マジョリティの意味は?英語や類語や対義語・使い方やサイレントとはも
マジョリティという言葉を知っていますか?マジョリティとは、大多数や過半数といった意味があります。ほかに、サイレントマジョリティという言葉もあります。今回は、マジョリティの対義語や類語、使い方について詳しく解説していきます。
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マジョリティの意味や英語
マジョリティは大多数や過半数という意味
マジョリティは、大多数や過半数という意味です。たくさんの人がいる集団において、同じ考え方や意見、特徴を持った人たちが半分以上いること、とても多いことを意味します。たとえば、日本という人がたくさん集まる集合体の中では、右利きの人が多いです。この場合、右利きがマジョリティということになります。
また、同じく日本では異性愛者の方が多く、同性愛者は少ないです。そのため、異性愛者の方がマジョリティということになります。このように、身体的な特徴や個人が持つ考え方など、さまざまなことに当てはまります。
逆に、サークルなど小さな集団の中で、異性愛者の方が少なく同性愛者の方が多い場合は、同性愛者の方がマジョリティということになります。集団の中で多い方がマジョリティになるので、何がマジョリティになるかはその集団によっても変わってきます。
マジョリティは権力者や発言力の大きい者という意味もある
マジョリティは、権力者や発言力の大きい者という意味もあります。ただ単に集団において人数が多いことを指すだけではありません。主に政治や意見を言う場で使われます。政治の場合だと、野党ではなく与党がマジョリティとなります。マジョリティには、主流派や優位な立場といった意味も含まれています。
人数が多くても、立場が劣勢だとマジョリティにはなり得ません。例えば、過去の各国の支配や奴隷制度を見れば、人数の問題ではないことが分かります。集団の中で人数が多くとも、意見や特徴が主流にならなければ、マジョリティとは言えないのです。
マジョリティの英語表現は「majority」
マジョリティの英語表現は「majority」です。もともとマジョリティ自体、日本語ではなく英語です。「majority」は、「major」の形容詞です。メジャーと読みます。メジャーは日本でもよく使われている言葉です。意味は、一流の・より優れた・大きい方の、などがあります。
マジョリティはビジネスにおいても重要
マジョリティはビジネスにおいても重要です。企業が利益を得るには、多くの人に商品を買ってもらったり、サービスを使ってもらわなければいけません。そのため、大多数の人々、マジョリティの考え方や意見が重要になってくるのです。企業は、商品開発やマーケティングにおいて、マジョリティを意識する必要があります。
また、マーケティング用語には、「アーリーマジョリティ」と「レイトマジョリティ」という言葉があります。「アーリー」は、早い・初期のなどの意味があります。「レイト」は遅いなどの意味があります。新しく商品が発売したり、新サービスが提供された時、初期に使いだすのがアーリーマジョリティです。
反対に、新商品やサービスの世間の普及や評判などを聞いてから、慎重に使いだすのがレイトマジョリティです。どちらの顧客も、それぞれ市場全体の34%を占めると言われています。アーリーマジョリティの前に、もっと早く商品を使いだすアーリーアダプター、いち早く使いだすイノベーターという層もいます。
マジョリティの類語や対義語
マジョリティの類語①大多数
マジョリティの類語一つ目は、「大多数」です。読み方は「だいたすう」です。集団や、たくさんあるうちの半分以上を占めているという意味です。多数だけだと、ただ単に数や量が多いことを意味しますが、大がついて大多数という言葉になると、範囲が限定され、その範囲の中の半分以上・過半数を占めることになります。
使い方は「クラスの大多数が同じ意見だ」「ここにいる大多数が女性だ」などがあります。これらの文章の場合、大多数である意見や、女性であることがマジョリティとなります。
マジョリティの類語②大部分
マジョリティの類語二つ目は、「大部分」です。読み方は「だいぶぶん」です。たくさんあるうちの半分以上や、ほとんどといった意味になります。全体を占める部分が大きいので、半分以上よりももっと大きい範囲を表す言葉になります。
ほぼ・九割方と言い換えることができるくらいの範囲の広さを意味する言葉です。大部分が同じ特徴を持っていたり、大部分の人が同じ考え方や意見を述べていたら、それがマジョリティとなります。使い方は「クラスの大部分が同じ意見だ」などがあります。
マジョリティの類語③大勢
マジョリティの類語三つ目は、「大勢」です。読み方は「おおぜい」です。大勢とは、たくさんの人々の集まりや大人数であること、群衆を意味します。同じ特徴や同じ考えを持った人たちが大勢いたら、それはマジョリティになります。
大多数や大部分などはただ単に量や数が多いことを意味していますが、大勢という言葉に関しては人に限定しています。物を指す意味は含まれていません。大勢が同じ考え方や特徴を持っていたら、その場合それがマジョリティとなります。使い方は「大勢がメガネをかけている」などがあります。
マジョリティの類語④過半数
マジョリティの類語四つ目は、「過半数」です。読み方は「かはんすう」です。過半数とは、ある範囲や全体において、半分以上を占めていること、半分よりも多い数という意味です。半分ちょうどは含まれません。
100の場合ですと、51から大きい数字が過半数になります。使い方は、「サークルの過半数は女性が占めている」「会議には過半数の出席が必要だ」などがあります。
