片言隻語の意味とは?使い方や例文5選!類語や英語表現は?読み方も

あなたは、「片言隻語」という言葉の意味や読み方を知っていますか?この記事では、この言葉の類語や英語表現を具体的な例文も交えながら分かりやすくお伝えしていきます。ビジネスにも生かせる内容ですのでぜひ参考にしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



片言隻語の意味は?

片言隻語の意味とは「ちょっとした言葉尻・些細なこと」

図書館

片言隻語の意味とは「ちょっとした言葉尻・些細なこと」です。あなたも会話をしていて、例えば相手のちょっとした語尾や言葉の使い方が気になることがありませんか?「片言隻語」とは、まさにその部分を表す言葉であると言えます。ちなみに、片言隻語の読み方は「へんげんせきご」です。

この読み方も「かたことせきご」など誤用が生まれやすいものなので注意しましょう。また、特に「隻語」という言葉は他の表現ではなかなか使わないものなので、読み方とその意味を含めてしっかり理解しておくことが大切です。

片言隻語の意味は主にネガゲィブな文脈で使用されることが多い

注意

片言隻語の意味は、主にネガゲィブな文脈で使用されることが多いとされています。例えば、常に相手の片言隻語、つまり言葉尻や些細な発言をチェックして話をする人は会話をしている方も疲れてしまいそうですよね。やはり会話をする際は相手とリラックスしたところで話したいと思う人がほとんどだと思います。

この表現の具体的な使い方や例文とその意味については後述で詳細をお伝えしますが、まずは大枠としてこの表現がネガティブな文脈で用いられやすいということを頭に入れておくと、更に理解が深まります。

片言隻語の語源は?

片言隻語の語源①「片言」は「短い言葉」

語源

片言隻語の語源の1つ目は、この表現の前半部分、「片言」の語源の「短い言葉」です。「片」という言葉は、他にも「断片」「片方」などあるものの一部分を表す言葉として認識があるので、この言葉の語源の「短い言葉」という意味も分かりやすいですよね。

「言」という言葉は、他にも「言語」などの言葉があるように、日本語では「言葉」という意味を表すことが多いものです。このように、語源をそれぞれの言葉・漢字が表す意味から考えていくとすっきりと見えてきます。

片言隻語の語源②「隻語」は「些細な言葉」


本

片言隻語の語源の2つ目は、後半部分の「隻語」の語源の「些細な言葉」です。「些細な」とは「ちょっとした」という意味です。元々、「隻」という漢字には「ひとつ」という意味があるそうです。これを加味すると、「隻語」が「ひとつの言葉」、これが転化して「些細な言葉」という語源を持つということが分かります。

片言隻語の使い方は?

片言隻語の使い方①噂話について言及する際の使い方

噂

片言隻語の使い方の1つ目は、「噂話について言及する際の使い方」です。冒頭でお伝えした通り、この表現はネガティブな文脈で使用されることが多いとされています。今回の使い方の例がその典型的なものとなります。

具体的な使い方としては、例えば「彼女の仕事ぶりについては良からぬ片言隻語を時々耳にする。」などがあります。これは、「彼女の仕事ぶりについてあまりよくないちょっとしたことを噂で聞く」という意味になります。

片言隻語の使い方②こちらの話をよく聞いているという意味での使い方

会話

片言隻語の使い方の2つ目は、「こちらの話をよく聞いているという意味での使い方」です。この使い方は、相手の捉え方によってネガティブにもポジティブにもなると言えます。例えば、「彼は相手の片言隻語を聞き逃さない人だ。」という例文を考えてみます。

この例文は「彼は相手の些細な言葉をよく聞いている」という意味になります。これは、そのような彼の態度を「失礼だ」と思う人にとってはネガティブですし、それを「真摯な態度だ」と捉える人にとってはポジティブになります。基本的にはネガティブな文脈で捉えられることが多いですが、状況によってその解釈も変化します。

ここまで、「片言隻語」の使い方についてご紹介してきました。この言葉が相手とのコミュニケーション、特に話の聞き方に関わってくるということが理解できましたね。下記関連記事では、その逆の喋り方や話し方、その背景にある心理について解説しています。一緒に読むとコミュニケーションへの理解が深まります。

Small thumb shutterstock 574669327
喋り方や声でわかる性格10選!話し方で相手の心理を見抜く方法も

人の印象は表情や喋り方で変わってきますが、話をかぶせてくる喋り方の人はどんな性格をしているのでしょうか?今回は話をかぶせてくる喋り方の人や大きな声の喋り方...

片言隻語の使い方の例文5選


片言隻語の使い方の例文①警察は彼の片言隻語を聞き逃さなかった

犯罪

片言隻語の使い方の例文の1つ目は、「警察は彼の片言隻語を聞き逃さなかった。」です。これは、「警察は彼の些細な言葉を聞き逃さなかった」という意味になります。このように、職業柄、相手の言動に繊細にならなくてはならない人もいますよね。

ビジネスでも、例えば契約の場面や会議で大事なことを決定する場面では、相手の言動に耳をそばだてておくという姿勢が求められることも多いかと思います。もちろん、相手の揚げ足を取ることを目的にすると良くないですが、ある程度はそれに敏感になることが重要だと言えるでしょう。

