億劫(おっくう)の由来や意味とは?使い方・類語や英語での表現も
「億劫(おっくう)」とは「面倒」や「手間がかかる」といった意味の言葉です。語源はインドの長い時間を表す「オッコウ」に由来します。今回は億劫の意味や由来のほか、億劫になる、億劫に感じるなどの使い方などについてご紹介していきます。
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億劫(おっくう)の由来・意味は?
億劫(おっくう)の意味とはめんどくさいという意味
億劫はおっくうと読み、億劫の意味とは面倒である、手間がかかる、大変だ、といった意味になります。~をするのは億劫である、といった使い方が多いです。そのほか、億劫がるなどの使い方もあります。億劫(おっくう)という言葉はネガティブな印象を与えるので、主に日常会話などで使われることが多いでしょう。
億劫(おっくう)の由来・語源はインド仏教の「オッコウ」が由来・語源
億劫(おっくう)という言葉の由来はインドの「オッコウ」が語源で由来です。オッコウとはとてつもないほど長い時間という意味があります。永遠のように時間がかかるのは、面倒、手間がかかる印象があります。オッコウの由来から億劫(おっくう)は、「面倒」「手間がかかる」といった意味になったと言われています。
億劫の使い方や例文は?
億劫の使い方や例文①雨の日のお出かけは億劫になる
億劫の例文には「雨の日のお出かけは億劫になる」があります。雨の日はお出かけすると雨で体や荷物が濡れて、色々と不快なことも多いでしょう。そういったことを考えていると、次第に外に出るのが億劫になる、面倒になるということになってしまいます。
雨の日以外にも雪や嵐などといった悪天候のときに、外で何かをしなければいけない億劫になる気分を表現できます。花粉症の時期にも外に出るのは億劫なので、1年を通して外出のタイミングで使うことがあるでしょう。
- ・また今日も雨降りだ。雨の日のお出かけは億劫になる。
- ・嵐の日は外出もままならず億劫だと思う。
億劫の使い方や例文①
億劫の使い方や例文②休み明けの仕事が億劫に思う
億劫には、「休み明けの仕事が億劫に思う」という例文があります。お休みの次の日の通学や通勤は、特にだるく感じるものです。そういったときに億劫という言葉を使って、気持ちを表現することができます。
特に連休明けなどは一層その傾向が強まります。夜遅くまで起きていると、日常のリズムが崩れてしまい余計だるく感じてしまいます。休みの日にも同じ時間に起きるのが、休日明けのだるさを軽減するコツです。
- ・休み明けの仕事が億劫に思う
- ・ゴールデン明けの社会復帰は毎年億劫に感じる
億劫の使い方や例文②
億劫の使い方や例文③毎日のランニングを億劫に感じる
億劫の例文には「毎日のランニングを億劫に感じる」という例文もあります。ランニングに限らず、毎日コツコツと続けることはとても大変なことです。途中でくじけてしまいそうなときの気持ち、億劫に感じる気持ちを表現するという使い方もできます。
ランニングのほかにも筋トレやウォーキングなどにも使えます。また体を鍛えること意外なら、英会話や資格の勉強についても億劫という言葉を使うことができるでしょう。
- ・雨の日や寒い日もあるから、毎日のランニングを億劫に感じるときもある。
- ・筋トレが億劫でなかなか続けられない。
億劫の使い方や例文③
億劫の使い方や例文④宿題は億劫になるがやっていかなくてはいけない
億劫には、毎日出される宿題が面倒な気持ちを表現する使い方もあります。例文としては「宿題は億劫になるがやっていかなくてはいけない」という例をあげることができます。コンディションや気分に関係なくコンスタントに続けなくてはいけないことは、億劫に感じやすいです。
宿題のほかにも、日々提出しなければいけない日報書きや、定期的に提出が義務付けられているレポートなどにも億劫という単語を使うことができます。タスクは面倒ですが、貯めない方が結局早く終わります。
- ・うちの学校は毎日たくさんの宿題が出る。宿題は億劫になるがやっていかなくてはいけない。
- ・単元ごとに出すレポートが量が多くて書くのが億劫になる。
億劫の使い方や例文④
億劫の使い方や例文⑤同じ作業の繰り返しは億劫です
億劫には、単調作業がだるいという気分を表現する使い方があります。「同じ作業の繰り返しは億劫です」という例文をあげることもできます。単調作業は考えることが少なくてあまり疲れることはありませんが、飽きたりだるくなったりすることも多い作業です。
単純作業とはまた違うかもしれませんが、数字の計算もコツコツと続けなくてはいけない作業です。計算作業が苦手な人は、延々と計算をし続けると飽きてだるくなることもあります。そういったときに億劫という言葉を使うことができます。
- ・製品検査の仕事は嫌いではありませんが、同じ作業の繰り返しは億劫です。
- ・毎日数字ばかり計算しているので、時々数字を見るのが億劫になる。
億劫の使い方や例文⑤
億劫の使い方や例文⑥興味のない本を読むのは億劫に感じる
億劫は、興味がないことをやらなければいけない面倒さを表現する使い方もできます。例文としては「興味のない本を読むのは億劫に感じる」というものもあげられます。興味があることは楽しいので熱中できますが、それほど興味がない、役に立たないことをやらされると、とたんにだるくなったりするものです。
興味のない仕事や興味のないテレビを見るのも大変です。興味のないことをしなくてはいけない、付き合いでまったく興味がない場所に行かなくてはいけない、といったときにも億劫という言葉は使えます。
- ・課題で指定された本を読まなくてはいけないが、興味のない本を読むのは億劫に感じる。
- ・このテーマパークにはまったく興味がないので行くのが億劫で仕方がない。
億劫の使い方や例文⑥
また、だるいや面倒、億劫といった気持ちを表現するときに「アンニュイ」という外国語を使うこともできます。下記はアンニュイという言葉の意味について書かれた記事です。億劫をかっこよく表現したいときに役立つので、下記の記事もあわせて読んでみてください。
億劫を意味する英語は?
