最終更新日: 2019/06/21 14:45 「懐が広い」や「深い」の意味は?心が大きいの類語や業が深いも
「懐が広い」とか「懐が深い」といった表現を聴くことがあるでしょう。でもその意味について考えたことがありますか?さらに「広い」と「深い」ではちょっとした違いがあるのです。また同じような意味の「心が大きい」といった類語、逆のニュアンスで捉えられやすい「業が深い」についても詳しく見ていきましょう。
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「懐が広い」の読み方は?
懐が広いの読み方は「ふところがひろい」
「懐が広い」の読み方は「ふところがひろい」です。実は「懐が広い」という言い方もすることがあれば、「懐が深い」という言い方をすることもあります。何となく「心の広い人」「優しく包み込むような温かい心の人」というイメージをする人が多いでしょう。
しかし、なぜ心の広い人や優しく包み込むような温かさを持つ人のことを「懐が広い」や「懐が深い」という表現をするのでしょうか?
一方では「懐が寒い」という表現もあり、こちらは金銭的に苦しい状態などを指す言葉です。同じ「懐(ふところ)」ですが、なぜこのように心の状態を表すこともあれば、お金のことを表すこともあるのでしょうか?「懐が広い」について深く掘り下げる前に、まずはこの「懐」について知る必要があります。
懐(ふところ)の意味
懐(ふところ)とは一般的に、着ている着物と胸との間のことを指しています。一番イメージしやすいのは坂本竜馬の肖像写真でしょう。懐に手を入れているポーズが有名ですよね。
さらに、人の包容力を指して懐という言葉を使うことがあります。その他にも心の中で考えていることや、何かに囲まれたところ、所持金や経済的なことを意味することがあります。
懐は昔からある言葉ですが、時代は着物から洋服へと移り変わっています。着物だったころは大切なものを懐に入れて持ち運びができたのですが、洋服になってからは懐にものを入れるという習慣とは無縁になりました。懐といってもすぐにピンと来ない人も少なくないでしょう。
懐(ふところ)という言葉が使われている表現
洋服が主流の現代の私たちが、着物姿で懐に大事なものを入れて持ち歩くということはめったにありません。しかし、懐という言葉だけはしっかり残っており、未だに使われています。懐という言葉が含まれた、よく耳にする言葉だけでも以下のものがあります。
- ・懐が寒い(経済的に苦しい)
- ・懐が暖かい(お財布がうるおっている)
- ・懐を肥やす(不当な利益を増やす・私腹を肥やす)
- ・懐を痛める(自分のお金を使う・自腹)
- ・懐が寂しい(持っているお金が少ない)
「懐」という言葉が使われている表現
「懐」はお金に関する表現が多い
これだけ見てみると、懐という言葉が使われている表現は主に「お金」に関するものが多いことがわかりますね。やはり懐にお金といった大切なものを入れるということが習慣だったためでしょう。現代でもお金が欲しい時・お金がない時に「懐」という言葉が出てきます。
しかし「懐が広い」「懐が深い」に関しては、人の性格や性質などを表す表現です。金銭的なことや経済的なことは関係ありません。お金に関するものでないのなら、一体どういった意味になるのでしょうか?
「懐が広い」の意味は?
「懐(ふところ)が広い」とは
まだ着物が主流だったころは、懐はお金といった大切なものなどを入れる部分であることはお伝えした通りです。その懐が広いということはお金はもちろん、いろいろなものがたくさん入れられるということです。つまり「懐が広い」は、さまざまな人や物事を受け入れるだけの心の広さを持っているという意味になります。
もっと詳しく説明すると、心が広いのでどのような人・物事でも受け入れることができるさま、細かい事をいちいち気にする・クヨクヨすることがなく前向きな気持ちでいる様子といったニュアンスがあります。
ほとんどの辞書に載っていない「懐が広い」
ところで「懐が広い」という意味を知りたくて辞書を調べている人もいるでしょう。しかし、おおよその辞書には「懐が広い」という言葉はありません。インターネットで調べても「懐が深い」が圧倒的に多くヒットします。この理由については、この後詳しくお伝えしましょう。
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