一人で寂しいとき｜心がどうしようもなく淋しい時の対処法・過ごし方は？

寂しいときの心理って？

寂しいときの心理①情緒が不安定で誰かに支えてもらいたい

寂しいときの心理の1個目は『情緒（じょうちょ)が不安定で誰かに支えてもらいたい』です。心がぐらつくとき、情緒が不安定になってしまっているとき、一緒にいてくれる誰かを求めてしまいます。不安になっているとき、支えてくれる誰かを求めてしまうことから「寂しい」が生まれます。

「寂しい」は情景、「淋しい」は情緒を表します。心細さとは「そこに誰もいなくて寂しいこと」です。支えてもらいたい気持ちから、誰かを求めるけれど、誰もいない状態で、心細くて『寂しさ』が生まれます。心が不安で「誰かを求める気持ち」から苦しくなって泣きながら感じるものが「淋しい」です。

寂しいときの心理②ひとりでいたくないから人と繋がりたい

寂しいときの心理の2個目は『一人でいたくないから誰かと繋がりたい』です。人といつも繋がっていないと安心ができないということは、一人になることに対して「恐怖感」さえもっている状態のことです。一人という孤独への恐怖から、誰かと繋がっていたい気持ちが倍増し、「誰もいないことは寂しい」に繋がっています。

誰かと繋がりたい欲求をもつものが「人間」です。そして、人間はもとから「社会性」をもっているものなので、誰もいなくて寂しいと感じること自体は間違いや悪いことではありません。ただ、一人でいることが怖いという場合は、寂しいということだけではないので「根本的な原因」をしっかり見つめ直してみるのもいいですね。

寂しいときの心理③愛情をもらいたいけどもらえない

寂しいときの心理の3個目は『愛情をもらいたいけどもらえない』です。愛情をもらいたい対象がいるのにもらえないときには「寂しい」と感じます。寂しいとは通常ひとりぼっちであることが多いですが、彼氏や結婚をしているときに孤独で寂しいと感じることはあります。「愛されたいのに愛されない苦しさ」での葛藤です。

実は、本当の「孤独」とは、「誰かと一緒にいるのに寂しいと感じることだ」といいます。相手を大切にしないパートナーと一緒にいても余計に孤独を感じるものです。そして、何人でいても、何をしても、孤独で寂しいということは「どの人にも心を通わせていない状態」です。知らずに自らが遠ざけていることもあります。

心が寂しいとき｜どうしようもなく寂しくなる原因は？

心が寂しいとき｜どうしようもなく寂しくなる原因①求めすぎるから

心が寂しいとき、どうしようもなく寂しくなる原因の1個目は『求めすぎるから』です。求めることは悪いことではないです。しかし、求めすぎると心がつらくなることはよくあります。どうしようもないくらい寂しいときは「どうしようもなく多くを求めすぎているから」ということでもあります。

どんなに強い人でも心がぐらついたり、軸がぶれることはあります。状況が大変なときに「助けて」とS.O.Sを送ることは実は大切なことです。ただ、求める気持ちが膨れて大きくなりすぎるとき「寂しさ」や「淋しさ」が増長してしまうことがあるのです。期待しすぎると落胆が大きいと同じようで、適度な息抜きが必要です。

心が寂しいとき｜どうしようもなく寂しくなる原因②依存心から

心が寂しいとき、どうしようもなく寂しくなる原因の2個目は『依存心から』です。どうしようもなく「寂しい」という気持ちは、「寂しい」ではなく「依存して苦しい」という原因で生まれます。例えば、喫煙や飲酒のように「やめようと思っても禁断症状でやめられない感覚」で、恋愛にも「共依存」というものがあります。

人は「依存」と「自立」のバランスをとりながら生きています。そして、揺れ動いた結果、アンバランスになってしまい「依存」が生まれます。例えば、恋愛の「共依存」は「寂しい」から生まれるものです。人は寂しいと、誰かに頼り求めます。共依存はそこからの安定を築けないことです。理由は常に「寂しい」からです。

