SIMなしiPhoneはWi-Fiだけで使える?上手な活用法も紹介

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



キャリアから解約したスマートフォン端末の活用方法はさまざまです。すぐに売却するのではなく、手元に置いて活用する選択肢もあります。今回はiPhoneの場合に着目して、解約後にできないこととその対処法や、iPhoneの活用法を紹介します。

解約したiPhoneは使えなくなるの?

格安SIMを使ってそのまま活用

格安SIMを提供する会社と契約することでお手持ちのiPhoneをそのまま使用できます。2015年5月以降に販売された5S以上のiPhoneであれば対応している格安SIM会社も多数存在します。 場合によってはSIMロック解除などの手続きも必要となりますので、iPhone端末を購入した携帯会社の公式サイトなどからご確認ください。

解約すると出来なくなること

解約してしまうと以前の電話番号を用いた通話やSMS(ショートメッセージサービス)やメールアドレスを始め、4Gや3Gなどのモバイルネットワーク通信が使用できなくなります。 使用していたSIMカードは携帯会社のものを借りているという扱いです。解約後は返却するのが原則のため、基本的にはSIMカードの入っていない状態のiPhoneだけが手元に残ります。

Wi-FiだけでもiPhoneは使える


Wi-Fi環境下にある場合は、アプリケーションや音楽再生、インターネット接続、カメラ、アプリを使用したIP電話などが可能です。 次項目の注意点を頭に入れておけば、比較的それまで通りの使用が可能です。アプリによっては正常に作動しないものもありますので、ご留意ください。

SIMがない状態で使うときの注意点

アクティベートができない

アクティベートとはiPhoneをAppleのサーバーと接続し、本体の持っている情報とSIMカードの情報が一致しているか確認する認証作業のことです。SIMカードが刺さっていない状態でiPhoneを利用していると、アクティベートが必要になった場合に認証できず使用不可になります。

初期化できない

iPhoneがフリーズなどを起こした際に復旧させる手段としても使える初期化。これを行ってしまうとiPhoneは工場出荷時状態に戻り、購入時に行った設定を始めからやり直す必要が出てきます。初期設定項目の中に先述のアクティベートが含まれているため、SIMなし端末は先に進めなくなります。

OSアップデートができない


iPhoneのソフトウエアであるiOSは、年に数回ほど新機能の追加や性能の向上などの理由でバージョンアップされます。アップデート作業中にも先述のアクティベートが行われますので、SIMカードがないiPhoneではアップデートができなくなります。

キャリアメールや電話ができない

電話番号を含め全ての契約情報はSIMカードに登録されています。キャリアメールは契約会社のドメイン(@以降の文字列)を使用するので、解約した場合は使用できません。電話番号も同様で端末には電話番号情報がないため利用できません。 ただし電話に関しては、Wi-Fi環境下で通話アプリなど使用することで、ネット回線を使ったIP電話をすることができます。アプリを使った通話なので、固定電話とのやりとりはできません。

「SIMなし」の表示は故障?

故障かどうかの確認方法

ステータスバーに「SIMなし」と表現される原因はさまざまです。SIMカードが挿入されていない、SIMカードや本体の不具合、ソフトウエアの不具合、水没、バッテリーのオーバーヒート(過剰に熱くなること)、SIMカードやトレイに汚れなどが付着している場合などに表示されます。 今回のケースであれば実際にSIMカードが挿入されていない状態なので、この表示が出るのは避けられない現象です。ただし、画面は動いても音が鳴らない、急に動作がおかしくなった、音楽を同期しなくなったなど不具合が発生した場合は修理が必要かもしれません。端末の再起動(電源の入れなおし)などのトラブルシューティングを実施しても症状が改善されない場合は故障も考えられます。

解決方法

ステータスバーの「SIMなし」表示を消す方法としては、端末を機内モードにして、Wi-Fi設定をONにします。飛行機マークとWi-Fi電波マークが横並びで表示され、「SIMなし」と表示されなくなります。 機内モードはモバイルネットワーク、GPS、Wi-Fi、Bluetooth、音声電話などの電波を利用した通信を全て切断するものですが、機内モード設定後にWi-FiをONにすることでWi-Fi環境下であれば問題なく利用できます。

一時的にSIMが必要な場合

不測の事態で初期化されアクティベートが必要な状況に陥った時やiPhone端末に先述の故障を疑う不具合が出てしまい再起動でも症状が改善されない場合は、復元や初期化の手順を踏む必要があります。「SIMがない状態で使うときの注意点」で説明した通り、そのままではアクティベート作業を含むトラブルシューティング対応ができません。 ここで活用したいのが、アクティベート用のSIMカードです。いざという時のために1枚持っていると心強い味方で、インターネット上でも数百円ほどで購入が可能です。初期化だけでなくアップデートにも対応できます。 アクティベート完了後は抜き出しても問題ありませんが、商品が小さいので紛失防止のためにそのまま挿入しておいても良いでしょう。 アクティベート用SIMカードを用意する際は、お手持ちのiPhoneがSIMロック解除されているか確認します。解除されていない場合は解約した携帯会社専用の機種対応を選ぶようにしましょう。

SIMなしでiPhoneを上手に使う方法は?

音楽プレイヤー

パソコンを使い音楽を取り込むことで、iPodのような使い方が可能です。音楽を取り込む環境がない場合は、Wi-Fi環境下でApple Musicなどでストーミングサービスを利用することができます。

ゲーム専用機

解約後のiPhoneをゲーム専用機として使えば、プレイ中にメールや通知が来て途中で止められてしまうような経験も減少されます。オンラインプレイやインターネット接続を利用するゲームであれば、Wi-Fiなどに接続された環境が必要になります。

家専用として

自宅でWi-Fiを飛ばしているのであれば、自宅専用としても利用することができます。メインの回線は屋外専用にするなど使い分けることで、メイン回線のデータ通信量やバッテリー消費量の節約にもつながります。

子供のおもちゃ

子どもをあやす方法の一つとして、スマホなどを持たせたり画面を見せたりする方も多くいます。そんな時に解約したiPhoneがあれば、電話の誤発信やメッセージの誤送信などの問題が解消されます。

まとめ

iPhoneの契約を解除した後でもさまざまな活用方法があげられます。キャリアや格安スマホに拘らなくても、メールや電話はアプリなどのサービスで代用することも可能です。自宅にWi-Fiがあればその使い道も大きく広がりそうです。

商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。