エモーショナルの意味や反対語とは?エモいはemotionalの類語?
エモーショナル(emotional)という言葉を知っていますか?音楽やドラマなどで「この表現はエモい」というように使われていますが、意味をよく理解せずに使われているのが現状です、そこで今回はエモーショナルについて紹介します。類語・反対語もチェックしましょう。
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エモーショナルの意味とは?
エモーショナルとは感情的という意味
日本語に翻訳すると、「感情的」や「情緒的」と訳されます。これらは心の動きや、理性に勝る思いに関連するものなので、エモーショナルもそういった意味合いになります。
こちらの記事では、感心の意味や類語表現、使い方についてまとめられています。こちらも心の動きを表現したものですが、たまに関心と誤解されがちです。同音異義語である感心と関心を使い分けなければ、場合によっては日本語がなっていないと叱られる可能性があります、こちらの記事を読んで、感心の意味を学びましょう。
英語で表記すると「emotional」
普段はカタカナで書かれていますが、英語で書くと「emotional」と表されます。日本語と同じように、感情を表す言葉として扱われています。これはポジティブな意味合いとして多く使われており、表現者によっては叙情的なイメージを連想させてくれます。
こちらの記事では、アテンドの意味についてまとめられています。カタカナ英語としてビジネスシーンで使われている言葉ですが、本来は「attend」と表記され、「同行する」と訳されています。こちらの記事を読んで、近年使われているアテンドについて学び、ビジネスシーンでかっこよく使いこなしましょう。
エモーショナルは形容詞でエモーションは名詞
感情を表す言葉として、「エモーショナル(emotional)」と「エモーション(emotion)」がありますが、前者は形容詞、後者は名詞として扱われます。これらは英検で準2級程度の扱いを受けているので、資格を取る予定の人は覚えておくと良いでしょう。
- ・a transient emotion(一時的な感情)
- ・to tremble with emotion(感動で震える)
- ・a riot of emotion(湧き立つ感情)
emotionを使った例文
- ・multifarious emotional thoughts(様々な思い)
- ・ emotional activity by father( 父親による感情的活動)
- ・an emotional episode(感情的なエピソード)
emotionalを使った例文
エモーショナルの類語3選・反対語3選
エモーショナルの類語①センチメンタル(Sentimental)
エモーショナルの類語その1は、センチメンタル(Sentimental)です。涙もろい様子を指し、弱々しい感情にとらわれるという意味を持ちます。また、感傷的と訳されます。
日本では「センチ」と略した言葉と、接頭語の「お」とつけて「おセンチ」という言葉が昭和初期から使われていました。1970年代頃には広く普及されており、使用者は主に女学生が中心だったと言われています。
エモーショナルとセンチメンタルは、どちらも心の動きを表現する言葉なため、類語表現として成立すると言えます。しかし、前者はポジティブなイメージを与えるのに対し、後者はネガティヴなイメージを与えてしまうので、使い分けには注意しましょう。
エモーショナルの類語②ロマンチック(Romantic)
エモーショナルの類語その2は、ロマンチック(Romantic)です。現実離れした事柄を表したり、情熱に溢れた理想的な光景を指したりします。翻訳すると、空想的・情緒的などと訳されます。
ロマンチックは形容詞として扱われていますが、名詞として扱う場合は「ロマンス(romance)」になります。どちらも恋愛や空想をイメージさせる言葉なので、物語として美化された雰囲気を表してくれます。
エモーショナルとロマンチックは、どちらも心に響く性質を表しているため、類語表現として成立するといえます。しかし、ロマンチックはときめくようなもの、理想化されたものを指しているので代用として使うと誤解を生む可能性があります。
エモーショナルの類語③フィーリング(feeling)
エモーショナルの類語その3は、フィーリング(feeling)です。漠然としたり、直感的に抱く感情のことを表します。翻訳すると「感情」や「予感」等と訳されます。
