塩対応の意味・語源・反対語とは?塩対応の例10選や魅力の紹介も

アイドルの握手会からブームとなった「塩対応」という言葉、今ではすっかりおなじみですが、今回はその意味や語源をはじめ、「神対応」などの反対語をご紹介します。さらにラインや会話、日常生活でのリアルな塩対応の例をチェックしつつ、その魅力を探っていきましょう。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



塩対応の意味・語源とは?

塩対応の意味は「愛想のない冷たい対応」

そっけない

「塩対応」とは、簡単に言うと「愛想のない冷たい対応」を意味する言葉です。よく似た表現で「ツンツンした態度」というものもありますが、どちらかと言えば「塩対応」の方があっさりとしたクールな雰囲気があります。動揺する様子もなくサラッとそっけない態度を取るのが「塩対応」です。

塩対応の語源は「しょっぱい」説

しょっぱいはマイナスの感情も表す

「塩対応」は、割と最近になって広く使われるようになった言葉ですが、実はそれよりもずっと昔から、その語源となる言葉が存在していました。それが「しょっぱい」という表現です。この言葉は「味がしょっぱい」という使われ方が一般的ですが、その一方で「けち、嫌な感じ」といったマイナスの意味も持っています。

これらのマイナスのイメージを持ったまま「しょっぱい」が「塩」に変換され、「塩対応」という言葉が生まれたという考え方がされています。この他にも、ただ単に「甘くない対応=塩対応」といった風に、もっとシンプルな解釈から生まれたという説もあります。

塩対応とは「アイドルの握手会」がきっかけでブレイクした言葉

握手会

そして「塩対応」という言葉が生まれたきっかけだと言われているのが、国民的アイドルAKB48の握手会でした。アイドルといえば「いつも笑顔でファンサービス!」のイメージですが、それを見事に覆すようなクールな握手会対応をするメンバーがいたことから、この「塩対応」という言葉が誕生したのでした。

塩対応の反対語は?

塩対応の反対語①砂糖対応

砂糖対応

塩対応の反対語その1は「砂糖対応」です。「しょっぱい塩」の反対と言えば「甘い砂糖」ということで、とても単純明快な反対語ですね。そっけない態度を取る塩対応に比べ、こちらの砂糖対応は文字通り「愛想がよく優しい対応」を意味し、相手をメロメロにしてしまいそうな甘い雰囲気があります。

塩対応の反対語②神対応

神対応

塩対応の反対語その2は「神対応」です。こちらは「最上級」という意味で「神」を使った表現で、その場や状況に相応しい「非常に機転の利いた対応」を意味します。TPOをわきまえた素晴らしい対応を表していますが、それ以上に予想のはるか上を行くクレバーな印象が強いのが、この「神対応」という反対語になります。

塩対応の例10選

塩対応の例①元祖!握手会での態度がそっけない

握手会がきっかけ

塩対応の例その1は「握手会での態度がそっけない」です。これはもう先述でもご紹介した、塩対応の元祖中の元祖ですよね。推しのアイドルと握手をする際に、しっかり握ってくれない、目を合わせてくれない、応援の言葉をかけても無言など色々なパターンがありますが「むしろそれが好きなんだ!」という猛者もいるのだとか。

塩対応の例②ラインはいつも既読無視

返事がこない

塩対応の例その2は「ラインはいつも既読無視」です。ラインメッセージには一応目は通すものの、興味がない話やくだらない内容だった場合は返信せずにスルーする、というのも塩対応の鉄板です。徹底してこのスタイルを貫く人もいれば、めんどくさい時だけ塩対応するという2通りの人がいます。

塩対応の例③むしろラインすら見ていない

読んでもいない

塩対応の例その3は「むしろラインすら見ていない」です。これは既読無視どころかライン自体を放置してしまっているパターンです。つい「何で見てくれないの?」と言いたくなりますが、そんなことを言おうものなら「ラインなんていつ見ようが私の勝手でしょ」と、バッサリ斬られてしまうのが落ちですね。

塩対応の例④SNSでのコミュニケーションは適当に済ませる

声掛けは基本スルー

塩対応の例その4は「SNSでのコミュニケーションは適当に済ませる」です。SNSは人とのコミュニケーションも楽しめるツールですが「特にそんなものは求めていない」というスタンスで、フォロー時の挨拶や共感コメントなどはもちろん、質問にすら答えない、答えたとしても一言二言で済ませるというパターンですね。

塩対応の例⑤雑談にはノータッチ

どうでもいい話に興味なし

塩対応の例その5は「雑談にはノータッチ」です。これは職場でもしばしば見かけられる塩対応で、さっきまで普通に仕事の話をしていたのに、雑談タイムになるやいなや急に壁を作って距離を置くというケースです。「天気の話や他人の近況、しつこい自慢話なんてどうでもいい」という気持ちになった時の塩対応です。

