年収400万円の人の生活とは?手取り・家賃から貯金・税金事情まで!

年収は、実際に手にする金額ではありません。そこから税金などが引かれた金額が、実際の収入になります。ここでは、年収400万円の人の場合の手取りや家賃についてまとめてみました。また年収400万円の人の貯金や税金、生活事情についてもご紹介します!

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年収400万円の人の生活は?

年収400万円の生活水準

給料

これからご紹介していく「年収400万円」という金額の生活水準は、日本で一番多い層の年収になっています。そこから税金など、引かれるものも当然出てきます。それらを差し引いた収入を「手取り」といいます。

たとえ同じ年収であっても、一人暮らしの場合と家族のいる場合では生活状況は大きく異なるものでしょう。ここでは年収400万円の人のそれぞれの生活事情について、また一般的な税金や貯金についてもご紹介していきます。

年収400万円の生活をしている人の割合

割合

日本で年収400万円の男性は、ここ数年ほぼ同じ割合になっています。国税庁の調査によると、平成27年から「17.4%、17.1%、17.4%、17.7%、18.0%」と続いているのが現状です。

また女性の場合は、「年収100万円台26.2%、200万円台22.1%」が上位をしめています。男女雇用機会均等法が定められたにもかかわらず、女性が男性と同じように年収400万円の収入を得るのは難しいのが現状です。

ここ数年の年収の1位と2位は、年収300万円台~400万円台の人が占めていることが分かっています。よって年収400万円の人は、日本人の3人に1人位の割合を占めていることになります。

年収400万円の人の税金や手取り・ボーナスはいくら?

年収400万円の人の手取り

税金

ここで気をつけたいのは、「年収400万円」は実際の手取りの金額ではないということです。一般的には年収から、「住民税」「所得税」「健康保険」「雇用保険」「厚生年金」などの税金がひかれることになります。よって、これらの税金や保険料が引かれて実際に手に入る収入が「手取り」ということになるのです。

この手取り収入は、年収の70~80%位になります。よって年収400万円の人の手取り収入は、約290~320万円くらいになるということです。これを月で換算したものが月収になります。


年収400万円の人のボーナス

ボーナス

ボーナスは企業により異なりますが、夏と冬の年2回支給されるところが多いといわれています。一般的な企業のボーナスは、月収の2カ月分が相場といわれています。例えば手取り320万円の場合、月収は320万円÷12ヶ月=約27万円になります。この月収27万円×2ヶ月=54万円がボーナスの金額になります。

ボーナスがある場合の年間の手取り収入は、320万(12ヶ月分)+54万(夏ボーナス2ヶ月分)+54万(冬ボーナ2ヶ月分)=428万(16ヶ月分)ということになります。ボーナスが無い場合は、320万円が年間収入になります。このようにボーナスの有無で、大きな収入の差があることがわかります。

年収400万円の人の税金

税金

ここでは、年収から差し引かれる一般的な税金をみてみましょう。差し引かれる税金の金額を年収400万円で計算すると、およそ所得税13.8万円、住民税24.1万円、健康保険料20万円、厚生年金支払額35万円程になります。この金額は、あくまでも一般的な目安の金額として参考にしてみてください。

その他、会社によって給与控除が差し引かれる場合もあります。また家族がいる場合は扶養控除があり、所得税の金額も変わってきます。住民税においても、お住まいの地域によって変わってきます。このように「年収」には、さまざまな税金が関わっているのです。

年収400万円の人の家賃費用は?

年収400万円の一人暮らしの家賃費用

暮らし

年収400万円の人の一人暮らしの平均的な家賃は、4.6万円前後が相場になります。また一人暮らしの場合は社員寮などを選ぶ人も多く、住まいにお金をかけない傾向が強いようです。例えば食費約4万円や光熱費1万円と考えても、一人暮らしの場合は、毎月の貯蓄も可能でしょう。

しかし都心に住む場合は、家賃は上がってしまいますよね。その場合は貯蓄に回せるように、食費や雑費などの節約が必要になってくるでしょう。

年収400万円の家族がいる場合の家賃費用


家族

年収400万円の人の家族がいる暮らしは、かなりきつい状況が予想されます。例えば家族構成2人で考えてみましょう。家賃も2人で暮らす広さが必要な分高くなるでしょう。また食費も同様に、一人暮らしより高くなってきます。ここに雑費や光熱費なども加わるので、かなりの節約が必要な暮らしになるでしょう。

この年収400万円という金額は、生活保護の申請が通らない世帯年収になります。しかし税金はしっかりひかれる年収でもあります。よって、かなりきつい状況の世帯年収になるわけです。このように家族がいる場合は、きつい生活になり貯蓄は難しいのが現実でしょう。

年収400万円の人の家賃をいれた生活費は?

