3分間スピーチとは?文字数と構成や面白いテーマやネタと例文は?

3分間スピーチと聞いて、苦手意識を持っている方は多いと思います。人前で話す事に慣れている人は、そんなにいませんよね。でも、文字数の目安や構成を決め準備をすれば大丈夫です。こちらの記事ではネタやテーマの選び方、具体的な例文などをご紹介しますので、3分間スピーチをする際の参考になさってください。

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3分間スピーチとは?朝礼などで行う目的は?

3分間スピーチとは自分を変える方法の1つ

自信

3分間スピーチで自分が変わるだなんて、あまり想像がつかないし大袈裟すぎですよね。でも、この3分間の為に準備をし、考え、練習をすると色々なスキルが身につきます。思った事をわかりやすく伝えられるようになったら、人からの印象も変わり、自分にも自信が付きます。任される仕事の内容も変わるかも知れません。

3分間スピーチの目的①人前に出て話す事に慣れる

ミーティング

3分間スピーチが敬遠されがちなのは、人前に出るのが恥ずかしいという思いが邪魔をしていそうですね。でも日常の連絡や報告などと大して変わらない、上手くなくてもいいと思えば、特別に人の前で話すという感覚から離れられます。慣れは場数を踏む事で手に入るのですから、チャンスと思いまずは挑戦してみましょう。

3分間スピーチの目的②人に伝える力を養う

説明

なんでもスピーチすればいいものではありませんよね。限られた時間の中で、わかるように伝える為には工夫が必要です。構成や話すスピード、内容などをあれこれ考えたり調べたりするうちに、今まで自分になかった力がついてきます。

3分間スピーチの目的③自分の事を知ってもらう

自己紹介

3分間スピーチは自分の事を知ってもらうのにいい機会です。選ぶテーマやネタには人となりが自然と表れるもの。また普段感じた事や思った事を伝えられれば、聞く側の人にとってみると以外な一面かもしれません。自分の事を知ってもらうのは、スムーズな人間関係を築く為にも役立ちます。

3分間スピーチの目的④工夫をしてやり遂げる嬉しさを味わう

OK

苦手だと思っている事をやるのは、あまり気が進みませんね。それでもどうにかやり遂げました。どうでしょう嬉しくなりませんか?小さな成功体験ですが、自分を満足させてくれるはずです。この嬉しさを知れば、別の事にも挑戦する気持ちが出てきます。積み重ねていけば、大きな違いになるでしょう。

3分間スピーチの文字数の目安とは?

3分間スピーチの文字数の目安①全体で600文字から800文字程度

数字

3分間という限られた時間の中で、伝えたい事をわかりやすく話す為には、話すスピードに注意が必要です。どんなに良い内容でも、早口では何を言っているのかよくわからないですし、逆にあまりゆっくりだと、内容が薄いスピーチになってしまい、尻切れトンボで終わってしまう可能性があります。

目安として、3分間なら600文字から800文字を目指しましょう。400字詰原稿用紙なら、1枚半から2枚程度になります。実際に自分で話してみて、途中でペースがあまり変わらないように練習してみてください。

3分間スピーチの文字数の目安②段落ごとの配分をする

考える

それでは具体的に、どの部分にどれだけの時間を使うか考えてみましょう。全体を3つに分けるとすると、最初と最後の部分で合わせて1分程を使い、中間の部分に2分を割り当てます。文字数にすると最初と最後の合計で200文字から250文字、中間には400文字から540文字程度が当てはまります。

3分間スピーチの構成とは?

3分間スピーチの構成は序論・本論・結論の型を使う

構成できた

文章の構成として最も馴染みのある型としては「起承転結」が挙げられますが、3分間スピーチではあまりお勧めできません。原稿用紙2枚程の文章を4つに分けるとなると、50文字で1つの段落を作る事になります。文字数が少なすぎても、伝えたい事を上手く入れるのは難しくなります。

そこで3分間スピーチの構成として、「序論・本論・結論」の3段構成の型はどうでしょうか。まず序論は導入部分とし、スピーチのテーマを明らかにします。本論は主題部分になりますので、他の部分よりも詳しく、重要な点に的を絞って話していきます。最後の結論は結びの部分ですから、簡潔にまとめて終わります。

3分間スピーチは構成が成否のカギを握っていますので、文字数の配分もしっかり考えて取り組んでみましょう。色々な例文もありますので、それらを参考にしながら、自分に合った構成や文字数のパターンを見つけてみてください。

3分間スピーチの構成は時間の流れに沿って組立る

関連の組立

3分間スピーチの構成は、時間の流れのとおりに組立るとスムーズにできます。つまり最初の部分は過去の事を、中間の部分は現在の状態を、そして最後は未来についてを話すのです。

例えば、過去にはこのような事で悩んでいたが、現在では適切なアドバイスによって問題が解決した。未来に向かって更に良くしていきたいといったように流れを作れば、聞き手もわかりやすくなり、しっかりとした構成ができます。

3分間スピーチに使えるテーマやネタとは?

