レポートで使う正しい一人称って?大学の論文で自分のことを指す場合の表現を紹介!

初めて大学のレポートを書くとき、一人称をどうすればいいのか困ってしまいますよね。今回は、レポートでの一人称の正しい使い方について説明していきます!また、一人称を使う場合と使わない場合の文体例も紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。

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レポートで使う正しい一人称とは?論文の場合も

基本は男女問わずに『私』

レポート

大学のレポートで一人称を使う場合には、自分自身のことは僕や俺ではなく、男女関係なく『私』で表現します。男性が話し言葉で目上の人に話すとき、自分のことを「僕」と表現することがあります。

しかし、社会人となると基本的に一人称は男女問わず『私』です。大学のレポートで自分自身を主語として使う場合には、必ず『私』で表現するようにしましょう。少し砕けたレポートの場合には「僕」を使ってもいい場合があります。

レポートの体裁によって表現を変えるようにしましょう。例えば、一人称が全く出てこない文章や『私』という表現だけだと、堅い論文のような印象を受けます。出題されたレポートがどんな形なのかによって文体を変えるようにしましょう。ポイントは、一人称は最初から最後まで統一することです。

一人称の代わりになる言葉

レポートを書く男女

大学のレポートや論文では一般的に、自分のことを主語として使うことはあまりありません。しかし、どうしても主語に一人称を使いたい場合も出てくるはずです。そんな時は、本稿や本レポート、本研究、本論文などの表現をするとしっくりきます。

レポートや論文の場合には基本的に一人称は使わないので、「本論文」などの言葉も基本的には使わないのですが、どうしても使わなければならない時が出てくることがあります。そんな時には、『私』ではなくこれらの言葉で代用する方がいいでしょう。以下に考察の書き方を紹介した記事があるのでそちらも参考にしてください。

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大学のレポートで一人称がでも良い場合と避けるべき場合

主観を交える場合は使っても良い

使ってもいい場合もある

大学のレポートでは、主観を交えて表現をする場合などには一人称を主語に使っても良いとされています。例えば、テーマが学生に委ねられている場合などは冒頭部に、そのテーマを選んだ理由を説明することもあります。そんな時には筆者などと表現せずに『私』と表現しても問題ありません。


また、レポートの内容によっては自分目線で書くという指示がある場合があります。珍しいパターンではありますが、時と場合によっては一人称を使わないとおかしくなることもあるので、レポートの趣旨をしっかりと理解して書くようにしましょう。

基本的には一人称は避ける

基本的には避ける

基本的には、大学のレポートや論文では一人称の表現は避けるべきだと教えられます。理由としては、レポートはあくまでも客観的な文章であり、主観を含めた文体は感想文となるからです。特に、『私は〇〇だと思う』の様に表現してしまうと、感想文としての文体になってしまい、レポートや論文とは言えなくなってしまうのです。

つまり感想文などは個人の感想が入るので、『私』などの一人称が入ります。理由は主観が前提となっているからです。レポートは先生から問題点を与えられる文書で、論文は自分で問題点を与えて解決する文章です。基本的に主観は避けるようにしなければなりません。客観的に書かなければレポートの文体にはならないのです。

ただし、文脈によっては一人称を使わないと文章が不自然になってしまうこともあります。一人称を使わないと不自然な場合には、主語として一人称を使っても良いとされています。必ずしも一人称を使ってはいけないというわけではないということです。

大学のレポートで一人称を使う場合と使わない場合の文体の例


①一人称を使う場合の文体例

レポート

なぜテーマを選んだのかを述べる場合には、どうしても一人称を使わなければならないでしょう。例えば『なぜ私がこのテーマを選んだかと言うと、近年における環境汚染が非常に深刻な問題となっており、私の出身地〇県でも同様の空気汚染があったからです。幼いながら空気がおいしくないと感じたものです。』

他にも、『私が行った実験によると』のように、自分が行ったことを表現する場合には一人称を使っても良いとされています。加えて『私がやりました。』などのように事実を書く場合には逆に一人称を使わないと伝わらないことになります。

②一人称を使わない場合の文体例

レポートに悩む

前述したようにレポートは一人称を避けるのが普通です。使う場合には『本レポート』などの一人称を使うことが一般的です。例えば『私が行った実験によると』という言葉も文脈をずらせば『本実験によると』と表現を変えられることがあります。基本的にはこの様に一人称を避けるように書きます。

『私がやりました』なども、『この行動によって』などと表現を変えられる可能性があります。無理して一人称を別の言い方に変える必要はありませんが、一人称を避けるのが一般的であるため、別の言い回しができるのであれば、別の言い方をした方が良いでしょう。

③英文レポートの文体例

英文レポート

英文レポートの一人称は日本語レポートの一人称と同じで、基本的には避ける傾向があります。特に英文レポートは日本語レポート以上に細かいルールが存在します。大学のレポートを書いていると、英文レポートの提出を求められることもありますが、その時には注意しましょう。

ただ、日本語レポート同様に文脈によっては一人称を使っても良いということもあります。特に一人称を多く使うことで、能動的な文章を書くことができます。能動的な文章は明快で分かりやすい文章表現になることが多いので、一人称を使う方がメリットが大きいこともあります。

また、日本語と大きく違う点としては、『I』よりも『We』という複数形で一人称を表現する場合が多いです。理由としては、書き手1人に限定されない社会全体の考えを表現できるからです。

大学のレポートの一人称を正しく使おう!

今回は、大学のレポートにおける一人称の表現方法について紹介、解説してきました。基本的にレポートでは一人称の表現は使わないことが分かりました。今回の記事を参考にして正しくレポートを書くようにしましょう!


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