GMOクリック証券の手数料値上げ?株主優待で手数料をかけない方法

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GMOクリック証券はGMOフィナンシャルホールディングス(GMOインターネットグループの金融持株会社)の子会社で、安い手数料を売りにしてきたインターネット専業証券です。ところが、2018年に入り手数料の値上げを行いました。GMOクリック証券の手数料について説明します。

信用取引手数料の変更があった?

2018年1月4日からほぼ値上げ

GMOクリック証券では2018年1月4日に信用取引手数料の改定を実施しました。信用取引手数料には二つのプランがあります。 一つは、約定ごとに一定の約定金額範囲内で手数料が発生する「1約定ごとプラン」です。もう一つは、取引を行った日は一定の約定金額範囲内であれば手数料が定額の「1日定額プラン」です。それぞれの手数料は以下のようになっています。 1約定ごとプラン 約定代金  改定前(税抜)改定後(税抜) ~10万円  93円 89円 ~20万円  93円 130円 ~50万円  93円 170円 ~500万円  93円 240円 500万円超  0円 240円 1日定額プラン 約定代金  改定前(税抜)改定後(税抜) ~10万円  93円 0円 ~50万円  194円 200円 ~100万円  389円 400円 ~200万円  681円 800円 ~300万円  972円 1,200円 300万円超※  292円 400円 ※100万円ごとに加算

10万円以下の取引は値下げ

上記の改定された手数料を改定前の手数料と比較すると、全体的に値上げされています。ただし、約定代金が10万円以下の場合は、1約定ごとプランでも1日定額プランでも、手数料は値下げになっています。

制度信用買いの金利も上がる

GMOクリック証券では、信用取引手数料の改定と同時に制度信用買いの金利も改定しています。制度信用取引の買方金利は2.10%から2.75%へ、一般信用取引の買方金利は3.50%から3.00%へ、それぞれ改定されています。なお、制度信用取引の貸株料は1.10%のままで、変更はありません。

その他の手数料は?

現物は手数料88円からに変更

GMOクリック証券の現物取引の手数料には、上記の信用取引の場合と同様に、1約定ごとプランと1日定額プランがあります。現物取引の手数料は2015年12月14日に改定されて、10万円以下の取引が105円から95円(税抜88円)に値下げされました。 1約定ごとプラン 約定代金 通常手数料(税込) 〜10万円 95円(税抜で88円) 〜20万円 105円 〜50万円 260円 〜100万円 470円 〜150万円 570円 〜3,000万円 900円 3,000万円超以降 960円 1日定額プラン 約定代金 通常手数料 〜20万円 230円 〜30万円 300円 〜50万円 430円 〜100万円 860円 〜200万円 1,260円 〜300万円 1,660円 300万円超 以降、100万円ごとに290円を加算

FXは手数料無料のまま

GMOクリック証券のFX取引では、米ドル/円・英ポンド/円・豪ドル/円・ユーロ/円など19種類の通貨ペアを取り扱っています。このFX取引の手数料は無料です。ただし、自動ロスカットによる強制取引執行の場合は1万通貨単位あたり500円(税込)の手数料が発生します(南アフリカランドは10万通貨単位あたり500円(税込))。

株主優待のキャッシュバック

株主優待のキャッシュバック活用

GMOクリック証券では株主優待のサービスを利用することで、さらに手数料を安くすることができます。具体的には、GMOグループ企業の株式を購入すると、GMOクリック証券での株式売買手数料をキャッシュバックしてもらえます。

年2回配当で最大28,000円バック

GMOクリック証券でキャッシュバックがある銘柄を全て保有している場合には、半年に1回最大14,000円のキャッシュバックがあります。株主優待は年に2回ありますので、年間で最大28,000円のキャッシュバックとなります。

買うべき銘柄

GMOクリック証券でキャッシュバックがある銘柄と、キャッシュバックの金額は以下の通りです。 GMOインターネット 5,000円 GMOクラウド 3,000円 GMOアドパートナーズ 3,000円 GMOペパボ 3,000円

他社と比較したGMOクリック証券

IPOは弱いが手数料は安め

GMOクリック証券はネット専業の新興証券のため、野村証券、大和証券、SMBC日興証券、などの3大証券などと比べるとIPOに関しては弱くなっています。IPOを考えている企業にとっては、安心して自社株式の公開を任せられる経験や知識を主幹事・幹事証券会社には求めるからです。 しかし、手数料の安さではGMOクリック証券に軍配が上がります。IPOの取り扱いがあるかよりも手数料の安さを重視するなら、GMOクリック証券はおすすめだと言えるでしょう。

取引ツールが充実

インターネットをビジネスの根幹技術にしているGMOグループの企業だけあって、GMOクリック証券の取引ツールは充実しています。GMOクリック証券の取引ツールは、ダウンロード数が約14万件と多くの人が利用しています。企業分析にも有用ですし、経済情報などもタイムリーに入手することができる、便利なツールとして高い評判を得ています。

まとめ

GMOクリック証券は、2018年早々に一部手数料の値上げがありましたが、それでも手数料が安い証券会社として評価を受けています。実際に複数の証券会社に口座を開設するときの候補先としてあげられることも多い証券会社です。現在ネット証券では手数料競争が激しくなっていますが、今後のGMOクリック証券の戦略に期待が寄せられます。

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