会社内の順位が分かる役職一覧!外資系を含む肩書きの名前と役割まで解説!
会社組織の中には「会長」や「社長」など聞き馴染みがあるものから、「CEO」「COO」などよくわからない役職までたくさんあります。皆さんはどちらの役職の方が上なのか、役割は何なのか知ってますか?今回は役職の順位や、肩書きの名前と役割を解説していきます!
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目次
日本の会社内での役職と順位とは?
日本の場合
役職とは会社内における役割や任務、責任をわかりやすくするための呼び名です。以下に一般的な会社役職の順位一覧を載せておきます。法人団体によって役職名は変わってきます。法律上、何らかの規定があるわけではないので、同じ役職名でも会社ごとに仕事内容が変わることがあります。
日本の会社や組織には、次長や室長など順位表にはない役職・肩書きもあります。さらには、「補佐」「代理」などの言葉を役職に付けている企業もあります。役職は社内における階級を示すものなので、自分の会社や取引先の役職や順位を知っておくのは大切です。
- 1代表取締役社長
- 2専務取締役
- 3常務取締役
- 4本部長
- 5部長
- 6課長
- 7係長
- 8主任
- 9一般社員
一般的な会社役職の順位一覧
外資系の場合
グローバル化に伴い、外資系企業の名もよく見かけるようになりました。海外の会社なので、もちろん英語の役職名になります。最近では日本でも、外資系企業で使われている役職を使うようになりました。外資系の取引先または自分の会社内の役職名や順位を理解しておくと、それぞれの役割や立場がわかり助けになります。
以下は外資系企業における代表的な役職の順位一覧です。日本の会社同様、これ以外にも会社によって異なる役職や肩書きがあります。
- 1President(社長)
- 2CEO(最高経営責任者)
- 3COO(最高業務執行責任者)
- 4CFO(最高財務責任者)
- 5Executive (Senior) Vice President(上級副社長)
- 6Vice President(統括本部長)
- 7General Manager(事業所長など)
- 8Director(ディレクター)
- 9Manager(マネージャー)
- 10Lead(リーダー)
外資系企業の代表的な役職と順位一覧
日本の会社役員の役職とは?
代表取締役社長
代表取締役社長とはまさに役職順位のトップです。別の人がそれぞれ代表取締役と社長を担っているところもありますが、大抵両方を兼ねています。代表取締役とは、法律上株式会社を代表している役職また肩書きなので、2人いる会社もあります。会長がいる会社もありますが、権限があるのは会長ではなく代表取締役社長です。
ちなみに会社の実質トップは代表取締役社長ですが、代表取締役と社長には同じ人がなるとは限りません。代表取締役は取締役会で代表として選ばれた役員で、会社を代表して契約や裁判を行う権限を持ちますが、社長は会社内の役職で会社内での責任を担います。
専務取締役
取締役と専務の両方の役割を兼ねている肩書きで、順位的にはナンバー2になります。社長を補佐する役割で、社長不在の場合は代行を行うこともあります。管理職の業務をまとめるのではなく、役員の役職の業務に携わります。会社組織の中でも、社長に近い重要なポジションと言えます。
常務取締役
日常業務をこなしながら、社長補佐のような役員としての仕事も行う役職です。通常の会社の業務も行いますが、現場に顔を出すことはあまりありません。業務を管理する役職である、部長や課長の上に立ってまとめているのが常務取締役です。現場と経営陣の間に立っている役職と言えます。
一般的に会社組織のトップには社長、それから専務、常務と続くので常務取締役は役員の中で一番下の役職になります。常務の下は部長、課長、係長という肩書き続きます。従業員の監督をしながら、役員としての業務をこなしていきます。
日本の会社の管理職になる役職とは?
