感心するの意味・類語は?関心との違いや目上の人への使い方・例文も

あなたは、感心するという言葉を使うことがありますか?この記事では、「感心するの意味や関心との違い」とともに、感心の使い方・例文や敬語として目上の人にも使える言い換えについてもご紹介します。目上の人に「感心しました」と言うのは正しいのか?見ていきましょう。

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感心の意味・関心との違いは?

感心の意味①心を動かされること

笑顔の女性

感心の意味1つ目は、心を動かされることです。素晴らしい行いや心がけを見て、自分も見習わなければならないと感じること、とも言えるでしょう。相手の行いや心がけに対して、評価を下す意味合いを含む言葉だと言えます。

感心の意味②ほめられるべき模範的な態度

仕事をこなす

感心の意味2つ目は、ほめられるべき模範的な態度です。「感心な○○」という形で使う時には、ほめられるべき模範的な態度を示します。先生が生徒の行いをほめる時や、上司が部下の勤務態度をほめる時などに使われることが多いと言えます。

感心の意味③ひどすぎて呆れかえる様子

喧嘩している男女

感心の意味3つ目は、ひどすぎて呆れかえる様子です。素晴らしいと思う時にも「すごい」という言葉は使われますが、ひどすぎると思う時にも「すごい」という言葉が使われますよね。同じように、感心するという言葉にも「呆れて何も言えない」という意味があります。

関心の意味とは興味のこと

好奇心

関心の意味とは、興味のことです。関心するという使い方は誤用ですので、間違えないように注意したいところです。正しくは、「関心を持つ」「関心がある」「関心が高まっている」といった使い方をします。感心とは読み方が同じなだけで、まったく意味の異なる言葉であるため、違いをしっかりと覚えましょう。


感心の目上の人への使い方・例文は?

感心は目上の人へは使えない

拒否

感心は、目上の人へは使えません。相手のことを評価するという意味が含まれていますので、目上の人に対して使うと失礼にあたります。上司から部下に対して使うことや、同等の立場の人に対して使うのは問題ありません。敬語として目上の人に対しても使える感心の類語・言い換え表現については、後述します。

感心の使い方・例文①彼のボランティア精神にはいつも感心させられる

笑顔の男性

感心の使い方・例文1つ目は、「彼のボランティア精神にはいつも感心させられる」です。損得勘定抜きにして、困っている人を助けるようなタイプの人を見ると、心を動かされることがあります。ボランティア精神を持っている人に対して、感心することは多いでしょう。

「感心する」と「感心させられる」は、どちらも正しい使い方です。人に対しては「感心する」、ボランティア精神などといった人の特徴に関しては「感心させられる」という使い方をします。「ボランティア精神を持つことは感心な心がけだ」という表現もあります。

感心の使い方・例文②何事にも一生懸命な彼女に感心しました

ジョギングをする女性

感心の使い方・例文2つ目は、「何事にも一生懸命な彼女に感心しました」です。得意なことにも苦手なことにも一生懸命取り組む姿は、周囲の人の心を動かすことが多いと言えるでしょう。その姿を見て、「私も頑張らなくちゃ!」と感じる人は多いはずです。

「何事にも一生懸命に取り組もうとするのは感心な姿勢だ」という言い換えもできます。成績が良いことなどの結果よりも、一生懸命に取り組む姿勢や努力を怠らない姿勢など、道徳的に評価できるかどうかという部分が感心されるかどうかに関わっています。結果はどうあれ、姿勢が大切という考え方です。


感心の使い方・例文③元気よく挨拶することは感心な行いだ

元気な子供

感心の使い方・例文3つ目は、「元気よく挨拶することは感心な行いだ」です。子供がほめられるべき模範的な態度をした時には、「感心な行い」と言われることが多いでしょう。先生が優等生をほめる時にも、他の生徒にも見習わせるために「感心な心がけだ」といったほめ方をします。

「いつも元気よく挨拶をする子供には感心させられる」といった言い換えもできます。例えば、一日一冊本を読むなど、自分で決めた習慣を続けている子供をほめる時にも、感心という言葉が使われます。

感心の使い方・例文④遅刻ばかりなのに平然としている彼には感心する

頭を抱える女性

感心の使い方・例文4つ目は、「遅刻ばかりなのに平然としている彼には感心する」です。「遅刻」という一般的にはほめられたものではない行いが前に来ているため、この例文での感心は「呆れる」という意味です。遅刻ばかりなのに反省する様子もなく、平然としている人に対して、呆れて何も言えない状態です。

