おすすめのサウンドフォント6選!フリー音源の使い方や作り方も

サウンドフォントを知っていますか?ピアノやギターといった様々な音源があるため、作曲を趣味や仕事にしている人にとって愛されている素材です。そんな便利なものの中から、今回はおすすめなフリー素材の使い方や、作り方を紹介します。

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サウンドフォントとは

サンプラー用の音源フォーマット

音楽

サウンドフォント(SoundFont)は、サンプラーに使われる音源フォーマットの一つです。拡張子は複数存在しており、SoundFont1は「*.sbk」で、SoundFont2は「*.sf2」です。現在は「*.sf2」が主流ということもあり、「SF2」と略式で表記されています。

組み込まれた文字が読み出されて画面上に現れる文字フォントと同じように、組み込まれた音色が鳴らされることからこの呼び名がつけられました。

主な使い方としては、ピアノやギターなどの音色を組み合わせて様々なサンプラー音源を製作し、作曲や編曲に使用するというものがありますが、使用者が既存のサウンドフォントが物足りないと感じた時は、使わない音色を変更したり、足りない音色を追加するといった改造が施されることもあります。

E-mu_Systemsが開発したフォーマット・登録商標だった

システム

このフォーマットを製作したのは、アメリカの音響機器メーカー「E-mu_Systems」で、登録商標も持っていましたが、現在はシンガポールのマルチメディア機器製造企業「クリエイティブテクノロジー」が管理しています。

製作・販売当時は、DTMを嗜む人たちが持つパソコンのスペックが足りないために活かせられず、サウンドフォント自体にも興味を持たれなかったため、売れ行きは良くありませんでした。興味を持ってサンプラーとして使う物好きは少数しかおらず、購入して使用する人の大半は、デジタルゲームを嗜む人ばかりでした。

当初はサウンドカードに収録されていたものとして世に出回っていましたが、デジタル周りの技術が発展していくうちにパソコンのスペックが増加するようになったため、現在ではソフトウェアとして販売されていたり、フリー素材としてダウンロードが可能になっています。

サウンドフォントの特徴について

機械

GM規格にとらわれずに音色を配置できるため、一番をギター音色に、25番をピアノ音色にするといった変更や、音色全てをサックスに変更するといった配列が可能です、


また、収録されている音色のボリューム・ピッチの調整だけでなく、ビブラートを加えるモジュレーションや、音の変化を表す曲線のエンベロープといったエフェクトを操作できます。

サウンドフォントの使い方

音楽

基本的な使い方としては、自前で作ったサンプリング音源や、有料サンプリング音源を読み込んだりして、制作したデータを専用ファイルとして書き出した後、MIDI音源を鳴らすためのソフトと連動させてMIDI制作ソフトで使用できるように設定します。

現在では多くのDTMユーザーがネット上でフリーのサウンドフォントを配布しているため、自分で作らずとも収集して使用する人が多数存在しています。

こちらの記事では、趣味がない人の特徴についてまとめられています。飽き性だったり、お金をかけたくないといった理由で趣味を作らないという人もいますが、作曲はフリー素材が豊富なこともあるため、あまりお金がかからない趣味になります。こちらの記事を読んで、作曲のような趣味の作り方を学んでみましょう。

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おすすめのサウンドフォント6選

おすすめのサウンドフォント①フリー音源の金字塔「SMG-V2.01」

音楽

おすすめのサウンドフォントその1は、フリー音源の金字塔「SMG-V2.01」です。フリーなのにピアノやギターといったよく使う楽器の音色がバランスよく入っているので、様々なジャンルの曲を制作したい時にオススメの素材です。

実際にこの素材を使用している作曲家も存在しているため、使い方になれる・どれを入れたらいいかわからないならSMG-V2.01を試すと良いとも言われています。

おすすめのサウンドフォント②懐かしのピコピコサウンド「famicom」


ゲーム

おすすめのサウンドフォントその2は、懐かしのピコピコサウンド「famicom」です。昔を思い出しそうなファミコンの音色が含まれているので、ファミコンゲームの耳コピや、ファミコン風のアレンジにうってつけのフリー素材です。

ダウンロードファイルの中に、スーパーマリオブラザーズやドラゴンクエスト2といったゲームBGMのMIDIが含まれているので、実際にどんな音になるのか聴き比べができます。

おすすめのサウンドフォント③トイピアノ風「ToysToysToys」

おもちゃ

おすすめのサウンドフォントその3は、トイピアノ風「ToysToysToys」です。子供がおもちゃとして気軽に楽しめる楽器「トイピアノ」のような音色が楽しめるフリー素材です。

解凍すると3つのファイルが登場しますが、どれも可愛らしい音で奏でることが可能です。ウキウキとしたファンシーな曲を作りたいときは、これを使用すると楽しくなります。

おすすめのサウンドフォント④高音質エレキギター「FluidR3GM」

ギター

おすすめのサウンドフォントその4は、高音質エレキギター「FluidR3GM」です。音色のバランスが取れているほか、リアリティ溢れる音が使用されているのでロックやパンクを作曲する時に心強い相棒になります。

