銀行口座が凍結する理由や解除方法を解説!時効などの注意点とは?

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銀行口座を所有している本人が死亡した場合や犯罪に用いられた場合など、口座が凍結される理由はいくつもあります。理由がいくつもあるがゆえに、誰でも凍結の対象になりえます。しかし、突然凍結されてしまえば、どうすればよいか困ってしまう人が少なくないでしょう。そこで、口座が凍結される理由と解除方法を解説します。

銀行口座凍結が起こる原因とは?

預金者が死亡した場合

銀行口座の凍結が起こる原因として、まず「預金者が死亡した場合」があります。預金者は口座名義人とも呼び、死亡するとすぐに凍結を行います。銀行側がこのように動くのは、「相続を行う際に、遺族間をはじめとする人たちでのトラブルを防ぐため」というのが理由です。

債務整理をした場合

借金による債務整理を行うことも、口座の凍結される原因です。カードローンの利用や銀行から融資を受けた場合などがあります。 債務整理には、任意整理、民事再生(個人再生)、自己破産というように複数の種類があり、いずれの種類でも凍結の対象になってしまうのです。口座の凍結をされれば、その時点で口座内のお金を引き出すことができなくなってしまいます。しかし、凍結前の引き出し可能な際にあらかじめ引き出しておくことで、手元にお金を残しておくことができるのです。

警察の情報から犯罪利用を疑う場合

口座が犯罪に使用されたもの、あるいは使用されかねないものは、捜査や防犯目的で警察から銀行を通して凍結となります。銀行口座を悪用した犯罪は、振り込め詐欺や架空請求、認可されていない状態で融資等を行う金融業者の金銭のやり取りなどです。 また、盗難や紛失などで他者の手に渡った口座も、犯罪に悪用されてしまう可能性があります。この場合は、すぐに銀行へ連絡することで対処してもらいましょう。

預金者死亡で口座凍結するタイミング

銀行側が死亡事実を知ったとき

預金者が死亡したという事実を銀行側が知った時点というのが、口座を凍結するタイミングの1つです。銀行がどのようにして死亡の事実を把握するのかというと、遺族による申告という遺族側からの直接的なケースに加えて、申告が来なくとも新聞のおくやみ欄で銀行が知るというケースもあります。

ただし口座をそのまま使えることも

銀行側が預金者の死亡を把握できていない場合は口座が凍結されないため、そのまま利用できることもあります。当然、キャッシュカードまたは通帳があり、暗証番号も知っていればお金を引き出すことができる状態です。 しかし、口座の凍結がされていないままでは相続をする予定の人、つまり「相続人」とほかの遺族などとの間で金銭トラブルが起きる元となります。したがって、銀行側が預金者の死亡を把握していなければ、ただちに死亡した旨を申告することが望ましいというわけです。

口座凍結後の解除方法とは?

所定の手続きをすれば解除可能

凍結された口座は、所定の手続きを済ませることで解除することができます。被相続人(故人)の戸籍謄本、相続人全員の戸籍謄本、相続人全員の印鑑証明、相続届け(遺産分割協議書)などの書類を銀行へ提出するという手続きです。

こういった書類により、公的かつ法的に正当な手続きを済ませることができ、銀行側も口座凍結の解除を行います。書類の用意をすることができれば、個人でも行える方法です。

困った場合は弁護士に相談する手も

どうしたら良いのかと困ってしまった場合、弁護士に相談するという方法もあります。必要な手続きを遺族、つまり依頼者に代わって行ってもらうことができるのです。 これは単なる相続を行う場合ではなく、主に債務整理を行う場合の手段となります。相続であれば、必要な書類さえ集められれば進めることができる一方で、債務整理は法律に関する知識に乏しければ行うのが難しいためです。

口座凍結に関する注意点

そのままにしておくと時効の可能性も

口座が凍結されても預金をそのままにしておくと、10年ほどで時効が成立する可能性があります。時効により、相続人が銀行に対して預金を請求できる「預金債権」が消滅してしまうのです。 ただし、時効になってしまったからといって必ず預金が受け取れなくなるというわけではありません。「口座凍結後の解除方法とは?」内の「所定の手続きをすれば凍結可能」でご紹介した必要書類による手続きをすれば、最終的に支払われるというケースが実際には多いのです。

光熱費等の引き落としがないか要確認

これまで光熱費など月々の支払いを行ってきた口座が凍結された場合、引き落としができない状態になります。すると各登録会社への支払いが滞っているわけなので、請求の連絡が届くようになります。電気代で例を挙げると、まず催促が来るというのが最初の段階です。さらに放置すると、電気の供給が止められて使用できない事態に陥る恐れがあります。 光熱費等の支払いを滞りなく続けていくには、できるだけ早く引き落としを行う口座の変更手続きを済ませることが必要です。凍結された口座から光熱費等の支払いを行っていたかどうか、あればいくつ該当するかをすぐに確認することを忘れないようにしましょう。

まとめ

口座の凍結を突然されてしまっても、事前に解除するにはどうしたら良いかということを知っておけば、迅速に解除が可能になります。預金がすぐになくなってしまうというわけではないので、知識を得たうえで落ちついた行動をとることが重要です。 銀行口座については、こちらの記事もおすすめです。 [blogcard url=”https://cktt.jp/3871”] [blogcard url=”https://cktt.jp/3144”]

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