塩対応の例⑥彼氏や彼女の扱いが雑

ベタベタしない

塩対応の例その6は「彼氏や彼女の扱いが雑」です。その雑さ加減は「俺たち(私たち)本当に付き合ってるんだよね?」と相手を心配させてしまうほど、「クリスマス?連休取ったから実家に帰る予定だけど」という域にまで達せば、かなりの塩対応上級者です。しかし「相手を嫌いなわけではない」というフォローは必要です。

塩対応の例⑦目には目を歯には歯を

目には目を歯には歯を

塩対応の例その7は「目には目を歯には歯を」です。塩対応は「挨拶をスルーされた、嫌みを言われた」など不快な思いをさせられた時には、それ相応の態度で応酬します。世の中には「嫌な相手にこそ笑顔を向ける」などという啓発テクニックもありますが、「嫌なものは嫌」とはっきり態度で示すのが塩対応の基本です。


塩対応の例⑧不要な質問には答えない

答える義務はない

塩対応の例その8は「不要な質問には答えない」です。「どんな人がタイプ?いつも家では何食べてるの?」といったどうでもいいプライベートな質問に答えたくない時、ここぞとばかりに塩対応を発動させるのも有りです。「何でそんなこと聞くの?別に関係ないよね」と返せば、相手にしっかり意思表示することができます。

塩対応の例⑨笑顔の安売りはしない

無駄な愛想をふりまかない

塩対応の例その9は「笑顔の安売りはしない」です。これは威厳を保ちたい時だけでなく、自分の笑顔の価値を上げたい時の裏技としても使える塩対応です。愛想笑い文化が根強い日本では、笑顔を見せない人はどうしてもとっつきにくい印象がありますが、必要以上に無理して笑わなくても大丈夫です。

塩対応の例⑩神対応と比べられても気にしない

人は人自分は自分

塩対応の例その10は「神対応と比べられても気にしない」です。「○○さんはいつも神対応、それに比べてあなたはいつも塩対応だよね」なんて言われても「だから何?」と返せる余裕、これこそが真の塩対応です。塩対応は「人は人、自分は自分」という強い孤高のメンタルの上に成り立っています。

さて、ここまでは一気に色々な例の塩対応を見てきましたが、塩対応をする女性には以下の記事にあるような「ドS気質」を持つ人も少なくありません。「もっと本格的な塩対応を研究したい!」という人は、ぜひこちらもチェックしてみて下さいね。

Small thumb shutterstock 345126569
S女(エス女)の特徴10選!ドSの性格や行動と好きな男のタイプは?

S女は、ただ性格がキツくて気が強い女性だと思っていませんか?実はそれは誤解かもしれません。彼女たちは本当はとても優しい心を持っているのかもしれないのです。...

塩対応の魅力は?

塩対応の魅力①嘘がなく信頼できる

嘘がない

塩対応の魅力その1は「嘘がなく信頼できる」という点です。塩対応をする人は、空気を読んで周りに合わせたり、相手の意向を忖度して自分の意思を変えたりしないので、発言や行動に嘘がありません。冷たい対応をされた時は少しがっかりもしますが、ありのままの姿で正直に接してくれていると考えると嬉しいものですよね。

塩対応の魅力②媚びない姿勢が凛としていて素敵

媚びがない

塩対応の魅力その2は「媚びない姿勢が凛としていて素敵である」という点です。握手会で塩対応をしたアイドルの話に戻りますが、そんな態度を取るにもかかわらず彼女の人気が落ちないのは、この「媚びない真っ直ぐな姿勢」というものがファンの心を打ったからではないでしょうか。

また、塩対応をする人は時と場合にもよりますが、自分よりも立場が上の相手に対しても塩対応を発動させることがあります。こういった点が、誰に対しても平等であり、かつ自分軸をしっかり持っている、そんな魅力にも繋がっています。塩対応には「動じない姿」という美しさがあり、場合によっては「神対応」にもなり得ます。

塩対応の魅力③ストレートで分かりやすい

塩対応を上手に取り入れる

塩対応の魅力その3は「ストレートで分かりやすい」という点です。塩対応をする人には「嫌なものは嫌、好きなものは好き」とハッキリ意思表示をする人がほとんどです。そのため、付き合っていく上で「本当はどう思っているのかな?」などと、言葉の裏を読む必要がありません。

塩対応は無駄なく真っ直ぐ相手の心に届くため、はじめは少しそっけない印象を与えてしまいますが、親交が深まるにつれ「スカッとした気持ちのよい人、面白い人」と思ってもらえるようになります。それにはもちろん「相手を酷く傷つけてしまうほどの塩対応ではない」というのが大前提としてあることをお忘れなく。

塩対応は便利なライフハックにもなる!

塩対応を上手に取り入れる

さて今回は、アイドルの握手会から生まれた「塩対応」というものについて、その意味や語源、そして実際の例などをご紹介してきました。そっけない印象のある塩対応ですが、日常生活の要所要所で発動させれば便利なライフハックとしても使うことができるので、ぜひ楽しんで色々と活用してみて下さいね。


商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。