現代では、芸術作品や映像作品から与えられる気分や感情、人同士の交流の中で感じ取れる雰囲気や感覚に対して使われています。これらは怒りや憎しみといったマイナスなものや、愛おしさや喜びといったプラスなものを表しています。
エモーショナルとフィーリングは、どちらも理性差し置いて感情を優先するような意味合いで使われているので、類語表現として成立するといえます。しかし、前者は受動的な感覚に対し、後者は能動的な感覚を表します。文章を書く際は、こういった微妙なニュアンスには気をつけましょう。
エモーショナルの反対語①ロジカル(Logical)
エモーショナルの反対語その1は、ロジカル(Logical)です。証明するための形式や、筋が通っているという意味を持ちます。日本語に変換すると「論理的」と訳されます。
ロジカルは形容詞ですが、名詞に置き換えると「ロジック(logic)」になります。また、「エコロジカル(ecological)」や「ロジカルシンキング(logical_thinking)」のように論理的・論理学上のものを指す場合にも使用されています。
エモーショナルは感覚的なものを表すのに対し、ロジカルは論理的なものを表すため、反対語の関係を持っているといえます。会話上でも反発し合う性質を持つため、意見がまとまらない傾向にあります。
エモーショナルの反対語②インテレクト(Intellect)
エモーショナルの反対語その2は、インテレクト(Intellect)です。情報を指すことが多くあり、度々「知識人」や「知性」と訳されます。
似た言葉に「インテリジェンス(intelligence)」があり、こちらも知性や情報のことを指しますが、インテリジェンスはこれらの中でも思考力を表します。
エモーショナルは感情によって動くことを指すのに対し、インテレクトは適切に判断するための知性を表すため、反対語の関係を持っているといえます。
エモーショナルの反対語③ラショナル(Rational)
エモーショナルの反対語その3は、ラショナル(Rational)です。無駄を省いた様子や、理性で捉えられている様子を表し、「合理的」や「理性的」と訳されます。
エモーショナルは感情を優先した様子を指すのに対し、ラショナルは理性を優先した様子を表すので、反対語の関係を持っているといえます。
エモいの使い方や意味とは?エモーショナルの類語?
エモいの意味はエモーショナル(emotional)と一緒
エモいとは、エモーショナル(emotional)を省略した若者言葉で、主に気持ちをうまく伝えられない時や、悲しい感情に支配されそうになるときに使われています。
ロックの形態である「エモーショナル・ハードコア(エモ)」からきた言葉で、歌詞やメロディから哀愁漂う切ない音楽性を持っていることから、激情的・感動的にさせる音楽を表す言葉として1980年代から浸透しました。
一般的に使われるようになったきっかけは、2007年頃に若者言葉として使われていたものが、三省堂が企画したランキング「今年の新語2016」で2位にランクインしたことがきっかけで話題になったからとされています。現在では「ヤバイ」に似た使われ方をされています。
エモいの使い方①音楽や絵画等の芸術作品に感動した時
エモいの使い方その1は、音楽や絵画等の芸術作品に感動した時です。元々音楽界隈で使用されていた言葉のため、音楽に対して使うのが正しい使い方とされていましたが、2016年頃には絵画や舞台、映画といった作品にも使われるようになりました。現在では作品に触れたときに発生する心の動きに対して使われています。
- ・あのバンドの新曲はエモい。
- ・話題の新作は主役の関係性がエモいと評判だ。
- ・友人に勧められた曲を聴いたらエモかった。
音楽や絵画等の芸術作品に感動した時の使い方
エモいの使い方②発言や行動によって心が揺さぶられた時
エモいの使い方その2は、発言や行動によって心が揺さぶられた時です。近年では作品に対して使うだけでなく、相手の演説や、動きに対して感情的になったときにも使用されます。そのため、しみじみとしたり、ドキドキする場面でも使われます。
- ・駅前で演説している内容がエモい。
- ・この間偶然見た先輩の横顔がエモかった。
- ・雨の日に窓から外の様子を眺めるとエモい気持ちになる。
発言や行動によって心が揺さぶられた時
エモーショナルを使いこなそう!
エモーショナル(emotional)は使いこなすのは難しいと思われがちですが、「エモい」と同じ要領で使えるので難しく考える必要はありません。自分の心が揺らぐ場面にあったら、この言葉を使ってみましょう。
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