投資信託で失敗しないためにはどうするべき?よくある失敗例を紹介

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投資信託に興味があり、初めてみたいものの、失敗はしたくない。投資信託を始めるにあたり、誰もがそう考えると思います。そんな投資信託初心者向けに、投資信託でできるだけ失敗しないようにするためのポイントをわかりやすくまとめていきます。

投資信託でよくある失敗例

よく理解せず勧められた商品を購入

投資信託を始める際に、証券会社や銀行へ相談をしにいく方も多いのではないでしょうか。そういった場合、窓口の担当者から「初心者におすすめの商品はこちらです」「この商品は今人気ですよ」などと勧められることがあるかと思います。しかし、こういった商品は売り手側が売りたい商品である可能性もあるため、注意しましょう。 もちろん、窓口ですすめられる商品を必ずしも警戒しなくてはならない訳ではありません。危険なのは、商品を理解せずに「おすすめされたから」という理由で購入することです。窓口でおすすめの商品を紹介されても、自分でその商品のリスクやデメリットについておさえておきましょう。

ランキングを参考によく調べず購入

本やインターネットで投資信託の人気ランキングを掲載していることも多く、その中でも人気ランキング1位の商品は魅力的に感じるかもしれません。しかし、その商品が売れているからといって、必ずしも購入者全てが運用に成功しているわけではありません。 どのような方法で順位付けをしているのかはランキングによって違いますし、特定の商品に有利なランキングが掲載されている可能性もあります。ランキングを過信せず、あくまで参考程度にとどめ、自分で調べることが大切です。

リスクの高い商品を知らずに購入


BRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)に代表される新興国株式や債権への投資は、好利回りが強調されており、一見すると魅力的に映るかもしれません。しかし、ハイリターンの裏にはハイリスクが潜んでいることを忘れてはなりません。 急速な発展を遂げつつあることで経済に勢いがあり、大きなリターンを期待できる反面、政治や情勢の不安定さにより、急激な為替変動や市場規模の変化が起き、多額の損失が発生してしまうリスクも抱えています。安心・安全な資産運用を目指す人にとっては、こういった投資先は不向きと言えるでしょう。

分配金を基準に商品を購入

毎月分配型の投資信託は、お得であるように見えて、一概にそうとは言えません。その理由としては3つあります。 1つ目として、分配金は利息とは異なるという点です。分配金は投資家が投資したお金の中から出されているため、分配金が出れば出る程、金額が高ければ高い程、投資信託自体の資産が減り、基準価格の下落に繋がってしまいます。 2つ目は、分配金を受け取る際にも、税金がかかってきてしまうという点です。つまり、分配がある度に、資産が減っていくということにつながります。 3つ目は、分配金は運用次第で変わるため、定額ではないという点です。当初の計算では利益が出ていたとしても、実際には分配金が減っており、予定とは異なる事態が起きてしまう可能性もあるのです。 これらの理由により、効率的な資産運用を目指す場合には、毎月分配型の投資信託は不向きと言えるでしょう。

テーマ性が強い商品を購入


投資信託にも流行があり、世間で注目されているテーマに関する「テーマ型ファンド」というものがあります。この「テーマ型ファンド」は作られては消えゆく短期型の投資信託で、大きく分けて2つの問題があります。 1つは、流行っているということから多くの人がその関連商品を購入し、相場の人気により高値になりやすいということ。もう1つは、人気がピークを迎えると、早い段階で価格が下落し、一気に廃れてしまうということです。こういった理由から、長期的に資産運用をしたい場合には、失敗するリスクが高い商品であると言えるでしょう。

手数料を考慮せずに購入

投資信託を購入するにあたり、必ず理解しなければならいものの1つが「手数料」です。投資信託により発生する手数料には、大きく分けて3つ存在します。
  • 購入時に発生する「販売手数料」
  • 投資信託の管理・運用のため保有中支払い続ける「信託報酬」
  • 投資信託の解約(売却)時に支払う「信託財産留保額」
「信託財産留保額」は、投資信託の種類によっては発生しないものもあるため、特に重要となってくるのは「販売手数料」と「信託報酬」です。投資信託を購入する際には、これらの手数料を必ず確認し、利益とのバランスが取れているかきちんと計算した上で購入するようにしましょう。