3分間スピーチに使えるテーマやネタ①自分がよく知っている事柄

趣味

3分間スピーチでは、まずテーマやネタを決めるのに困るという方は多いと思います。何から話したらいいのか分からないという場合には、自分がよく知っている事から始めてみてはどうでしょうか。好きである、よく知っている事柄なら詳しいですし、なにより話しやすいでしょう。

聞き手があまり知らないようなディープな世界を案内したり、わかりやすく伝えると興味を持って最後まで聞いてもらえます。ややもすると、好きな事はいろいろ詰め込んでしまいがちになりますので、テーマを絞って話すことが必要です。

3分間スピーチに使えるテーマやネタ②全員が関係するテーマ

全員

聞き手全員が興味を持つようなテーマやネタも話しやすいと言えます。職場でしたら、仕事をする上での困り事や提案など、全員に共通する事柄は聞き手の関心を引き付けます。前向きな提案などは、仕事に対して真面目に取り組んでいる印象を与えます。

あまり深刻な問題ですと会社の会議のようになってしまいます。堅苦しくならずに明るく問題提起や提案などを発信してみましょう。同調する仲間がいるかもしれませんし、まずは自分の考えを知ってもらう事ができます。

3分間スピーチに使えるテーマやネタ③時事問題

ニュース

世の中で大きな話題になっている事は、人々の興味や関心をそそります。ただ事実を並べるのではなく、自分の考えや教訓などを織り交ぜながら、希望のある展開で終わりにしましょう。テーマやネタとして事故や事件などは重苦しい内容ですので、取り上げるにしても前向きな考えを入れることが必要です。

3分間スピーチに使えるテーマやネタ④自己紹介

自己紹介

3分間スピーチとしては王道のネタになりますが、ただの自己紹介では聞き手の印象に残りにくいので、自分ならではのエピソードを入れてみましょう。例えば名前の由来などは固有のものですし、以外な事が苦手であったりその訳などを織り込むと、親しみを持ってもらえます。

家族の話や飼っているペットについて、子どもの頃の事など自分にとって当たり前の内容でも、聞き手にとっては新たな情報ですので、今更自己紹介などと思わないでやってみましょう。

3分間スピーチの例文

3分間スピーチの例文①旅行先で感動したこと

旅先

今日は先日の夏休みを利用して行った、旅行先での出来事についてお話ししたいと思います。皆さんもご存じのように、こちらは歴史的な建物が残っていることで有名で、教科書にも載っているほどです。小学生の息子がその写真を見てどうしても訪ねてみたいと言い出しました。

電車を乗り継ぎ、駅からは徒歩しか交通手段がない所はあまり行きたくなかったのですが、息子にせがまれ行くことにしました。実際に行ってみて建物の雄大さや歴史的な意味、また本物を自分の目で確かめられた旅は、意義深いものとなりました。しかし最も印象に残ったのは、地元ボランティアガイドの皆さんの熱意でした。


午前中の早い時間に着いたのですが、既に待機しておられ、私たちを見ると熱心にガイドしてくださいました。手にはたくさんの資料を抱え汗だくです。でもその姿からは、本当にこの建物を愛し、大切に次の世代に渡そうとしている熱意が伝わってきました。この熱意こそが人の心を動かし、何かを守っていくのだと実感しました。

3分間スピーチの例文②自分の趣味や好きな事

趣味

人は見かけによらないなどと言われますが、最近の私は普段の行動から想像がつかない趣味にはまっています。それはビーズでアクセサリーなどを作る事です。おおざっぱでこだわりのない性格ですから、こんな細かい作業に夢中になるとは自分でも不思議なくらいです。

きっかけは妹が作った物をもらった事でした。小さいですし、立体なのでかなり複雑です。図面を見せてもらいましたが、最初は全くわかりませんでした。でもとても綺麗でキラキラしています。モチーフも動物やフルーツ、季節の行事に合わせた小物もあり、飾って楽しむこともできます。

またビーズや石などの種類も豊富で飽きる事がありませんでした。このようにしてすっかりビーズの虜になってしまったのですが、これで私に対するイメージが少しは変わったでしょうか。これからも興味を持った事には挑戦し、根気強い自分を作っていこうと思っています。