心が寂しいとき｜どうしようもなく寂しくなる原因③固定観念から

心が寂しいとき、どうしようもなく寂しくなる原因の3個目は『固定観念から』です。「周りからどう見られるか」を気にしすぎである原因から、「適齢期なのにひとり」「クリスマスシーズンなのにひとり」などの「ひとりはダメだという固定概念」をもっていて「焦りに似たような寂しさ」が生まれます。

「固定観念」とは、思考パターンに固着してしまっている「思い込み」のことです。世の中の普通に囚われることは「自分らしさ」を見失うことです。思い込みに囚われて、自分を卑下することが「寂しさ」の原因です。自分自身がどう生きたいかを忘れないで、周りに流されたり、振り回されない心の軸をもてることが大切です。

心が寂しいとき｜どうしようもなく寂しくなる原因④人生が退屈だから

心が寂しいとき、どうしようもなく寂しくなる原因の3個目は『人生が退屈だから』です。寂しいと感じる時は「ひとりぼっち」ということからだけではなく「自分の人生を虚しいと思っている」という原因からがあります。頑張れど報われない不満や、単調な生活が虚しいと思う気持ちを「寂しい」というように感じています。

自分自身の人生が満たされないと嘆いたり、虚しく思うことは、誰しもが一度は経験することです。心が寂しい原因は「今ある命や人生に感謝したり、感動する機会が少ないこと」、そして「やり遂げていないこと」があります。目標をもちなおし、人生に取り組み、周りと比べない、自分の望む幸せを手にする必要があります。

心が寂しいとき｜どうしようもなく寂しくなる原因④トラウマから

心が寂しいとき、どうしようもなく寂しくなる原因の4個目は『トラウマから』です。過去にあった辛い体験がまだ癒されていない原因から「いつか周りから見放されてしまう」という予期的な不安を「見捨てられ不安」といいます。見捨てられ不安は、見放されたり、離れていかれるときに恐怖を感じていることです。

「見捨てられ不安」は「対象となる人」がいます。対象となる人は、見捨てられ不安を抱いている人にとって、失いたくない、すごく大切な人なのです。しかし、対象となる人へ抱く「激しい不安」は「恐怖」にもなり、ふさわしい愛しあい方ができなくなってしまいます。良好な関係づくりのためには克服したほうがいいことです。

心が寂しいとき｜どうしようもなく寂しくなる原因⑤利己心から

心が寂しいとき、どうしようもなく寂しくなる原因の5個目は『利己心だから』です。今までに「無条件の愛情」を受ける機会がなかったことから「わたしは良い子じゃないから愛されない」という条件的なものをもっている原因で「愛されていないと感じて寂しい」ということがあります。利己的な愛とは「条件付きの愛」です。

自分の利益を一番に考える人は、今まで「無条件の愛情」を受けたことがない人です。また、利己心は実は自分を守る大切な護身術ではあります。しかし、利己心が強すぎるぶん心が寂しくなります。「心から人を愛せないことへの苦しさ」なのです。時間は巻き戻せません。ここからは愛することは与えることと学ぶ時間なのです。

心が寂しいとき｜どうしようもなく寂しくなる原因⑥喪失感から

心が寂しいとき、どうしようもなく寂しくなる原因の6個目は『喪失感から』です。そこにあったものを失くした喪失感が原因となり「寂しい」と感じることがあります。今まで愛してくれていて、隣にいてくれた家族や友人や恋人を、急になくしてしまったりなどは本当に辛く悲しく、虚しく、寂寥感があります。

「喪失感」は、慰めるのではなく、癒すものです。喪失感を癒すためには「悲しみを感じ、流しきること」が大切で、精一杯に泣き、嘆き、心の痛みを乗り超えていくことが大事です。今までそこにいた愛しい人を亡くしたりなどの喪失感からの「寂しさ」は、代わりでは補えないものです。悲しみを昇華できることを探しましょう。