世の中には、信じられないような行動をする人が一定数存在します。常識というものは人によって異なりますが、非常識と言われないような行動を取りたいところです。下記の関連記事には、非常識の意味について書いてあります。常識のある人の特徴や常識がない人の特徴についても載っていますので、ご参照ください。

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感心の使い方・例文⑤人を踏み台にするようなやり方は感心しないな

喧嘩している男女

感心の使い方・例文5つ目は、「人を踏み台にするようなやり方は感心しないな」です。感心しない・感心できないという否定文で使う時には、人を批判する・非難する意味合いを持ちます。ほめられるべき態度の逆で、ほめられたものではない・賛同できないといった意味になります。


人を踏み台にするようなやり方は、一般的に良いとはされていません。意地悪をすることも、良くないものの例でしょう。このように、道徳的に良くないとされている行いを批判する時に「感心しない」を使います。下記の関連記事には、意地悪をする人の特徴・心理・対処法が書いてありますので、あわせて読んでみてください!

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敬語として目上の人にも使える感心の類語・言い換え表現は?

敬語として目上の人にも使える感心の類語・言い換え表現①敬服

笑顔の男性

敬語として目上の人にも使える感心の類語・言い換え表現1つ目は、敬服です。敬服の意味は、感心して尊敬の念を抱くことなのですが、前述した通り感心という言葉を目上の人に対して使うのは失礼にあたります。敬語として目上の人にも使える感心の類語に、敬服があります。

「部長のお考えには敬服いたしております」といったように、日頃から相手の考え方に賛同しており、振る舞いや性格を全体的に尊敬している場合に使われることの多い言葉です。いつもすごいなぁと感じていて、お手本にしたいと感じるほど尊敬する人がいれば、「敬服いたしております」と伝えるのが良いでしょう。

敬語として目上の人にも使える感心の類語・言い換え表現②感動

笑顔の女性

敬語として目上の人にも使える感心の類語・言い換え表現2つ目は、感動です。感動も心を動かされることという意味ですが、感心と違って相手を評価する意味合いが含まれません。一般的に使われる言葉でもありますので、パッと思いつきやすいし伝わりやすいというメリットがあります。

「先輩のお客様への対応に感動しました!私も先輩のようになれるよう日々精進したいと思います!」「○○様のお心遣いに感動しました!」といった使い方をします。感動をストレートに伝えるようなセリフは失礼にもあたりませんし、気持ちが伝わりやすいと言えます。

敬語として目上の人にも使える感心の類語・言い換え表現③感銘

笑顔の女性

敬語として目上の人にも使える感心の類語・言い換え表現3つ目は、感銘です。感銘は、感動して心に刻み込まれることという意味です。感銘するとは言わず、感銘を受けるという使い方をします。「社長のスピーチに感銘を受けました。この会社で働けることを嬉しく思います」のように使います。

感心の英語は?

感心の英語①彼のボランティア精神には感心させられる

笑顔の男性

感心の英語1つ目は、「I feel admiration for his spirit of volunteerism.」です。訳すと、「彼のボランティア精神には感心させられる」となります。「admiration」が「感心」という意味を表します。

感心の英語②彼女の元気さに感心しました

笑顔の女性

感心の英語2つ目は、「I admired her for her energy.」です。訳すと、「彼女の元気さに感心しました」となります。1つ目に紹介した「admiration」は「感心」という意味の名詞ですが、2つ目に紹介した「admire」は「感心する」という意味の動詞です。

感心の意味を知ってうまく使いこなそう!

今回は、感心の意味や関心との違い、関心の使い方・例文、敬語として目上の人にも使える感心の類語・言い換え表現について見てきました。目上の人に対して「感心しました」と言うのは、失礼にあたるということがわかりましたね。類語のところで紹介した敬服・感動・感銘という表現を使えるようになりたいところです。

感心は基本的にほめ言葉ですが、ほめ言葉であっても目上の人に対して使うと失礼な言葉があると知っておくことは、とても大切です。敬語を覚えるのは大変ですが、目上の人に対して失礼のない言葉を使えるようになるのは社会人として必要なことです。感心の意味を正しく理解して、使いこなしましょう!


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