長期運用で放置

長期運用をするからといって、投資信託の状況を全く確認しないのも問題です。確認を怠るあまり、純資産総額が減少していることに気づかず、「繰り上げ償還」されてしまう場合がないとも言い切れません。 「繰り上げ償還」とは、決められていた償還日より前に運用が終了してしまい、投資家へ時価でお金が返納されてしまうことです。償還日がない無期限の投資信託は、運用終了がこれにあたります。このような事態を招かないためにも、定期的(せめて半年に一度でも)に運用報告書を確認し、純資産総額の現状に目を通しておくことをおすすめします。

投資信託で失敗しないためには?

まずは少額からスタート

理解が浅い状態で大きな額を扱うのはおすすめできません。かといって、慎重になりすぎてもなかなか前には進みません。相場の動き方などは、実際に投資をすることで分かったりもしますので、まずは少額からスタートし、少しずつ金額を増やしていくことをおすすめします。

目論見書を確認する

投資信託をある程度絞り込んだら、投資信託の説明書のようなものである目論見書を必ず確認しましょう。目論見書には、信託報酬や手数料が詳しく書かれていたり、リスクやリスク管理体制について説明されていたりします。また投資対象についてもきちんと確認し、自分の投資対象について把握することで、資産クラスの分配はできているのかを知ることもできます。

資産規模が小さい商品は避ける

許容範囲のリスクに収まる投資信託に絞り込んだら、資産規模である純資産残高を確認してください。資産規模の小さい投資信託は、分散投資がしにくく、運用が不安定になりがちです。 資産規模が大きな投資信託の方が、運用成績は良い傾向にある場合が多いです。資産規模が小さくなってしまっている投資信託は、運用が停止され、償還されてしまうこともあります。数ヶ月や年単位で資産規模が下がり続けてはいないかどうか確認し、そのような投資信託は避けるようにしましょう。

購入時手数料と信託報酬を重視

先述した通り、信託報酬は、投資信託の保有中支払い続ける費用です。この信託報酬は、「ファンドの純資産総額×○○%/年」という形でかかり、日割りによって毎日資産から差し引かれています。 わずかな差だからと思っても、長期運用を続けていく場合には収益に大きな差が生じてきます。信託報酬は投資信託ごとに差があります。収益を上回る販売手数料や信託報酬を払って赤字になることがないよう、注意が必要です。

分配金にこだわらない

こちらも先述した通り、分配金を出すことでファンド自体の資産は減ってしまいます。分配金にはこだわらず、利益は再投資に回した方が投資資金が大きくなり、長期的な視点で見た時に大きなリターンを得ることも可能になってきます。分配金は魅力的に感じるかもしれませんが、数年後の大きな利益を得ようと思う場合には、目先の利益である分配金は不要だと割り切るという選択もあります。

投資信託の商品選びに失敗したら?

値上がりが見込めなければ損切り

投資信託は元本保証がありません。運用成績が芳しくなく、含み損を抱えている時には「保有する投資信託は、今後値上がりするかどうか?」を考えなくてはなりません。 もし「値上がりする」と思われる場合には、同じ投資信託を買い増しし、平均買付単価を下げるようにします。そうすることで、将来的に基準価格が上昇した時に、より大きな値上がり効果を期待することができます。「値上がりしない」と思われる場合には、思い切って売却し、損失を最小限に抑える覚悟をしなければなりません。

まとめ

投資信託は、確認事項をきちんと把握・管理していけば、長期での資産運用に大きく貢献しうる商品です。周りの意見に流されず、自分の目できちんと確認し、納得しながら、大切な資産を増やしていきましょう。

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