正月を表す言葉18選!意味や由来は?書き初めに使える縁起のいい言葉も紹介!

正月を表す言葉には色々な表現があるのを知っていますか?正月の別名や正月に由来する言葉など、様々な表現の言葉を集めてみました!書き初めなどに使える縁起のいい言葉もあるので、新年の最初にふさわしいワードを是非覚えてくださいね。

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【1月1日に関する言葉編】正月を表す言葉2選

①元日

おみくじ

1つ目は元日です。元日とは1月1日を表す言葉で、2日以降の正月には使いません。つまり、正月期間の中でも1月1日のみに使用できる言葉となります。それ以降は使えないので注意しましょう。

年賀状の挨拶に使う際は、元日よりも元旦と書く方が礼儀正しくなります。しかし、1日中に届けられない場合は1日を表す元日という言葉は避けた方が無難です。他の意味を持つ挨拶を選びましょう!

②元旦

海にある鳥居

2つ目は元旦です。元日と混合されがちですが明確な違いがあり、元日は1月1日全体を表すのに対し、元旦は1月1日の朝を表します。「元旦の朝」という表現は「朝」が重複するので気を付けましょう。

「旦」という字の「一」は地平線を、「日」は朝日を意味することから、日が昇る様子を表しているのが由来です。年賀状は1月1日の朝に届くのが礼儀なので、元旦と書き1日の朝には相手に届くように送りましょう。

なお、年賀状にふさわしい言葉の使い方や挨拶文について詳しく知りたい方は、ぜひ別の記事も参考にしてくださいね。年賀状の挨拶に困ったとき役立つおすすめの言葉を紹介しています。

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【期間を意味する言葉編】正月を表す言葉4選

①大正月

七草粥

1つ目は大正月です。大正月とは元日から1月7日までの正月期間を表す言葉です。一般的に正月は、1月の7日までとされており、最終日である7日は七草がゆを食べるのが風習ですよね。

1月7日は「人日(じんじつ)」とも呼ばれ、中国のしきたりに由来します。1月1日から順に占い、7日目が人を占う日だから「人日」と呼ばれるようになりました。七草がゆも中国の習慣が元になっています。

また、日本にも正月は野草を摘み取るという風習があったため、それも由来の一つとなっています。一年の無病息災を願ったり、正月のごちそうで疲れた胃を休めたりする区切りの日で、正月の終わりを感じるタイミングです。

②三が日


巫女さん

2つ目は三が日です。三が日とは1月1日から1月3日までの期間を表す言葉で、正月三が日とも言います。一般的な企業やサービスまではこの期間が休日になることが多いですよね。

ただし、大晦日を含む年末の連休からの期間も含まれる場合があります。書き初めを行うのは三が日の真ん中である1月2日がいいとされているので、書き初めしたい方はこの日を狙いましょう!

③松の内

松飾

3つ目は松の内です。正月は松飾りを飾るので、その松飾りを出している期間であることに由来します。元旦から7日まで、または元旦から小正月の15日までの期間を指します。

正月の風習として、門の前などに門松を飾りますよね。これは地域によっても異なりますが、1月6日の夕方以降や7日に片付けるのが一般的です。その期間を松の内と呼ぶので、それ以降には使いません。

④小正月

カレンダー

4つ目は小正月です。別名二番正月とも呼ばれ、1月15日、または14日から16日までの期間を表します。もともと日本では、満月の満ち欠けを一か月の区切りとしていました。

1月15日が信念で最初の満月となるため、この日を縁起のいい正月として定めたのが由来です。しかし、現在は1日から7日が正月・大正月なので、15日は小正月と呼び区別するようになりました。

【挨拶編】正月を表す言葉3選

①謹賀新年

手紙を書く手

1つ目は謹賀新年です。お正月にふさわしい挨拶として、年賀状などにもよく使われますよね。お正月に関する四字熟語でも一般的で、使い方は目上の相手に出す年賀状や挨拶におすすめです。

「謹」とはうやうやしくかしこまるという意味になります。「賀」は喜び祝うという意味です。つまり、謹賀新年は「謹んで新年の喜びを申し上げます」という丁寧な挨拶となります。丁寧なシーンでの使い方ができますね。

②賀正


手紙

2つ目は賀正です。「がしょう」または「がせい」と読み、「正月・または新年を祝います」という意味になります。正月の挨拶にふさわしい言葉なので、年賀状などにもよく使われますね。

謹賀新年との違いは、「謹んで」という意味を含まずシンプルに「新年おめでとうございます」という挨拶になることです。使い方としては、友人など気の置けない間柄の相手に使うのがおすすめです。

③迎春

和服の女性

3つ目は迎春です。お正月に関する言葉の中でも、謹賀新年や賀正とは少し意味合いが異なります。「春を迎える」という漢字を書くように、「新しい年を迎える」という意味になります。

「春」は新年を表す言葉で、陰暦では季節の区切りとして正月が春の始まりだったことに由来します。挨拶として使う場合は「新年を迎えました」という意味合いのシンプルな言葉として使えます。

【書き初めにふさわしい縁起がいい言葉編】正月を表す言葉3選

①福寿

桜の花

1つ目は福寿です。福と寿といういかにも縁起のいい漢字が組み合わさった言葉は、書き初めにもぴったりですよ!意味は、「幸せと長生き」なので、まさにお正月に関する言葉でも書道にふさわしいですね。

