五目並べのルールや必勝法5つ|勝ち方のコツや先手・後手の攻略の違いも
五目並べはは囲碁盤だけでなく方眼紙などを利用して行う遊びの一つとして誰でも一度は経験のあるゲームですよね。文字通り5つ並べたら勝ちというゲームですが、正式なルールの連珠というものが存在します。五目並べの勝ち方のコツや定石、先手と後手の攻略の違いをご紹介します。必勝法を覚えて五目並べを楽しみましょう。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
五目並べのルールとは?
五目並べのルール①囲碁と同じ黒白の碁石を使う
五目並べのルール1つ目は囲碁と同じ黒と白の碁石を使います。囲碁は置かれた碁石を動かし、広い盤上を囲むことを競ういわゆる陣取りゲームです。それに対して五目並べは、碁石を自分が並べながら相手の並べる碁石の筋を邪魔して、早く5つ連続の直線を作るゲームという違いがあります。
五目並べのルール②連珠(れんじゅ)という競技がある
5目並べのルール2つ目は連珠(れんじゅ)という競技があることです。地方によっても違いがあり曖昧な五目並べのルールを統一して、世界的に親しまれる競技になったものが連珠です。五目並べと違ったものではなく、曖昧だったものをはっきりとしたルールにしたもので、5つを早く並べるのに変わりはありません。
五目並べのルール③盤の目は15×15
五目並べの基本のルール3つ目は盤の目が15×15と決められていることです。普通の五目並べは盤の目は特に決まっていないので、囲碁盤を使ったりや紙に書いたりして遊ぶこともありますが、連珠では専用の連珠盤が使用されます。
五目並べのルール④「握り」で先手と後手を決める
五目並べのルール4つ目は「握り(にぎり)」で先手と後手を決めます。碁笥(ごけ)という碁石を入れた容器から、両者同時につかんで盤上に置きます。両者の石を合計して奇数のときは白黒そのままで、合計が偶数のときは白黒を交替します。
この先手と後手を決める方法を「握り」と言います。先手が黒で後手が白と決まっていて交互に打っていきます。5つの石を連続で一直線に並べ、縦・横・斜めの内どの方向でも、相手より早く並べた方が勝ちになります。
五目並べのルール⑤黒は「禁じ手」がある
五目並べのルール5つ目は黒には「禁じ手」があることです。五目並べは先手が有利で必ず勝てる必勝法があります。これを先手後手とも公平にするために先手の黒に禁じ手「三三禁・四四禁・長連」を設けています。
三三禁は「三」の並びを同時にふたつ以上作ること、例えば「二」と「二」が近くにあり先手がその間に打つと、「三」が同時にできることを禁止するということです。四四禁も同じように四の並びを同時にふたつ以上作ること、「三」と「三」の間に打つと、「四」が同時にできることを禁止することです。
長連は6つ以上石をつなげてしまうこと、例えば「一」と「四」の間に打つと、「六」の直線ができてしまうことを禁止しています。先手の黒はこの禁じ手を打つと負けになりますが、後手の白はこの手を打っても反則になりません。
五目並べのルール⑥引き分けもある
五目並べのルール6つ目は引き分けもあることです。勝負がつかないときには、勝敗を決めずに引き分けとします。例えば、盤面のすべてが埋まってしまったときや両者が合意したとき、両者の時間切れになったときなどが引き分けになります。
五目並べの勝ち方・攻め方のコツは?
五目並べの勝ち方・攻め方のコツ①3つ並んだら止める
五目並べの勝ち方や攻め方のコツ1つ目は、相手の石が盤上に3つ並んだら止めるということを意識します。3つ並んだものを止めないで放置すると、次に4つ目の石を置かれてしまい、片側を止めてもその次でもう一方の片側に置かれて5つ並んでしまいます。
相手の石を止めるときには、なるべく自分の置いた石とつながるように置くこと、2つ並んだ石を作ることを意識しましょう。最終的には5つ並べた方が勝利なので、相手の石を止めつつ自分の石もつながりやすく置いていくのが勝ち方のコツです。
五目並べの勝ち方・攻め方のコツ②定石の形を覚える
五目並べの勝ち方や攻め方のコツ2つ目は、定石の形を覚えることです。定石を利用すれば勝率が上がります。例えば櫓(やぐら)は屋根のように斜めに石を組み合わせた形、釘折れ(くぎおれ)は斜めと直線を組み合わせた形、鞍型(くらがた)は90度に二連の石を組み合わせた形などを覚えるのが勝ち方のコツです。
五目並べの勝ち方・攻め方のコツ③リーチの形を覚える
五目並べの勝ち方や攻め方のコツ3つ目は、リーチの形を覚えることです。「三」や「四」の形になるとリーチで、この形を作るように意識するのがコツになります。「三」というのは、三連という石が3つつながっている状態と、飛び三という3つの石が途中で1目開けている状態を言います。
「四」というのは、四連という石が4つつながっている状態と、飛び四という4つの石が途中で1目空いている状態を言います。この形になると、どちら側にも相手の石がなければ勝利になることが確定するため、「四」は4つの石がつながっているどちら側かに、相手の石が置かれている状態が一般的な勝ち方になります。
五目並べの必勝法5つ
五目並べの必勝法①本筋とおとりをつくる
五目並べの必勝法1つ目は、本筋とおとりをつくることです。一列に並べることだけを考えているとすぐに止められます。単発で「三」や「四」をつくるだけではすぐに相手に気付かれるので、同時に本筋とおとりのふたつ以上の筋をつくっていく必要があります。
例えば「三」と「二」を別角度でつくるとその焦点におけば「四三」になるような形になります。その場合相手は「四三」になる焦点になるところに防ぐように置かなければいけません。この最初の「三」をおとりにして、逆側に本筋をつくっていく必勝法です。
