想いと思いの使い分け方は?違いも!例文13選!伝える/馳せる/類語

想いと思いの使い分けやその意味の違いはご存知ですか?普段何気なく使っている『おもい』という言葉にはどのような違いがあるのでしょうか?今回は英語で表す方法や例文をまとめながら、想いと思いの違いを考察していきましょう。今回の記事を参考にしてぜひ雑学に役立ててください。

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想いと思いの違いは?

想いと思いの違い①想いとは感情的に考えること

想い

想いと思いの違いの1つ目は、想いとは感情的に考えることを言います。咄嗟の感情的なおもいは想いと書くのです。つまり想いを馳せるという言葉は間違った使い方で、馳せるのは思いの方なのです。

想いと思いの違い②思いとは論理的に考えること

思い

想いと思いの違いの2つ目は、思いとは理論的に考えることです。咄嗟に心で想ったおもいではなく、よく考えることは思いと書きます。思慮深いという言葉からもわかるようにしっかり考えた思いということです。以下の記事は論理的思考を養う方法を紹介していますので参考にしてください。

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想いと思いの正しい使い分け方は?

想いと思いの正しい使い分け方①思いは頭で考えたこと

思い

想いと思いの正しい使い分け方の1つ目は、思いは頭で考えたことであるということです。前述したように思いは思慮深いという言葉に由来します。よく考えたり思考したりして浮かべることが思いであり、突発的な感情は想いです。使い分けに注意しましょう。

想いと思いの正しい使い分け方②想いは心で考えたこと

気持ち

想いと思いの正しい使い分け方の2つ目は、想いは心で考えたことであるということです。突発的な感情などで浮かぶことなどは想いと表現します。感情に衝撃が走る場合などは想いと表現する使い分け方をしましょう。

想いの使い方例文7選


想いの使い分け例文①あの人への想いは本当だ

想い

想いの使い分け例文の1つ目は、「あの人への想いは本当だ」です。自分の心で考えたある人への気持ちが本物だということを伝えるための例文です。このおもいは本物・本当だなどと使う場合には想いを使いましょう。

想いの使い分け例文②私とあの人は両想いだ

両想い

想いの使い分け例文の2つ目は、「私とあの人は両想いだ」です。両想いや片想いのおもいは想いという漢字を使います。気持ちをおもう場合には『想う』を使うと覚えておきましょう。しかし、よく考えたうえで好きな気持ちがある場合には、片思いと表現することもあります。

片思いと片想い、両想いと両思いは意味としてはどちらも同じ意味ですが、その心理的背景は全く違います。心で想っているのか、考えた上で思っているのかの違いがあります。

同じような読み方は同じなのに意味が違う言葉に『うむ』があります。以下の記事は産むと生むの違いを説明しています。気になる人はそちらも参考にしてください。

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想いの使い分け例文③あの子のことを想い浮かべた

想いうかべる

想いの使い分け例文の3つ目は、「あの子のことを想い浮かべた」です。想い出すような感じで自分の記憶から人物を想い描く場合には、想い浮かべると表現します。忘れていて考えて思い出す場合には思い浮かべると表現しますが、心に印象として残っていて想い出す場合には想い浮かべると表現しましょう。

想いの使い分け例文④もの想いにふける

物想い

想いの使い分け例文の4つ目は、「物想いにふける」です。物思いとも書きますが、その場合には頭で思考している場合です。好きな人などを想い出している場合には『物想い』と表現するので覚えておきましょう。


想いの使い分け例文⑤想いを伝える

想いを伝える

想いの使い分け例文の5つ目は、「想いを伝える」です。自分の気持ちを相手に伝える場合に使う言葉です。自分の考えを相手に伝える場合には『思いを伝える』となります。告白などの場合には「想いを伝える」となり、考察などの発表は『思いを伝える』となります。

想いの使い分け例文⑥ふと想う

ふと想う

想いの使い分け例文の6つ目は、「ふと想う」です。特に何かを考えていたわけではなく、突発的に頭の中に考えやアイディアなどが浮かぶ場合があります。このことを、「ふと想う」と表現することがあります。何かを考えていたわけではないので、『思い』ではなく『想い』で表現します。

想いの使い分け例文⑦想い出

想い出

想いの使い分け例文の7つ目は、「想い出」です。楽しかったことや好きだったこと、忘れたくないことなどを記憶から呼び覚ます場合には「想い出」と表現します。反対に、記憶を遡って考えながらしっかりと思い出す場合には「思い出」と表現します。

ニュアンスの問題にはなりますが、心の想い出と記憶としての思い出の違いです。心の中に鮮明に覚えていて、何もしていなくても覚えているものは『想い出』となり、誰かの話しなどで思い出す場合には『思い出』となるのです。

思いの使い方例文6選

思いの使い方例文①私は××を思った

思う

思いの使い方例文の1つ目は、「私は××を思った」です。自分の考えを伝える場合に使う表現方法です。自分はこう思いますと使うのと同じ使い方をします。例えば、私は正解だと思ったと言えば、問題に対して正解だと思ったとなります。このように、自分の考えなどに対して使う場合は『思い』を使います。

