感謝いたしますは敬語?大変感謝致しますの類語も|御礼申し上げます
「感謝いたします」「感謝いたしております」という言葉は敬語なのでしょうか。今回は意味だけでなく「大変感謝致します」の類語である「心より御礼申し上げます」や「ありがとうございます」との違い、「感謝します」という言葉についてもまとめてみました!
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目次
感謝いたします(感謝致します)は敬語?意味は?
感謝いたします(感謝致します)の意味
感謝いたしますは、日常的によく使う言葉である「ありがとう」の一種です。人に感謝を伝えるというのは、人間関係を構築していく上で非常に重要なことですよね。どんなに小さな事でもありがとうが言えるのは大切です。
感謝いたしますは、このありがとうと同じ意味を持つ言葉です。使う場面や使う相手によっては「ありがとう」よりも「感謝致します」の方が相応しい言葉になりますから、適応させて使う必要があるのです。
感謝致しますを辞書で索引すると、相手に感謝している事を伝える言葉という結果になります。非常に単純で簡単な答えですよね。単純だからこそ、日常的に使ってしまい、意味や使い方を理解出来ていない場合もありますから、注意しましょう。
感謝いたします(感謝致します)は敬語
感謝致しますは、「ありがとう」の一種で、ありがとうの気持ちを伝えたくても、使う相手や場面によってありがとうが相応しくない場合があり、代わりに感謝いたしますを使う事があるという風にご紹介しました。
簡単に言ってしまえば、感謝いたしますは、ありがとうの敬語表現になります。ビジネスシーンや目上の人にはありがとうよりも、感謝いたしますの方が丁寧なので、使うに相応しいですよね。
「感謝いたします」のように敬語表現が正しいのかどうか、微妙な日本語は多いと思います。以下の記事では「御迷惑をおかけして申し訳ありません」という言葉が、敬語かどうか。また類語や英語についてもまとめてあります。こちらもビジネスシーンではよく使われますからチェックしましょう。
感謝いたします(感謝致します)の例文3選!ビジネスでの使い方は?
感謝いたします(感謝致します)の例文①上司に使う使い方
感謝致しますのビジネスでの使い方例文、1つ目にご紹介するのは上司に使う使い方です。感謝致しますは、ビジネスシーンで多用される言葉です。同僚や部下であればここまで丁寧な言葉にしなくてもいいですが、目上の人には丁寧な敬語を使うべきです。
もちろん、ありがとうございますを上司に使っても問題はありません。ただ、ありがとうございますと感謝致しますを比べた時に、感謝致しますの方がより感謝の気持ちを表しているように捉えられますから、使い分けすると良いです。
今回は、部長にご指導頂き大変貴重な経験となりました。プロジェクトリーダーという初めての大仕事を無事に成功させる事ができたのも、部長のおかげです。心より感謝致します。
感謝します(感謝致します)の例文②取引先に使う使い方
感謝しますのビジネスでの使い方例文、2つ目にご紹介するのは取引先に使う使い方です。ビジネスシーンで頻繁に使われる感謝いたしますですが、基本的には丁寧な敬語なので誰に使っても問題はありません。ただ、かなり丁寧な表現なので、同僚や部下に使ってしまうと違和感を感じさせてしまいます。
感謝致しますは目上の人に使うのが一般的ですが、取引先の相手であれば、同い年でも役職が自分より下であっても、丁寧な敬語を使って違和感はありません。取引先の相手というのは自分の会社の上司よりも気を遣わなければならない相手でもありますよね。きちんとした言葉遣いで失礼のないようにしましょう。
この度は、我が社のプロジェクトにご賛同頂き、誠に感謝致します。××様をはじめ、××会 社の皆様のお力添えを頂きながら、今回のプロジェクトを成功に導きたいと思っておりま す。何卒よろしくお願い申し上げます。
感謝いたします(感謝致します)の例文③文書で使う使い方
感謝致しますのビジネスでの使い方例文、3つ目にご紹介するのは文書に使う使い方です。感謝致しますは、言葉にするとかなりかしこまった雰囲気を感じる言葉ですが、文書にするとそうでもありません。
文書で感謝の気持ちを伝える場合には、ありがとうございますよりも、感謝致しますの方が美しいです。例え、目上の人でなかったとしても文書の場合は、ありがとうございますより感謝致しますを使うことをオススメします。
拝啓××様 穏やかな風が吹き、段々と春の訪れを感じるようになった今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。先日はお忙しい中お時間を頂き、貴重な経験をさせて頂きましたこと、誠に感謝致します。
感謝いたします(感謝致します)の類語は?敬語と使い方例文は?
