端的の意味とは?使い方や例文5選!類語や英語表現は?言えば/即座に

端的という言葉をご存知でしょうか?ふと答えに詰まった方もいらっしゃるのではないでしょうか。考えをまとめるときに使用する言葉と言えば即座に想像できますでしょうか。こちらでは初心者にもわかりやすく、端的の意味や使い方、類語などをご紹介します。ぜひご覧ください。

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端的の意味は?

「端的」の意味①遠回しでなくはっきりと表すさま

笑顔で話す女性

端的の意味とは、遠回しでなく、はっきりと表すさまになります。明白なさまや、てっとりばやく核心にふれるさまなどの意味を持ち、伝えたいことをまとめて短く表現する場合に用いられます。

「端的」の意味②物事の結果が即座に表れるさま

家とお金

端的にはもうひとつの意味があります。物事の結果が即座に表れるようなさまという意味です。まのあたりに起こるさま、たちどころであるさまなど、その状態を表す場合に用いられます。

「端的」の意味③真実

ガラス玉

「端」は正、「的」は実の意味で、「正しいこと」「真実」という意味ももっています。仏語で使われ、「真実」「第一義」または、「ものがありのままであること」などにいいます。「素直に」という意味をも含んでいます。

端的の英語表現は?

端的の英語表現①straightforward

仲の良い女性

「端的」の英語表現の1つ目は、「straightforward」です。「まっすぐな」「正直な」「率直な」「複雑でない」「簡単な」という意味で、例えば「a straightforward expression(端的な表現)」のように使います。

端的の英語表現②plainly

チョコレート

「端的」の英語表現の2つ目は、「plainly」です。「明白に」「はっきりと」「率直に」という意味で、例えば「plainly speaking(端的に言うと)」のように使います。

端的の使い方は?

端的の使い方①まとめるときにはっきりと言えば伝わる場合に使う

透明の球にうかぶ景色

遠回しではなくはっきりと表す言葉なので、当然、わかりやすい表現で言う必要があります。回りくどく言っても伝わらない場面ってありますよね。急いでいる場合だと、もっとわかりやすく言えばいいのに、なんてちょっぴり意地悪に思ってしまうこともあるかもしれませんね。そんなときにお願いする時にも使える言葉です。

てっとりばやく要点をまとめるためには、頭の中を整理しておく必要があります。長くなってしまった内容を短くするのには、もしかしたら想像以上にたくさんの時間がかかるかもしれません。ですが、きちんとできたら、きっと納得のいく内容になっていることでしょう。考えていることを見つめ直すいい機会ともいえますね。

順を追って丁寧に考えた上で、要点を絞ってまとめるようにすれば、即座に伝わりやすい効果が生まれます。意識的に整理してまとめる作業を行うことで、自分の中でも確信を持って話せる内容となるのではないでしょうか。普段から心がけるとともに、意識して使っていきたい言葉のひとつですね。

端的の使い方②結果とはどういうものか即座にわかる場合に使う

ハートの木

即座に結果が表される場合って、いつもそうあるわけではないでしょう。狙っていたとしても、結果が予測通りにいかないのが現状だったりもします。ですから、実際にそういった場面にあったなら、実感が湧いてくるのも早いですよね。

端的は、「まのあたりに起こるさま」を表すときや、「たちどころであるさまを表すとき」にも使うのです。まさに一瞬で理解できる状況です。

実生活の中では、なかなか効果が見えない状況が多いと思います。そんなときは不安になったりもします。ですから、即座に効果が現れるような状況になったときは、すっきりとした気分になることでしょう。そんな機会があったら、ぜひ使ってみたい言葉ですね。

端的の使い方例文5選

端的の例文①主張を端的に文章にまとめる

笑顔の男性

端的の例文の1つ目は、「主張を端的に文章にまとめる」です。てっとりばやく短く要点をまとめた内容で文章を書き出すというときに使います。はっきりとした表現を求められている状況ですね。様々なシーンの中で、はっきりとした主張を求められる時も多いのではないでしょうか。

頭の中で噛み砕いて要点を絞り込み、短く文章をまとめることで、よりよい理解をうながします。回りくどい表現よりもはっきりした表現を使うことで簡潔にまとまりがでてきます。急いでいる場合などには、なおさらよりよい効果となり、読み手への印象が深まります。

手短に要点を突いた内容になれるように、心がけて整理してみましょう。このように自分自身がきちんと内容を把握していることがとても重要なんですね。

端的の例文②端的な回答が返ってきた

寄り添うふたり

端的の例文の2つ目は、「端的な回答が返ってきた」です。回りくどくなくはっきりとした内容の回答が返ってきたという場合に使います。素直にありのままに伝えて欲しい場合や素直に要点がまとまっている場合などに使えますね。

わかりにくい表現よりもはっきりとした表現で表されるのはいいですよね。変に勘ぐったりしなくて済むのは助かります。はっきりと要点をまとめてあれば、対応も素早くできますね。とても効果的と言えるでしょう。

