ふおりぬのとは|不織布の読み方・使い方は?付箋布・不繊維・不織物も

「ふおり」とは「不織布」のことでしょうか?「ふおりぬの」と読む方も多いようです。不織布とはどんな布でしょうか。その読み方と、様々な使い方をご紹介します。また、似たような言葉として付箋布、不繊維、不織物があります。それも一緒にご説明しましょう。

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「不織布」の読み方は「ふおりぬの」?

「不織布」の正しい読み方は「ふしょくふ」

不織布

「不織布」の正しい読み方は、「ふしょくふ」です。この漢字は読めないという方が大半で、読めても「ふおりぬの」と思っている方が多いようです。「不織布」は「ふおりぬの」ではなく「ふしょくふ」が正しい読み方です。

「ふしょくふ」という言葉を知ってはいても、漢字で書くとは思わなかった、という方もおられるでしょう。そのくらい「不織布」という言葉はあまり知られていない言葉なのです。

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「ふおりぬの」は間違った読み方

不織布

では、どうして「ふおりぬの」と読んでしまうのでしょうか。実は「不織布」は国語的にも難しい読み方なんです。「不織布」は否定の意味を表す「不」の字と、「織布」という漢字の熟語が合わさって出来ています。

この「織布」の字が「おりぬの」とも「しょくふ」とも読めるので、そこに「不」を合わせて「ふおりぬの」と読んでしまうのだと思われます。

「織」の字だけを見てみても、「織姫」や「機織り」のように「おり」と読むのが殆どです。また、音読みでも「しき」と読むことが多く「しょく」と使うことは少ないようです。ここに「不」の字が加わるのですから、「ふおりぬの」読んでしまうのも仕方ないことです。

ふおりは読み間違い!「不織布」とは何?

ふおりは読み間違い!「不織布」とは「織られていない布」のこと!

織物

「不織布」は文字通り「織られていない布」のことです。私たちが普段来ているTシャツやブラウスなどの「布」は繊維を撚って、織ったり編んだりして出来ています。「不織布」は繊維を、一方向もしくはランダムにおいて熱処理や化学処理、または繊維同士を絡み合わせてシート状にしたものです。

布を拡大して見ると布目が規則的ではなく、ランダムなのでよく分かると思います。ぱっと思いつくところでは、服の接着芯、ティーパックやフィルターなどに使われています。ひとつの製品というよりはパーツとして使われていることが多いので、なかなか気が付きにくいと思います。

不織布はブラジャー、車のシート、紙おむつ、手術着などなど、私たちの周囲の実に様々なところで使われています。まさに、私たちの暮らしを影でひっそりと支えてくれているもの、これが「ふおりぬの」ならぬ「不織布」の正体なのです。

ふおりは読み間違い!「不織布」の特徴

ティーパック

不織布はポーラス(多孔質)構造で、通気性と弾力性があり吸湿性にも優れています。ハサミで簡単に切れる上、ほつれず皴になりにくいという特性がありす。そのため、一般の布では加工の難しいものでも不織布なら簡単に作ることができます。また、大量生産が可能なので、生産コストが安いのもメリットです。

不織布は、製造工程で様々な原料を合わせることができるのもポイントです。繊維の他、紙の原料であるパルプやガラス繊維、金属など、その組み合わせによって、用途と目的にあわせた様々な機能性を持たせることができます。今では、医療、建設、農業などのあらゆる分野で独自の開発が進められています。

中でもポリプロピレンは燃やした時に有害な物質が出ない、環境に優しい素材として注目されています。これをエコバッグに使うと、ダブルのエコ効果があることで、ポリプロピレンを使用した不織布のエコバッグには大きな注目が集まっています。

ふおりは読み間違い!「不織布」の活躍場所

製造

「不織布」は、具体的にどんなところで活躍しているのでしょうか。こんなところにまで、という程、その範囲は多種多様です。まず、身近なところではお台所の水切り袋、ダスター、キルティングの綿などがあります。また、吸水性が高いことから紙おむつに使われていることも、よくご存知ではないでしょうか。

産業用として代表的なものはフィルターです。最も成長が期待されるのがこの分野です。他には、防音用の吸音材にも使用されています。農業用としては、園芸資材、ハウス資材、防草シートが代表的です。通気性、防熱性があるうえに、日差しが作物に届くので様々な用途に使用されています。

インテリア用としては通気性と破れにくいことから、障子紙の代替えとして使用されています。また、ブラインドや壁紙などにも使われています。

ふおりは読み間違い!「不織布」の使い方


ふおりは読み間違い!「不織布」の使い方①ラッピング

ラッピング

ふおりは読み間違い!「不織布」の使い方の1つ目はラッピングです。柔らかくて簡単に切れるという特性を生かして、紙ではできないユニークなラッピングができます。金銭的な負担が意外と大きいのがラッピングです。ラッピング専用の薄い不織布が販売されており、何よりも低価格なのが嬉しいところです。

形の定まっていないもののラッピングはとても難しいものです。不織布なら巾着袋タイプにして、口を可愛いリボンで結ぶだけで完成です。工夫次第ではとても凝ったラッピングが可能です。ラッピングの仕方を紹介する専門サイトもあるので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

職場でのプレゼントは思った以上に神経を使うものです。低価格で気の利いたものはないか、何時も悩んでしまいますよね。この記事は、そんなあなたにピッタリの品物をご紹介します。ぜひを参考にして見てください。