大変感謝いたします(感謝致します)の類語|心より御礼申し上げます
大変感謝致しますの類語には、様々なものがあります。大変感謝致しますは感謝の気持ちを伝える言葉ですから、類語は数多く存在することがお分かり頂けるでしょう。感謝の気持ちを伝える言葉でしたら、誰でも1・2個は思いつきますよね。
ただ、今回ご紹介している大変感謝いたしますという言葉は、かなり丁寧な表現になります。そうなると類語も、この表現に限りなく近い丁寧な敬語が求められます。その点を考慮して考えると、「心より御礼申し上げます」という言葉が「大変感謝いたします」の類語に相応しい敬語になるでしょう。
「心より御礼申し上げます」という言葉は、「大変感謝いたします」よりもさらにかしこまった雰囲気がしますよね。そのため、文書で使用したり、あるいは決起集会や送別会などなにかの会でのあいさつやスピーチの際に使うと、違和感なく使える事が出来るかと思います。
ありがとうございますや心より御礼申し上げますは敬語
「感謝いたします」「感謝いたしております」という言葉の類語として、「心より御礼申し上げます」という言葉がふさわしいとご紹介しました。しかし、気になるのが「心より御礼申し上げます」が正しい敬語かどうかという点ですよね。日本語には間違った敬語表現でも広く使われている言葉も存在します。
特にビジネスシーンで多用される敬語については間違っているものも多いですから、慎重になる方も多い事でしょう。いくら広く使われているからと言っても、間違った敬語を使う事はその相手に対して失礼にあたりますし、なにせ自分が一番恥ずかしい思いをすることになります。
「心より御礼申し上げます」は敬語として正しい使い方です。感謝の気持ちを伝える敬語表現の中でも最上級に丁寧な言葉だと言ってもいいかもしれません。そのため気兼ねなく使用することができます。ただ、かなり丁寧な表現なので親しい間柄や、自分よりも下の相手には使わない方が無難かと思われます。
心より御礼申し上げますの使い方例文
「感謝いたしております」の類語として最もふさわしい、「心より御礼申し上げます」ですが、その使い方や例文についてもマスターしておきましょう。まず「心より御礼申し上げます」はかなり丁寧な表現になりますから、目上の人に使うだけでなく、文章や何かの挨拶やスピーチで使う事をおすすめします。
例えば卒業式などかなり改まった席で、教頭先生や校長先生が挨拶をする際に「保護者の皆様には日頃より、学校の教育方針にご理解頂き、心より御礼申し上げます。」と言ったりしませんか?このように「心より御礼申し上げます」はかなりかしこまった席で使う感謝を表現する敬語になっているのです。
以下の例文では「ありがとうございます」と「心より御礼申し上げます」の2種類の感謝を伝える言葉を用いています。ただ、感謝する物事の程度がそれぞれ違うため、同じ感謝を表す言葉でも使い分けをしています。このように相応しい使い分けができると素晴らしいですからチェックしておきましょう。
この度は、お忙しい中ご列席頂きまして、誠にありがとうございます。挨拶を務めさせて頂きます××課の××です。今回は、皆様にわが社の新プロジェクトにおきまして、多大なご支援とご賛同を頂きまして、心より御礼申し上げます。
感謝いたします(感謝致します)を意味する英語と使い方例文は?
