光回線のルーターの設置目的とは?接続方法からおすすめ機種まで解説

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家族の人数関係なく、光回線を利用する際にwifiルーターを設置している人は少なくありません。設置するだけの終端装置とは違い、ルーターには設定が必要ですし機能の差があります。そこで、ルーターの設定や機種を選ぶ際のポイントを解説します。

光回線に使われるルーターとは

ギガに対応する1Gbpsの光回線

2018年2月現在、光回線の主流は1Gbpsですが、1Gbpsの光回線を利用するならばルーターも1Gbpsに対応した機器を使用して、はじめて速度性能を発揮することができます。 さらに、LANケーブルやルーターのwifi、使用する端末においてもギガに対応していなければ、1Gbpsの速度でデータ通信をすることはできません。 なお、現在は1Gbpsの光回線が普及していますが、以前は200Mbpsや100Mbpsの光回線が利用されており今では低速光回線としての扱いです。 また、So-netが運営するNURO光は、下り最大2Gbpsを実現し、更に10Gbpsの個人向けサービスも開始しました。ただし、利用可能地域は限定されます。

アナログ終端装置としてのモデム

回線終端装置の中でモデムと呼ばれている機器は、正確にはADSL回線で利用されている機器のことを指しています。モデムとは造語ですが、日本語にすると変復調装置という意味になり、アナログ信号とデジタル信号を変換する装置のことです。 ADSLでは、電話線を利用してアナログ信号を送受信しますが、コンピュータで扱われるのはデジタル信号です。そのため、アナログ信号とデジタル信号を変換するモデムが必須の装置になります。

光回線に対応した終端装置のonu

onuとは、Optical Network Unitの略で、日本語にすると光回線終端装置を意味します。onuは、光ファイバーケーブルを通って伝送される光信号を、電気信号(デジタル信号)に変換する装置です。 onuは光回線を利用する際には必須の装置で、光回線の引き込み工事や配線工事の際に工事業者が設置、もしくは、光回線に対応済みの建物であれば宅配で送られてきます。

モデムとonuとルーターの違い

onuをモデムと表記することもありますが、正確には両者は異なります。onuが光回線の終端装置であるのに対し、モデムはADSL回線の終端装置です。さらに、光信号とデジタル信号を変換するのか、もしくはアナログ信号とデジタル信号を変換するのか、という違いもあるのです。 また、ルーターはLANなどのネットワークを構築したり、インターネット接続設定をして複数台の端末をインターネットに繋いだりする役割の機器のため、回線終端装置とは役割が異なります。ただし、終端装置とルーターの両方の機能を備えた一体型の機器も存在します。

複数端末と接続できる光回線ルーター

ルーターには通常、複数個のLANポートが備わっていますので、LANポートの数に応じて有線接続することができます。市販の家庭用のルーターであれば、平均4~5個のLANポートが備わっています。 もし有線接続する端末数が多く不足している場合は、ハブという機器を使用してLANポートを増設することもできます。もう1台のルーターを所有しているのであれば、ネットワーク機能を無効にするブリッジモードとして設定し、ハブのように使用することも可能です。 なお、最近はモバイル端末の利用が増えると共に、無線技術の進歩により速度性能が飛躍的に向上しているため、wifiによる無線接続でLANを構築する機会が多くなっています。

光回線ルーターの交換・接続方法

おすすめの設置場所

無線ルーターを使ってLANを構築するケースがほとんどですので、使用端末に電波が届きやすい場所にルーターを設置する必要があります。電波は距離が離れるほど弱くなりますし、障害物があっても弱まります。 建物内の広い場所でwifi端末を使用するのであれば、家の中心付近に設置すると良いでしょう。また、ルーターを設置する際は床面などには置かず、床から1mくらいの高さで周りに遮蔽物がない場所に設置してください。

有線による接続方法

ルーターにインターネット接続設定をする一般的な方法は、LANケーブルで繋いだパソコンから、Webページを表示させて設定する方法です。ルーターはまだインターネットに接続できない状態ですが、パソコンのウェブブラウザを使えば、LAN内からのアクセスにより設定画面が表示されます。 方法は使用するメーカーの機種により異なりますが、最初に、ウェブブラウザのアドレス欄に指定されるIPアドレスを入力してログインしてください。その後は、機種ごとの設定画面を確認して、プロバイダから発行された接続アカウントを入力してセットアップします。

