投資信託のリスクとは?リターンと表裏一体?
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そもそも投資信託のリスクって?
リスクは予想通りにならない可能性
リスクと聞くと一般的に「危険」という意味に捉える方が多くいますが、投資の世界ではリスク=予想通りにならない可能性という意味で捉えられています。リターン側に傾く振り幅も「リスク」に含まれるのです。リスクとリターンには相関関係がある
先述しましたが、リターン(利益)の振れ幅の大きさをリスクと表します。大きなリターンを求めるほどリスクが大きくなり、小さいリターンのものにはリスクが小さいという相互関係があります。ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターンを理解し、投資商品を選択しましょう。投資信託のリスクは標準偏差で判断
リターンの振り幅や利益のぶれ率の範囲などをどこから確認するかというと、投資信託の場合は運用成績の説明欄などに「リターン○%リスク○%」やσ(シグマ)と表記されることがあります。このうちのリスク○%が標準偏差です。年間平均リターンが±1標準偏差内になる確率は68.3%、年間平均リターン±2標準偏差内になる確率は95.4%とされています。 [平均リターンと標準偏差の関係例] Aファンドの平均リターンが5%、標準偏差(リスク)が10%であれば、1年後のリターンは「プラス15%からマイナス5%に収まる確率が68.3%」「プラス25%からマイナス15%に収まる確率が95.4%」ということになります。 このファンドを選ぶ場合は「平均は5%でも、うまくいけば15%悪ければマイナス5%になることがあり、極端に転がればプラス25%マイナス15%になることがある」といったイメージを持ちましょう。投資信託の持つリスクの種類とは?
価格変動リスク
ファンドが取り決めた投資先の有価証券(株式・債券)の価値が変動するリスクのことです。株価とは市場の需要などによって決まるものですが、政治や経済情勢、企業業績などの影響も受けます。金利変動リスク
金利の変動は債券の価格に影響を及ぼします。金利が上がると債券価格が下がり、反対に金利が下がると債券価格は上がるのが一般的です。満期までの期間が長いものほど金利変動から受ける影響は大きくなります。為替リスク
外国通貨建ての資産へ投資するファンドであれば、円高になると基準価額は下がり、円安になると基準価額は上がるのが一般的です。為替変動による基準価額への影響はリスクとして考えられます。信用リスク
有価証券を発行する国や企業などの経済情勢や財政状態により影響を受けるリスクです。分配金や償還金が、発行元の状況により当初の条件通りに支払われない可能性があります。例えば、財政難、経営不振、倒産などの状況ではその危険が高まります。カントリーリスク
投資対象の国や地域の政治・経済情勢が変わったことにより、市場の混乱が発生したり、取引の規制が新しく設けられたりして、基準価値が下がる可能性があります。特に新興国への投資は、市場規模や証券取引量が小さい場合や、法制度や経済基盤などが発達していない場合も多く、カントリーリスクが高くなる傾向があります。投資信託でリスクを抑える方法
分散投資をする
投資信託は複数の投資先を持つので、分散投資を行える投資商品です。さらに複数のファンドを抱き合わせることでリスクの分散効果を高めることもできます。 複数といっても、同じ種類(株式型ファンド2つなど)で持っていても効果は薄いです。株式型ファンドは景気が良くなると価値が上がり、景気が悪くなると債券型ファンドの価値が上がるので、互いに補いあうことが可能です。 為替変動リスクがある海外型ファンドの場合は投資国を分散させるようにしましょう。同じ通貨を使う国や、地理的に近い国、経済的な親交が強い国だと、リスク分散には不向きと言えます。何らかの理由でその国の財政が上手くいかなかった時に、その影響を受けにくい国を選びましょう。購入する時期をずらす
投資資金をすべて一度に投資するのではなく、複数回に分けて購入時期をずらすことで、購入価格の安定につながり、リスクを抑えることが可能です。具体的な数字をいれてみてみましょう。 100万円の投資資金がある場合、一口10,000円であれば100口購入が可能です。しかし、基準価額が変動して一口9,000円になる可能性もあります。一気に100口買うのではなく、一口10,000円の時に10口、一口9,000円の時に10口とずらして購入すれば、基準価額の変動で短期間に大きな損をするリスクを軽減できます。長期保有する
投資信託は、長期保有することによって、値動きがだんだん平均化してくる商品です。一時的に大きく値動きがあったとしても5年10年と長く持ち続けると複利(利子に利子が付く)の効果も得られ、値動きの振れ幅も小さくなり安定した運用が行われるようになります。まとめ
リスクの目安をしっかりと確認することで、どのファンドを購入するかの判断材料になります。また、避けられないリスクであっても軽減させる方法はあります。それぞれのファンドが公開している目論見書をよく読むことから始めてみるのもおすすめです。商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
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