感謝いたします(感謝致します)を意味する英語|appreciate
最近ではグローバル化が進んでいますから、海外の人と仕事をする機会も多くなっていく事でしょう。その際に使用される言語はやはり英語が基本だと思われます。感謝いたしますという言葉はビジネスシーンでは頻繁に多用されると先ほどご紹介しましたが、それは英語でも同じことです。
文章だけでなく、言葉でも英語で感謝を伝えられるようにしておくことが、望ましいです。英語では「Thankyou」が最も周知されている感謝を伝える言葉ですが、これは日本語で言うところの「ありがとう」に匹敵する英語なので、今回ご紹介している「感謝いたします」よりは軽い印象になってしまいます。
「appreciate」を用いると、「感謝いたします」に匹敵する丁寧な敬語表現になります。余談ですが、「appreciate」には感謝いたしますだけでなく、「価値を認める」「理解する」「~して頂けたら嬉しいです」「(価値が)上がる」「(否定文中で)気にいらない」という意味も含んでいます。
Appreciateの使い方例文
英語における感謝の気持ちを表す言葉には、日本語同様様々な種類がありますが、今回ご紹介している「感謝いたします」に匹敵する丁寧な英語表現には「appreciate」という英語を用いるのが相応しいとご紹介しました。それではappreciateの使い方と例文について見て行きましょう。
appreciateを使う際に注意したいのが、人と面と向かって使う言葉であることを考慮するという点です。「感謝いたします」は文章でも使える敬語でしたが、appreciateは面と向かって人に話す際に使われる言葉です。文章で使う事はあまり無いので、その点は注意しておくべきでしょう。
「I appreciate you for your works.」(私はあなたの仕事に感謝しています。)
今回ご紹介しているのは、感謝の気持ちをを伝える言葉ですが、逆に謝罪の気持ちを表す言葉についても知っておく必要がありますし、ビジネスシーンでは使う場面も多いかと思います。以下の記事では「申し訳ありません」について、使い方だけでなく英語表現も紹介してありますから是非チェックしてみてくださいね。
感謝いたします(感謝致します)の使い方の注意点は?目上の人に使える?
感謝いたします(感謝致します)は目上の人に使える敬語
感謝致しますという言葉は、目上の人に使っても問題ないのでしょうか。日本では礼儀を重要とし、目上の人を敬う文化がありますから、仕事においてもプライベートにおいても目上の人に対する態度や言葉遣いには神経質にならざるをおえません。今回ご紹介している「感謝致します」は目上の人にも使える敬語です。
文章や、何かのスピーチなどに使うに適した言葉ですが、もちろん目上の人に使っても問題はないのです。かなりかしこまった敬語表現ですから、部下や自分とさほど位が変わらない相手に対しては、使ってしまうとかえって不自然になりますから注意するようにしましょう。
例えば会社で例えるとするならば、部下や同僚、年があまり離れていない先輩には使うと不自然になってしまいます。部長クラス以上や社長などになると「感謝いたします」を使用しても何も違和感はありません。また、取引先の相手などになると年齢や位も関係なく使用して問題ないでしょう。
感謝いたしておりますでもOK
今回ご紹介する「感謝いたします」ですが、似たような言葉に「感謝いたしております」というものが存在します。「感謝いたしております」は間違った敬語なのではないかと不安な方も多いはずです。しかし「感謝いたしております」と言う言葉も敬語表現として全く間違いがありません。
「感謝いたします」と大まかな意味合いは変わらないのですが、強いて言うなれば「感謝いたします」は(今)感謝しています。という意味に捉えられます。一方で「感謝いたしております」と言う言葉は(常日頃から)感謝しています。という意味に捉えられますから、ニュアンスが少し違ってきます。
丁寧な敬語で感謝の気持ちを伝えよう
いかがでしたか?感謝を伝える事は、どんな場面でも非常に重要ですよね。ビジネスシーンで多用することのできる「大変感謝いたします」という言葉ですが、最上級に丁寧な感謝を表す言葉であることがお分かり頂けたかと思います。また英語表現や類語もご紹介しましたので、是非丁寧な敬語をマスターしてみてくださいね!
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