一人暮らしの場合にかかる生活費

料理

例えば年収400万円で、都内に一人暮らしの場合で考えてみます。家賃8万円、食費4万円、光熱費1万円、通信費1万円、雑費4万円位が必要経費になるでしょう。その他、被服費や保険料などもかかる場合もあるかもしれません。

この例の場合で考えると、5万くらいの貯蓄はできる余裕があることがわかります。しかし「保険料」「医療費」「交通費」「車のローン」などが加わると、貯蓄どころか節約が必要になってくるでしょう。

家族のいる場合にかかる生活費

家庭

年収400万円の収入でも、家族構成によって状況は大きく変わってくるでしょう。例えば、夫婦とこども2人の場合で考えてみましょう。家賃8万円、光熱費2万円、通信費2万円、雑費4万円位は、最低でも必要経費になるでしょう。

そのほか「交通費」「車のローン」「保険料」なども加えると、かなりきつい生活になることがわかります。さらに子どもの年齢によって、費用も負担もかかってきますよね。このように年収400万円の生活費は、かなりきつい状況でしょう。よって食費など節約できるところを、より多くつくる必要がでてきます。

しかし、子どもがいる家庭だけが得られる特権もあるのです。子どもの年齢に応じた児童手当や、医療費の免除を受けることができます。また扶養控除で優遇される面もあります。このように家族構成によって、実際の生活事情は大きく異なってくるでしょう。

年収400万円の人の貯金額は?


年収400万円の人の貯金額

貯金

老後2000万円が必要だといわれている現代において、不安を感じている人も多いはずです。老後や教育資金、さまざまな理由で貯金はしておきたいものですよね。

年収400万円の人の平均的な貯金金額は、およそ月3万~6万円位が多いようです。しかし実際の手取りや家賃、ボーナスの金額や有無、独身か既婚かなどによって、貯金額は大きく異なってきます。

独身の場合の手取り収入からできる貯金

貯金

独身で年収400万円の収入の場合は、自分の節約や目標によって貯蓄は可能になるでしょう。それは、自分だけにお金や時間が使えるのが理由の一つになります。

例えば、貯金の目標金額に合わせた生活をすることもできますよね。また時間があるときに、副業することも可能でしょう。よって独身の場合は、自分次第で貯金の金額を決めることができます。

家族がいる場合の手取り収入からできる貯金

子育て

年収400万円で家族がいる場合は、住宅ローンや車などの借り入れがあることが多いようです。およそ約29.3%の人が借入があるという状況になっています。このように借入がある状況で貯蓄をするのは、難しい状況になるはずです。

家族がいる場合は、副業をするとしても家族の協力も必要になります。家族がいる場合はお金だけでなく、時間も家族単位で考える必要があります。よって家族がいる場合の貯金は、さらに難しい状況になるでしょう。

年収400万円の住宅ローンの目安や税金は?

年収400万円の住宅ローン目安と税金

ローン

住宅ローンの目安は、年収の7倍までとなっています。よって年収400万円の場合の住宅ローンは、400万円×7=2800万円が住宅ローンの限度額になります。しかし年収400万円でも独身か家族がいるかで、生活状況は変わってくるでしょう。

手取り収入で考えた場合に、実際の家族構成によって必要経費も異なってくるものです。そのため一番望ましい住宅ローンの金額は、年収の5倍位を目安に考えた方がよいといわれています。年収400万円×5=2000万円位の金額が、住宅ローンの理想的な金額だといえるでしょう。

また忘れてはいけないのが、家を建てた後にかかる税金です。土地に対する税金と、家屋に対する税金がかかってきます。その出費も忘れないようにしなければいけません。また確定申告の際に住宅控除の申請ができます。それらの出費や控除があることを、覚えておきましょう。

年収400万円の住宅ローンの無理のない返済金額

借金

住宅ローンの目安は、家族構成や環境によって異なるものです。住宅ローンの返済で、日々きつい生活におわれるのは避けたいものです。将来設計をたてて、無理のない返済額で借り入れをすることが重要になります。

例であげたように、年収400万円の人の平均的な家賃は8万円位でした。例えば家賃と同じ位の金額であれば、無理のない返済額といえるかもしれませんよね。そのうえに細かい出費や将来に必要な教育費なども考慮して、余裕のある返済額を決めることが重要でしょう。

住宅の頭金がいくらかによっても、住宅ローンの金額は変わってくるでしょう。頭金を準備してから住宅ローンを借りるのが、一番理想的でしょう。そのためには、少しずつでも貯金をしていきたいものですね。年収や年齢別の貯金の目標額についての関連記事も参考にして下さい。

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貯金の目標額はいくらにするべき?年収や年齢別の貯金目標

年収400万円の収入で楽しい生活を目指しましょう!

楽しい

年収400万円を手取りで考えると、かなり現実的にきつい状況であることがわかりますね。しかしお金というものは、自分次第でどれだけでも必要経費になるものかもしれません。お金に追われるだけのきつい生活は、避けたいものです。そのためには、将来設計をきちんとたてることが重要になるでしょう。

独身の場合は、将来に向けて計画的に貯金もできます。家族がいる場合は節約しつつ、家族サービスの時間を楽しむことも重要でしょう。限られた収入の中で楽しめる、自分にあった生活をみつけていきましょう!


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