億劫を意味する英語①troublesome
億劫を意味する英語に「troublesome」があります。面倒なこと、手間がかかることを表現している単語です。手間がかかる対象の前にtroublesomeとつけることで、その対象が面倒だという気持ちを表現することができます。
- ・He is a troublesome child.(彼は面倒な子どもだ)
「troublesome」の例文
億劫を意味する英語②annoying
億劫を表現する英語には「annoying」もあります。面倒な、イライラする、やっかいな、迷惑なといった意味の英単語です。「annoying」を対象の前につけることで、その対象がイライラするのだということを表現できます。
- ・I can't put up with annoying boss.(やっかいな上司を我慢できない)
「annoying」の例文
億劫の類語・対義語は?
億劫の類語①だるい
「だるい」という単語は億劫の類義語です。何かをするのが面倒で動きたくない、という気分や状態を表現しています。ネガティブな印象を与える言葉なので、ビジネスなどでは使われることはありません。ただし普段の日常会話などで頻発する単語ではあります。
- ・宿題が多すぎて本当にだるい。
- ・雨の日の通勤は本気でだるい。
「だるい」の例文
億劫の類語②不精
「不精」は「ぶしょう」と読みます。億劫の類義語の一つです。不精髭の不精でもあり、面倒なのでやらないことを意味します。不精髭のほかにも出不精といった、外出するのが好きではない人をあらわす言葉もあります。
- ・今日は休みなので不精髭のまま過ごしている。
- ・私は出不精なので休日も家の中で映画などを見て過ごす。
「不精」の例文
億劫の類語③倦怠
「倦怠」も億劫の類義語のひとつです。倦怠とはものうげでだるい様子を表す言葉です。物事に飽きてしまった様子を表すときもあります。関係性に緊張感がなくだらけている様を「倦怠期」といい、だるい感じや雰囲気のことを「倦怠感」といいます。
- ・私たちカップルは付き合って4年になり、倦怠期を迎えている。
- ・深夜11時過ぎのオフィスには倦怠感が漂っていた。
「倦怠」の例文
億劫の対義語①懸命
「懸命」は億劫の対義語です。命を懸けると書いて「懸命」で、とても頑張って物事にあたる様子を表しています。懸命の前に「一所」がついて「一所懸命」という言葉もあります。これは一つの土地に命を懸けるさまを表現している言葉です。
- ・先祖伝来の土地は一所懸命に守らなくてはいけない。
- ・懸命に取り組んでこそ、納得できる成果をあげられるのだ。
「懸命」の例文
億劫の対義語②真剣
「真剣」という言葉も億劫の対義語です。「真剣勝負」などという言葉もあります。本当に切れる真剣を使うと、命がけの勝負になるので怠けてなどいられません。本気で物事に向き合うさまを表現している言葉です。
- ・どちらが覇権を取るかの真剣勝負が行われていた。
- ・物事に真剣に取り組んでこそ、物事の本質を垣間見ることができる。
「真剣」の例文
億劫の対義語③刹那
「刹那」も億劫の対義語になります。刹那は一瞬、ほんのちょっとの時間という意味の言葉です。永遠かと思うぐらい長い時間を表す億劫とは、対義的な意味がある言葉になります。「刹那的な関係」とは、短期的な関係でワンナイトラブなどもこれにあたります。
- ・その刹那彼女の脳裏に過去の光景がありありとよみがえった。
- ・刹那的な関係ばかり繰り返していると人間不信を深めてしまう。
「刹那」の例文
億劫の意味や使い方を理解して正しく使おう
億劫は面倒や手間がかかるなどの意味の言葉です。インドの「オッコウ」が由来となっています。億劫という言葉はネガティブな印象があるので、ビジネスシーンというより日常会話でよく使われる言葉です。億劫の使い方を理解して、正しく使うことで、誤解を与えることなくスムーズに会話やメールができるようになるでしょう。
また下記の記事はめんどくさがり屋の男女の特徴について書かれた記事です。すぐに億劫がる人とはどんな人なのかといったことを知ることができます。億劫のことをより深く理解できるので、下記の記事もあわせてご覧になってください。
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