楽天証券の口座開設方法は?楽天銀行との連携から出金方法までを解説

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楽天証券は機能も充実しており、これから資産運用、資産形成を考えている投資デビューにおススメです。また、楽天銀行との連携により、より良いサービスが受けられます。そんな楽天証券の口座開設の方法から、楽天銀行との連携による出入金のポイントなどを、イチから分かりやすく解説します。

楽天銀行と楽天証券の関係は

先ずは楽天証券の口座を開設する前に、事前準備として楽天証券と楽天銀行の関係を説明します。楽天銀行とはインターネットを活用したネットバンクです。この二つの関係を知っておくことが、これから説明する内容の重要なポイントとなります。

どちらも楽天が母体の連結子会社

楽天銀行と楽天証券は名称からも分かるとおり、楽天が母体となっている連結子会社です。同じ楽天が母体ということもあり、楽天証券は楽天銀行と連携できます。では、連携できるとどういったメリットがあるのでしょうか。

楽天銀行との同時開設のメリット

一般的には、銀行は給料が振り込まれたり、各種料金の引き落としなど、お金を管理する金融機関です。一方、証券会社は株を購入したり投資をしたり、お金を運用する金融機関です。2つの口座を持つことで、お金を動かし、管理できます。

連携サービス、マネーブリッジが適用

お金を管理する楽天銀行とお金を運用する楽天証券の2つの口座を持つことで連携サービス、マネーブリッジが適用されるようになります。このマネーブリッジは無料で適用されますが2つの口座を開設していることが条件となります。

マネーブリッジの詳細内容

連携サービス、マネーブリッジとは、楽天銀行と楽天証券のお金をつなぐ橋のような仕組みで、取引が容易に且つお得にできる各種サービスや機能の総称です。では、どのようなサービスや機能があるのか1つずつ説明していきます。

普通預金に優遇金利が適用

楽天銀行の普通預金に優遇金利が適用されます。マイナス金利時代でほとんどの銀行が利息がつかない中、楽天銀行は金利がUPするのです。現在の楽天銀行の普通預金の金利が0.02%です。(2018年3月)マネーブリッジの優遇金利が適用されると金利が0.1%になります。 お得な優遇金利ですが、気をつけたい点があります。楽天銀行と楽天証券の口座を開設したけど金利が変わらないというケースがあります。 優遇金利を適用するためには、楽天銀行のサイトにログインをして、マネーブリッジの設定を行います。但し、設定が完了して直ぐに適用するわけではありません。 利用規約に「本金利は前月末終了時点でマネーブリッジの設定が完了されているお客様に、当月1カ月間適用する優遇金利です。」と記載があります。よって今月末までに設定完了した場合は来月から適用となりますので注意してください。

自動出入金、スイープが使える

通常、証券で株を買いたい時は証券口座にある資金を使って購入します。購入資金が口座残高で足りない場合は銀行から証券口座への入金手続きが必要になります。 しかし、スイープを設定しておけば、楽天銀行の口座から不足資金分を楽天証券の口座へ自動で充当します。 また、余った資金については毎日、夜間に自動で出金し、楽天銀行に移されます。全て自動で行われる為、手間がかからず、銀行にお金が集まるので管理しやすく、楽天銀行の口座では前項で説明した優遇金利が適用されるため、無駄なく運用できます。

ハッピープログラムでポイント付与

ハッピープログラムとは取引に応じて楽天スーパーポイントが貯まるサービスです。楽天スーパーポイントとは、楽天市場や楽天トラベルなど楽天グループや各提携店舗で1ポイント1円で使えるポイントです。 さらに、取引に応じて会員ステージがUPします。会員ステージによって、ATM利用手数料が毎月7回まで無料や振込み手数料に楽天スーパーポイントが使えるなど、楽天銀行の様々な優待が受けられます。 ハッピープログラムのサービスを使うにはハッピープログラムにエントリーする必要がありますので注意してください。

サイトで残高表示サービスが使える

残高表示サービスとは、楽天証券のモバイルサイトやウェブサイトから楽天銀行の普通預金残高が確認できるサービスです。取引しながら楽天証券と楽天銀行両方の残高が見えるので、お金を管理するのが楽になり、取引しやすくなります。

らくらく出入金でスムーズな取引

らくらく出入金は、手数料無料、ほぼ24時間、リアルタイムで資金移動が可能なサービスです。また、らくらく出金を利用すると当日中に楽天銀行で受け取れます。(※非営業日に入金されたお金や受渡日前の売却代金など、対応できないお金もあります。)

他社との違いやデメリットは

これまで、楽天証券での取引について説明をしてきました。では、次は他社との違いやデメリットについて説明します。

単純な売買手数料は最安ではない

楽天証券の単純な売買手数料は割安ではありますが最安ではありません。楽天証券よりも手数料が安い新興証券会社がいくつかあります。 また、楽天証券はこれまで説明してきたように、取引に応じてポイントは付与されるなど、特典をつけることでお得となります。その為、様々なキャンペーンを行っていますが、キャンペーンの情報自体をつかみにくいといった点がデメリットとしてあげられます。

新規公開株の取扱数が少ない

新規公開株とは、簡単に説明するとこれまで上場していなかった企業が証券取引所に上場することをいいます。新規公開株は公募価格より初値が高くなる傾向にあり、高確率で利益がでます。この新規公開株の取扱数が楽天証券は他社と比べると少ないです。