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ふおりは読み間違い!「不織布」の使い方②洋裁の型紙

型紙

ふおりは読み間違い!「不織布」の使い方の2つ目は洋裁の型紙です。洋服を作る際に必ず必要なのが型紙です。一般的にはハトロン紙などを利用することが多いようです。でも、紙はまち針を刺すと破れてしまったり、保存の際に折り目がついてしまったりと使いにくいところが多々あります。

そこで不織布を利用して見てはいかがでしょうか。不織布は鉛筆やボールペンなど、どんな筆記具でも書き込むことができます。透けて見えるので、下の線をなぞったり補正するのも簡単です。待ち針も楽に刺せますし、布と馴染みやすいので、簡単なパターンならそのまま裁断も可能です。

また、丈夫なので何度待ち針を刺しても、敗れる心配がいりません。しわになりにくいので、いつまでもキチンとした形を保てます。こうしてみると型紙には最適の素材だと言えますよね。

ふおりは読み間違い!「不織布」の使い方③発表会などの衣装

布

ふおりは読み間違い!「不織布」の使い方の3つ目は洋服、特に発表会の衣装です。発表会の衣装は、意外と凝ったデザインになることが多く、作るお母さんたちにとっては悩みのたねです。不織布は色のバリエーションが豊かなうえ、ハサミで簡単に切れ、ほつれないのでどんな形でも楽に作れます。


ミシンで塗っても構いませんが、テープや接着剤でくっつけることも可能です。着心地は決して良いとは言えませんが、長く着ないこととコストがかからないことを差し引けばおつりが来ます。

セリエやダイソーなどの100均ショップでは、色んな種類の手芸用品が売られています。100均とは思えない程、クォリティも高いので、プレゼントにもそん色がありません。この記事ではそんな100均のショップの手芸用品をご紹介します。素敵なハンドメイドライフの参考にしてください。

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ふおりは読み間違い!「不織布」の使い方④トートバッグ

カバン

ふおりは読み間違い!「不織布」の使い方の4つ目はトートバックです。柔らかくて丈夫なので、お買い物の時など、重たい物を入れて持ち運ぶのに便利です。また、切りやすくほつれないので、お気に入りのサイズとカラーで簡単に作れます。

通気性と熱気がこもりにくいので、お弁当入れにもピッタリです。また、ジャガイモや玉ねぎなどの根菜の保管にも最適です。キッチンの隅に置いておくだけで、ちょっとオシャレに見えるかもしれません。

家計において食費の節約は本当に頭の痛い問題です。この記事を参考に買い物の方法やまとめ買いを工夫して見ましょう。あなたの節約術アップに役立つこと間違いなしです。

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不織布に似てる!付箋布・不繊維・不織物とは

不織布に似てる!①付箋布について

付箋

不織布に似てる!その1つ目は「付箋布」です。これは「不織布」を「ふせんふ」と読み間違えて、「付箋布」と漢字に置き換えたものと思われます。実際に「ふおりぬの」同様、「ふせん布」だと思っている方も意外とおられるようです。

一般的に「付箋(ふせん)」というと、メモや目印に張り付ける小さな紙のことをいいます。ぱっと思い付くのがポスト・イットではないでしょうか。これに「布」が合わさるのですから、「付箋布」は「布製」の付箋、ということになります。

もしや「付箋布」という品物があるのでは、と調べてみましたが、返ってくるのは「不織布では」という言葉だけでした。強いて「付箋布」に似ていると言うなら、不織布のお名前シールくらいでしょうか。ですから、「付箋布」は単純な読み間違いから来たものだと考えて良いでしょう。

不織布に似てる!②不繊維について

繊維

不織布に似てる!その2つ目は「不繊維」です。「不繊維」は「不」と「繊維」に分かれて、「繊維」ではない、または「繊維」を使用していないという意味です。不織布は織ったり編んだりしないので、一見、繊維のように感じないかもしれません。でも、ちゃんと繊維を使っているので「不繊維」ではないのです。

不織布は「不繊維」ではなく、繊維を機械的、科学的な処理でシート状にしたものです。また、金属などを繊維状に加工して原料として使うことも可能です。そのために、繊維にはない特性を持たせることができるのです。そのうような点からも「不繊維」だと思われやすいのかもしれません。

「不繊維」には革やビニールの様なものがこれに当てはまります。言葉は似ているかもしれませんが、不織布は「不繊維」ではありません。

不織布に似てる!③不織物について

織物

不織布に似てる!その3つ目は「不織物」です。「不織物」は織っていない物という意味です。ただし、「ニット」も織物ではないので、「不織物」に含まれます。ですから「不織物」と「不織布」は必ずしも一致しません。

ただし、「不織物」の読み方は?というと、とても悩んでしまいます。「ふしょくぶつ」だと「不植物」になってしまいそうです。「ふおりもの」だと「ふおりぬの」とあまり変わりがないように思います。

「不織物」は広い意味で、革やビニールのように、織られていない布以外のもの全般も含まれます。ですから、「不織布」は「不織物」の一種と考えて良いでしょう。

不織布は色んなシーンで使われています

「ふおりぬの」は読み間違いであること、お分かりになったでしょうか。様々な特性を持った「不織布」は、身の回りのあらゆることろで活躍しているスーパー素材です。技術の発達で、更に色んな機能を持った不織布が、常に開発されています。コストが低くて使いやすい不織布を、普段の生活の中でもっと活用してみましょう。


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