本部長
これは「部長の元締め」を意味する肩書きではありません。事業本部の最高責任者を意味する肩書きです。事業部長と呼ぶ会社もあり、役員が兼務していることもあります。本部は各部門をまとめているので、本部長には各部門に対する決断と責任を担う役割があります。
本部長の役割として、会社の内と外に目を向けていなくてはいけません。また、各部署と部長をまとめる責任があります。さらに本部長の決断が会社経営に大きく影響するので、賢く判断しなくてはなりません。常に事業本部の状況を把握し、役員からの質問に応じる準備ができていなければなりません。
部長
部署を取りまとめる役職です。部長は役員ではなく従業員ですが、部署内の経営者的存在です。部署の責任者として、最終的な決定をしなくてはならないからです。多くの意思決定は自分で判断しなくてはならず、その決定は会社や組織に大きな影響を与えます。
自分の部署の成果をあげるために、経営戦略など組織全体のことを考えなくてはなりません。そのために多くの会議にも出席します。さらに成果を上げるために新しい商品やサービスを作り出す役割もあります。
課長
部長の下は課長になります。組織の中間にいるので、中間管理職のイメージが強い肩書きです。課長は自分がいる課を管理する役割があり、部下のマネージメントや指導、教育も大切な仕事の一つです。
課長は管理職なので「管理職手当」がつく代わりに、「残業代」がつかなくなります。課長は管理職として認められているので、自ら新しい仕事を作り、課全体の仕事を管理していかなくてはなりません。また取引先で何かトラブルがあれば、謝罪しに行くのは課長ということになります。
将来、あなたや身近な人がなるかもしれない管理職の役割や業務についてもっと知りたい人は、以下の記事を読んでみてくださいね。
日本の会社のそれ以外の役職
係長
係長の役割は一緒に仕事する主任や一般社員の管理、仕事の進み具合などを管理することです。また日々の仕事や目標への進み具合を確認して、課長に報告します。係長は現場のリーダーだと言えます。自ら業務をこなしながら、主任や一般社員からの相談や提案に応じ、教育指導を行います。
係長は主任や一般社員と違って「ただ言われたことをする」のではなく、チーム全体をまとめる責任も担います。また、現場の責任者として全体の状況を把握しながら部下の様子を見て、指導や教育をしなくてはなりません。
主任
新入社員が最初につく肩書きは主任でしょう。主任は一般社員のまとめ役のような役割になります。社員が一通り業務をこなせるようになると主任に任命され、その分野で経験を積んでいきます。自分が担当する組織のリーダーになり、部下を指導することになります。
仕事上の業務に関しては、係長も主任もそれほど変わりません。主任は経験を積んで、ある程度業務ができる人に与えられる肩書きです。また、上の役職とのパイプ役であり、後輩の育成も行うので「何でも屋」的存在と言えます。ただ順位的には一般社員とほぼ同じになります。
一般社員
いわゆる正社員のことで、特に日本の会社では定年まで雇用してもらえます。会社の都合で転勤や異動などありますが、続けて働くならスキルが磨かれ役職がつく可能性が出てきます。賞与や退職金などが出るというメリットもあります。
正社員以外ではアルバイトやパート、契約社員、派遣社員があります。一般社員と比べて雇用は不安定で、給与も低いですが、責任を負わなくてすむためプライベートを優先できたり、好きな仕事を選べたりすることができます。
外資系会社のトップマネージメントの役職とは?
President(社長)
会社のトップ、取締役社長の意味です。ただカンパニー制を導入している外資系企業では、「President」はただ社内カンパニーの責任者、その部門の部長的な役割になります。イギリスの会社では、社長は「Managing Director」と呼びます。
CEO(最高経営責任者)
日本企業でも、この肩書きを使うようになりました。日本の法律ではCEOに値する規定がなく、日本語訳せずそのまま用いている会社もたくさんあります。長期的な経営戦略を立てる役割を担います。
COO(最高業務執行責任者)
最高業務執行責任者であるCOOはCEOが決めた経営戦略を受けて、実際に現場を指揮する最高責任者です。財務以外でCEOの業務を支える、ナンバー2的な存在と言えます。
CFO(最高財務責任者)
最高財務責任者であるCFOは、企業の資金調達や運用といった財務面と経理面の最高責任者です。経営戦略を立てるCOOが管理していない部門の責任者で、管理している部門の数では劣りますが、財務は大切な部門なので決してマイナーな印象はありません。
外資系会社のそれ以下の役職
Executive Vice President(上級副社長)
あまり聞いたことがない肩書きですね。上級副社長はアメリカの外資系企業や法人団体などでCEOを補佐したり、場合によっては代理を行ったりする役職です。事業本部長に近い肩書きだと言えます。「副社長」とありますが、実際には副社長よりも下の役職です。
Vice President(統括本部長)
直訳すると「副社長」となりますが、実際は統括本部長や事業部長を意味します。外資系企業で働く人の名刺にはよく「vice president」の後に「of marketing」とか「of sales」と書かれていて、それはマーケティング部長、営業部長という意味です。
General Manager(事業所長など)
ゼネラルマネージャーは外資系企業で広く用いられている肩書きで、自分の管理下にある組織に対する決定権を持つ役職です。そのため日本語訳にすると事業所長や工場長、センター長となります。日本の「部長」「課長」「係長」よりも、上のマネジメントを求められます。
Director(ディレクター)
イギリス系企業だと取締役の意味になってしまいます。アメリカの企業では部門長、または部長の中でも上級の部長を意味する場合が多いです。
Manager(マネージャー)
「Manager」にはいろいろな意味があります。外資系企業には日本のように課長、係長、部長と役職を区別しておらず、全体的にマネージャーと呼んでいます。課長~部長の間と考えておけば間違いないでしょう。あとは、それぞれの立場や責任を見て判断します。
Lead(リーダー)
少人数のグループのリーダーや主任、会社によっては係長を意味する肩書きです。一般的には、「Leader」の前に部門や役割を記載します。
会社組織の役職をしっかり理解しておこう
会社内で、その人の役割や立場を表しているものが役職です。役職や順位を覚えておくと誰が責任者で、誰に決定権があるかすぐにわかり、取引を進める上で大きな助けになります。自分の会社と取引先の役職名と順位を理解して、今後のキャリアアップに生かしてくださいね。
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