日」とは、最後にその会社に実際に出社する日、「退職届を出す日」とはその名のとおり、退職届を会社に提出する日になります。それぞれの日付について、詳しくは、この後説明していきます。

退職願は「退職を申し出るため」のもの

申し出

退職届と似たものに、退職願があります。そして退職願とは、会社に「退職を申し出るため」のものなのです。どういうことかというと、退職届は、それを出した時点で「その文中に書かれている退職日に退職することが確実」であることに対し、退職願では、退職を申し出た上で受諾されないといけないのです。

つまり、退職願を出した時点ではまだ退職が決まっている訳ではないので、あとからその退職を撤回するということもできてしまうのです。このことから、あくまで一般的にですが、個人が退職の申し出をする場合は退職願を出すことが多い傾向があるようです。退職願ならば、あとで撤回することができるからです。

ただ、退職の意志が固いのであれば、退職届を提出すればいいでしょう。ここで注目するべきポイントは、どちらかが間違っているという訳ではないということなのです。「仕事を辞めると決めた自分の思いの強さ」によって退職届を出すか?退職願を出すか?ということが変わってくると考えればいいでしょう。

退職届の日付のポイント

退職届の日付のポイント①日付の数字は漢字で書こう

文書

退職届の日付のポイントその1は、「日付の数字は漢字で書こう」です。最初にご紹介したように、退職届には「最終出勤日」と「退職届を出す日」の2種類の数字が出てきます。そして、迷ってしまうのがこの「数字をどのように書けばいいのか?」という問題です。算用数字で書くのか、漢数字で書くのか迷うことでしょう。

しかしここで覚えておいてもらいたいのは、「退職届の日付の数字は漢数字で書くのが常識」ということです。これはもう、そのようなルールになっているので、覚えてしまうのが一番でしょう。とは言っても、そんなに退職届を書くという機会もないと思いますので、心配ならその都度確認するようにしましょう。

ただ、縦書きか横書きかということでも変わってくる場合があります。これについては後ほど触れていきますので、気になる人はぜひこのまま読み進めてみてください。ヒントとしては、「退職届に限らず、縦書きの時にどのように数字を書くのか?」ということです。退職届を書く時は漢数字を使うのがベストなのです。

退職届の日付のポイント②本文中に書く日付は「実際の退職日」のこと

文書

退職届の日付のポイントその1は、「本文中に書く日付は「実際の退職日」のこと」です。退職届には2種類の日付が登場することは最初にお伝えしたとおりですが、そのうちの本文中に書く日付というのは、実際の退職日となります。退職届のこの部分に書いた日付が「最終の出勤日」となる人も多いことでしょう。

この退職日についてですが、基本的には会社側と話し合って決める場合がほとんどです。会社の上司や社長と、引継ぎやタイミングを見て決めることになる場合が多いようです。ただ、中には会社側と良好ではない関係のまま退職することになる人もいることでしょう。そういった場合は、自分でこの日付を決めます。

退職日を自分で決められるのか?と不安に思う人もいるかもしれませんが、退職日は自分で決めることができます。できないのは、事業主である会社側なのです。そのため、会社側が一方的に退職日を決めることはできませんが、自分で決める分には問題ありませんので、安心してください。

退職届の日付のポイント③本文の外に書く日付は「退職届の提出日」のこと

文書

退職届の日付のポイントその3は、「本文の外に書く日付は「退職届の提出日」のこと」です。退職届に書く日付のうち、本文の外に記載する日付は「退職届を会社に提出する日」になります。そのため、その日に上司や社長など、退職届を渡そうと思っている人がちゃんと在籍しているか?をしっかり確認しておきましょう。

また、この「退職届の提出日」ですが、書く時に気を付けるべきポイントがあります。それは、この「退職届の提出日」を、実際の退職日よりも二週間以上前になるようにするということです。というのも、日本の民法上では「退職を申し入れた日から二週間経過すれば退職してよい」ということが定められているからです。


つまり、実際の退職日よりも二週間以上前の日付を退職届の提出日にしておけば、もし会社からの引き止めがあったり退職を拒否されたとしても、法律上は退職してもなんの問題もないことになるのです。会社側ともめないためにも、退職届の提出日の日付には十分注意しておくといいでしょう。

退職届の日付のポイント④会社によっては独自のルールが存在するところも

ルール

退職届の日付のポイントその4は、「会社によっては独自のルールが存在するところも」です。お伝えしてきたように、基本的には退職届の本文中に書く日付というのは「最後にその職場に出勤する日」を記入し、本文の外に書く日付は「退職届を職場の権限のある人に出す日」を記入することになります。

しかし、少数ではありますが、中には「それらの日付は同じ日として出すこと」など独自のルールが存在する会社もあるのです。そのため、もし以前にも辞めている人がいて、退職届を見せてもらうことができるならそれを見せてもらう、会社の上司などにあらかじめ確認しておく、などするといいでしょう。

