飄々の意味とは？類語とひょうひょうとした人の特徴と性格10選も

飄々とは？読み方と意味や類語は？

飄々とは読み方は「ひょうひょう」で「つかみどころがない」という意味

飄々という言葉は、読み方は「ひょうひょう」で、「つかみどころがない、とらえどころがない」という意味になります。一般的には「飄々とした人」などと個人の特徴を表すことが多いのですが、言葉自体には「風に吹かれてふらふらした状態」を示す意味もあります。

飄々の類語①恬淡（てんたん）

飄々の類語1番目は「恬淡（てんたん）」という言葉、あまり馴染みのない類語ですが、これには「あっさり、淡白、物事に執着しない」という意味合いがあります。この「執着しない」という意味が、「飄々」という言葉の「風に吹かれた様」に似たニュアンスになっています。

飄々の類語②超然（ちょうぜん）

飄々の類語2番目は「超然（ちょうぜん）」という言葉ですが、これは「物事にこだわらない、世俗と一線を引いた状態」を意味し、外の世界と関わりを持たないスタンスを「超然主義」と表現することもあります。「超然」は「飄々」という言葉の「どこにも属さずふらふらした状態」に近い意味合いを持った類語です。

飄々の類語③仙人系（せんにんけい）

飄々の類語3番目は「仙人系（せんにんけい）」ということで、類語というよりは少し身近な言い方をするとこういう表現に置き換えることもできます。人里離れて悠々自適に暮らす仙人といえば「つかみどころがない好々爺」、これはまさに「飄々とした人」というイメージですよね。

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴10選！

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴①つかみどころがない性格

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴1番目は「つかみどころがない性格」ということで、これは最も大きな特徴ですよね。いつもニコニコ、もしくは澄ました表情でいるけれど心の中では何を考えているのか分からない、真意が見えない、そんなところがあります。

飄々とした人は、決して人に害を与えることはありませんが、よい意味でも悪い意味でも他人からの期待を裏切ることがあります。そして本人には悪気は一切なし、そんなところが周りの人にとっては「つかみどころがない奴」として映るわけなんですね。

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴②浮世離れした雰囲気

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴2番目は「浮世離れした雰囲気を持っている」ということで、これも大きな特徴ですよね。クリスマスやハロウィンなど世間が盛り上がっている時にも「我関せず」、普段プライベートではどんな生活を送っているのかまったく想像がつかない、そんな謎のベールに包まれた人でもあります。

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴③執着しない性格

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴3番目は「執着しない性格をしている」ということです。「来るもの拒まず去るもの追わず」なタイプの人が多く、決して大切なものがないわけではないのですが、あらゆる物事に関して淡白です。「ダメになったらなったで仕方ないや」と、まさに風に吹かれるように身軽に生きています。

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴④めんどくさいことが嫌いな性格

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴4番目は「めんどくさいことが嫌いな性格をしている」ということで、たいていのことは「どうでもいい」と思っている節があります。そのため、他人の小競り合いに巻き込まれたり、問題の矛先を自分に向けられることを嫌います。

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴⑤逃げ足がはやい

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴5番目は「逃げ足がはやい」ということで、これは先ほどの「めんどくさいことが嫌いな性格」とセットになっている特徴ですね。問題が起こりそうな状況を察知するのが得意なので、「○○さんはどう思う？」などと話を振られる前にいつの間にか姿を消している、ということもよくあります。

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴⑥群れない一匹狼

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴6番目は「群れない一匹狼である」ということです。飄々とした人は、淡々としたクールな顔とユニークでにくめない顔の両方を持っていますが、何より「常に身軽でいること」を好みます。そのため、人間関係においては、いつでもサッと離れられる「距離感」を大切にして生きています。

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴⑦ブラックジョークが好き

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴7番目は「ブラックジョークが好き」ということですが、これは彼らが独特の視点で物事を見ていることにも関係します。飄々とした人は視野がとても広いため、ちょっと不謹慎なことや、笑ってはいけない状況であっても笑いに変えてしまうという一種の癖のようなものを持っています。

毒舌気味でちょっとキツイことも平気で口にしますが、本人的には決して悪気があるわけではなく、あくまでもライトで、しかもその毒舌の内容が的を射ているため、周りからは「面白い奴」として一目置かれることもあります。

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴⑧要領のよい頭脳派

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴8番目は「要領のよい頭脳派である」ということで、実は頭がキレる人が多いというのも大きな特徴です。アニメなどの設定でも、飄々としたつかみどころがないキャラが「実は恐ろしい力を持つ伝説の人物だった」なんていうのもよくある話ですよね。

現実社会でも、飄々とした人の中にはそんな人がたくさんいます。むしろ頭がよいからこそ飄々としていられる、とも考えられますよね。そしてその自分の頭の良さを自覚している、というところもポイントかもしれません。

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴⑨腹黒い一面もある

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴9番目は「腹黒い一面もある」ということです。腹黒さなんていうものは、程度の差こそあれ人間誰しもが持っているものですが、如何せん飄々とした人は普段から「何にも気にしません」感を強く醸し出しているため、ちょっと黒い部分がチラ見えするとすぐ目立ってしまうんですね。

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴⑩常に自然体でマイペース

飄々（ひょうひょう）とした人の特徴10番目は「常に自然体でマイペースでいる」ということで、飄々とした人を一言で表すとまさにこの「マイペース」という言葉に尽きます。また彼らは人に流されず自分を大事にして生きていますが、表には出さないだけで実は心の奥底では人のことを気にかけている、そんな人でもあります。