心が淋しいとき｜どうしようもなく淋しくなる原因は？

心が淋しいとき｜どうしようもなく淋しくなる原因①どうしたらいいか不明

心が淋しいとき、どうしようもなく淋しくなる原因の1個目は『どうしたらいいか不明』です。心が「淋しい」というときは「寂しい(状態)」というよりも「情緒的な感情・心情」です。心自体が心細さを感じ、行き止まりのような希望を断たれたような感覚が原因で、涙が溢れて止まらなくなります。

「淋しい」とは「涙」を表します。情緒的な意味で、どうしたらいいかわからず、泣きながら「淋しさ」を感じます。自分の状況を客観的にみて「誰かがいなくて寂しい」という状態と、泣きながら「誰もいなくて淋しい」という状態とではニュアンスが異なり、淋しいは「どうしたらいいか不明な感情」が原因で起こる気持ちです。

心が淋しいとき｜どうしようもなく淋しくなる原因②どうするか決められない

心が淋しいとき、どうしようもなく淋しくなる原因の2個目は『どうするか決められない』です。例えば、今まで愛していた人が急に冷たくなったとき、どうするか決められない心情になったりします。淋しさは、愛しているけれど大切にされず、尽くしても愛されないという「淋しさ(孤独感)」が原因で感じている気持ちです。

愛する人へ愛を与えて、与えた愛が戻ってこないと、どの人にとっても「淋しい(涙が出るほどつらいと感じる)」です。そして「どうするか決められないでいること」は、いつか気持ちが戻ってくることを待ってしまうというつらさです。どうするか自分で決められないことが原因で「淋しさ」を抱えてしまっています。

心が淋しいとき｜どうしようもなく淋しくなる原因③助けてと言えない

心が淋しいとき、どうしようもなく淋しくなる原因の3個目は『助けてと言えない』です。困っていて、助けを求めたいのですが、助けてと言えないので苦しいときがあります。助けてと言えないことは、苦しみに閉じ込められることです。助けてと言ってはいけないという思い込みが原因で心をつらくさせ、淋しくて泣きます。

人生の困難のときだからこそ、S.O.S(助けて)を親しい友人たちや家族たちへ送ることは、むしろ必要なことです。しかし、体裁を考え、プライドに邪魔され、助けてと言えないことが原因で、多くの人が背負いこんでつぶれてしまいます。「淋しさ」を抱えすぎると体調までも崩すので適度に頼ることも必要ですね。

一人が寂しいとき｜淋しい気持ちの対処法・おすすめの過ごし方は？

一人が寂しいとき｜淋しい気持ちの対処法・おすすめの過ごし方①外に出る

一人が寂しいとき、淋しい気持ちの対処法・おすすめの過ごし方の1個目は『外に出る』です。どうしようもなく寂しいときは、外に出て、新鮮な空気で深呼吸することは対処法としておすすめです。ひとりぼっちで寂しくても、美しい風景が見える場所に出かけましょう。気持ちいい風、太陽の光を感じてリフレッシュしましょう！

一人が寂しいとき｜淋しい気持ちの対処法・おすすめの過ごし方②人に会う

一人が寂しいとき、淋しい気持ちの対処法・おすすめの過ごし方の2個目は『人に会う』です。どうしても一人でいられないときは「助けて」ということが対処法としておすすめです。恥ずかしいことではありません。親しい友達は受け入れてくれます。心にある寂しさを恋愛で埋めるよりも効果があることは「本当の友達」です。

一人が寂しいとき｜淋しい気持ちの対処法・おすすめの過ごし方③仕事をする

一人が寂しいとき、淋しい気持ちの対処法・おすすめの過ごし方の3個目は『仕事をする』です。社会人であれば人生の大半「仕事」をします。仕事の忙しさに焦点を置くのでなく、仕事を得られ、社会に貢献できる実感・充実感を感じ、家族を養える安心と幸せ、どうするか自分で決定できる自由で、心を満たすことが対処法です。