五目並べの必勝法②両端をみせる
五目並べの必勝法2つ目は、両端をみせることです。2つの石が1目空いて置いてあったときに、間に石を置き「三」をつくることで両端のどちらかに相手が石を置かなければ「四」ができてしまいます。必然的に相手は「三」のどちらかに石を置くことになります。
相手が「三」に目が行きリーチを防いでいるうちに、ほかの筋をつくるようにします。そのときには並んだ「三」ではなく、1目空けて置く「飛び三」などにしていくことで両端をみせない筋を作ります。この両端みせる「三」をつくることが必勝法です。
五目並べの必勝法③けん制する
五目並べの必勝法3つ目はけん制することです。相手の「四」と「三」を同時につくるのを防ぐためには、通常は相手の石に接して置くようにしますが、あえて相手の筋を塞がずに1目離して置きます。自分の筋を完成させるように置くことで相手は防御にまわります。このけん制をいくつもつくるのが必勝法です。
例えば、相手の「二」をつぶして自分の「二」をつくる位置に置くよりも、相手の形をけん制しながら自分の形をつくっていくほうがより良い形になるということです。序盤は相手よりも良い形をつくることに重点を置きましょう。
五目並べの必勝法④四追い(しおい)の状態にする
五目並べの必勝法4つ目は、四追い(しおい)の状態にすることです。「四」を連続してつくるようにすると、相手は防ぐことしかできません。相手に「三」があっても、こちらが「四」になったら防ぐしかないという四追いの状態にするのが必勝法です。
例えば最初から一筋二筋のリーチを考えながら打つのではなく、「三」をいくつもつくっておいてから、4つ目の石を置いていきます。相手は5つ目を置かれないように防ぎます。次の「三」に4つ目の石を置くとまた相手は防ぎます。相手は「四」になったところに置いていくことしかできなくなる方法です。
五目並べの必勝法⑤桂馬の網をつくる
五目並べの必勝法5つ目は、桂馬の網をつくることです。自分の石を将棋の桂馬の置き方で置いていき、相手の石を囲うようにします。自分の石を桂馬の位置に置くと四角い網ができていきます。その網の中に入ってしまうと、相手の石は連続して4つまでしか置けなくなるので五目並べは完成しなくなるという必勝法です。
五目並べはとても頭を使うゲームで、定石を覚えておくと自分の攻め方だけではなく、相手の攻め方を見抜いてリーチを防ぐことができます。頭を使って行うゲームには頭が切れる人になるのが一番です。頭が切れる人の特徴や頭が切れる人になる方法の記事を参考にしましょう。
五目並べの先手と後手での攻め方・攻略の違いは?
五目並べの先手と後手での攻め方・攻略の違い①珠型(しゅけい)を覚える
五目並べの先手と後手での攻め方や攻略の違い1つ目は、先手は「珠型(しゅけい)」を覚えることです。珠型は26通りあり、その中には先手が必勝のものや先手が有利となる形があります。そのすべての形を覚えれば先手が有利な攻め方をできます。
基本の珠型とは三手目までの型のことで、先手が必勝の型には花月や浦月をはじめとして、雨月・恒星・寒星などがあります。この型になれば後手がどのように石を置いても、定石の打ち方で先手が勝てる攻略法が解明されています。基本の珠型については下記の外部サイトでご紹介されていますので名前と型を覚えましょう。
基本の珠型26通り五目並べの先手と後手での攻め方・攻略の違い②先手は定石「四三」をつくる
五目並べの先手と後手での攻め方や攻略の違い2つ目は、先手は「四三」をつくることです。一手打つと「四」と「三」を同時につくることができる形のことを言います。禁じ手がある先手はこの「四三」をつくることが攻略法になります。
連珠のルールでは、黒は四三でしか勝てません。つまり、黒は四三を作るゲームと言い換える事ができます。
引用元: 社団法人日本連珠社
上記のように連珠のルールでは先手の黒は「四三」にしないと禁じ手になってしまいます。このため「三三禁」や「四四禁」などにならないように気をつけながら打つ必要があります。つまり「四三」は先手の定石の攻め方になります。
五目並べの先手と後手での攻め方・攻略の違い③後手は引き分けに持ち込む
五目並べの先手と後手での攻め方や攻略の違い3つ目は、後手は引き分けに持ち込むことです。五目並べは先手が定石の打ち方をすると後手が勝つのは難しくなってくるので、負けないように引き分けに持ち込む打ち方をするのもひとつの方法です。自分の石を並べることよりも、相手のリーチをひたすら防ぐ負けない攻略法です。
五目並べの先手と後手での攻め方・攻略の違い④後手は禁じ手に持ち込む
五目並べの先手と後手での攻め方や攻略の違い4つ目、後手は先手を禁じ手に持ち込むことです。先手に「三三禁」や「四四禁」や「長連」という禁じ手を打たなければ、白のリーチを止められない状況になるような配置にします。
相手の石が「二」「二」の近くに、後手の石を「二」「二」や「三」「三」がつくれるような置き方をしておきます。後手は禁じ手がないので先手よりも石の配置がしやすく、禁じ手に誘導しやすくなります。後手はリーチの前に勝利できる攻め方です。
必勝法を覚えて五目並べを楽しみましょう
五目並べには連珠というルールを取り決めたものがありましたが、まずは五目並べになれてから連珠に挑戦するのも良いでしょう。紙に書いたものでも気軽に楽しめますが、アプリやオンラインゲームになっているので移動中に特訓してコツを覚えられます。
通勤や通学の間にはアプリゲームだけでなく、本好きな人には電子書籍で手軽に好きな本を楽しむという方法があります。たくさんある書籍サイトの中からおすすめのサイトを紹介している記事をチェックしてみてください。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。