飄々（ひょうひょう）とした男性の魅力とは？

飄々（ひょうひょう）とした男性の魅力①つかみどころがない不思議系

飄々（ひょうひょう）とした男性の魅力1番目は「つかみどころがない不思議系」ということで、捕まえてもスルリと逃げてしまうようなミステリアスな雰囲気がかっこいいですよね。「普段はふらふらしているけれど本当は」といった感じで、本心が見えないからこそ想像力をかき立てられる、そんな存在です。

飄々（ひょうひょう）とした男性の魅力②世俗に染まっていないレアキャラ感

飄々（ひょうひょう）とした男性の魅力2番目は「世俗に染まっていないレアキャラ感」ということで、世の中が浮き足立っている時でも一人冷めている、そんな態度が魅力的な飄々系男子。「パリピ」という言葉とは無縁の世界に生きています。とっつきにくい印象もありますが、その分、仲良くなれた時の嬉しさはひとしおです。

飄々（ひょうひょう）とした男性の魅力③いざという時に強い

飄々（ひょうひょう）とした男性の魅力3番目は「いざという時に強い」ということで、何かとめんどうなことは避けて生きている彼らですが、立ち向かわなければならない時は、普段の姿からは想像できないほどのパワーを見せつけることがあります。

そのあまりの豹変っぷりに周りからは「あいつは怒らせると怖い」と噂されつつも、一部の人たちにとっては「ギャップ萌え」でしかなく、本人の知らぬところで尊い存在として密かに崇められている、なんていうこともあります。

飄々（ひょうひょう）とした女性の魅力とは？

飄々（ひょうひょう）とした女性の魅力①あっさりしている

飄々（ひょうひょう）とした女性の魅力1番目は「あっさりしている」ということで、執着しない性格ゆえ、意地悪な女性によく見られる独特の「ねちっこさ」がありません。ハッキリ物を言う性格ですが「相手を言い負かしてやろう」という考えはなく、本人は嫌がりながらも周りからは「頼れる姉さん」として慕われています。

飄々（ひょうひょう）とした女性の魅力②感情が安定している

飄々（ひょうひょう）とした女性の魅力2番目は「感情が安定している」ということで、彼女たちは物事に対するこだわりがなく「なるようにしかならない」と思っているため、些細なことで感情を乱すことがありません。不本意な出来事に対しても「あ、そう。じゃあ好きにすれば？」と、くるっと方向転換する身軽さがあります。

飄々（ひょうひょう）とした女性の魅力③ユニークな世界観を持っている

飄々（ひょうひょう）とした女性の魅力3番目は「ユニークな世界観を持っている」ということですが、女性にありがちな集団行動を嫌い、常に一歩引いた場所に立っている彼女たちは、自分の世界を大切に育んで生きています。「彼女たちのコメントはいつも妙に面白い」というのも、そんな生き方がベースになっています。

飄々（ひょうひょう）とした人になる方法5選！

飄々（ひょうひょう）とした人になる方法①リラックスする

飄々（ひょうひょう）とした人になる方法1番目は、とにかく「リラックスする」ということです。緊張してガチガチになった心と身体では、風に乗ってゆらゆらと漂うことはできません。深呼吸して気持ちを楽に「なるようになるさ」そんな思いで過ごしてみて下さい。飄々と生きることは、しなやかに生きることでもあります。

飄々（ひょうひょう）とした人になる方法②執着心を捨てる

飄々（ひょうひょう）とした人になる方法2番目は「執着心を捨てる」ということです。諸行無常、この世のすべてのものは常に形を変え流れています。何かに執着しても、それもいずれは無くなってしまうもの。執着するのではなく、一期一会を大切にし穏やかに生きる、それが飄々と生きるコツの1つでもあります。

飄々（ひょうひょう）とした人になる方法③人里離れた場所で過ごしてみる

飄々（ひょうひょう）とした人になる方法3番目は「人里離れた場所で過ごしてみる」ということで、ちょっと荒療治にはなりますが、こんなやり方もおすすめです。秘境の温泉地や山奥でのキャンプなど、人のいない場所に行ってみて下さい。静かな環境で仙人気分を味わえば、世俗の垢と共に細かいこだわりも消えますよ。

飄々（ひょうひょう）とした人になる方法④物事を別の視点から見てみる

飄々（ひょうひょう）とした人になる方法4番目は「物事を別の視点から見てみる」ということです。たとえば、めんどくさい上司に毎日気を遣うのが嫌になった時「どんなに偉くても会社から出ればこの人もただのおっさん、宇宙レベルで考えるとちっぽけな点だ」そう考えると、何だかいろいろとどうでもよくなりますよね。

飄々（ひょうひょう）とした人になる方法⑤自分軸を大事にする

飄々（ひょうひょう）とした人になる方法5番目は「自分軸を大事にする」ということ、そして自信を持つことが大切です。普段から「自分はどうしたいのか」「自分にとって本当に大切なものは何か」を意識している人は、少々のことでは動じません。軽やかな姿で飄々と風に舞うためには、しなやかで強靭な芯も必要です。

自分軸を大事にすることは、自分を好きになることでもあります。「今の自分が嫌い、飄々とした人になりたい」という思いがあるなら、まずは自分自身を嫌ってしまう原因から探ってみましょう。そんな時にはぜひ以下の記事もチェックしてみて下さいね。

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飄々とした人は現代社会に生きる仙人

さて今回は「飄々」という言葉の意味や類語、そして飄々とした人の特徴などをご紹介してきました。まさに現代社会に生きる仙人のような彼らですが、そのつかみどころがない性格こそが魅力的、憧れを抱く人がいるのにも納得ですね。飄々とした視点を持つことで、いつもの風景もまた違ったものに見えてくるのかもしれません。