片言隻語の使い方の例文②政治家の片言隻語がスキャンダルに発展した

スキャンダル

片言隻語の使い方の例文の2つ目は、「政治家の片言隻語がスキャンダルに発展した。」です。この例文はネガティブな文脈ですが、意味としては「政治家が言った些細な発言が事件に発展した」という意味です。

この例文のように、例えば政治家のような国民を代表して仕事をするようなポジションにいる人にとって、失言というのは致命的な結果を招く可能性が非常に高いものです。これは、ビジネスでマネージャーやそれ以上の役職に就く人にも言えるでしょう。自分の片言隻語にもしっかり注意したいものですね。

片言隻語の使い方の例文③片言隻語にも忠実に書き起こしを試みた

書く

片言隻語の使い方の例文の3つ目は、「片言隻語にも忠実に書き起こしを試みた。」です。これは、「些細な言葉にも注意を払ってそれに沿って書き起こしをしてみた」という意味です。

世の中には、トランスクライバーと言って、耳から聞こえたことをそのまま文字通りに書き起こすという仕事がありますが、この例文はまさにその仕事を描写したものでもあります。一般的なビジネスでのケースに置き換えると、会議中の議事録作成に当たります。しっかり片言隻語に注意して書き起こしたいですね。

片言隻語の使い方の例文④彼女は人の片言隻語にも気を配って話を聞くタイプ

笑顔

片言隻語の使い方の例文の4つ目は、「彼女は人の片言隻語にも気を配って話を聞くタイプだ。」です。これは、「彼女は人の些細な一言や言葉尻にも配慮して話を聞くタイプだ」という意味になります。

先述した通り、それがあまりにもあからさまだったり、相手を嫌な気分にさせるのであれば問題です。しかし、相手の言葉に繊細にしっかり耳を傾けるというのは、コミュニケーションで有効に使える一つのスキルでもあります。

片言隻語の使い方の例文⑤最近変な片言隻語が私の耳に入ってくる

噂話

片言隻語の使い方の例文の5つ目は、「最近変な片言隻語が私の耳に入ってくる。」です。これは、「近頃、おかしなちょっとした噂話が自分の耳に入ってくる」というい意味です。特に女性の皆さんは、こんな経験がある方も多いのではないでしょうか?

人間の特性として、自分と似た者同士で集団を作り、それ以外の人を排除するというのは生物学的には自然なものとされています。しかし、例文のように本人がいないところで噂話をするというのはできれば避けたいですね。

片言隻語の類語は?

片言隻語の類語と読み方①片言隻句(へんげんせきく)

類語まとめ

片言隻語の類語と読み方の1つ目は、片言隻句(へんげんせきく)です。これは、後半の「隻語」の部分が「隻句」に変わっただけで、ほぼ同義の意味で使用できる類語とされています。

この類語を使用した具体的な例文を挙げると、例えば「上司の片言隻句を聞き逃さないように心掛けた。」などがあります。意味としては、「上司のちょっとした言葉尻を聞き逃さないようにした」となります。

片言隻語の類語と読み方②一言半句(いちごんはんく)

学習

片言隻語の類語と読み方の2つ目は、一言半句(いちごんはんく)です。この類語は、「ちょっとした言葉」という意味で使用されます。具体的な例文としては、例えば「彼は相手の一言半句にも配慮して会話をした。」などがあります。

片言隻語の英語表現は?

片言隻語の英語表現①a few words

英語

片言隻語の英語表現の1つ目は、「a few words」です。これは、直訳すると「少しの言葉」という意味となり、転じて「片言隻語」の意味で使用できます。

具体的な例文を挙げると、例えば「She understood a few words of his statement.」「彼女は彼の片言隻語を理解した。」などの形で使用できます。

片言隻語の英語表現②a single word

図書館と男性

片言隻語の英語表現の2つ目は、「a single word」です。この英語表現を直訳すると「一つの言葉」となります。例文としては、「He didn't miss a single word.」「彼は片言隻語を聞き逃さなかった」となります。

「片言隻語」という言葉の意味をしっかり理解して日常生活でも活用しよう!

評価される女性

当記事では、「片言隻語」という言葉の意味や読み方、使い方について詳しく解説してきました。具体的な例文も交えながらその類語表現や英語表現についてもご紹介しましたが、いかがでしたか?この表現は特に読み方も難しいということもあり、今まで見たり聞いたりしたことはあっても良く分からなかった方も多いでしょう。

ここまでで解説してきた通り、基本的にはネガティブな文脈で使用されると認識のあるこの「片言隻語」ですが、捉え方によっては「相手の話をきちんと聞く」という文脈にもなり得ます。あなたもこの言葉の意味と使い方をしっかり理解し、様々なケースで実際に活用することで日常生活をより豊かなものにしていってください。

下記関連記事内では、こちらも読み方が少し難しい「忌憚のない」という表現について取り上げています。読み方に合わせてその意味や類語表現、英語表現についても分かりやすくまとめています。ビジネスでの使い方も具体的に分かりますので、今日から活用できますよ。興味のある方はぜひ下記の内容も参考にしてみてください。

Small thumb shutterstock 622446131
忌憚のないの意味は?読み方や意味や類語や英語・ビジネスでの使い方も

遠慮なく、ざっくばらんに話してほしい時に使う、「忌憚のない意見」や「忌憚のない話し合い」というフレーズ。かしこまっているけれど、便利な言葉だと思って、色々...


商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。