生むと産むの違い・使い分けは？赤ちゃんは生まれると産まれるどっち？

「生む」と「産む」には漢字だけでなく意味に違いがあります。今回は「うまれる」の使い分け方や「産まれる「生まれる」についての違いも明確にご紹介します。赤ちゃん視点やお母さん視点、子どもが成長しているかしていないかなど知らない事が多いはずですよ。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

1 生むの意味と使い方例文とは？
2 産むの意味と使い方例文とは？
3 生むと産むの違い・使い分けとは？
4 生むと産むの類語・英語と使い方例文とは？
5 使い分けを知る事で正しい言葉を知ろう

生むの意味と使い方例文とは？

生むの意味と使い方例文｜生むの意味は子供が誕生する広い意味

生むの意味と使い方例文、まずは生むの意味についてご紹介します。辞書で「生む」を索引すると、母体が子や卵を時期が来て体外に出す。はらんだ子を、体から出す。という意味が書かれています。簡単に説明すると、生むという字を用いる場合には、広い意味で使うことができます。

生むは母親が体内から子供を出す事を指す言葉ですから、例えばその子供が成長しても母親が「生んだ」という表現を使えるのです。逆に成長した子供に対して「産む」という字はなかなか使いません。このように生むという字には母親が子供を外に出す事全般の意味が含まれているのです。

また、生むには他の意味も存在します。辞書には何か新しい事を生みだすこと。と書かれているように、出産や赤ちゃんに関係ない意味として生むという漢字を使うこともできるのです。例えば「生みだす」という言葉も「生む」を使いますよね。生むという言葉は非常に万能な言葉だと言えます。

生むの意味と使い方例文｜生むの使い方例文

それでは続いて生むの使い方と例文について見て行きましょう。先ほど、生むには母親が体内から子供を出す意味と、新しいものを作り出す意味があるとご紹介しました。そのため、今回は2種類の生むの使い方例文をご紹介していきます。例文を知ることで理解が深まりますし、使い分けもしやすいですよね。

生むの使い方例文①

私は結婚式の前夜に両親のもとに挨拶へ向かった。育ててもらったことに対する感謝を述べるためだった。両親は涙を流しながら嬉しそうに笑っていた。そして母は私に対して「私の娘に生まれてきてくれてありがとう」と言った。

生むの使い方例文②

わが社では新たなプロジェクトが始動した。今まで着手したことのなかった仕事だけに、メンバーは四苦八苦した。しかし××氏は持ち前の想像力や感性によって新しい価値観を生みだし、プロジェクトを成功へと導いてくれた。

産むの意味と使い方例文とは？

産むの意味と使い方例文｜産むの意味はうまれる瞬間

産むの意味と使い方例文、まずは産むの意味について見て行きましょう。産むという漢字を辞書で索引すると先ほどご紹介した「生む」と同じ意味である母体が子や卵を時期が来て体外に出す。はらんだ子を、体から出す。という意味がひっかかります。それでは生むと産むでは同じ意味なのでしょうか？

辞書によると、同じ意味だと書かれていますが、一般的に生むと産むの使い分けをする場合は、生むが母親が体から子供を出す事全般的な広い意味を指すのとは違い、産むは出産を強調する使い分けをされます。つまり出産や分娩を強調する場合には「産む」を使用するのです。

そのため、産むは生むのように成長した子供に対して使うことはできません。生まれたばかりの赤ちゃんに対して使う場合や、自分の出産体験を話す際には使うことができますが、生むのように広い意味で使う事はできないので、使い分けが必要ですし、使う際には注意が必要になってきます。

産むの意味と使い方例文｜産むの使い方例文

それでは産むの使い方例文についてご紹介します。産むは生むと違い、出産や分娩を強調する際に使用するため、成長した子供には使えないとご紹介しました。しかし注意したいのが、過去の事に使えないわけではありません。その点をご紹介するために今回は現在形と過去形の2種類の例文をご紹介します。

産むの使い方例文①

私の姉は、約10時間に及ぶ陣痛を経て、×月×日×時×分に元気な男の子を出産した。分娩室の外で赤ちゃんの産声を聞いた私は、両親とともに飛び跳ねて喜んだ。そして、産まれてきた甥っ子を初めて見た時は非常に感動した。

産むの使い方例文②

母は出産を間近に控えた私に、分娩の心得や体験談を聞かせた。「私があなたを産んだ時は、意外と安産で、陣痛から2時間であなたが産まれてきたわ。出産は確かに苦しいし、痛いものだけれど、その痛みなんか忘れるほど産まれてきた我が子はかわいいのよ。」

生むと産むの違い・使い分けとは？

生むと産むの違い・使い分け｜時間によって漢字が変わる

生むと産むの違いや、使い分けについてご紹介します。まず生むと産むの違いとして重要なポイントが時間です。生むと産むを使い分ける際には、その事柄が一体今どのくらい時間が経過しているのかに注目するようにしましょう。なぜなら、「生む」は時間が経過した子供にも使う事ができますが、産むは違うからです。