楽天証券の口座開設方法や出入金方法

楽天証券の口座の開設方法から出入金方法までを必要な書類や設定方法と併せてご説明します。

口座開設の方法と必要な物

口座開設の方法はウェブ上で完了するオンラインでの開設方法と郵送での開設方法との2つの流れがあります。どちらの方法で口座開設するとしても、先ずは楽天証券のウェブサイトから口座開設の申し込みをしましょう。 楽天証券の口座を申し込む際に、楽天銀行の口座をもっていなければ、この時点で追加サービスの申し込みの欄で楽天銀行の口座も同時に申し込めます。

郵送の場合

次に本人確認書類の提出をします。郵送の場合は、ウェブサイト上で郵送にて提出を選択し、口座開設資料が届きましたら、同封されている総合取引口座申込書とマイナンバー通知書若しくは個人番号カードの写し、所定の本人確認書類を返送します。

オンラインの場合

オンラインの場合は、ウェブサイトの案内に従い、スマートフォン又はパソコンにて所定の本人確認書類のアップロードを行います。これで申し込みは完了です。後日、楽天証券からログインIDとパスワードが届きます。これで口座の開設は完了です。

開設後を含めたログインのやり方

前項で届いたログインIDとパスワードを手元に用意します。楽天証券のウェブサイトを開くと右側に総合口座ログインと書かれた場所にログインIDとパスワードを入力してログインボタンをクリックします。 初めてログインされる場合は、パスワード変更と初期設定が必要となります。ここで画面にしたがって任意のパスワードを記入しましょう。ここで変更するパスワードは今後も必要となりますので、忘れたり、紛失に注意しましょう。 次に、取引暗証番号を任意の数字4ケタで登録します。取引暗証番号は注文や出金、振替の際に必要となりますので、第3者に推測されやすい、誕生日や電話番号などは避けましょう。 さらに、アンケートに答えます。ここでは聞かれたことにそのまま答えて記入してください。 その後、勤務先登録を行います。ここも聞かれたことをそのまま記入すれば良いのですが、上場会社等の役職員の方はここで内部登録をします。その他、勤務先が上場会社の親会社や子会社に該当する場合や上場会社等の役職員のご家族の方なども内部登録が必要となりますので、画面の指示に従って正確に記入します。最後に国籍登録をします。これで完了です。

出入金方法と細かな設定方法

登録が完了しましたら、いよいよ取引ができるようになります。先ずは取引する為の資金を自分の銀行口座から楽天証券の口座へ入金します。 この時、楽天銀行であればマネーブリッジのらくらく入金でワンクリックで完了です。楽天銀行以外でリアルタイム入金が可能な提携銀行の場合は、楽天証券のウェブサイトから提携先の各銀行のネットバンキングを呼び出して入金します。この2つの方法であれば手数料は楽天証券が負担し、即時入金反映となります。 これ以外で、各銀行からの通常振込入金の場合は利用する金融機関所定の手数料がかかります。また、入金が反映されるのは毎営業日9:00~15:00の間となります。

出金方法

出金方法について説明します。出金方法は楽天銀行の口座でマネーブリッジのらくらく出金であればワンクリックで出金が完了し即時反映されます。 楽天銀行以外の場合は出金先指定口座としてあらかじめ登録した金融機関へ振込みます。この時、出金手続きしたのが0:00~15:30の間であれば翌営業日に、15:30以降であれば翌々営業日に出金処理されます。 この時、注意したい点は、出金処理をするのが翌営業日、若しくは翌々営業日になります。指定された銀行の口座残高に反映されるのは各金融機関の振込み処理によって異なりますので、タイムラグが発生する可能性があります。どちらの出金方法も手数料はかかりません。

自動出入金と設定

また、楽天銀行の口座でマネーブリッジを適用している場合は、らくらく出入金が自動で行う事もできます。 自動出入金を設定すると、楽天証券の口座に取引する残高が足りない場合、不足分を自動的に楽天銀行の口座から入金します。また、自動出金では、あらかじめ楽天証券の口座に残しておきたい資金の残高設定をし、設定した残高を超えた分の資金が自動的に楽天銀行の口座へ入金される仕組みです。 自動出入金の設定は楽天証券の取引画面にログインし、画面右上銀行連携のマネーブリッジをクリックします。表示された画面の自動入出金(スイープ)設定するをクリックします。次に自動出金(証券会社から楽天銀行へ)の設定をします。楽天証券の口座に残しておきたい金額があればこの画面で金額を記載します。最後に取引暗証番号を入力し、設定変更をクリックで完了です。

配当金の確認

配当金の確認をする場合は、配当金の受け取り方法によって変わります。 配当金の受け取りが楽天証券の口座の場合は、配当金が楽天証券の口座の預り金に入金されます。確認方法は、楽天証券の取引画面にログインします。入出金・振替の項目内配当分配金をクリックします。確認したい期間を入力すると確認できます。 配当金の受け取りが指定銀行口座の場合は指定している金融機関の銀行口座で確認できます。配当金領収書等での受け取りの場合は通常配当金領収書等が発行会社より郵送されます。

まとめ

ここまで、楽天証券の口座開設方法から楽天銀行との連携などを説明してきました。楽天証券と楽天銀行の口座を持つことで、マネーブリッジが適用され、銀行口座と証券口座を使って無駄なく管理と運用ができるメリットを理解されたと思います。 連携サービス、マネーブリッジは証券取引だけではなく、資産運用の管理、また日々の生活への特典(優遇金利やスーパー楽天ポイント)など幅広くカバーされたサービスです。上手にお金を増やすためのメリットが多いです。楽天証券の口座開設や口座維持に手数料はかかりません。先ずは登録して利用してみてはいかがでしょう。

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