無線lan・wifiによる接続方法

インターネットに有線で接続できるようになったら、次は無線接続の設定をします。ルーターの無線lanの機能を使って、各端末からwifi接続ができるようにしましょう。 例えば、Windowsパソコンの無線機能を有効にし、タスクトレイに表示されているワイヤレスネットワークのアイコンをクリックすると、受信したネットワーク名(SSID)が表示されます。該当するネットワーク名をクリックすると、暗号化キーの入力が求められます。 該当するネットワーク名や暗号化キーは、ルーターのマニュアルや機器に添付されているラベルで確認してください。

繋がらないときはここを確認

有線でインターネット接続設定をしてもインターネットに繋がらないときは、ルーターのランプ状態を確認してください。 ランプの状態をマニュアルなどと照らし合わせてみると、現在の状況や原因を切り分けることができます。また、初期設定で繋がらないときは、インターネットに接続するためのユーザー名やパスワードが間違っていることが多いので、設定をやり直してみましょう。 さらに、無線接続の初期設定で繋がらないときも暗号化キーの入力ミスが考えられますので、設定したネットワーク名を一旦削除してから再設定してみてください。加えて、機器の使用方法や配線などの根本的なところに間違いがないか、確認もしましょう。

光回線のルーターを買う際の注意点

対応する通信速度に注意

ルーターは、使用する周波数帯の違いによる特徴があります。障害物に強いが電波干渉に弱いのが2.4GHzで、逆に電波干渉に強いが障害物に弱いのが5GHzです。また、まだ普及前の最新規格の11adは、60GHzの周波数帯を使い、10m程度の近距離通信を想定しています(2018年2月現在)。 高速ルーターで通信速度を比較すると、11nが800Mbps程度、11acが1733Mbpsであるのに対し、11adは4600Mbpsです。いずれの通信規格も、パソコンやスマホなどの端末側の対応が利用条件です。 そのため、購入する際は既に普及している11acに対応しているルーターを選ぶことをおすすめします。11acに対応しているルーターであれば、それ以前の無線規格にも対応していますので、スマホやタブレットなどが11ac非対応でも問題ありません。

対応する暗号形式に注意

  無線ルーターのセキュリティで利用されている暗号化キーにも規格があります。 暗号化キーはセキュリティの要となる存在ですが、種類があり、ルーターを購入する際のパッケージにも、WEPやWPA、WPA2などと対応規格が記載されています。2018年2月現在、一般家庭で使われている暗号化方式ではWPA2が強力で安全です。 また、暗号化方式においても、パソコンやスマホなど端末側の対応状況の確認も必要です。

アンテナ数に注意

通信規格が同じ11acでも、ルーターのパッケージに表示されている無線速度に違いがあるのは、アンテナ数などの性能が関係しています。 アンテナ数が増えるにつれ通信速度が向上し、11acの規格値で比較すると、2本で866Mbps・3本で1300Mbps・4本で1733Mbpsといった速度差になります。 アンテナは外付けの場合と内蔵されている場合とがあり、外付けのアンテナは電波が水平、または垂直方向に広がり、内蔵アンテナは360度に広がります。また、外付けのアンテナは、大型アンテナの採用が可能で向きなどを調整することもできます。

光回線のおすすめルーター5選

価格や機能で選ぶ光回線ルーター

おすすめルーターの紹介として、まずはバッファローの4機種を比較します。 上位モデルの「WXR-2533DHP2」は外部アンテナ4本搭載で、電波を特定方向に集中させるビームフォーミングに対応しています。 次に「WSR-2533DHP」ですが、内蔵アンテナ4本搭載で、ビームフォーミングEXとビームフォーミングの両方に対応しています。ビームフォーミングEXはバッファローの独自機能で、端末側が対応している必要はありません。 3本の外部アンテナ搭載の「WXR-1901DHP3」は、ビームフォーミングEXとビームフォーミングの両方に対応。 最後に、2本の内蔵アンテナ搭載の「WSR-1166DHP3」は、ビームフォーミングのみ対応です。 バッファロー以外の場合、NEC製の標準モデル「WG1800HP3」は、3本の内蔵アンテナ搭載機種でビームフォーミング対応です。

まとめ

使用しているスマホやタブレットなどが11ac非対応だとしても、今後の普及を考えるとwifiの無線規格は11ac対応機種をおすすめします。併せて、ビームフォーミングの機能もある機種を選ぶとよいでしょう。また、ルーターは型番の新旧の違いにより機能に差がある可能性がありますので、購入する際は注意してください。

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