御礼申し上げますの意味は?誠にや心よりや重ねてを使ったメール例文も
ビジネスメールでよく使われる「御礼申し上げます」という言い回しは感謝を示すニュアンスで使われます。ここではその敬語表現や深く心より感謝しているような状況で使える言い回し、そして「誠にありがとうございます」と言った類語表現も含めて幅広く紹介していきます。
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目次
御礼申し上げますの意味は
御礼申し上げますの意味は感謝を示すビジネス用語
御礼申し上げますの意味は、感謝を示すビジネス用語です。感謝を示す言葉は「ありがとう」をはじめ数多くありますが「御礼申し上げます」という言葉はその中でも強い感謝の気持ちを表す言葉に分類されます。何故なら感謝の気持ちが本当になければ「御礼を申し上げる」という行為には至らないためです。
「ありがとう」という言葉は非常にカジュアルな言葉なので、ちょっとした行為に対しての御礼にも使うことができます。例えばエレベーターで「開ける」のボタンを押して待っていてもらった時に「ありがとうございます」と言えます。しかしここで「御礼申し上げます」と言ってしまうと非常に違和感があります。
御礼申し上げますはビジネスのシーンに限らずフォーマルな場で使われる表現
「御礼申し上げます」はビジネスのシーンに限らず、フォーマルな場で使われる表現です。「御礼申し上げます」の「申し上げます」は謙譲語であり、相手に対する敬意と感謝をしっかり伝えたいからこそこのような表現を選ぶに至ります。改めて相手に感謝の気持ちを伝えたい、フォーマルなシーンで使われる表現になります。
また、感謝の気持ちを示す敬語表現にあたるため、基本的には目上の人や取引先、会社企業に対して使う表現になります。友人や後輩、家族に使うと感謝の気持ちが伝わらないどころか人間関係に壁を作る結果になる可能性が高いので、あくまでもフォーマルなシーンに限定して使った方が良さそうです。
御礼申し上げますは「ありがとう」の敬語表現
「御礼申し上げます」は「ありがとう」の敬語表現です。「ありがとう」を丁寧に伝える表現には「ありがとうございます」「誠にありがとうございます」といった表現も挙げられますが、改めて感謝を言いたいという「御礼申し上げます」については「ありがとう」よりも感謝の意が強い敬語表現になります。
「誠にありがとうございます」も「御礼申し上げます」もどちらも敬語表現にはあたるのですが、「誠にありがとうございます」はどちらかというと会話で使った方がその感謝の強さが伝わる表現であり、ビジネスメール等では「御礼申し上げます」を積極的に使っていきたいものです。
御礼申し上げますを使うときのポイント
御礼申し上げますを使うときのポイント①メールでは何回も使わない
「御礼申し上げます」を使うときのポイントの1つ目として、メールでは何回も使わないことが挙げられます。これは「御礼申し上げます」に限らず、敬語表現は同じ表現をメール上で何度も使うことで表現にスマートさを欠き、こちらの意図が伝わらない文章になってしまうリスクがあります。
そのため「御礼申し上げます」などの敬語表現は連続した文章の中では何度も使わないように心がけて、もしも何回も同じ表現を使いたい状況においては、類語や言い換えの表現とうまく使い分けながら文章を組み立てると良いでしょう。そのために語彙を増やしていく努力は常日頃から必要になります。
下記の関連記事は「御礼申し上げます」同様にビジネスのシーンでよく使われる「よろしいでしょうか」という表現について紹介されています。こういった記事も参考にしつつ日ごろから語彙を増やす努力をすることでビジネスパーソンとしての自力が上がっていくことでしょう。
御礼申し上げますを使うときのポイント②「誠に」等の形容詞を活用する
「御礼申し上げます」を使うときのポイントの2つ目として、「誠に」等の形容詞を活用することが挙げられます。「御礼申し上げます」そのものだけでも強い感謝の気持ちを表すことができるのですが「誠に」「心より」「深く」といった表現をさらに付けることで、より強い感謝の意を相手に示すことができます。
ただし「誠に」「心より」「深く」といった形容詞を使う場合には「御礼申し上げます」という強い感謝の意を示す表現をさらに強める必要があるのかを判断する必要があります。あまりにも強い表現は相手にわざとらしさを感じさせる結果にもなりかねないので、本当にそこまで強い感謝を示すべき状況なのかを考えましょう。
御礼申し上げますを使うときのポイント③「ありがとう」との使い分け
御礼申し上げますを使うときのポイントの3つ目として、「ありがとう」との使い分けが挙げられます。感謝を伝えるシチュエーションにおいて、「ありがとう」と伝えた方がいい場合と「感謝申し上げます」と伝えた方がいい場合の両方が考えられます。
まず会話のシーンでは「ありがとう」もしくはその敬語表現「誠にありがとうございます」などを使った方がいいでしょう。会話で「感謝申し上げます」を使う時は演説の場等に限られるかと思われます。また、ビジネスメールにおいても「ありがとう」を先に使ってから「感謝申し上げます」を使った方が良いでしょう。
「感謝申し上げます」は様々なシーンで、様々な活用ができますがビジネスメールや感謝状において「ありがとう」という言葉を出した後に、さらに強い感謝の意を示す表現として重ねて使うとより効果的です。この点を認識して使うと、今後ビジネスシーンでの良好なコミュニケーションの一助となることでしょう。
御礼申し上げますの使い方・例文も
御礼申し上げますの使い方・例文①厚く御礼申し上げます
