無能な働き者と有能な怠け者の意味は？特徴や有能な働き者になる方法も

無能な働き者の意味は？

無能な働き者とは「自分ではバカだと気付いていない人」の意味

『無能な働き者』とは、「自分ではバカだと気付いていない人」という意味になります。自分は周囲の人たちの役に立っている、と思い込んで行動する人のことです。ですが、それらの行動はすべて裏目に出てしまい、周囲の人たちの助けになるどころか、反対に大きな迷惑になってしまっています。本人は気付いていません。

軍事組織論では「無能な働き者に責任ある立場を与えてはならない」存在

ドイツの軍人のクルト・フォン・ハンマーシュタイン＝エクヴォルトの『軍事組織論』では、「無能な働き者に責任ある立場を与えてはならない」とされています。無能な働き者は、何をしでかすかわからないので、責任ある立場につかせると周囲に被害が拡大するということです。

有能な怠け者の意味は？

有能な怠け者とは「力の配分をわかっている人」の意味

『有能な怠け者』とは、「力の配分をわかっている人」という意味です。自分の向き不向きをよく理解しています。その為、不向きなところではまったく自分の力を出しません。ただし、自分の得意分野では全力を尽くします。また、自分の才能を活かす方法も良く知っている為、周囲の人たちに大きく貢献できる人でもあります。

軍事組織論では「有能な怠け者は指揮官に向いている」存在

ドイツの軍人であるクルト・フォン・ハンマーシュタイン＝エクヴォルトの『軍事組織論』では、「有能な怠け者は指揮官にせよ」とされています。怠け者は人を動かすという才能に大変長けています。また、有能ですから適材適所が良く分かっています。このような意味から、指揮官に向いているのです。

やる気はあります！無能な働き者の特徴5選

やる気のある無能な働き者の特徴①有能だと思っている

やる気のある無能な働き者の特徴の1つ目は、『有能だと思っている』ということです。本人では、自分のことを有能な人間だと思い込んでいます。その為、周囲の人たちから有能であるという自己評価を否定されると、怒りの感情を露にすることがあります。

やる気のある無能な働き者の特徴②報連相をしない

やる気のある無能な働き者の特徴の2つ目は、『報連相をしない』ということです。これは1つ目の特徴である「自分を有能だと思っている」に起因しています。自分のことを有能だと思っているので、上司に報連相をする必要はないと思っているのです。

やる気のある無能な働き者の特徴③謝らない

やる気のある無能な働き者の特徴の3つ目は、『謝らない』ということです。失敗しても謝りません。有能な自分はミスをするはずがない、という思いがあるからです。ミスをしたのは自分のせいではなく、周囲の人たちの責任だと考えることもあります。

やる気のある無能な働き者の特徴④同じミスをする

やる気のある無能な働き者の特徴の4つ目は、『同じミスをする』ということです。これは3つ目の特徴である『謝らない』に起因しています。ミスは自分のせいではないと考えているので、原因を調べて改善しようとしないからです。

やる気のある無能な働き者の特徴⑤プライドが高い

やる気のある無能な働き者の特徴の5つ目は、『プライドが高い』ということです。自分のことを過大評価しているのも、このプライドが高いという特徴があるからです。謝らないということも、このプライドが高いことに起因しています。

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やる気ゼロ！有能な怠け者の特徴5選

やる気の調整ができる有能な怠け者の特徴①人を動かすことが得意

やる気の調整ができる有能な怠け者の特徴の1つ目は、『人を動かすことが得意』ということです。自分は動きたくないのですから、当然、周囲の人たちを動かすことに長けてきます。

やる気の調整ができる有能な怠け者の特徴②周囲をよく見ている

やる気の調整ができる有能な怠け者の特徴の2つ目は、『周囲をよく見ている』ということです。怠けているからと言って、ぼんやりしているわけではありませ。自分が楽をする為には、周囲の状況や人たちをよく観察し、適材適所に振り分ける必要があるのです。

やる気の調整ができる有能な怠け者の特徴③自分のことがよくわかっている

やる気の調整ができる有能な怠け者の特徴の3つ目は、『自分のことがよくわかっている』ということです。特に自分の好き嫌いや得手不得手移管しては熟知しています。これらを熟知することで、無駄なエネルギーを消耗しなくて済むからです。

やる気の調整ができる有能な怠け者の特徴④損得勘定で動く

やる気の調整ができる有能な怠け者の特徴の4つ目は、『損得勘定で動く』ということです。自分の得になることなら、すぐに動きます。これは金銭面だけではありません。自分の評価なども含まれています。

やる気の調整ができる有能な怠け者の特徴⑤褒め上手

やる気の調整ができる有能な怠け者の特徴の5つ目は、『褒め上手』ということです。周囲の人たちを動かすには、上手におだてる必要があります。褒められて嫌な気持ちを抱く人は少ないでしょう。褒め上手であることは、大切なスキルなのです。

自分はどれ？無能な働き者・有能な怠け者・有能な働き者診断5選

無能な働き者・有能な怠け者・有能な働き者診断①時間の使い方

無能な働き者・有能な怠け者・有能な働き者診断の1つ目は、『時間の使い方』です。無能な働き者は、時間の使い方ということをまず考えません。「時間』というものの重要性が、あまり理解できていないのです。