せっかく書いた退職届が書き直しになってしまっては、恰好がつきません。退職届を書く時の一般的なルールというものは確かに存在しますが、あなたが今いる会社のルールがあるのであれば、そちらに従っておいた方が無難な場合も多いのです。そのため、あらかじめしっかりチェックしておくようにしましょう。

退職届の書き方・テンプレートも

退職届の書き方とテンプレート①退職届はパソコン作成でもOK

パソコン

退職届の書き方とテンプレートその1は、「退職届はパソコン作成でもOK」です。退職届を書くとなると、やはり手書きでなければいけないのではないか?と考える人も多いことでしょう。しかし、例えば履歴書をパソコンで作成してもいいように、退職届もパソコンで作成しても、なんの問題もありません。

重要なのは、「漏れなく必要なことがきちんと記載されているか?」ということなのです。昔はパソコンがなく、あっても会社にしかなかったことから、手書きをするしかありませんでした。しかし今はパソコンが普及したことで、「家にもパソコンがある」という人はたくさんいることでしょう。

そのため、自宅でも誰にも気兼ねなく、パソコンを使って退職願を書くことができるようになりました。会社で退職届を書くのは気を遣うことなので、とても便利な時代になったと言えるでしょう。パソコンで退職届を書くということは、決してマナー違反ではないので、これから作成しようと思ってる人は安心してください。


退職届の書き方とテンプレート②退職届は縦書きが一般的

縦書き

退職届の書き方とテンプレートその3は、「退職届は縦書きが一般的」です。これまで退職届を書く際のポイントについて色々ご紹介してきましたが、そもそも、退職届というものは、縦書きをするのが一般的です。横書きが間違っている訳ではありませんが、無難なのは縦書きでしょう。

日本はもともと縦書きの文化の国であるため、こういった書類を書く時は、縦書きが推奨されているのです。特に理由がなければ、退職届は縦書きにしましょう。また、用紙のサイズはA4かB5を使用し、万年筆か黒のボールペンで書くようにしましょう。決してカラーペンは使ってはいけません。

退職届の書き方とテンプレート③印鑑はシャチハタNG

文書

退職届の書き方とテンプレートその3は、「印鑑はシャチハタNG」です。退職届には押印が必須ですが、この時の印鑑はシャチハタを使うのはやめておきましょう。退職届は会社に出す正式な書類の部類に入ります。そのためワンタッチで押せるようなシャチハタではなく、きちんと朱肉を使うタイプのものにしましょう。

ただ、退職届というものは、本来では「口頭でも良し」とされているものです。正式な書類ではありますが、提出が義務付けられている訳ではないため、印鑑がシャチハタであっても「あなたの退職が無効になってしまう」という訳ではないのです。しかし、ここでシャチハタを使うと常識がないとみなされてしまいます。

せっかく手間を使って退職届を書くのであれば、最後まで完璧にすることで、「一般常識のあるもったいない人を失ってしまった」と思ってもらうこともできるでしょう。そのため、安いもので構いませんので、退職届に印鑑を押す時の印鑑はシャチハタではなく朱肉を使うタイプの印鑑をおすすめします。

退職届の書き方とテンプレート④テンプレートをもとに退職届を書いてみよう

文書

退職届の書き方とテンプレートその4は、「テンプレートをもとに退職届を書いてみよう」です。退職届を書く時は、まず冒頭に「退職届」と大き目に書き、次の行に「私儀(わたくしぎ)」と書きます。そして退職理由を述べ、退職日、退職届の提出日、名前と宛名に繋がっていくのです。次にテンプレートをご紹介します。

「退職届」「私儀」「このたび、一身上の都合により、勝手ながら、二×××年○月▲日をもって退職いたします。」「二×××年■月△日」「所属部署名と氏名、印」「会社の正式名称と宛名」となります。「」の内容ごとに、行を変えて書けば完璧です。

退職届の日付の変更方法は?

退職届の日付の変更方法①基本的にはできないと考えて

だめ

退職届の日付の変更方法その1は、「基本的にはできないと考えて」です。退職日は、一度提出してしまったら基本的には日付の変更はできないものと考えましょう。もし、日付を変更する可能性があるのなら、退職届ではなく「退職願」を出すことをおすすめします。

退職届の日付の変更方法②どうしても変更したければ権限のある人に申し出る

社長

退職届の日付の変更方法その2は、「どうしても変更したければ権限のある人に申し出る」です。どうしても退職届の変更をしたければ、上司や社長など、その権限を持っている人に相談するようにしましょう。勝手に退職することはできないので、それしか手段はありません。

退職届の退職日の日付は間違えないようにしよう

退職届は、基本的に日付の変更をすることができません。そのため、退職届を出す前には日付に誤りがないか、しつこいくらいに確認するようにしましょう。またこちらの記事では、退職届を書くのに役立つ情報をご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

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