おすすめのサウンドフォント⑤外れのないフリーピアノ音源

ピアノ

おすすめのサウンドフォントその5は、外れのないフリーピアノ音源です。「Steinway-B-211」と呼ばれるピアノ音源は、リリースの有無といったフィルタ別に分けられているので、状況に応じた使い分けができます。


Steinway-B-211の製作者「Keppy」が作った音源はどれも素晴らしいものなので、DTMを楽しんでいる人の中にはファンが存在しています。

おすすめのサウンドフォント⑥WindowsVistaから標準搭載

パソコン

おすすめのサウンドフォントその6は、WindowsVistaから標準搭載されている「Microsoft_GS_Wavetable_Synth」です。音色に統一感があって音同士の相性も良いので、ミキシングをしなくてもほとんどの音色がよく聞こえるという強みを持っています。

作曲のスケッチをする際に最適と言われているため、仮曲として仲間に提出する必要がある場合は、この音源を使えばなんとかなるとも言われています。

こちらの記事では、パソコンを使う仕事についてまとめられています。プログラマーやデザイナーといった仕事はパソコンが使えないとナジまりませんが、それはデジタルで作曲する時にも当てはまるものです。こちらの記事を読んで、パソコンの使い方がキーワードの仕事について学んでみましょう。

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サウンドフォントの作り方

サウンドフォントの作り方①必要なものを揃える

揃える

サウンドフォントの作り方その1は、必要なものを揃えることです。自作するには音源を鳴らすためのソフトや作るためのソフト、元の音源が必要になります。下記のリストを参考に、使いたいソフトや音源を集めましょう。

    サウンドフォントを作るのに必要なもの

  • MIDI音源を鳴らすためのソフト(VirtualMIDISynthなど)
  • MIDI制作ソフト(Dominoなど)
  • サウンドフォントを作るソフト(Vienaなど)
  • サンプリング音源
  • 音源定義ファイル制作ソフト(VirtualMIDISynthなど)
  • チューナー

サウンドフォントの作り方②実際に作る

制作

サウンドフォントの作り方その2は、実際に作ることです。その1で紹介したものを使用して、実際に作り上げていきます。作り方はややこしい部分もあるため、難しくてわからないという人もいますが、慣れてくると楽しくなります。

    サウンドフォントの作り方

  1. 1サウンドフォントを作るソフトを起動し、新規作成をします。
  2. 2サンプリング音源を読み込みます。
  3. 3読み込んだ音色の設定画面で「Looped」にチェックを入れて、「Loop S-E」の数値をいじって音色のループ設定をします。
  4. 4画面上部にある「Instrument」から音色を選びます。
  5. 5音の強弱・残響を設定します。
  6. 6鍵盤の設定をします。音程がある音色の場合はチューナーを使用して合わせます。
  7. 7最後に「Preset」を追加し、名前と楽器を選んだら、名前をつけて完成です。

こちらの記事では、イヤホンのエージングについてまとめられています。音響機器の音慣らしはデタラメと言われていますが、一部のマニアは本当だと唱えています。実際のところどうなのか、こちらの記事を読んで判断してみましょう。

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サウンドフォントの作り方③MIDI制作ソフトで鳴るか確認する

確認

サウンドフォントの作り方その3は、MIDI制作ソフトで鳴るか確認することです。MIDI音源を鳴らすためのソフトとMIDI制作ソフトをつかって、実際に設定した通りになるかを確認します。この過程で鳴らなかった場合は、設定を見直しましょう。

    MIDI制作ソフトで鳴るか確認する方法

  1. 1音源定義ファイル制作ソフトを起動し、「sfz」にチェックを入れたら、書き出し実行します。
  2. 2Dominoのファイルにある「Module」の中に1で作ったファイルを入れます。
  3. 3MIDI音源を鳴らすためのソフトを起動し、「+」ボタンを押します。
  4. 4MIDI制作ソフトを起動し、環境設定から「MIDI-OUT」を選択します。
  5. 5一覧の中に「MIDI音源を鳴らすためのソフト:作ったサウンドフォント」があることを確認します。
  6. 6使用音源を設定したら、音を配置して実際になるか確認します。
  7. 7配置通りに鳴れば完了です。

サウンドフォントを使ってみよう!

一見すると難しいことをしていると思われる行為ですが、慣れてしまえば既存のものを改造して自分好みの配置に並び直したり、使わない音色を外せたりと、使い方次第で便利なものに変わります。DTMを楽しみたい人は、一度サウンドフォントを使用してみましょう。

いきなり制作するのは無理という人は、ネット上で配布されているサウンドフォントを使用して、使い慣れてから自作してみると良いでしょう。また、配布されているサウンドファイルの中には著作権に気をつけないといけないものも存在しているため、使用したら表記をする必要もあります。使用の際は利用規約を読みましょう。


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