御礼申し上げますの使い方・例文の1つ目として「厚く御礼申し上げます」という表現を紹介します。この表現については最上級の感謝の気持ちを示す、ビジネスメールにおける表現の一つに数えられます。「ありがとうございます」という言葉ではまったく物足りないと感じるシーンで選択したい表現だと言えます。
この表現を使う場合には「何に対してどのように感謝しているのか」をしっかり文章に載せた方が良いでしょう。何故なら唐突にこの表現が出てくるとわざとらしさを感じるからです。「厚く御礼申し上げる」根拠がはっきりしていればそのメールを受け取った相手も納得し、心底喜ぶことでしょう。
この度は弊社のスタッフにご指導ご鞭撻をいただきまして厚く御礼申し上げます。本来であれば弊社にてしっかり指導をしなければならない状況でありながら、ご指導にお時間を割いていただく形となり、感謝とともに申し訳なさで一杯でございます。
御礼申し上げますの使い方・例文②重ねて御礼申し上げます
御礼申し上げますの使い方・例文の2つ目として「重ねて御礼申し上げます」という表現を紹介します。この表現は御礼を言わなければならないことがいくつかあって、その御礼をこの場でまとめて伝える場合に使う表現になります。何回も御礼メールを送るよりもスマートな表現になり、おすすめの言い回しだと言えます。
「重ねて御礼申し上げます」は「重ねてありがとうございます」とは言いませんが「重ねて感謝いたします」「重ねて感謝申し上げます」という言い方もしますので、派生表現も覚えておくと、相手に伝わりやすい文章を組み立てる一助になることでしょう。
いつも弊社をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。また、本日はご多忙の中弊社イベントにご参加いただきまして重ねて御礼申し上げます。
御礼申し上げますの使い方・例文③心より御礼申し上げます
御礼申し上げますの使い方・例文の3つ目として「心より御礼申し上げます」という表現を紹介します。「心より御礼申し上げます」という表現は「厚く御礼申し上げます」という表現と比較されることの多い表現です。この表現については個人としての感謝の気持ちが強い際に選びたい表現です。
「厚く御礼申し上げます」は「会社として」「組織の代表として」感謝の気持ちを伝える際に使うことができますが、敢えて個人としての感謝の気持ちを強く出したい場合には「心より御礼申し上げます」を使うと良いでしょう。
本プロジェクトにつきましては〇〇様のご尽力があったからこそ成功させることができました。日頃からの〇〇様のご尽力につきまして心より御礼申し上げます。
御礼申し上げますの使い方・例文④深く御礼申し上げます
御礼申し上げますの使い方・例文の4つ目として「深く御礼申し上げます」という表現を紹介します。この表現は「深くお辞儀をしたいくらい御礼の気持ちが強い」ことを連想させる表現です。そのため、会話や電話等のシーンで直接言葉で相手に強い感謝を伝えたい時に使用する表現になります。
あなたが通りかからなかったら私の命はなかったかもしれません。見ず知らずの私を助けていただき、深く御礼申し上げます。
御礼申し上げます以外の感謝を伝える敬語
御礼申し上げます以外の感謝を伝える敬語①誠にありがとうございます
御礼申し上げます以外の感謝を伝える敬語の1つ目として「誠にありがとうございます」が挙げられます。この表現は店舗においては「本日もご来店いただきまして、誠にありがとうございます」という言い方で使われることが多い表現です。
ビジネスメールで使うこともでき、「誠にありがとうございます」「本当にありがとうございます」という形で、「ありがとう」という表現を使って強い感謝の気持ちを表したい時に、会話・メール問わず使われる表現になります。
御礼申し上げます以外の感謝を伝える敬語②深く感謝しております
御礼申し上げます以外の感謝を伝える敬語の2つ目として「深く感謝しております」が挙げられます。「深く感謝しております」等、感謝の気持ちを伝える表現はたくさんのバリエーションを持っておくと表現力が上がります。比較的使われることのない表現なので心を込めた表現を相手にメールで送りたい時に選ぶといいでしょう。
御礼申し上げます以外の感謝を伝える敬語③心より感謝しております
御礼申し上げます以外の感謝を伝える敬語の3つ目として「心より感謝しております」が挙げられます。この表現はもちろんビジネスメールで使うこともできるのですが、スピーチの場で積極的に使いたい表現です。
会話のシーンでは「ありがとう」の方が好まれるのですがスピーチ等大勢の前で話をする際にはフォーマルな要素が強い表現の方が丁寧さがにじみ出ますので「心より感謝しております」といった表現が力を発揮することでしょう。もちろん個人対個人のシーンでは心を込めて「ありがとう」と言った方が心からの感謝が伝わります。
御礼申し上げますという表現をビジネスでしっかり活用しよう!
御礼申し上げますという表現はビジネスにおいて活用することで、良好なコミュニケーションの土台になることでしょう。ここで紹介したことをしっかり意識して常に相手に対してしっかり感謝の意を示していくことで、相手からの信頼も厚くなっていくことでしょう。そうなればビジネスを有利に進めることもできます。
「相手に感謝する」という行為はビジネスに限らず、社会で生きていく上で非常に大切なことです。常日頃からそれをより強く意識することで、気付かないうちに人間関係が良い方向へと変化していくことでしょう。ここで紹介した「御礼申し上げます」という言葉で、あなたの人間関係がより良いものになればうれしいです!
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