有能な怠け者は、時間の使い方が大変上手です。自分にとってプラスになるような時間の使い方をします。無駄に残業しなくて済む為には、どのようにすれば効率良く片付けられるかということを、頭をフル回転させて考えます。

有能な働き者も、時間の使い方は決して下手ではありません。ですが、あまり上手とも言えないでしょう。「残業してでも、休日出勤してでも片づける」という考え方だからです。期限はきちんと守りますが、休息という概念があまりありません。

無能な働き者・有能な怠け者・有能な働き者診断②他人への接し方

無能な働き者・有能な怠け者・有能な働き者診断の2つ目は、『他人への接し方』です。無能な働き者は、他人に対して大変横柄な態度を取ります。自分が知っていることで、相手が知らないことがあると、バカにしたような態度を取ることもあります。

有能な怠け者は、他人への接し方がとても丁寧です。また、褒め上手でもあります。これは、上手におだてて自分の仕事を任せようという考え方があるからです。相手の良いところを探して、その部分を盛大に褒めます。人当たりは大変良いと言えます。

有能な働き者も、人当たりはとても良いと言えるでしょう。相手の良い点ももちろん褒めます。ですが、大変厳しい一面もあります。失敗やミスをしてしまったら、もう二度と仕事を頼まないなどのような行動を取る場合もあります。

無能な働き者・有能な怠け者・有能な働き者診断③仕事への向き合い方

無能な働き者・有能な怠け者・有能な働き者診断の3つ目は、『仕事への向き合い方』です。無能な働き者は、どんな仕事でも引き受けます。ただし、失敗も多く、周囲の人たちに迷惑をかけることも多々あります。

有能な怠け者は、自分が得意な分野だけ仕事を引き受けます。その方が自分の才能を活かすことができますし、効率も良いからです。少し頑張って、不得手なことにチャンレンジしてみようとは思いません。

有能な働き者は、どんな仕事でも引き受けます。それが自分にとっての成長につながると考えているからです。不得手な仕事や経験がない仕事も積極的に引き受けます。その為の勉強もして、完璧に仕事をこなします。

無能な働き者・有能な怠け者・有能な働き者診断④自分への理解度

無能な働き者・有能な怠け者・有能な働き者診断の4つ目は、『自分への理解度』です。無能な働き者は、自分の理解度があまり高くありません。自分のことをかなり過大評価しています。

有能な怠け者は、自分のことを大変よく理解しています。特に自分の好き嫌いや、得手不得手に関しては誰よりも本人が一番よくわかっています。また、怠け者であるということも自覚しています。

有能な働き者も、自分のことをよく理解しています。その上で、更に自分の能力を更に向上させようと積極的にチャレンジします。自分の能力に関してはよく理解していますが、休息を取るということには無関心です。

無能な働き者・有能な怠け者・有能な働き者診断⑤非の認め方

無能な働き者・有能な怠け者・有能な働き者診断の5つ目は、『非の認め方』です。無能な働き者は、自分の非を認めようとしません。非を認めると負けてしまう、と考えている可能性が高いでしょう。

有能な怠け者は、非を認めます。間違いは間違いですから、言い訳をせずに素直に謝ることができます。また、失敗を次へ活かすという考え方もできる人です。

有能な働き者は、非を認める前に間違いをしないように徹底的に策を講じます。素直に謝りますが、「間違う」ということが許せない性格なのです。

無能な働き者を脱却！有能は働き者になる方法5選

働く無能が有能は働き者になる方法①人の話をよく聞く

働く無能が有能は働き者になる方法の1つ目は、『人の話をよく聞く』ということです。勝手な思い込みで会話を横取りするようなことはやめましょう。相手はいつでも大切なことを伝えてくれていると考え、話を最後までよく聞くという癖をつけましょう。

働く無能が有能は働き者になる方法②メモを取る

働く無能が有能は働き者になる方法の2つ目は、『メモを取る』ということです。話を聞く際には、必ずメモを取りましょう。どれだけ自分に自信があっても、大切なことを忘れてしまうことは誰にでもあります。そのようなことを防ぐ為にも、必ずメモを取る習慣をつけましょう。

働く無能が有能は働き者になる方法③落ち着いて行動する

働く無能が有能は働き者になる方法の3つ目は、『落ち着いて行動する』ということです。慌てて行動すると、それだけミスや失敗が多くなります。ゆっくり時間をかけて落ち着いて行動することで、自分でミスに気付くことができるようになります。

働く無能が有能は働き者になる方法④報連相を心掛ける

働く無能が有能は働き者になる方法の4つ目は、『報連相を心掛ける』ということです。どんな小さなことでも、上司や先輩に報告しましょう。わからない事や疑問に感じたことは、必ず誰かに連絡したり相談しましょう。勝手な思い込みで行動することはやめましょう。

働く無能が有能は働き者になる方法⑤自分を良く知る

働く無能が有能は働き者になる方法の5つ目は、『自分を良く知る』ということです。特に自分の能力や得手不得手については、しっかり把握しましょう。そうすれば、自分の能力以上の仕事を引き受けることは少なくなります。

無能な働き者は本人の努力次第で脱却できる

無能な働き者は、本人の努力次第で脱却できます。能力は開発されるので、ずっと無能ではないのです。自分を良く知り、自己評価のレベルを少し下げてみましょう。また、周囲の人たちの声にも、耳を傾けてください。小さな努力が、あなたを有能な働き者へと変えてくれるでしょう。