定期預金の金利計算をシミュレーション!単利や複利の場合別で解説!

定期預金を作る際に、実際に得られる金利を計算して預入先を決定していますか?今回の記事では、定期預金の金利とは何か、どうすれば有利な利率で金利を得られるか、そして単利・複利の場合のそれぞれの計算方法まで詳しく紹介します。

定期預金で知っておきたいこと

定期預金を作る際には、いくつか知っておきたい言葉があります。ここでは、金利と利息の違い、復興特別所得税やペイオフといった、定期預金を作る際に知っておきたい基本ポイントを紹介します。

金利と利息の違い

金利とは、1年間にどれだけの利息が得られるかを計算するためレート(割合)をいい、%で示されます。利息は、預金している側が実際に受け取れるお金のことをいい、円で表示されます。 たとえば、1年間の定期預金に100万円を預け入れ、金利が0.5%だった場合には、利息は5千円ということです。

復興特別所得税について

定期預金をしている場合、国税(所得税)15%と地方税5%の合計20%が、得られる利息に対してかかります。 また、2037年12月31日までは復興特別所得税がかかり、国税の15%に2.1%の割合で支払いが必要です。2037年12月31日までは、利子に対し合計で20.315%の税金を支払う必要が生じます。

ペイオフについて

ペイオフとは預金保護のことをいい、金融機関が破綻した場合にも、国が金融機関に預け入れている金額を保障してくれる制度をいいます。 現在は1つの銀行に対して1,000万円(普通預金・定期預金の合計金額)までの預金が保障されていますので、1つの銀行に預け入れる金額は1,000万円までに留めておくように注意が必要です。

利息の金額の端数について

利息の計算方法を紹介しましたが、1万円を預けた場合で金利が0.029%だった場合は、利息が2.9円など、利息に端数が出てしまう可能性もあります。 利息に端数が生じた場合には、端数は切り捨てられてしまいます。上記例の場合には0.9円は切り捨てられ、2円の利息しか得られないので、利息の計算をする際には注意しましょう。

複利について

定期預金を作る際には、単利と複利についても知っておく必要があります。単利はもともと預けたお金(元金)のみに対して利息が付く場合をいい、複利は元金と利息に対して利息が付く場合をいいます。詳しい計算方法については次で解説します。

定期預金の利息計算方法

定期預金をする場合には単利と複利がある、と紹介しました。単利と複利の具体的な計算はどのようにすればいいか、詳しく紹介します。

単利(元金にのみ利息が付く)

単利は、預け入れたお金(元金)に対してのみ利息が付く計算方法です。定期預金を作る際、利息を受け取りにした場合に単利となります。たとえば100万円を0.5%の金利で定期作成した場合、100万円の元金に対してのみ利息が付くので、毎年5千円の利息を得られることになります。

複利(利息+元金に利息が付く)

複利は元金と利息に対してさらに利息が付く計算方法で、定期預金を作る際に利息を「元利自動継続」にした場合に複利となります。 100万円を0.5%の金利で定期作成した場合、1年目は100万円の元金に対して5千円の利息が付き、2年目は元金+1年目の利息(100万5千円)に対して5,025円の利息が付きます。 これを10年続けると、10年目の元金+利息は1,045,907円、利息は5,229円となり、単利に比べて大きな利息が得られます。

複利は年利と月利で利息が変わる

複利については、元金に利息が充当されて次の利息が計算されるので、一般的には利息の発生が多い月利や半年複利の方が、年利と比べて利息の金額が大きくなります。
ただし、金利が低い定期預金ではほとんど差が出ないことがあるので、実際に計算して利息が有利になる方法で預け入れをしましょう。

定期預金と普通預金の金利比較

定期預金の仕組みや利息の計算方法について紹介してきましたが、定期預金は他の預金方法と比べて高い利息を得られるのでしょうか。普通預金と定期預金を比較して詳しく見てみましょう。

一般的な金利

普通預金の金利は、都市銀行では一般的に0.001%しかつかず、100万円を預け入れても1年間で10円しか利息が付きません。一方、定期預金では一般的に0.01%の金利が付くので、100万円を預け入れると100円の利息が付きます。 定期預金にすると普通預金の10倍の利息が付くので、利息の面では定期預金が有利になります。

定期預金の預入期間

定期預金は長い期間預け入れる必要がある印象がありますが、銀行によっては1週間の短期間で預け入れることができる定期預金もあります。一般的には1カ月から10年程度の預入期間になりますが、ネット銀行などでは1週間の短期から定期預金を作ることも可能です。 また、預け入れ期間によっては都市銀行よりもネット銀行の方が、金利が有利になることもあります。

生命保険を利用する方法

子どもの養育費用や老後の生活費を貯蓄するために定期預金を利用することもできますが、お金を増やしたい場合には生命保険を利用するのもおすすめです。 生命保険は途中で解約してしまうと元本割れをしてしまうリスクがありますが、満期まで運用した場合には一般的に定期預金よりも金利が高いという特徴があります。また、本人が病気になったり、死亡したりした場合には補償を受けられる、という定期預金にはないメリットもあります。

定期預金の利息シミュレーション

定期預金の紹介をしてきましたが、実際に定期預金でお金を預け入れる場合の利息シミュレーションはどのように行えばいいのでしょうか。実際にかかる税金も考慮に入れながら計算をしてみましょう。

単利の場合

金利0.5%の定期預金に100万円を1年間預けた場合を例にとり、単利の場合の計算方法を紹介します。 単利での利息は元金(100万円)×0.5%=5千円となりますが、この利息に対して20.315%の税金を支払う必要があります。実際に受け取れる利息は、5千円×(100%-20.315%)=3984.25円(端数は切り捨て)で、3,984円です。10年経過後には合計39,840円の利息を受け取れます。

一年複利の場合

複利の場合にも、1年目の計算は単利の場合と同じになりますが、2年目は元金が100万円と1年目の利息3,984円の合計になります。 2年目の利息は元金(1,003,984円)×金利0.5%の端数を切り捨てて、税金(20.315%)を引くと3,999円(端数切捨て)となります。3年目以降も昨年までの利息を元金に足して同じように計算行い、10年経過後には合計40,555円の利益を得ることが可能です。

単利と複利の使い分け

長期にわたって預け入れをする場合には、利息と言う観点から見ると複利が有利になりますので、複利は長期間利用しないお金を預け入れるのに向いています。 単利の場合、受け取れる利息は複利よりも少なくなりますが、利息がその都度受け取れるので、発生した利息をその都度利用したい場合に向いている預け入れ方法です。

まとめ

今回は定期預金の基本的な知識と、利息の計算方法について紹介しました。利息の計算をする場合には税金も考慮に入れ、預入期間や金利の違う定期預金の利息が実際に有利になるか計算をしてから預け入れを行いましょう。また、単利よりも複利の方が利息という観点では有利になりますが、すぐに利息を利用したい場合には単利で預け入れることも可能です。

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