もしも、産むを使う場合には、産まれてきたばかりの赤ちゃんを対象とするか、また出産や分娩を強調する場合に使うかの2パターンが想定されます。一方で生むは、出産から時間の経過した子供に対しても使う事が出来ます。母親が子供を体外に出すことであれば生むは全般的に使えるのです。この点が大きな違いとなります。

また、生むは全般的に使えるオールマイティーな言葉であるため、産むを使う場合でも、代わりに使って問題ありません。出産したばかりの赤ちゃんに生むを使っても、出産や分娩を強調する際に生むを使っても問題はありません。「こうしなければいけない」という明確な違いは存在しないのです。

生むと産むの違い・使い分け｜生まれる・産まれるは赤ちゃん視点

生むと産むの違いや使い分けにおいて、似たような言葉についてもその違いを知っておく必要があります。生むと産むには派生語として「生まれる」「産まれる」という言葉が存在しますが、「生まれる」「産まれる」は赤ちゃん視点の言葉になります。今までご紹介してきた「生む」や「産む」は母親視点の言葉です。

一方で、この「産まれる」「生まれる」は母親とは正反対の存在になる赤ちゃんや卵目線の言葉になるのです。ただ「産まれる「生まれる」の場合でも「産む」と「生む」の漢字の使い分けは適用されます。つまり生まれるは全般的に使う事が出来、産まれるは出産や分娩を強調する際に使う事が出来るのです。

今回ご紹介している「うまれる」のように日本語では意味も大まかにあっており、読み方が同じ言葉がたくさん存在します。以下の記事では「おすすめ」という言葉の漢字による使い分け方をご紹介しています。よく使う言葉ですから違いを知っておくといざと言う時に便利です。併せてチェックしてみてくださいね。

生むと産むの類語・英語と使い方例文とは？

生むと産むの類語

生むと産むは大まかな意味や読み方は同じものの、細かな意味や相応しい場面があり、使い分けが必要だとご説明しました。そのため、今回は生むと産むの類語においても「生む」「産む」の2種類に分けてご紹介します。類語を知っていると語彙力が増えるので、是非抑えておくようにしましょう。

まずは「生む」の類語です。生むは母親が体外に子供や卵を出す事全般的な意味として使われる言葉です。また何かを作り出す意味もありますから、生むの類語には様々な物が存在します。「産みおとす」「出生」「作り出す」「創出する」などが「生む」の類語となります。

一方で「産む」は出産や分娩を強調させるために使う言葉ですから、類語としては「分娩」「出産」「産まれ出る」などが当てはまります。明確な使い分けがあるわけではありませんが、類語を知っていることで、2つの言葉のニュアンスの違いが分かりやすくなりますよね！是非覚えておくようにしましょう。

生むと産むの英語と例文

生むと産むの英語についてご紹介します。最近はグローバル化の時代ですから英語がある程度できるというのは大きな強みになります。英語を勉強している方も多いのではないでしょうか？今回ご紹介している「生む」「産む」はビジネスではなかなか使われない言葉ですが覚えておいて損はないはずです。

日本語では「生む」と「産む」にニュアンスの違いがあり、使う時間や場面によって使い分けが必要だとご紹介しました。しかし英語の場合は様々な表現方法があり、「have a baby」や「birth」などを使います。その場の雰囲気やニュアンスによって英語でも使い分けが必要になるのですね。

日本語の「生む」には子供を体外に出す事という言葉の意味以外に、何か新しいものを生み出すという意味が存在しました。それではそちらの意味の英語表現も見て行きましょう。英語では何かを生み出す時「produce」という言葉を使います。英語では漢字が無い分日本語より使い分けがしやすいですよね。

「産む」の英語例文

she gave birth to a girl.（彼女は女の子を産んだ。）

「生む」の英語例文

He produce a new system.（彼は新しいシステムを生んだ。）

生むと産むの類語の使い方例文

「生む」と「産む」には類語が存在する事をご紹介しました。類語を知っておくと、分かりにくかった「生む」と「産む」の使い分け方が明確になりますよね。また、類語を知っておくと語彙力がアップするので、プライベートでも仕事でも様々な場面で役に立つはずです。今回は類語の例文もご紹介します。

「生む」の類語「出生」の例文

私が出生したのは19××年×月×日のことだった。その日は朝から珍しく雪が降り、両親は「穢れを清める」という意味のある雪の日の出生した私を目出たい子だと喜んだ。そのため私の名前は九州の人間には珍しい「雪子」になったのである。

「産む」の類語「出産」の例文

私は上の娘を出産した際、普通とは違う出産経験をした。その日は土砂降りの雨が降っており、私が産気づいた時はピークだった。夫が出張中で家に一人だった私は、タクシーに迎えに来てもらおうと電話をかけたが、この土砂降りのせいでタクシーはどれも配車に時間がかかると言われた。そのこうしているうちに陣痛の痛みは増して行き、ついに私は娘を自宅で出産したのである。