銀行の貸金庫のサービスとは?料金はどのくらいかかる?

年々需要が増えている貸金庫。貸金庫は、価値のあるものを保管することはもちろん、大切な思い出を長く保管することにも役に立ちます。今回は、貸金庫の一般的な知識と貸金庫のメリット、デメリットを解説します。

銀行の貸金庫とは

「貸金庫」を借りようと検討している人もいるのではないでしょうか。近年、防災意識の高まり等で貸金庫の需要が増えています。ここでは、貸金庫に関する一般的な知識を解説します。

一般的な貸金庫のサービス内容

貸金庫は半年から1年で更新。利用料金は貸金庫のサイズによって異なりますが、年におよそ2万円の利用料金が掛かります。必要な物は、暗証番号、鍵、専用のカードキーなどです。

有価証券や通帳、貴金属類などを保管

多くの場合、貸金庫は、紛失したら多大な損害を被る物を厳重に保管するために利用します。利用者の多くは、有価証券や通帳、貴金属類などを保管する人です。貸金庫に保管する物としての貴金属類は年々増加していると考えられています。

銀行の貸金庫の種類

貸金庫の種類は3つあります。店舗によって、どのタイプの貸金庫を導入しているのかは異なり、特定のタイプを利用したい場合は、事前に確認することが必要です。

全自動型

全自動型は簡単な操作で、自動的に自分の金庫が運ばれてきます。契約時に渡された鍵を使って、中身の出し入れが可能です。全自動型の貸金庫はプライバシーが守られる他、手軽であることから人気が高まっています。

半自動型

半自動型は、利用者が貸金庫の棚まで行き、暗証番号と専用のカードキー等で貸金庫を開閉できるタイプのものです。

手動型

もっとも古い型が手動型です。貸金庫には利用者と金融機関の人間が行きます。貸金庫の開閉が可能になるのは、双方の専用の鍵が揃ったときです。金融機関の人間が立ち会うことから、「立ち会い型貸金庫」とも呼ばれています。

貸金庫の利用者が増えている理由

貸金庫の需要は年々高まっています。2010から2012年にかけての銀行の貸金庫における利用率で、9割を超える店舗が約4割弱、8割を超える店舗は過半数です。ここでは、貸金庫の需要が高まる理由を解説します。

貸金庫の利便性の向上

バブル崩壊後、貸金庫の需要は減少傾向にありました。しかし、2007年頃多くの店舗でリストラが行われ、店舗の新設等により最新型の貸金庫の導入が増加したのです。また、利用時間の延長を行う金融機関も台頭したことから、貸金庫の需要が高まったと考えられています。

東日本大震災による防災意識の高まり

防災意識の高まりによって、貸金庫の需要が増えました。貸金庫の需要が増えたのは東日本大震災からです。多くの建造物が崩壊する中、銀行の貸金庫だけは無事だった、と言うことから需要が高まっています。
それ自体に価値のある物を再評価する傾向が強くなったのは、2008年のリーマンショック以降です。 株や有価証券と言った、時と場合で価値が上下する物よりも、それ自体に価値のある物を評価する傾向が強くなりました。これは、貨幣だけでは、いざと言うときに対処できないという認識が広まったことが根底にあると考えられます。

銀行の貸金庫のメリット

ここで、もっと具体的に貸金庫を利用するメリットについて解説します。

安全性が高い

東日本大震災という大きな災害の後でも貸金庫は無事であった、と上述しました。貸金庫におけるメリットは、何といってもこの「安全性」です。大切な物を厳重に保管するといっても、個人の力では限界があります。ふとした瞬間に紛失する可能性もあるでしょう。 厳重に管理しなければならない物こそ、貸金庫に預けるメリットがあるのです。預けられた物は、銀行の貸金庫内で厳重に管理されます。 また、お金に換えられるわけではないけれど、大切な物だから保管したい、という理由で貸金庫を利用するケースもあります。思い出の品を大切に保管したい場合にも役立つのです。

ペイオフの際も資産を守れる

金融機関が破綻した際、ペイオフが発動されます。これは、破綻した金融機関の預金者を救済する制度のことですが、保障されるのは1,000万円以内とその利子分までなのです。1,000万円以上預けていたとしても、預金が帰ってくることはありません。 つまり、貸金庫のメリットは「ペイオフの際も資産を守れる」ことです。貸金庫内のものは預金に含まれません。つまり、金融機関が破綻したとしても、貸金庫内のものに影響はない、と言うことです。 このように、貸金庫は想定外の事態に備えて利用することに適しています。特に、ペイオフだけでは資産を守りきれない人の場合、貸金庫を利用するメリットは大きいでしょう。

銀行の貸金庫のデメリット

安全性に優れた貸金庫ですが、デメリットもあります。

出し入れできる時間が限られる

貸金庫の開閉時間を延長できると言っても限りがあり、24時間365日稼動している貸金庫は稀です。預けた物を出し入れする時間が限られることが貸し金庫のデメリットであると言えます。

維持費がかかる

一般的な貸金庫は年に2万円の利用料金が掛かります。貸金庫は他の保管手段よりもコストが掛かることがデメリットです。上述したペイオフは1,000万円以内の預金を保障します。つまり、資産の総額が1,000万円よりも少ない場合は、貸金庫を利用しても金銭的なメリットはないと言えるのです。

まとめ

貸金庫はいざと言うときに資産を守ることができます。銀行が破綻し、ペイオフが発動されたとしても、貸金庫内に保管されているものは影響を受けません。資産が1,000万円以上ある場合は、貸金庫を利用するメリットがある、と言ってよいでしょう。

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