初心者向け投資信託の選び方のポイントとは?基準価額って何?
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投資信託選びで知っておきたいこと
基準価額は投資信託の値段
投資信託を購入するとき、単位は「円」ではなく、「口(くち)」になります。一口あたりの値段のことを基準価額といい、この基準価額で取引を行います。基準価額は、投資信託の運用結果によって変動するため、値段は一定ではありません。 基準価額の変動は利益・損益に直結します。例えば、基準価額が1,500円の投資信託を三口購入した後、その投資信託の基準価額が2,000円になった場合、一口売却すれば500円の利益が得られます(手数料は考慮していません)。投資先による商品の種類
投資信託は、どのような商品に投資しているかによって、大きく4つに分けられます。国債や社債などの債権に投資する「債券型」、いわゆる「株」と呼ばれる株式に投資する「株式型」、不動産に投資する「REIT(リート)型」、金や原油などに投資する「コモディティ(商品)型」です。一種類の商品に偏らず、債券や株式など、様々な商品にまんべんなく投資する「バランス型」と呼ばれる投資信託もあります。投資先によるリスクの違い
投資信託の運用に成功すれば、収益(リターン)が得られます。大きなリターンを得たい場合は、リスクの大きい投資信託を選ぶ必要があります。投資の世界では、リスクは「投資した資産の値動きの幅」という意味で、リスクが大きいほど、基準価額の高騰が期待できます。一方、元本割れしてしまう可能性も忘れてはいけません。 一般的に、リスクは債券より株式のほうが、国内より海外のほうが大きいです。つまり、海外の株式に投資している投資信託はリスクが高い分、大きなリターンを得られる可能性があります。運用方法の違い
投資信託は、運用方法によって、アクティブ型とインデックス型に分けられます。インデックス型の投資信託は、日経平均株価などの指数(インデックス)と基準価額の値動きが連動することを目指して運用しています。 一方、アクティブ型の投資信託では、指数よりも基準価額の値動きが上回ることを目指し、ファンドマネージャーが運用します。インデックス型よりも大きなリターンが期待できますが、運用コストはインデックス型より高くなります。投資信託の選び方のポイント
資産クラスを決めた後商品を選ぶ
投資信託を選ぶとき、いきなりファンド(個別の投資信託)を検討することはおすすめできません。まずは、「債券型」・「株式型」・「REIT型」・「コモディティ型」といった投資信託の大まかな分類(資産クラス)のうち、どの型にどれくらいのお金を投資するのかを決めましょう。 リスクを取れるなら海外の株式型をメインにする、リスクを取りたくないなら国内の債券型をメインにするなど、許容リスクに応じて調整するとよいでしょう。資産クラスごとに選んで組み合わせる
資産クラスが決められたら、次はファンドを選びましょう。国内の株式型と国内の債権型に投資資金の半分ずつ投資するとしたら、国内の株式型の投資信託の中から投資するファンドと、国内の債権型の投資信託の中から投資するファンドをそれぞれ決めます。資産クラスに応じて、自分で「バランス型」の投資信託を組んでいくようなイメージです。バランスファンドを選ばない
投資信託を自分で組み合わせるより、最初から「バランス型」の投資信託(バランスファンド)を買ったほうが手っ取り早く済むでしょう。ですが、バランスファンドを選ぶことはおすすめできません。 バランスファンドを買うよりも資産クラスに応じて様々なファンドを自分で組み合わせるほうが、信託報酬が安くつくからです。また、初心者がバランスファンドを運用すると、資産クラスの配分や自分が負っているリスクについて把握できなくなる可能性があります。信託報酬の安い商品を選ぶ
ファンドを選ぶときに意識すべきことは、投資信託の手数料である「信託報酬」です。投資信託はタダでは運用できず、運用コストがかかります。ファンドが利益を上げようと、不利益を出そうと、継続的にマイナスのリターンがあるということです。 運用コストを抑えるために、同じ資産クラスのなかでそれぞれのファンドを比較して、信託報酬が安いファンドを選ぶとよいでしょう。資産規模の大きいファンドを選ぶ
自分の資産を安心して任せられるのかを判断するために、投資信託を選ぶ際にはファンドの資産規模を確認することが大切です。資産規模が100億円以上あるファンドならば大丈夫だと判断してよいでしょう。10億円以下などの小規模で運用されているファンドは、運用が不安定になってしまったり、ファンド自体が無くなってしまう可能性があります。分配金を出さないファンドを選ぶ
投資信託が運用して得た収益は、投資家の口数に応じて還元されます。これを分配金といいます。ファンドの中には分配金を毎月受け取れる「毎月分配型」というものがあるのですが、このようなタイプのファンドを選ぶことはおすすめできません。 分配金を受け取るたびに課税されますし、毎月分配型のファンドは信託報酬が高いため、運用コストがかさんでしまいます。分配金を出さないファンドを選び、運用コストを抑えましょう。購入時手数料が安いチャネルで購入
投資信託を運用するうえでかかる手数料は、信託報酬だけではありません。ファンドを購入するときに、「購入時手数料」がかかることがあります。資産クラスが同じで、似たような内容のファンドであっても、購入時手数料は同じではありません。 運用コストを抑えるために、購入時手数料が安いチャネルからファンドを購入しましょう。販売手数料のかからない、「ノーロードファンド」を探すとよいでしょう。まとめ
投資信託の選び方のポイントはつかめたでしょうか。初心者でも、安易にバランスファンドを選ばず、自分でファンドを組み合わせていくことが大切です。まずは、リスクとリターンの関係を踏まえて、資産クラスを考えてみましょう。商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
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