その年の目標などの使い方もできますが、一年の最初に今後の人生が上手く行くよう願って、福寿という縁起のいい言葉を書き初めに書いてみるのがおすすめです。自分はもちろん家族全員の幸せも願えます。

②吉祥

笑顔の女性

2つ目は吉祥です。吉祥とは「おめでたい、またはいいことが起こる前兆」という意味で、お正月に関する縁起のいい言葉としてふさわしいですね。一年にいいことが起こるようにという願いを込めて書き初めに書くのもおすすめです。

一年の始まりであるお正月は、この先どんなことが起こるかワクワクしますよね。できるだけ楽しく幸せな出来事がたくさん起こるようにと、希望を込めた使い方として書き初めなどに選んでみましょう。

③豊楽


笑顔の家族

3つ目は豊楽です。豊かで楽しいという漢字を書く通り、「人々が豊かな生活で楽しんでいる様子」を表します。自分一人ではなく、人々の幸せを表す正月にふさわしい言葉です。

自分だけでなく多くの人に豊かで幸せになって欲しい時は、書き初めに豊楽を選んでもいいですね。今年一年家族全員が豊楽な年になりますように、という想いを込めた使い方がおすすめです。

【書き初めにふさわしい縁起がいい四字熟語編】正月を表す言葉3選

①笑門来福

笑う女性

1つ目は笑門来福です。「笑う門には福来る」を四字熟語にした言葉で、まさに正月にふさわしい縁起のいい言葉ですね。正月だけでなく、その年一年を笑って楽しく過ごしたい時におすすめです。

いつも元気に明るく笑っていれば、笑顔に引き寄せられていいこともやってくるという意味に由来します。正月に関する言葉としてはもちろん、正月以外でも使える縁起のいい四字熟語です。

②新春万福

桜と雀

2つ目は新春万福です。「新年に数え切れないほどの幸せがありますように」という意味があり、新年の幸福を祝うにはもってこいの四字熟語ですね。新春は新年、万福は多くの幸せを意味します。

自分にとっての新春万福はもちろん、相手にとっての新春万福を願う使い方もできます。書き初めの四字熟語に選べば、その年が一年間多くの幸せで満ち溢れそうになりますよ!

③迎春万歳

喜ぶ女性

3つ目は迎春万歳です。迎春は新しい春、つまり正月を迎えるという意味で、それに対して万歳という言葉を加えています。つまり、正月を万歳という気持ちで迎えて喜んでいる様子を表します。

書き初めにふさわしい縁起のいい四字熟語は、このようにシンプルな言葉もおすすめです。新しい年の始まりを心の底から喜ぶ様子が、ストレートに四字熟語で表現できますよ!

なお、書き初めで今年の目標や抱負を四字熟語で書きたいという方は、別の記事で紹介している目標に使える四字熟語も参考にしてくださいね。座右の銘を決めたい時にも役立つ言葉を多く紹介しています。

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【季語編】正月を表す言葉3選

①恵方

沢山の鳥居

1つ目は恵方です。近年では恵方巻という使い方が一般的なので、正月に関するというより節分に関する言葉としての馴染みが深いですよね。しかし、正月の季語としても使える言葉です。

元々恵方とは、その年の福徳を司る神様がいる方角に由来します。初詣は自宅から見て恵方の方角にある神社などをお参りするという、恵方詣りという習慣もありました。正月にも由来する言葉なので、新年の季語として使えます。

②鏡餅

鏡餅

2つ目は鏡餅です。正月といえば鏡餅を飾る家庭も多いですよね。鏡餅とは餅を神仏に供える正月飾りの一種で、穀物の神様である「年神(歳神)様」に対してお供え物をするという意味があります。

何故鏡餅という名前かというと、昔の鏡の形に似ていることに由来します。大きな餅の上に小さな餅を重ね、その上にダイダイ、またはミカンを置いた鏡餅は、まさに正月ならではの風物詩ですね!

なお、歳神様に関する詳しい情報は、別の記事で紹介しています。正月とどのような関係があるのか、どのような祀り方をするのかなどを詳しく紹介しているので、気になる方はこちらもチェックしてくださいね。

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③雑煮

雑煮

3つ目は雑煮です。正月に食べるものといえば、おせち料理と並んで欠かせないのが雑煮です。地域によって内容に大きな違いがあるのも特徴で、味噌味、しょうゆ味など汁の味付けも地方で異なります。

更に、お餅を焼く、焼かない、具材の違いなども地域によって差があります。正月に関する季語なので、正月に俳句や短歌を作ったり年賀状の一文として添えてみたりするのもおすすめです。

正月を表す言葉を覚えて使ってみよう!

正月を表す言葉や正月に由来する言葉には、様々なものがあります。覚えておくと、年賀状の挨拶や一文を書く時にも役に立ちますよ!また、何気なく使っている元日と元旦の違いなども覚えておくと便利です。

今回は正月を表す言葉の他に、正月に関する四字熟語や縁起のいい言葉、季語なども紹介しました。シーズンならではの季節感ある言葉を使い、日頃の手紙や挨拶をより礼儀正しいものにしましょう!


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