3分間スピーチの例文③好きな本の紹介

読書

学生の頃から、とても好きな本があります。皆さんは「あしながおじさん」という物語を知っていますか。主人公の女の子は不幸な生い立ちですが、持ち前の想像力と明るさで自分の未来を切り開いていきます。途中で傷ついたり戸惑ったり、時には絶望もしますが、最後は幸せを手に入れるというシンデレラストーリーです。

でも私が最も心惹かれたのは、彼女の考え方でした。あしながおじさんと呼ばれる紳士と、手紙のやり取りする形で物語は進んでいくのですが、孤児院育ちという過去を誰にも言えず悩んだり、だからこそ感じる事ができる社会の問題にも触れています。お金持ちのお嬢様と自分を比べてあまりの違いに愕然としたりもします。

ユーモアたっぷりにあしながおじさんに手紙を書き、女子大生の生活を思いっきり楽しむ様子は、希望がいっぱいで何度読んでもワクワクさせられます。幸せになって良かったね、だけではない、彼女の力強さと前向きな努力に勇気づけられます。読み継がれてきた本ですが、いつの時代にも通じるこのストーリーが大好きです。

面白い3分間スピーチのコツとは?

面白い3分間スピーチのコツ①失敗談を入れる

失敗

失敗談は聞く側にとっては面白いものです。3分間スピーチが生き生きとしてきますし、場が和みます。自分の事をネタにするのが恥ずかしいのなら、家族の事でもいいですね。そこから得られた教訓を入れて、3分間スピーチをしっかりと締めましょう。ただのドタバタ劇で終わらせないように注意してください。

面白い3分間スピーチのコツ②ちょっと驚くようなネタを入れる

おどろき

旅先で見聞きしたその土地ならではの風習や、自分の出身地だけにある面白い行事など、聞き手のほとんどがあまり知らない、ちょっと驚くようなエピソードを入れると、興味を持って聞いてもらえます。ただ説明するだけでなく、そのいわれなどにも触れて3分間スピーチをすれば、印象に残りやすくなります。

3分間スピーチで注意する点とは?

3分間スピーチで注意する点①政治や宗教には触れない

宗教

テーマやネタが自由だからといって、触れない方がいい事柄もあります。政治や宗教、思想信条はそれぞれが別ですから、共感を呼ぶものではありませんし、押しつけがましく聞こえると反感を買ってしまいます。自慢話やひいきのチームなどの話題もやりすぎると不快感を与えてしまいかねませんので、注意しましょう。

3分間スピーチで注意する点②はっきり大きな声で話す

共感

スピーチですから、原稿などはあまり見ないようにしましょう。できれば軽いジェスチャーを交えて、大きめの声でゆっくり話すとわかりやすいです。棒読みになったり早口になってしまうと、聞き手の方も緊張してしまいます。試しに1分間でどのくらいの文字数を話しているのか計ってみましょう。

自分の癖がわかったら、3分間スピーチに合った文字数で話せるように練習しましょう。文字数にとらわれすぎて、内容がおろそかになっては元も子もありませんが、聞く方も話す方も心地よい文字数を心がけてください。

3分間スピーチで注意する点③参考はほどほどにする

ほどほどにする

3分間スピーチのネタや構成に困ったとき、ネット上の例文を参考にしたりする方は多いと思います。テーマなど何も浮かばない時は、例文などは助かります。ですがあまり例文頼みになると、どこかで聞いたようなオリジナリティーのないつまらないものになってしまいます。自分らしさを織り込んで、例文を変化させてください。

こちらの記事では1分間スピーチのコツやネタをご紹介しています。3分よりも時間は短いですが、基本的なやり方はとても参考になります。例文もありますので、よくご覧になって3分間スピーチをするうえでの手助けとしてください。

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3分間スピーチのち晴れ

ここまでテーマや例文を挙げながら、3分間スピーチについてご紹介してきました。最初は「人前で3分間もどうやって話したらいいのだろう」「3分間スピーチなんてできたらやりたくない」と思われていたのではないでしょうか。でもコツをつかみ、少しの準備と練習を積めば大丈夫です。

あまり堅苦しく考えず、自分の感じている事や考えを話してみましょう。共感を得られたり、関心を持ってもらえる糸口になります。その為には、わかりやすく微笑みと共に伝える事が肝心です。最初は例文などを参考にして、いくつか作ってみましょう。そのうちに自分らしさを出してみたくなるはずです。

ただ3分間スピーチをするのではなく、せっかくのチャンスですから自分の自信につながるような経験にしてくださいね。場数を踏んでたくさん吸収しましょう。わずか3分間のスピーチですが、終わった後は明るい気持ちになっているはずですよ。


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