端的の例文③端的に言うと登場人物に面白みがない

退屈する女性

端的の例文の3つ目は、「端的に言うと登場人物に面白みがない」です。ここで言う、「端的に言う」というのは、はっきりと物事に言及して、明確にそれと分かるように言うことを意味します。手短に教える場合にも使われます。登場人物に面白みがないなんて!と怒られそうな言い方ですね。

感じ方は人それぞれですので、当然いろいろな受けとめ方があります。ですが、よく考えたのちに、そのような結論に達したのであれば、そこはあえてしっかりと言えばよいのではないでしょうか。もちろん時と場所などいろいろな状況をみて言ってみましょう。端的に言うことは、すべてが肯定的というわけでもないのです。

また、もしこのような否定的と思われるような言葉を言われてしまった場合でも、向上心をうながす言葉として受け止めましょう。気を落とさず、前向きに考えるようにしてくださいね。一歩先に前進するための通過点と思ってみましょう。より深く考えるきっかけとなり、さらに良い展開が望めますよ。

端的の例文④サプリメントの効果が端的に表れた

嬉しい女性

端的の例文の4つ目は、「サプリメントの効果が端的に表れた」です。効果が端的に表れたという場合は、その効果がはっきりとしているさま、その効果が明確にそれと分かるようなさまなどのときに使われます。正しい、まさにその通りという意味を持つことから周囲にもわかりやすい状況での使い方になります。


ここでの例ではサプリメントを例に効果を得られたときを想定しています。期待していた効果がはっきりと得られたときほど嬉しいことはありません。とても喜ばしいことですよね!喜びを全身であらわしたくなることでしょう。端的という言葉は、こんな嬉しい場合にも使えるのです。

即座に効果が表れる状況となるのは、なかなか難しいのかもしれませんが、そのようなシチュエーションの場合に言えば、効果は高いでしょう。そのときは、ぜひ、思い出してみてくださいね。

端的の例文⑤端的に言えば彼女を愛している

微笑む女性

端的の例文の5つ目は、「端的に言えば彼女を愛している」です。「端的に言う」という使い方をおさらいしてみましょう。遠回しでなく、はっきりと表すさまを表現しているのでしたね。この場合、真実という意味も合わせてうなずける内容ですね。

率直に、ありのままにという意味も持っていることから、彼女のことが好きでたまらない男性の気持ちをあらわしています。いろいろと状況や要素が重なっていることでしょうが、本質はひとつで変わらないことが窺えます。まわりくどくなく遠回しにせずに、はっきりと言えば、伝わる気持ちもあることでしょう。

端的の類語は?

端的の類語①明快

笑顔でふりかえる女性

端的の類語の1つ目は、「明快」です。「筋道があきらかでわかりやすいこと。また、そのさま」という意味です。例えば、「状況について明快に説明する」のように使います。

端的の類語②平明

腕組みする男性

端的の類語の2つ目は、平明です。「わかりやすくはっきりしていること。また、そのさま」という意味です。例えば、「説明文は平明に記す」のように使います。

端的の類語③簡明

天使の微笑み

端的の類語の3つ目は、「簡明」です。「簡単ではっきりしていること。また、そのさま」という意味です。例えば、「簡単明瞭 (めいりょう) 」です。よく使われる言葉ですね。

どの類語も共通して「はっきりとしていて分かりやすいさま」を意味していることがわかります。「明」という文字は、「あきらかである」「はっきりと」という意味を持つのです。類語を想像することで、本来の意味を考える手立てとなりそうですね。その他にもどんな言葉があるのか、探してみてくださいね。

端的の対義語は?

端的の対義語①迂遠

言い争うふたり

端的の対義語の1つ目は「迂遠(うえん)」です。「まわりくどいさま」「遠回りしているさま」「実際の用に向かないさま」という意味です。

端的の対義語②婉曲

そっぽを向くふたり

端的の対義語の2つ目は、「婉曲(えんきょく)」です。「露骨でなく、遠まわしに言うさま」「角立たないで、やさしく言い表わすさま」という意味です。

両方ともストレートではない表現ですから、受け手としてはその意味を考えなければなりません。伝わり方としてはわかりづらいものになりそうですが、同時にやさしく言い回すという利点もあります。使い分けて使えるといいですね。

端的の意味を理解して使いこなそう!

ステップを上がる女性

端的と言えば、遠回しではなくはっきりと表す場合や、即座に効果が表される場合に使用するものであることがおわかりになりましたでしょうか。端的に言うと、てっとりばやく核心に触れるようにして先へ話を進めることができますので、時間の短縮にもなってきます。その分、自分の中でまとめる作業が必要になります。

端的という言葉の持つ意味を理解して、お互いの理解がより深くなるように、使ってみてくださいね。類語や対義語も含めて知っておくと便利ですね。とっさの時に使えるかもしれません。また、英語での表現も様々ですので、ちょっとしたフレーズをおぼえておくといいかもしれませんね。ぜひご活用ください。

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