炊飯器の電気代って1回だといくら?早炊きや保温の時など詳しく解説

炊飯器の節電は意識しにくいかもしれませんが、加熱するためのIHやヒーターなどは、消費電力のW数が大きい機器ですので、電気代はそれなりにかかります。家庭によっては、ほぼ毎日使用する電化製品ですので、実際の電気代を把握しておいてはいかがでしょうか。

炊飯器の電気代っていくら?

1回の炊飯で約4円かかる

炊飯時の電気代は、加熱方式や炊き方のコース、容量など様々な要素で変化します。機種の種類が多い5.5号炊き炊飯器の標準的な1回の炊飯でかかる電気代は、4円程度です。高級機の専用コースでも5、6円程度です。 また、炊飯器の号数が小さければ消費電力量が少なく、号数が大きくなれば消費電力量も上がります。3号炊きの炊飯器であれば3円を切ることもありますし、1升炊きの炊飯器であれば6円を超えることもあります。

消費電力(W)が低いのはマイコン

IH炊飯器は、電磁波で内釜全体を加熱するため炊きムラが少ないのが特徴です。それに対してマイコン炊飯器は、ヒーターにより底部分を中心に加熱する方式で、加熱力が弱くなります。 マイコン炊飯器の中には、底部分の炊飯ヒーターに側面ヒーターや蓋ヒーターを加えた機種もありますが、それでもIH炊飯器より消費電力量を抑えられる傾向にあります。ただし、製品によっては、IH炊飯器より電力を使うマイコン炊飯器もあり、一概には言えません。

保温代がかかるのでつけっぱなし注意

ほとんどの炊飯器の機種は、炊き上がると自動的に保温を開始しますので、炊飯代に加え、保温代も必要です。炊飯器の1時間当りの保温代は0.4円程度で、1回の炊飯代の10分の1くらいですので、10時間保温すると1回炊飯した時の電気代とほぼ同じになります。 また、保温時間が長くなると、ご飯の味が落ちがちです。食事の時間に合わせて炊飯を開始し、保温は食事を終えるまでにして、残ったご飯は冷蔵庫や冷凍庫で保存することをおすすめします。

10年前の炊飯器でも変わらない

省エネ製品の開発が進んでいる家電製品ですが、炊飯器に関しては、横ばい状態が続き、電気代の推移に大きな変化はなく、10年前の製品でも、それほど変わらないのが現状です。省エネ法の測定方法による年間消費電力量と電力料金目安単価27円/kWhをもとに、標準的な5.5号炊き炊飯器の電気代を計算すると、年間2、3,000円程度です。消費電力量を抑えた新しい機種に買い替えても、数百円の節約しか期待できません。

炊飯器を様々な利用パターンで比較

1日に1回のみ炊飯する場合

炊飯器の電気代は、炊くお米の量で若干変わりますが、まとめて炊いた方が節電に繋がります。保温せずに冷蔵庫などで保存することが前提ですが、1日3食分のご飯を朝にまとめて炊けば、朝昼晩3回炊飯する時の3分の1程度の電気代で済みます。 例えば、象印の5.5号炊きIH炊飯器「NP-VQ10」は、1回当りの炊飯時消費電力量が156Whですので、新電力料金目安単価27円/kWhをもとに計算すると、約4.2円の電気代です。

1日に3回炊飯する場合

朝昼晩に、毎回炊飯すれば、3回分の炊飯代になりますので、上記の「NP-VQ10」を同じく例にして計算すると、約12.6円の電気代になります。1年365日続けると約4,612円の電気代ですので、1回でまとめて炊飯した時の年間消費電力量約1,537円との差額は、約3,075円です。ただ、毎回、炊きたてのご飯を食べたい方も多いでしょうから、節電と炊きたてのご飯のどちらを優先するか次第です。

1日1回炊飯+12時間保温する場合

保温代に関しても象印の5.5号炊きIH炊飯器「NP-VQ10」を例に挙げると、1時間あたりの保温時消費電力量は15.0Whですので、1時間の保温で約0.4円の電気代です。仮に12時間保温すると約4.8円の電気代ですので、炊飯代と保温代の合計は約9円になります。 機種や容量により保温代は前後しますが、5.5炊き高級機のパナソニック「SR-SPX107」では1時間当たり14.4Whで、若干高めの機種でも5.5号炊きなら19Wh程度と大差はありません。ちなみに、同じシリーズの1升炊きの場合、消費電力量は5.5合炊きより4、5Wh程度上がります。

土鍋と炊飯器はどっちが得?

やり方によって土鍋のガス代がお得

ガスを使った土鍋ご飯の炊き方は、最初に強火で沸騰させてその後は弱火で15分程炊くなど、個人差があります。しかし、平均して20分程ガスを使うことになります。 ガス代は、ガス会社によって異なりますが、都市ガスであれば18円程度、プロパンガスであれば36円程度の料金になります。そのため、5.5合炊きで4、5円程度の電気炊飯器の方が単純計算の光熱費は安くなります。 しかし、電気炊飯器で1日中保温をした場合、電気炊飯器の方が電気代が高くなります。さらに、大した額にはなりませんが、炊飯器には待機電力が生じてしまいます。このように、単純に炊飯する代金で言えば電気炊飯器の方が安くなりますが、使い方によっては土鍋のガス代の方が安くなります。さらに、好みの問題ですが土鍋の方が美味しく炊けると言われています。

炊飯器の電気代節約のポイント

早炊きはあまり節約にならない

「早炊きコース」は、多くの機種が備えている機能です。炊き忘れていたり、時間がないときに便利な機能で、炊飯時間を30分程度まで短縮してくれます。こちらは、早く炊き上げるために一気に温度を上げますので、電力を消費し、炊飯時間の割には電気代が高くなることもあります。電気代を節約してくれるのは「エコ炊飯コース」で、炊飯制御を行いながら消費電力を抑えるモードです。

保温より電子レンジ使用の方が節約に

冷凍したご飯を電子レンジで温める時の電気代を計算してみます。消費電力700Wで3分間温めたとすると、電力量は35Whとなり、新電力料金目安単価27/kWhをもとに計算すると0.945円の電気代です。 保温代は、1時間当たり0.4円程度でしたので、3時間以上保温するのであれば冷凍保存したご飯を電子レンジで解凍して温めた方が節約になります。

予約機能を活用して保温時間を短く

炊飯器は、保温時間を短くした方が節電になりますし、炊きたての方がご飯を美味しく食べることができます。ほとんどの炊飯器には予約機能が付いていますので、上手に活用しましょう。早めに炊いてしまって保温時間が長くなることをできるだけ減らすように設定してみてください。

まとめ

普段、あまり気にならない炊飯器の電気代についてご紹介しました。炊きたてのご飯を食べることは譲れない方でも、無駄を省いて節電することは可能ですので、関心のある部分は、是非実践してみて下さい。ご飯を美味しく食べることとは別に、電気代を知っておいても損はありません。また、炊飯器の買い替えの際の参考にもしてください。

商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。