クレジットカードを海外で使うなら?手数料の疑問や賢い使い方を解説

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クレジットカードの大きなメリットは、国内と同様、手軽に海外でも使えることです。海外旅行や出張に行く時にクレジットカードがあれば、行く先々の国の通貨を用意する手間や、慣れない紙幣やコインで支払いをする不安がなくなり、とても便利です。 ただし、海外でクレジットカードを使う場合は、気をつけなくてはいけない点もあります。どういうことに注意すべきか、海外で使うためのカードはどう選んだらよいかと合わせて、お伝えしていきます。

海外でクレジットカードを使うメリット

安全のためにクレジットカードを使う

海外で現金を持ち歩かない方がいい最大の理由は「安全」です。残念ながら、日本のように治安の良い国は少なく国によっては、スリや窃盗団が常に狙っている場合もあります。 もちろん、クレジットカードも盗まれないように気をつけることは必要ですが、カードなら暗証番号や生体認証などセキュリティが比較的しっかりしていて、また万一の盗難や紛失の場合には止めることができます。海外では、現金でなくクレジットカードを使うべきと言えるのです。

クレジットカードを使うと節約になる

もうひとつクレジットカードを使うことをおすすめする理由は、そのほうが節約になるからです。クレジットカードで買った場合、日本円に換算して支払うための為替手数料の料率は1.3~2.0%程度です。空港の両替所などで現金を両替すると安くても4%程度、10%近い手数料を取られることも珍しくありません。その差は圧倒的とも言えます。

カード付帯の海外旅行傷害保険で安心


海外で病気になったり怪我をしてしまっても、日本の健康保険は使えません。現地でかかった医療費は個人で全額支払わなければなりません。国にもよりますが、海外の医療費は日本と比べると高い傾向なのが実情です。したがって、海外旅行傷害保険に加入することは必須と言えます。 海外旅行傷害保険は空港で入ったり、旅行代理店で事前に契約したりすることも、もちろんできますがいちばん便利なのは、クレジットカードに付帯している保険を利用することです。 一般に年会費のかかるクレジットカードには、手厚い傷害保険が付いていることが多いのですが、年会費無料のカードでも、医療費が50~200万円もカバーされるものが出ています。いま持っているカードにどのような保証がついているか、海外に出かける前には必ず確かめておきましょう。

キャッシングで両替手数料を節約

海外でどうしても現金を使わなくてはならない場合には、クレジットカードでキャッシングを利用するのがおすすめです。 キャッシングをしない人もいるかと思いますが、海外で現金が必要な場合に限っては、柔軟に考えた方がいいです。理由は、現金での両替手数料よりリーズナブルに利用できるからです。 ただし、クレジットカードの契約によっては、海外でのキャッシングが利用できないものもあるので、渡航前に海外キャッシングが可能か確かめる必要があります。海外キャッシングができない場合は、契約やカードの種類を確認後、利用できるように変更することをおすすめします。

海外でカードを使う際の手数料とは?


為替手数料と為替レート

クレジットカードを国内で使う場合は、手数料がかからず商品やサービスを購入した価格の額面のままですが、海外でカードを使うと為替手数料と為替レートという、二つの金額変動要素が加わってきます。利用する前にこの二つについて理解しておくことが必要です。

為替手数料はカード会社毎に異なる

為替手数料は各カード会社がそれぞれ定めており、上に掲げた範囲の中で差が存在します。Dinersが最も低く1.3%、VISAとMaster CARDが1.63%、AMERICAN EXPRESSが2.0%となっています。他の条件が同じなら手数料率の低いカードがおすすめです。

為替レートもカード会社毎に異なる

為替レートとは、実際に使った現地の通貨を、決済する日本円で換算するためのレートです。毎日変動するのはもちろん、各社間でも一律ではありません。各カード会社のインターナショナル・ブランドが採用しているレートが適用されます。どのレートか事前に確認しておく必要があります。 また、為替レートに関してはカードを使った日のレートではなく、決済情報が日本のカード会社に届いた日のものになるということです。概ね2日から4日のタイムラグがあるとされています。その間に上がる場合もあれば下がる場合もあるので「今日は為替レートが有利になったから買物をしよう」と思って買い物をしても、上がっている場合もあるので注意が必要です。

海外旅行におすすめのカードとは?


海外旅行ではクレジットカードを持っていないとホテルにも泊まれない、といったこともあります。その中でも信頼性やステータス、使い勝手においておすすめの度合いが変わってきます。

最も多くの国で使えるVISAカード

一般におすすめ度が高いと言われているのがVISAカードです。理由は最も多くの国と地域で使えることです。加盟店数も十分に多く、日本人が行く店なら使えないことは少ないと言えるでしょう。付帯の海外旅行傷害保険も充実しています。国内で加入する際も、提携している金融機関が多いため、選択肢が豊富になっています。

JCBラウンジが使えるJCBカード

一方、海外でも日本語によるサポートが欲しいという方にはJCBカードがおすすめです。JCBカード会員は、ヨーロッパ、アメリカ大陸、アジアの主要都市にあるJCBプラザ(ラウンジ)で、日本語によるサポートが受けられます。街の案内やホテル・レストランの予約、チケット手配、医療機関の紹介なども取り扱っているので安心です。

海外でクレジットカードを使う注意点

最後に、海外でクレジットカードを使う際の注意点についてまとめます。

カードの利用限度額に要注意

海外でどうしても欲しいものが見つかったりと、出費が膨らむことがあります。こうした場合、カードの利用限度額が低いと、途中で使用不能になってしまい、本当に必要な時に困ってしまうことがあります。そうしたことを避けるために、前もって利用限度額をチェックしておきましょう。 為替の変動や手数料も入ってくるので、余裕をもって見ておくことが大切です。足りなくなりそうな場合は、旅行期間中の利用限度額を引き上げる手続きをするとよいでしょう。一時的な期間のみが対象の申請なので手続きは簡単にできます。

海外では一括かリボ払いのみ

国内でクレジットカードを使う場合は、一括払い、分割払い、リボ払いのほか、ボーナス月払い、といった多くの中から支払い方法を選べますが、海外では基本的に一括払いかリボ払いのみになっています。しかも、そのどちらかが指定されているので、もしリボ払いのみになっていると意図せぬ高い金利を取られる場合もあります。どの支払い方法が指定されているかを必ず確認し、不都合がある場合は変更しておきましょう。

暗証番号と有効期限を必ず確認

海外のお店では、機械でクレジットカードを受け付け、暗証番号を入力しないと使えないシステムのところが増えています。暗証番号を忘れてしまうと、せっかくのカードが全く使えないということにもなりかねません。また、特に長い海外滞在が予定されている場合は、カードの有効期限がいつになっているかを必ず確認しておきましょう。

まとめ

クレジットカードは適切な選び方をし、使い方をよく知っておけば、海外旅行や出張の強い味方になります。海外に行く可能性が生まれたら、上に挙げた各ポイントを早めに確認し必要があれば設定を変える、あるいは新たなカードに追加加入するなどしてみてはどうでしょうか。

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