ただし、感情や気持ちを表現する場合には想ったと表します。例えば、「私はあの人のことを想った」となり、「私はあの人のことを思った」と表現する場合には思い出したというイメージで使います。恋焦がれておもう場合には想ったを使い、犯人などを思い出す場合には思ったを使います。


思いの使い方例文②私はそんなこと思いません

そんなこと思わない

思いの使い方例文の2つ目は、「私はそんなこと思いません」です。相手の考えを否定する場合などには、『思う』を使います。特に続けて自分の意見を述べる場合には思うを使います。想うを使う事はありません。

ただし、自分の意見を言う場合ではなく、誰かのことを心からおもう場合に使うのであれば想うを使います。例えば、「あなたは、この人に気持ちがあるんじゃないですか?」と聞かれ、それを否定する場合には、「私はその人のことを想ったことはありません。」となります。

心でおもうことは想うになり、頭でおもうことは思うになるということをしっかりと理解しておきましょう。特に、そんなことは思わないというような自分の気持ちを述べる時は、その時の心理的状況によって思うか想うを使い分けなければなりません。

思いの使い方例文③相思相愛

相思相愛

思いの使い方例文の3つ目は、「相思相愛」です。お互いが愛し合っているという意味の言葉ですが、一見すると気持ちを表しているようにも見えますがお互いが考え合った上で想い合っているということから、想いではなく思いを使います。自分だけが片想いをしている場合には想いを使用します。

また、二人の気持ちが一緒なのであれば両想いと表現します。しかし、同じ両想いでもお互いが想い合っている場合を表現する場合には、相思相愛と書きます。これには意味合いよりも熟語としての性質が大きく関係してきています。確かに心の表現なので漢字としては想うを使いたいところです。

しかしながら、すでに相思相愛という文字で1つの四字熟語として成り立っています。なので、意味よりもそれで1つの言葉として理解するようにしましょう。

思いの使い方例文④思いを馳せる

馳せる

思いの使い方例文の4つ目は、「思いを馳せる」です。思いを馳せるとは、自分の考えや思いを、自分からかけ離れているものやことにめぐらせることです。特に、色々と想像して思いを募らせることを言います。例えば、「ふるさとに思いを馳せる」などという使い方をします。

つまり、心で想ったできごとではなく、自分のしっかりと考えてその気持ちをめぐらせているので、想いではなく思いを使うのです。感傷的になっている状態なのでセンチメンタルな状況によく使われる言葉です。

思いの使い方例文⑤類語を思い浮かべる

思い浮かべる

思いの使い方例文の5つ目は、「類語を思い浮かべる」です。思い浮かべるという言葉は、頭でしっかりと考えて浮かべるという意味です。思い浮かべるという言葉の前が今回は類語という単語を使いましたが、これが類語でなくても同じ思いという漢字を使います。

特に思い浮かべるという言葉で浮かぶのは、人の顔です。誰かの顔を思い浮かべるという表現はよくしますが、想い浮かべるとは表現しません。これは、自分の心の中に自然に浮かぶことを想い浮かべるとは言わないからです。あくまでも、考えて浮かばせる言葉が思い浮かべるという言葉だからです。

思いの使い方例文⑥おもいおもいに思う

おもいおもい

思いの使い方例文の6つ目は、「おもいおもいに思う」です。沢山の人が集まり、皆がそれぞれに違うことを勝手に考えているさまを表す言葉です。皆がそれぞれ自分が正しいと考えることを思うということなので、想いではなく思いを使用します。

『おもいおもい』自体も漢字で書くと『思い思い』になります。表現としては、「思い思いに行動する」となれば、各自で最善だと考える方法で行動するという意味になります。紹介した例文の場合には、「思い思いに思う」なので、沢山集まった人がそれぞれに自分なりの考え方で思うということになります。

議論の場で、思い思いに思うということは、各自で自分なりの考えや意見をまとめてそれらを意見として提出し、後でしっかりと議論・討論するということです。しっかりと自分なりに考えるというところがポイントになります。

想いと思いを使い分けるコツは?

想いと思いを使い分けるコツ①思いは英語でthink

英語

想いと思いを使い分けるコツの1つ目は、思いは英語でthinkと書くということです。直訳で思いとは考えのことです。考えは英語でthinkと書くため、思いも同様に書くことで伝わります。私の思いはmy thinkで伝わるわけです。

考えて思うという意味あいが強いため、英語ではこの表現で伝わりますが、おそらく思いという意味よりも考えという意味でとられてしまうかもしれないので、ジェスチャーなどを交えてしっかりと伝えなければなりません。英語で話すときは注意しましょう。

想いと思いを使い分けるコツ②想いは英語でimage

英語

想いと思いを使い分けるコツの2つ目は、想いは英語でimageと書くということです。心で想うのでイメージです。心で描写するとも取れます。イメージをするかどうかで思いと想いは使い分けることが可能なのです。

想いと思いを使い分けよう!

いかがでしたか?想いと思いの使い分けの方法や英語について解説してきました。今回の記事を参考にして知識を増やして、雑学や話しのタネを増やしていきましょう!


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