一人が寂しいとき｜淋しい気持ちの対処法・おすすめの過ごし方④趣味を作る

一人が寂しいとき、淋しい気持ちの対処法・おすすめの過ごし方の4個目は『趣味を作る』です。人生全体に関わりますが「本当に好きなことをしているときが一番輝くとき」ということを忘れないでください。本当に好きなことが見つからなくても、少しでも興味がわく体験したことのないものへ挑戦することが対処法です。

一人が寂しいとき｜淋しい気持ちの対処法・おすすめの過ごし方⑤動物を飼う

一人が寂しいとき、淋しい気持ちの対処法・おすすめの過ごし方の5個目は『動物を飼う』です。動物はとても純粋無垢で、笑顔や愛のエナジーをもらえます。動物に触れ合うことは寂しい時の対処法で、彼らをお世話することから学ぶことは、相手に求めるだけではない「守り、与えたいと思う気持ち、与える愛情」です。

寂しい時の解消法・寂しくなくなる方法は？

寂しい時の解消法・寂しくなくなる方法①目標を立てる

寂しい時の解消法・寂しくなくなる方法の1個目は『目標を立てる』です。目標を立てる時には「お気に入りの手帳」がおすすめです。自分人生でのやり遂げたいことのリストを作り、そこに至るまでどうするかを一年ごとのタスクとして振り分けて書き込んでみてください。書き込むごとに寂しく思う暇がないことに気づけます。

寂しい時の解消法・寂しくなくなる方法②孤高を愛する

寂しい時の解消法・寂しくなくなる方法の2個目は『孤高を愛する』です。孤独であることは一人であることですが、孤高であることは唯一の人としてあることです。寂しくない人とは「自分の人生を生きている人」です。唯一である人とは「自分を人と比べない人」です。自分を愛して大切にすると、寂しさの理由は生まれません。

寂しい時の解消法・寂しくなくなる方法③悟るまで学ぶ

寂しい時の解消法・寂しくなくなる方法の3個目は『悟るまで学ぶ』です。寂しい気持ちは自分のすべきことを悟るためのきっかけです。寂しいと感じるから、どうするかを求めて探し回るでしょう。その探究心を「知識欲」として活かすことは自分の成長のためになることです。寂しさの意味を悟るまで、学び続けてみましょう。

寂しい時の解消法・寂しくなくなる方法④心から誰かを思いやる

寂しい時の解消法・寂しくなくなる方法の4個目は『心から誰かを思いやる』です。心の寂しさは様々な原因や理由がありますが、一番は、求める気持ちが大きいことからです。逆説的ですが「求める前に与えること」を実践していると、与える喜び、優しさ、思いやりに満ちた心が得られ、より良い心の在り方でいられるでしょう。

寂しい時の解消法・寂しくなくなる方法⑤どうするかは自分が決める

寂しい時の解消法・寂しくなくなる方法の5個目は『どうするかは自分が決める』です。例えば、心が寂しいときに、本当の友達や新しい恋人の存在が、寂しさ(孤独)を埋められます。しかし、心の淋しさを癒してなだめるものは自分に変わりありません。自分がどうするかの「決め手(主体)」として生きることが第一歩です。

寂しい気持ちをありのまま受け入れて成長のきっかけにしましょう！

寂しい・淋しいは、それぞれに違った意味合いがありつつ、多くの場で同じ意味の言葉として使われます。寂しさ・淋しさとは「ありのまま受け入れられたい」という心のメッセージです。微妙なニュアンスを汲み取り、上手な対処方法を見つけ、心や魂の成長として、前向きに生かしましょう！関連記事もご参考にしてください！

満たされない心理11選！なんかいつも寂しい気持ちの原因や満たされたい心も

満たされない心理とは。日常生活の中で、特別不幸なわけでもないのに、なぜかもっと満たされたいとモヤモヤしている人も少なくありません。そこで今回は、満たされな...

「寂寥感」の使い方と意味とは？読み方・寂しい気持ちを表す言葉の類語も

寂寥感という言葉を知っていますか？寂しい気持ち表す言葉として存在しますが、見慣れない感じが含まれているために読み方に苦労している人が多く存在しています。今...