マジョリティの対義語①マイノリティ
マジョリティの対義語一つ目は「マイノリティ」です。マイノリティとは、集団において、同じ考え方や特徴などを持っている人が少ないことを意味します。例えば、日本における恋愛において、同性愛者の割合は少ないのでマイノリティとなります。
同性愛者はセクシャルマイノリティとも言い、同性愛者を含むLGBTのことも指します。他にも、右利きが多い日本において、左利きはマイノリティとなります。マイノリティは人数が少ないことを意味するだけではなく、立場が弱いことも意味します。
そのため、数が少なくとも、立場が強かったらマイノリティとは言いません。マイノリティは社会的少数派や性的少数者など、色々な種類があります。マジョリティだけを認めるのではなく、マイノリティも認めることで多様性が生まれます。
マジョリティの対義語②少数派
マジョリティの対義語二つ目は、「少数派」です。読み方は「しょうすうは」です。同じ考え方や特徴を持つ人が少ないことを意味します。世間においての少数派だったり、ある一定の場所や集団での少数派だったりと色々です。自分は多数派だと思っていても、場所によっては少数派になる場合もあります。
マジョリティの使い方
マジョリティの使い方①これはマジョリティ向けだ
マジョリティの使い方一つ目は、「これはマジョリティ向けだ」です。マジョリティ向けとは大勢の人に向けられたものを意味します。「大衆向け」と同じ意味になります。マジョリティ向けと使うのは、小説や映画などの娯楽作品だったり、企業が販売する商品だったり制度だったりと色々あります。
マジョリティの使い方②マジョリティを意識する
マジョリティの使い方二つ目は、「マジョリティを意識する」です。これは、同じ意見や特徴を持った人たちのことを意識することを言います。商品購入をしてもらわなければいけない企業や、投票してもらわなければ当選しない政治家などが特に当てはまりますね。
案外普通に生きていても、人はマジョリティを意識して生活しています。異性を好きになることが普通だったり、結婚をすることが普通であったりと、大多数の人がやっていることを普通である、マジョリティであると意識して会話したり行動したりします。そうでない考えを持つ少数派もいることも意識してみてくださいね。
普通とはなんなのでしょうか?変わっていると言われた人は、マジョリティである普通に憧れをもっているかもしれませんね。下記の記事では、普通の人の意味や定義を紹介しています。普通の人になりたい心理や、普通の人になる方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
マジョリティの使い方③マジョリティの意見を採用する
マジョリティの使い方三つ目は、「マジョリティの意見を採用する」です。これは、集団を占める大多数の意見を採用するという意味です。つまり、多数決と同じ意味になります。集団においてたくさんの意見が出た場合、少数派であるマイノリティに従うよりは大多数であるマジョリティに従った方がいざこざがありません。
多数決というシステムをとっているところは多いです。そのため、可決される多い意見の方が立場が強く、否決される少ない意見は立場が弱いことになります。しかし場面によっては、マジョリティに従う多数決ではなく、しっかりと少数派の意見にも耳を傾けることが大事です。
サイレントマジョリティとは
サイレントマジョリティとは静かな大衆という意味
サイレントマジョリティとは、静かな大衆という意味です。主に政治などの場で自分の意見を言わない大多数の人々のことを言います。過去にアメリカの大統領が使用した言葉です。反対意見を言うのは少数の人で、何も言わない大多数の人たちは肯定していると言ったとされています。
サイレントとは、音を出さないこと・無言であるという意味です。意見を言っていないのに、反対意見を言っていないことが理由で肯定ととられてしまったことになります。意見を言わない人たちの理由は、面倒だったり委縮してしまったりと様々です。しかし意見を言わないと、本当に肯定しているのか分かりません。
日本での政治の場においては「声なき声」という言葉がサイレントマジョリティと似た意味を持っており、逆に意見を言わない多くの人の願望に耳を傾けることが大切だと思われています。
サイレントマジョリティの対義語はノイジーマイノリティ
サイレントマジョリティの対義語は、ノイジーマイノリティと言います。ノイジーとは、やかましい・騒々しいという意味があります。ノイジーマイノリティとは、少数派だけれども声が大きい、主張が大きいという意味になります。ラウドマイノリティとも呼ばれます。
無言であるサイレントの対義語であるノイジーと、大多数という意味のマジョリティの対義語であるマイノリティの、二つがくっついた言葉になります。ラウドマイノリティのラウドも、同じく「声や音が大きい・やかましいさま」という意味になります。
マジョリティの意味を正しく知って使おう
マジョリティとは、大多数という意味がありました。大部分や過半数といった類語もたくさんあるので、シーンによって類語を使った言い換えをしていきましょう。対義語には、少数派という意味のマイノリティがありました。
サイレントマジョリティとは、意見を言わない大衆の事を意味します。意見を言わないせいで肯定ととられるのはよくありません。もし自分がマイノリティだったとしても、自分の意見を言うことは大切です。ノイジーマイノリティにならないことを意識して、自分の意見を言ってみましょう。
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